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車のスイッチのパネル・取り付け方法・配線方法

更新日:2024年11月04日

いざ車に乗り込んでみると、ありとあらゆる所に色々なスイッチが付いています。運転席のハンドルやスピードメーター廻り、センタークラスター付近、各ドアにまでスイッチが付いています。そんなスイッチを分かりやすく解説し、追加スイッチの取り付け方もご紹介しましょう。

車のスイッチのパネル・取り付け方法・配線方法

車のスイッチの種類

皆さんは普段、自家用車を使用する際に何回、車のスイッチに触りますか。運転をする際に、色々なスイッチを操作する事でしょう。車に乗り込む時に始まり、着座しエンジンを始動し、目的地まで到着するまでの間に、ウインカーを操作したりエアコンを操作したり、夜ならヘッドライトも点灯させるでしょう。

つまり、常に何かしらのスイッチを操作しながら運転している事になります。最近の車は特にスイッチが多くなっています。それらのスイッチの役目を紹介していきましょう。

マーク別のスイッチの紹介

車に装備されているスイッチ類には、分かりやすいようにマークが付いていたり、どのスイッチかがわかるように文字が書いてあるものがほとんどです。主なスイッチをピックアップして紹介します。

ヘッドライトスイッチ

車を運転される方には馴染みの深いスイッチの一つである、ヘッドライトスイッチです。分かりやすいマークも付いています。

国産車は、レバー状のヘッドライトスイッチの先端にひねる部分があり、決められた位置まで回すことにより、スモールランプやヘッドライトを点灯させます。欧州車などは、ダイヤル式のヘッドライトスイッチが多く採用されています。

グレードや装備により、フォグランプスイッチが一緒に装備されている場合があります。また、オートライト装備車はオートの位置にスイッチを操作することにより、車外の明るさをセンサーが感知して自動でライトを点灯させます。特に、トンネルが続く道路を走行する時には便利な機能です。

ウインカースイッチ

ウインカースイッチも、馴染みのあるスイッチの一つです。国産車はヘッドライトスイッチとウインカースイッチが一緒になっている構造のものが多数を占めます。スイッチレバーを右に倒せば右ウインカーが点滅し、左に倒せば左ウインカーが点滅します。

ハザードスイッチ

車を使用している時、使用頻度の多いスイッチの一つがハザードスイッチです。運転席と助手席の真ん中あたりに装備されている車両が多いです。

ハザードスイッチの使用のタイミングは、車が故障した時など緊急に停止しなければならなくなった状態の時や、駐車場で駐車スペースへ車を入れる時、サンキューハザードと呼ばれる、道路の合流などで進路を譲ってもらった時、渋滞が発生した時に後続車へ渋滞を知らせる場合などで使用します。

エンジンスイッチ

最近の車に多くなってきた、プッシュスタート式のエンジンスイッチです。リモコン式のキーを認識すれば、ブレーキペダルを踏みながらエンジンスイッチを押すことによってエンジンが始動します。逆に、リモコンキーを認識しない状態の時には、いくらエンジンスイッチを押してもエンジンは始動しません。

最近の車には、イモビライザーが装備されており、キーに内蔵されているイモビライザーキーと車に登録してある情報が合致しなければエンジンは始動しない構造になっています。これは、盗難防止を目的とした装置となっています。リモコンキーの紛失には十分注意しましょう。

アイドリングストップシステムスイッチ

最近の車に多いエコカーにはアイドリングストップシステムが採用されています。交差点などで一旦停止した時に、作動条件が揃えばエンジンが自動で停止し、ブレーキペダルを離すと自動でエンジンが始動します。

そのアイドリングストップシステムを、任意に作動しない状態にできるスイッチがあります。アルファベットの大文字のAが丸に囲まれているマークや、アイドリングストップシステムがOFFできる旨の表記がアルファベットで書かれているスイッチがそれです。

そのスイッチを押してシステムがOFFになると、スピードメーター内のインジゲーターランプが点灯する仕組みになっています。

車のワイパーのスイッチ

車に乗っていて、雨が降ってくれば必ずワイパースイッチを作動させるでしょう。ワイパースイッチには、ワイパー作動時のスピード調整やウインドウォッシャーを噴霧させる機構や、リヤワイパー装着車はリヤワイパー作動用のスイッチが一緒になっている事が多いです。

ワイパーのスピードは、INT(間欠作動)、LO(通常の連続作動)、HI(高速連続作動)の3種類で、INTは作動スピードを調節できるボリュームが装備されているものもあります。

車のエアコンのスイッチの使い方

今の車には、ほとんどの車両にエアコンが装備されています。20年以上前の車のエアコンはオプション装備がほとんどでしたが、現在の車にはオートエアコンが当たり前の時代になってきました。

オートエアコン装備車の場合は、AUTOボタンを押せばエアコンが作動します。設定したい温度に調節しておけば、車外に設置してある外気温センサーと車室内にある内気温センサーで温度を感知して、エアコン用制御コンピューターに情報が送られて、冷房が必要なのか暖房が必要なのかを判断します。

また、任意にエアコンを作動することも可能ですので、温度や吹出し口を好きなところへセットしエアコンを使用できます。

フロントガラスが曇ったら?

フロントガラスが曇ってきた時には、デフロスターを作動させます。ボタンやダイヤルで吹出し口を操作し、フロントガラスの曇りを取ります。ACボタンを操作し、エアコンコンプレッサーを作動させると、素早く曇りを取り除くことができます。

車のドアの開閉のスイッチの使い方

車のドアを開閉する時に使用するリモコンキーですが、一昔前の車にはオプションパーツでした。最近の車には、標準装備が多くなってきているリモコンキーですが、使用方法は至って簡単で、アンロックボタンを押せばドアの開錠ができ、ロックボタンを押せばドアの施錠ができます。

車種によっては、トランクオープンスイッチやスライドドアオープンスイッチが併設してあるリモコンキーもあります。

このリモコンキーですが、複数個登録が可能です。車両に登録すれば、それぞれのリモコンキーで開錠や施錠が可能ですが、イモビライザー搭載車はイモビライザーキーの登録もしておかなければ、エンジンの始動ができません。一般的に、イモビライザーの登録はカーディーラーでの作業となります。

車のスイッチの取り付け方法

車にアフターパーツの電装品などを取付する時に、電装品のON・OFFを制御するスイッチを取り付ける事があります。

取付方法としては、市販品のスイッチを使用して電装品のアース回路にスイッチを接続し、スイッチをONすることによって、アース回路が成立し電装品が作動するように接続するのが一般的です。スイッチは操作しやすい場所を選び、スイッチパネルを使用したり、穴あけ加工したりして固定します。

車のスイッチの配線の方法

車に後付けでスイッチを増設する場合の配線方法ですが、スイッチを入れて回路を作る電装品の種類によって方法が多少違います。数パターンを例に挙げて紹介していきます。

フォグランプスイッチ

アフターパーツのフォグランプを取り付ける場合の配線例です。まずはリレーを使用し、スモールランプONで通電する線を探し、エレクトロタップなどでリレーコイルのプラス側へ接続します。リレーコイルのマイナス側は、配線を延長して車内へ引き込み、スイッチの片方へ接続し、スイッチのもう片方は車体へアースします。

リレーの電源側はバッテリーのプラスからヒューズを介して配線を出し接続し、リレーの出力側をフォグランプのプラス側へ接続し、フォグランプのマイナス側は車体へアースします。これでリレーとスイッチを使用したフォグランプの回路は完成です。

室内イルミネーションランプ

室内にイルミネーションランプを増設する場合の配線例です。バッテリー上がりを防止するために、電源はアクセサリー回路から取るようにします。取り出したアクセサリー電源を、ヒューズを介してイルミネーションランプのプラス側へ接続し、マイナス側からの配線をスイッチの片方へ接続し、もう片方を車体へアースします。これで回路は完成です。

車のスイッチのパネル

車にスイッチを増設する際に、きれいに取付できるパネルを紹介します。

スイッチパネル1穴1232

このスイッチパネルは取付場所さえあれば、どの車にも取付可能なパネルです。パネルを好きな場所へビスで固定し、丸穴にトグルスイッチを取り付けます。

スイッチパネル1穴1648

このパネルも取付場所さえあれば、どの車にも取付可能なパネルです。このパネルにはカバーが取付できるので、スマートにスイッチパネルを取付できます。

車のスイッチが分かればドライブはもっと楽しくなる!

今回は、車のスイッチについて役目や使用方法、後付けのスイッチの取付方法などについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

スイッチの意味が分かれば、ここぞという場面でスイッチをスマートに操作でき、運転に役立つでしょう。自分好みのスイッチを後付けすることも、ドライブを楽しくするアイテムの一つです。

ストレスを感じながら車の運転するより、楽しみながら車の運転ができれば、もっとドライブは楽しくなります。自分の車に付いているスイッチの役目を理解し、ドライブを楽しみましょう。

初回公開日:2018年03月24日

記載されている内容は2018年03月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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