車の鍵が回らない原因5つと対処法・抜けない場合・エンジン
更新日:2024年08月19日
車の鍵が回らない原因5つ
いつもどおりに車で出かけようとして、鍵を回しても回らないことがあります。自力で直せる場合も多いので、慌てずに原因を確認しましょう。
車の鍵が回らないときやエンジンがかからないときの原因としては、ハンドルロックがかかっていることやブレーキを踏んでいないこと、キーレスのリモコンキーの電池切れなどの原因が考えられます。
車の鍵が回らない原因についてくわしくご紹介します。
原因1:ドアの鍵が回らない
車の鍵が回らない原因として、車に乗る前の段階で、ドアの鍵が回らないことが考えられます。
ドアの鍵が回らない理由としては、鍵が擦り減ってうまく回らなくなってることや鍵穴の破損があげられます。
車の鍵が原因であれば、鍵を新しく作成すれば解決しますが、鍵穴が原因となっている場合は自力で直すことはできません。
原因2:ハンドルロックがかかっている
エンジンをかけようとして、車の鍵が回らない場合はハンドルロックがかかっている可能性が高いです。
ハンドルロックとは、盗難防止のため、エンジンを切った状態でハンドルを回すと、ハンドルが回らないようにロックがかかる機能のことです。
初めて遭遇すると焦りますが、車の鍵が回らないときのよくある原因の一つですので、ハンドルロックの解除を試してみましょう。
原因3:ブレーキを踏んでいない
ほとんどのオートマ車は、急発進防止のために、フットブレーキを踏まないと車の鍵が回らない仕組みになっています。
車を運転する基本ですが、車の鍵が回らない場合には、しっかりとブレーキを踏んでいるか確認してみましょう。
またマニュアル車は、クラッチを踏まないと車の鍵が回らないようになっている車種もあるので注意しましょう。
原因4:シフトレバーをPの位置にしていない
車を止めるときには、シフトレバーをP(パーキング)の位置にしていないと、エンジンがかからないようになっています。
シフトレバーについても運転の基本ですが、車の鍵が回らないと感じた時には確認してみましょう。
またマニュアル車の場合は、ギアをN(ニュートラル)に入れていないと、同様の現象が起こることがあるので注意しましょう。
原因5:キーレスのリモコンキーの電池切れ
キーレスとは、リモコンで車のドアの鍵が開閉できるシステムのことです。
リモコンキーの電池切れが原因で、ドアのロックが開かなかったり、エンジンがかけられなかったりすることがあります。
リモコンキーの電池切れでドアの鍵が開かないときは、リモコンキーに格納されているサブの鍵を使えばドアの鍵を開けることが可能です。
車の鍵が回らない時の対処法
車の鍵が回らない時にはどのように対処すれば良いのでしょうか。原因によって、車のカギが回らない時の対処法は異なります。原因がわからない場合、対処法を1つ1つ試してみると良いでしょう。
車の鍵が回らない時の対処法としては、ハンドルロックを解除することや、鍵や鍵穴、シフトレバーなどをチェックして対処すること、しっかりとブレーキを踏むことなどがあげられます。
対処法1:ハンドルロックを解除する
車の鍵が回らない時に、鍵だけではなくハンドルも動かないときは、ハンドルロックがかかっている可能性が高いです。
ハンドルロックは、ハンドルが右か左にきられた状態で動かなくなっていますので、ハンドルがどちらにきられているのかを確認しましょう。
ハンドルが右にきられた状態でロックがかかっていれば、鍵を差してハンドルをさらに右に回しながら、同時に鍵を回すとロックが解除され、ハンドルと鍵が回るようになります。
対処法2:車種によっては鍵を抜くボタンがある
一部の車種に、ボタンを押しながら鍵を抜くようになっている車があります。鍵の近くに、鍵を抜くボタンがないか、確認してみましょう。
車の鍵を抜くボタンがあれば、鍵を抜くボタンを押しながら鍵を回したり、いったん車の鍵を抜いてからもう一度車の鍵を差し直してみましょう。
対処法3:車の鍵や鍵穴を確認する
車の鍵が回らない時は、鍵や鍵穴を確認してみましょう。硬い丈夫な金属に見える鍵ですが、使い続けると磨り減ることがあります。
スペアの鍵でドアがスムーズに開いたら、鍵が原因の可能性が高いので、鍵の専門店やディーラーなどで、新しい鍵を作製しましょう。
また、鍵穴のシリンダーの磨り減りや破損が原因で鍵が回らない場合は、ディーラーなどで修理や交換をしてもらう必要があります。
対処法4:しっかりとブレーキを踏む
最近の車には、急発進による事故を防ぐためにフットブレーキを踏みながら車の鍵を回す車が増えてきています。
普段は古い車に乗っていて、新しい車に乗るといった場合には、しっかりとブレーキを踏んでから車の鍵を回すようにしましょう。
対処法5:マニュアル車はクラッチも確認
マニュアル車であれば、「クラッチスタートシステム」を搭載した車種があります。
「クラッチスタートシステム」を搭載している車であれば、クラッチペダルを踏みながらでないと鍵が回らないような仕組みになっています。
マニュアル車に乗り慣れている人であれば当たり前のことですが、普段はオートマに乗っていて、マニュアル車に慣れていない人であれば起こしやすいミスです。
対処法6:シフトレバーをPの位置にする
鍵は回るけど、エンジンがかからないときは、ブレーキを踏んで鍵を回した状態のまま、シフトレバーをPの位置にしてください。
シフトレバーをPの位置にした後、鍵をもとに戻して電気を落とします。シフトレバーの位置以外に問題がない場合であれば、再度エンジンをかけると正常に動きます。
対処法7:マニュアル車はギアをNに
鍵が回らない原因として、ギアのモードが原因である場合があります。
オートマ車はPにギアを入れる必要がありますが、マニュアル車であればNにギアを入れてから鍵を回さなければ鍵が回りません。
どちらの車種であっても、正しい位置にギアを入れていれば鍵は回るので、焦らずにギアを確認してみましょう。
対処法8:リモコンキーの電池切れ時はサブキーを
リモコンキーの電池が切れると、ドアのロックを開閉できないだけでなく、エンジンもかからなくなることがあります。これは、リモコンキーが発信している微弱な電波を照合して、車を起動させる機能があるためです。
リモコンキーの電池が切れた時は、サブキーをエンジンのキーシリンダーに差して、サブキーを押し込みながら回しましょう。
回らないときは、電池切れのリモコンキーを、サブキーに近づけた状態で、回してみましょう。
車の鍵が回らない人におすすめのサービス
外出先で急に車のトラブルに見舞われてしまった場合は、パニックになってしまうことも多いです。
安全に車を運転するためにも、定期的に車検を受けておくことをおすすめします。
楽天車検であれば、最短30分から10分単位で予約できる車検で料金は使った分だけですので、気軽でリーズナブルに車検を受けることができます。
バッテリー上がり
車のエンジンがかからない原因として一番多いのは、バッテリー上がりです。
バッテリーが上がったときは、エンジンをかけようとすると、鍵は回るけど反応がない、電気は付くけどエンジンが動く音がしないという状態になることがほとんどです。
バッテリーが切れかかっているときは、弱々しいエンジン音がしたり、途中で止まったり、ライトやランプの光がいつもより暗くなったりします。
鍵が回る時
バッテリーが上がった状態で鍵が回る場合であっても、キュルキュルと音が鳴るだけでエンジンはかかりません。
バッテリーが上がった状態で鍵が回る場合であれば、バッテリー上がりを直すしか方法はありません。
バッテリー自体の劣化が原因であれば、バッテリーを充電しても、翌日にはまたエンジンがかからなくなり、結局バッテリー交換が必要だったというケースもあります。
鍵が回らない時
エンジンをかけようとしてもかからず、鍵も回らないときは、他の原因に加えて、バッテリーも上がっている可能性があります。
ハンドルロックがかかった状態で、バッテリーも上がっているときなどは、鍵が回らないだけでなく、エンジンも電気系統も反応がありません。
バッテリーがあがっていて鍵が回らない時の対処方法は、まずバッテリー上がりを解消してから、ハンドルロックを解除するという順番で直します。
バッテリー上がりの対処法
バッテリーは、車のボンネットを開けると見えますが、充電状態は、電圧計などで測らないとわかりません。素人がむやみに触るのは、発火や感電の恐れがあり、大変危険です。
バッテリー上がりの対処方法としては、他の車に繋いで充電させてもらうことや専用のキットを使ってエンジンをかけるという方法があります。
また、安全で確実なのはロードサービスを呼ぶ方法ですので、事前に加入しておくと安心です。
車の鍵が回らずエンジンがかからない時
鍵が回らないために、エンジンがかけられないときは、鍵が回らない原因を確認してみましょう。対処方法を試してみても鍵が回らないなら、バッテリー上がりを疑ってみます。
車のエンジンをかけようとして鍵が回らないのは、ハンドルロックの可能性が高く、エンジンがかからないのは、シフトレバーの位置かバッテリー上がりが疑われます。
鍵が回らずエンジンがかからない時の対処法についてくわしくご紹介します。
対処法
鍵が回らずエンジンがかからない時の対処法としては、シフトレバーをPにして、フットブレーキを踏みながら、ハンドルロックの解除を試してみます。
シフトレバーが動かなかったり、ハンドルロックの解除方法で直らなかったりするときは、バッテリーも上がっている可能性があります。
バッテリー上がりの対処方法としては、ロードサービスを呼ぶのがおすすめです。
まずはセルフチェックをしてみよう
急に車の鍵が回らなくなると、パニックになりそうですが、落ち着いてまずは直せるかどうか、セルフチェックをしてみてください。
今回ご紹介した対処方法を行ってみても、車の鍵が回らなかったり、エンジンがかからないときは、無闇に触らずにロードサービスなどに相談しましょう。
急いでいるときにトラブルがあると焦ってしまいますが、専門家に任せたほうが、結局早くて安全に解決できることが多いです。
車のトラブルの対処法を知ろう
外出先で車のトラブルに見舞われる可能性は少なくありません。
実際に起きたトラブルが専門家に任せるべきなのか、自分で対処できる問題なのかを判断するためにも車のトラブルの対処法を知っておきましょう。
大手のロードサービスでは、24時間対応で、電話をしてから、だいたい1時間前後で担当者が到着し、原因と今後の適切な対処方法まで教えてくれます。
初回公開日:2017年12月31日
記載されている内容は2017年12月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。