【メーカー別】車の鍵の電池の交換の方法|オートバックス
更新日:2024年08月21日
【メーカー別】車の鍵の電池交換の方法とは?
多くのメーカーで普及している車のキーレスエントリーシステムは、ほとんどがボタン電池の力で動いています。電池切れを起こしてしまうと、スイッチを押しても車の鍵が掛けられないなどの困った現象が起きてしまいます。1~2年に一度ほど、定期的に電池交換を行う必要があります。
そこで、車の鍵の電池交換方法をメーカー別に紹介していきます。
トヨタ車の鍵の電池交換方法とは?
トヨタでは、電池式の車の鍵のことを「スマートキー」と呼び、機能のことは「スマートエントリー&スタートシステム」と呼んでいます。(ピクシスやパッソなどのOEM車を除く。)トヨタ車のスマートキーの電池交換は、「スマートエントリー&スタートシステム」が搭載されているかされていないかで手順が変わります。
「スマートエントリー&スタートシステム」が搭載されている車の場合
「スマートエントリー&スタートシステム」搭載車の場合は、この4つの手順で電池交換を行います。
1.メカニカルキー(穴に挿して開ける鍵)を抜く。メカニカルキーはスマートキーに付いている取外しボタンを押しながら引っ張ることでスマートキーから引き抜くことができます。
2.布を巻いたマイナスドライバーを溝にはめ込み、スマートキーの蓋を外す。
3.消耗した電池を外し、新しい電池を+が上になるようにして入れる。
4.鍵の蓋を閉める。
「スマートエントリー&スタートシステム」が搭載されていない車の場合
1.車の鍵の蓋を開ける。(方法は車種によって異なります。)
2.電池カバーを取り外す。
3.消耗した電池を外し、新しい電池を+が上になるようにして入れる。
4.電池カバーを取り付ける。
5.確実に閉じるようにぴったりと蓋を閉める。
「スマートエントリー&スタートシステム」非搭載車の場合は、この5つの手順で電池交換を行います。蓋の開け方は、布を巻いたマイナスドライバーを溝にはめ込む方法や、ドライバーでネジを外す方法など車種によって異なりますので、車の取り扱い説明書を確認してみましょう。
スズキ車の鍵の電池交換方法とは?
スズキでは、電池式の車の鍵のことを「携帯リモコン」と呼び、機能のことは「キーレススタートシステム」と呼んでいます。スズキの携帯リモコンの電池の交換方法の手順は、以下の4つです。
1.メカニカルキー(穴に挿して開ける鍵)を抜く。メカニカルキーは携帯リモコンに付いているロックを引きながら引っ張ることで引き抜くことができます。
2.布を巻いたマイナスドライバーを隙間に差し込み、テコの原理を使って少しずつか、もしくはひねるようにして上下に分解させる。
3.消耗した電池を外し、新しい電池を入れる。
4.蓋とケースを重ねて、確実に閉じるようにぴったりと蓋を閉める。
なお旧型の車種などでは蓋の開け方が新しい車種の携帯リモコンと異なる場合があります。(ドライバーでねじを外すなど。)取り扱い説明書を確認してみましょう。
日産車の鍵の電池交換方法とは?
日産では、電池式の鍵のことを「インテリジェントキー」と呼び、機能のことは「インテリジェントキーシステム」と呼んでいます。日産のインテリジェントキーの電池の交換方法の手順は、以下の4つです。
1.メカニカルキー(穴に挿して開ける鍵)を抜く。メカニカルキーはインテリジェントキー裏側のロックを引きながら引っ張ることで引き抜くことができます。
2.布を巻いたマイナスドライバーをスリットに差し込み、ひねるようにして上下に分解させる。
3.消耗した電池を外し、新しい電池を+が上になるようにして入れる。
4.蓋とケースの先端部分を合わせて、確実に閉じるようにぴったりと蓋を閉める。
なお旧型の車種などでは蓋の開け方が新しい車種のインテリジェントキーと異なる場合があります。(ドライバーでねじを外すなど。)取り扱い説明書を確認してみましょう。
ホンダ車の鍵の電池交換方法とは?
ホンダでは、電池式の車の鍵のことを「Hondaスマートキー」と呼び、機能のことは「Hondaスマートキーシステム」と呼んでいます。また、他にも「スマートカードキーシステム」と呼ばれる電池式のカードキーシステムも存在しています。
「Hondaスマートキー」も「スマートカードキーシステム」も、どちらも電池式の鍵ですので電池がなくなった場合は交換が必要となります。
「Hondaスマートキー」の電池の交換方法
1.内蔵キー(穴に挿して開ける鍵)を抜く。内蔵キーはHondaスマートキーに付いているロックを引きながら引っ張ることで引き抜くことができます。
2.布を巻いたコインなどを隙間に差し込み、テコの原理を使って少しずつか、もしくはひねるようにして上下に分解させる。
3.消耗した電池を外し、新しい電池を入れる。
4.蓋とケースを重ねて、確実に閉じるようにぴったりと蓋を閉める。
なお旧型の車種などでは蓋の開け方が新しい車種のHondaスマートキーと異なる場合があります。(ドライバーでねじを外すなど。)取り扱い説明書を確認してみましょう。
「スマートカードキーシステム」の電池の交換方法
1.カードキーの両サイドにあるロック部分を抑えながらスライドさせる。
2.出てきた2つの電池を新しいものに交換する。
3.再びスライドさせて、元に戻す。
スバル車の鍵の電池交換方法とは?
スバルでは、電池式の鍵のことを「アクセスキー」と呼び、機能のことは「キーレスアクセス&プッシュスタート」と呼んでいます。スバルのアクセスキーの電池の交換方法の手順は、以下の4つです。
1.メカニカルキー(穴に挿して開ける鍵)を抜く。メカニカルキーはアクセスキーについているロックボタンを押しながら引っ張ることで引き抜くことができます。
2.絶縁テープなどを巻いたマイナスドライバーを溝部に差し込み、カバーを外す。
3.消耗した電池と基盤の間に絶縁テープを巻いたマイナスドライバーを挿しこんで外し、新しい電池を+が上になるようにして入れる。
4.蓋とケースの凹凸部分を合わせて、確実に閉じるようにぴったりと蓋を閉める。
なお旧型の車種などでは蓋の開け方が新しい車種のアクセスキーと異なる場合があります。(ドライバーでねじを外すなど。)取り扱い説明書を確認してみましょう。
マツダ車の鍵の電池交換方法とは?
マツダでは、電池式の鍵のことを「アドバンストキー」と呼び、機能のことは「アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム」と呼んでいます。マツダのアドバンストキーの電池の交換方法の手順は、以下の4つです。
1.補助キー(穴に挿して開ける鍵)を抜く。補助キーはアドバンストキーについているノブを引きながら引っ張ることで引き抜くことができます。
2.保護テープなどを巻いたマイナスドライバーを溝部に差し込み、スライドさせるようにしてカバーを外す。
3.キャップを外して消耗した電池を取り出し、新しい電池を+が上になるようにして入れる。
4.キャップを元に戻し、カバーを確実に閉じるようにぴったりと閉める。
なお旧型の車種などでは蓋の開け方が新しい車種のアドバンストキーと異なる場合があります。(ドライバーでねじを外すなど。)取り扱い説明書を確認してみましょう。
車の鍵の電池交換はオートバックスでできる?
車の鍵の電池交換は自分で行うこともできますが、もし必要であればほとんどのオートバックスの店舗で電池交換をしてもらう事ができます。(一部の店舗では行っていない可能性もあります。)
料金は店舗によって異なりますが、電池代と工賃を含めて約300円~500円ほどがほとんどとなっています。店舗に行く前に電話などで問い合わせておくと確実でしょう。
車の鍵の電池交換はディーラーでできる?
ほとんどのメーカーのディーラーでも、車の鍵の電池交換をしてもらうことができます。ディーラーでは鍵の交換のノウハウがしっかりしているので、どこかで頼むのであれば一番確実な手段であると言えるでしょう。
料金は、電池の代金が300円~500円、店舗によってはこれに工賃が加算されて1000円ほどになるディーラーが多いでしょう。詳しくは、行きたいディーラーの店舗に事前に電話などで問い合わせておくと確実です。
車の鍵のボタン電池はどこで買える?
ボタン電池は、家電量販店、ホームセンター、100円均一などで購入することができます。
そのほかにも、オートバックスなどのカー用品店やディーラーでも購入することができる店舗もあります。また、Amazonなどのネット通販でも購入することができます。
ボタン電池を購入する時には、必ず車の取り扱い説明書などを確認し、同じ型番の電池を買うようにしましょう。
車の鍵の電池交換をする時は取扱説明書などをよく確認しましょう
車の鍵の電池交換をする時には、必ず事前に取扱説明書などをよく確認しておくようにしましょう。車種やグレードによって電池の交換方法が異なる場合があります。また、交換するボタン電池の型番も車種やグレードによって変わります。必ず鍵に合った型番のボタン電池で交換するようにしましょう。
もし自分で交換する自信が無いのであれば、多少料金がかかってでもオートバックスなどのカー用品店やディーラーで交換するのが確実です。大事な車の鍵が故障することのないように、電池交換の際には細心の注意をはらうことを心がけましょう。
初回公開日:2018年03月13日
記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。