【特徴・用途別】剥がせるスプレー・使い方・耐久性
更新日:2024年09月14日
剥がせるスプレーとは
剥がせるテープは一般的にも知られていますが、剥がせるスプレーを知っている人は少ないのではないでしょうか。一般的なカラースプレーは簡単に色を付けることができますが、消したり剥がしたりということができないのが通常です。しかし、現在では簡単にはがせるスプレーというのがあります。
剥がせるスプレーとは、簡単に言うと塗って剥がせる塗料のことを言います。スプレー缶の中に液体塗料が入っていてスプレーすることで通常のカラースプレーのように色をつけることができます。そして、乾燥すると塗料膜をシールのように剥がすことができます。
使用目的
剥がせるスプレーは、車に使用されることが多くバンパーやホイールなど愛車のイメチェンをおこなうために使用する人が多いです。通常なら車を塗装する場合は、下地処理などが必要でムラなどもできるため、素人には難しくプロの人に頼むのが一般的です。
しかし、剥がせるスプレーは、下処理なども必要がなくムラができたとしても剥がすことが可能なので素人でも簡単に愛車のイメチェンができるのが特徴です。
剥がせるスプレーの使い方
剥がせるスプレーの多くは車に使用する場合が多いですが、他にも自転車や家電などにも使用することができます。ただ、ゴムや木・布など液体フィルムが染み込む素材には使用ができないので、その都度確認が必要になります。
剥がせるスプレーの使い方は、通常のスプレーとおなじような使い方になります。それは対象物が違ってもおなじ使い方になります。
使い方
剥がせるスプレーを使う時は、対象物以外に色が付かないようにマスキングするようにします。また、対象物の塗装面に油膜や汚れが付着していると塗装が上手くできないので、塗装前には塗装面を拭き綺麗な状態にしておくようにしましょう。
剥がせるスプレーの耐久性
剥がせるスプレーの最大の特徴は、簡単に剥がせるところです。しかし、簡単に剥がせるということは、耐久性は弱いということなのでしょうか。耐久性について調てみます。
耐久日数はどのくらい
剥がせるスプレーの耐久性は、吹き付けた塗料の厚みで変わってきますが、一般的な剥がせるスプレーの耐久日数の目安は、3ヵ月~半年と言われています。その間に長距離走行や高速走行をしても剥がれる可能性は少ないです。
ただ、障害物にこすったり接触してしまうと剥がれるスプレーの表面に傷が付き、その部分から剥がれてしまう可能性は高いので、注意してください。
洗車・洗車機に耐えられるのか
剥がせるスプレーは、走行することで剥がれる心配はありません。雨に濡れても大丈夫です。では、洗車しても大丈夫なのでしょうか。
剥がせるスプレーで塗装していても洗車をしても剥がれる心配はありません、洗車機でも大丈夫です。ただ、洗車する際にブラシなどでゴシゴシ擦ってしまうと傷が付きそこから剥がれので、ブラシの使用はできません。
特徴・用途別剥がせるスプレー
剥がせるスプレーにもいろんな種類があります。ここでは、剥がせるスプレーの用途別の使い方や剥がせるスプレーの特徴をご紹介します。
スモーク
剥がせるスプレーの使い方で多くの人が行うのがテールレンズをスモークテール化することです。その中でもグロススモークを施工してスモーク化するのがになっています。
通常ならライト類に剥がせるスプレーを使うと安全性が損なわれるので使用上の注意として使わないように表記している物も多いです。しかし、グロススモークの場合は、施工してもブレーキランプやウィンカーを点灯してもしっかり光が見え、後続車からの視認性も十分あるので、安全性もOKです。
のり
剥がせるスプレーには、車などに塗装するタイプの物以外にも種類があります。その中でも紙や壁紙に使えるのが、剥がせるスプレーのりです。剥がせるのりにも種類があり液体・粉末・テープなどがありますが、使い勝手が良いのがスプレータイプになります。
特に、広範囲で使用するときは、シワになりにくいので剥がせるスプレータイプののりがです。ただ、粘着力は種類の中では一番弱いので、ポスターや壁紙など軽量の物をくっ付けるのをします。
オールペン
車1台分を自分の好きな色に全塗装するオールペンは、軽自動車でも業者でしてもらうと安く見積もっても10万円以上がかかります。そんな時に浮かぶのが自分でDIYできないかということです。
通常なら専用のラッカーやシンナーなどが必要になってきますが、短期間のドレスアップなら剥がせるスプレーで行うことができます。ただ、オールペンになるので、傷付くと目立ったしまう可能性があります。少しでも長く色を持たせたいのであれば、傷を見つけた場合はその都度剥がせるスプレーを吹き付けるようにしましょう。
クリア
剥がせるスプレーは色の種類も豊富にあります。初めて剥がせるスプレーを使う場合になのがクリアタイプの物です。クリアは、無色透明なので失敗がありません。
クリアが使われる部分として一番多いのがライト類です。クリアには色がないのでライト類に使っても安全性が失われる心配がないからです。クリアを塗ることでライトが綺麗に光るのと汚れや傷のダメージを減少させられます。剥がせるスプレーを使うのが初めての人に色になります。
メッキパーツ
現在では剥がせるスプレーも進化し、メッキパーツや樹脂のレンズにも使えるようになっています。水性タイプの剥がせるスプレーならシンナーが配合されていないので傷める心配がありません。
特にメッキパーツは、車体から外して行うことでマスキングの必要がないので、初心者の人でも塗るだけなので簡単にすることができます。しかし、水性タイプは油性タイプと違い表面が平滑になる性質を持っていないので、重ね塗りをする必要があります。上手にスプレーするコツは、1回目から垂れない程度にたっぷり塗ることです。
ホイール
車のホイールをドレスアップしている人は多いです。昔なら業者に頼んでいた人も剥がせるスプレーが発売されたことで自分で行う人が増えています。
ホイールに色を付ける場合の手順は、塗りたい部分を先に決め、塗装しない部分はマスキングテープで覆うことから始めます。忘れずにタイヤ部分にもビニールなどを被せるようにしましょう。
そして、綺麗に仕上げたい人は、ホイールに付着している油脂をシリコンオフなどを使って除去してください。いよいよ剥がせるスプレーを塗装していくのですが、塗装のコツは薄く塗装し乾かすといった手順を4~5回繰り返すことです。
そして、マスキングテープを取る時のタイミングは、完全に乾いてしまうとマスキングを剥がす時に塗膜も一緒に剥がれてしまうので、最後の塗装が乾ききる前に取り外すことです。
剥がせるスプレーの剥がし方
剥がせるスプレーは、剥がすことができる塗料で簡単に剥がすことができるのですが、塗膜が薄いと剥がす時に上手に剥がれないので、簡単に綺麗に剥がすためにも塗装する時は、4回~5回ほどの重ね塗りするのをします。
剥がし方としては、まずはカッターなどで一か所傷を付け、その部分からゆっくりと慎重に剥がしていきます。簡単に剥がれますが端やネジ部分は塗膜が残ってしまうケースもあります。そんな場合は、パーツクリナーを吹き付け雑巾などで拭き取ると綺麗に取れます。
ホームセンターで買える剥がせるスプレー
自分で車をDIYする時に利用する店というとホームセンターがあります。車専門店でも剥がせるスプレーは購入することができますが、ホームセンターのほうが近所に多く価格的にも少し安価な商品が多いのでです。
剥がせるスプレーもホームセンターに多く並んでいますが、なのが金賞を受賞した「液体フィルムスプレー マットクリア」になります。価格も店舗によって違いますが販売価格は3,680円になります。車のボディやレンズ類に使用することで透明度や光沢度があがります。初めてDIYするのに特にです。
車のドレスアップはDIYで!
愛車を自分の手でドレスアップすると業者で頼むよりも価格はかなり安くなります。また、気持ちも自分でおこなったことで愛着がさらにわきます。
剥がせるスプレーは、カラーも豊富でやり方も簡単なので車のドレスアップには欠かせない商品になっています。失敗しても飽きてもすぐに剥がして新たにすることができるので、オリジナルの車に仕上げるには最適な商品です。
初回公開日:2018年05月19日
記載されている内容は2018年05月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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