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【特徴別】エアゲージ・使い方・校正方法|アサヒ

更新日:2024年09月21日

タイヤの空気圧は自動車が走る上で重要な要素の一つです。日常点検として確認するためにエアゲージの購入をお勧めします。もちろん、安価な物からプロ用まで幅広く、メーカーも多数あります。今回は、特徴別にエアゲージをご紹介します。

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特徴別エアゲージ

今回のテーマはタイヤのエアゲージのご紹介についてです。まずタイヤの空気圧調整を自分でしない方には関係ないと思われることでしょう。しかし、自動車に乗る限りタイヤ空気圧の確認と調整は、絶対に必要な日常メンテナンスの一つです。

エアゲージを持っていれば簡単にタイヤの空気圧を確認できます。そしてせっかく買うなら、精度の良いゲージを選びたいです。エアゲージの購入を検討しておられる方は、この記事を参考にしてみてください。

もちろんエアゲージに加えてエアコンプレッサーとエアホースがあれば、自宅で空気圧調整までできるのですが、タイヤの空気圧調整のためだけでこれらの設備を整えるのは費用がかかりすぎてしまいますので、他の用途もよく考えて検討していただくと良いでしょう。

あなどってはいけないタイヤの空気圧

自動車の性能が上がり、故障の経験が少なくなると、定期点検の必要性を感じないユーザー様もきっと多いことでしょう。

しかし、自動車は雨風を受け、夏の炎天下から真冬の凍てつく寒さまで、厳しい環境に置かれています。それに加えて、繰り返されるストップアンドゴーと100km/hもの高速走行まで、機械的運動負荷も使用される限り受け続けます。

一方高級車においては、年がら年中大切に車庫に保管されていることもありますが、意外とこれも自動車には良くないことはあまり知られていません。

タイヤはパンクをしていなくともじわじわと空気が抜けていきます。従いまして、定期的な確認と調整を必要とします。放っておき、規定の圧力から大幅に下回ってしまうとタイヤのバーストや偏摩耗によりタイヤの寿命を縮めてしまうことにもなり、重大な事故につながることだってあり得ます。

意外と忘れられがちのタイヤ空気圧調整

自動車の使用者さんにお願いしたいのが、日常点検です。せめてひと月に一度は自動車の状態に目を向けてください。その際に特別な知識は必要ありません。実際に自ら作業ができなくても、プロの整備士のいる整備工場やフルサービスのガソリンスタンドでチェックを受ければいいです。

日常点検で気にする項目はそれほど多くはありません。エンジンオイルの量と前回の交換時期についての確認、エンジンの冷却水の量の確認、ウォッシャー液の量とノズルからの噴射状態、ワイパーの拭き取りはどうでしょうか。タイヤの溝と空気圧の状態は問題ありませんか。

近頃はセルフのガソリンスタンドを利用する機会が多くなってきています。それでも、タイヤ空気圧くらいはその場で確認できます。タイヤの空気の残量確認と補充は簡単ですし、既定の圧力も運転席側のBピラー下部に大概表示されています。

精度の良いゲージとは

せっかく費用を掛けるのですから、やはり精度の良いエアゲージを選びたいのが人の心です。あるいは、コストと性能のバランスを考えて、どの程度の精度であれば予算に合うのかを推し量るためにも規格を知る必要があります。

安くて簡易的なゲージも多数出回っていますが、そうとは知らず使ってて、大きな誤差があったり規定圧の確認ができていなかったりすると、確認の意味がありません。

一般的にはエアゲージと呼ばれていますが、その働きは空気の圧力を測る計器、すなわち圧力計です。日本でテストして認証を取っている圧力計にはJISマーク(日本工業規格)が入ります。このマークが無い場合、性能の根拠に疑問符がつきますので、購入前によく確認と検討をしてから購入判断すると良いでしょう。

ここで、レース車両製作企業のホームページで、エアゲージについて分かりやすく説明してある文献がありましたので、次にご紹介いたします。

■メーターの規格によって違いはあるのか?
エアゲージの心臓部というべき本体の圧力計の精度に関する規格は、JIS規格です。
圧力計の規格には、「1.5級」、「1.0級」、「0.75級」、「0.5級」の4種類があり、
数値が小さいほど高精度な圧力計となっています。
当然の事として、高精度の圧力計を使用しているエアゲージは
製品価格もより高い設定になっています。
一般使用では、「1.5級」や「1.0級」のエアゲージでも十分対応出来ますが、
微妙なエアー調整を要求される競技の場合には、やはり「0.75級」以上の
高精度な圧力計を採用しているエアゲージをお薦めします。

出典: http://www.ms-alpha.co.jp/PageGauge.htm |

自動車用エアゲージの規格の詳しい資料

自動車用のエアゲージの規格はJISD8201に規定されています。またエアゲージ本体に備わっている圧力計(アナログ)についてはJISB7505-1で規定されています。日本工業規格のホームページで詳しい資料が開示されています。専門用語がたくさん出てきますが、ご参考にどうぞ。

アナログゲージとは

ご覧頂いた画像のとおり、アナログの圧力計器を備えたエアゲージです。オーソドックスなタイプですが、使いやすく電池を必要としないため、いつでも測定可能です。

タイヤのエアバルブにエアゲージの測定ノズルを接続することで、アナログゲージの針が現在の圧力値を指示します。視認性にも優れており、単位の読み取り間違いを起こさない限り見間違いはまず無いはずです。

用途に応じて最大測定可能圧力に違いがあり、メモリの刻みが違っていたりしますので、どの車種に使うのかを明確にしておく必要があります。

精度や機能に応じて販売価格に違いがあります。種類としては専ら圧力を測定するだけのエアゲージとエアコンプレッサーの圧縮空気を補充できる、エアホース接続口のあるエアゲージがあります。

タイヤゲージなら旭産業ですね。
手に馴染む! ゲージも見易い!これを超える物は無いのでは?

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3UMTPN1SE0S... |

専ら圧力を測定するだけのエアゲージ

これぞ正に日常点検で使える簡易的エアゲージと言えるでしょう。大きさも小さく、携帯性に優れています。価格も当然お手頃です。参考価格はAmazonをご確認下さい。

バイクの空気が減ったときに自分で入れたいと思い、ときどき空気圧を測るため購入。ペン口からのコードが長いのでとても使いやすい。また図った後もボタンを押すまでは計測値が固定されているのもとても便利です。計器も大きいので見やすいです。測定も正確でした。おすすめの一品です。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3TNZS1WPRC2... |

こんなエアゲージもアナログゲージ

ペンタイプです。これは前項でご紹介しましたアナログゲージよりも、さらに安価なタイプです。誤差も大きくなる可能性がありますが、空気圧がおおよそどれくらいあるかの目安とお使いいただくと良いでしょう。

プライムですぐに着きました。
早速エァチェック!バイクのエァチェックはペンシルタイプがホイルに干渉せずに使い易いです。ツーリングにも携帯します。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R317AC03O894... |

デジタルゲージとは

画像より一目瞭然、アナログエアゲージ以上に読み取りやすいデジタル数値表示です。商品にもよりますが、精度の高いものは、価格もやや高めとなっています。また、電池を定期的に交換する必要もあり、長期的な管理をする必要もあります。

ただし、現代においては精度さえこだわらなければ、安価なデジタルエアゲージも販売されています。

電池交換が大変そうですが測定器としては手軽で正確です。
バルブを包み込むように押し当てることが出来るのであれば問題なく使用可能ですね。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1MPUJ8BOGRM... |

エアゲージの使い方

エアゲージの使用方法はとても簡単です。上の画像でも見て取れますが、まず始めにホイールに備わっているエアバルブのキャップを外します。つづいてエアゲージのノズルをエアバルブの空気注入口に押しつけるだけで測定できます。

エアゲージが指示する空気圧によって、補充すべきか、減らすべきか、空気圧異常なしとするのか判断します。

以下の2点がスゴイです。

・測定時の空気漏れが最小限
・100分の1まで測定できます。 例えば、2.34 kg とかに調整できます。

いろいろ試しましたが、この商品はスゴイです。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1G38BHCXZDJ... |

エアゲージのメーカー各種ご紹介

エアゲージと一言で言っても、さまざまなメーカーが商品展開しております。どのメーカーのエアゲージも大きな違いはありませんが、圧力計器の表示方法に差異があったり、デザインの違いがあったりし、好みで選ぶ方もいることでしょう。

また、メーカーの開発コンセプトにより、精度に違いもあったりしますので、お求めのエアゲージとメーカーのエアゲージの性能についてよく確認してから購入のご判断をいただく必要があります。

アサヒ

自動車用のエアゲージメーカーとしてはメジャーで、プロの自動車整備士も愛用するほどの信頼性があります。もちろん性能もお墨付きですが、販売価格としてはそこそこ値が張ります。

商品展開としては、空気の補充できるエアホース接続口の備わっているタイプとエアチェック、および減圧機能付きのタイプの2種類ありますが、いずれも簡易的と言うよりはしっかり圧力確認のできる精度となっています。

ミシュラン

タイヤメーカーのミシュランが展開するエアゲージです。圧力計のダイヤル部分も見やすい設計となっています。ミシュランはアナログエアゲージ、デジタルエアゲージ両方展開していますが、比較的購入しやすい価格設定となっています。

精度はタイヤメーカーが販売しているだけあって、普段の空気圧の確認と調整には問題ない精度です。もちろん、こちらもプロの整備士で愛用者がいるメーカーです。

ブリヂストン

インターネット通販サイトで「ブリヂストン エアゲージ」と検索を掛けてみますと、上の写真の商品が多数ヒットします。ブリヂストン社の展開するエアゲージはいくつか種類がありますが、基本的には減圧機能付きの圧力点検エアゲージです。

ただし、用途が乗用車からレーシングカー向けとなっていることより、圧力計の制度に関してはかなりの精度が期待できます。価格も、基本的には9000円前後となっており、決して手の届かない商品でもありません。

適当な製品を使っていたからなのか、性能の高さに驚いています。
横から漏れることなく、精密に計測でき、空気圧調整作業をやり直すこともなくなり、走行枠残り時間を有効に使えるようになりました。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3HONV68U0TE... |

エーモン工業

ご存知、エーモン工業は安価なツールを多数展開しています。今回ご紹介していますエアゲージやその他のラインナップに関しても例に漏れず購入しやすい価格設定です。精度に関しては価格相応ですが、一般ユーザーの日常点検で使用するのに不足はありません。初めて購入するエントリーツールとしてです。

エアゲージの特徴としては、アナログの圧力ゲージと減圧ボタンという簡単な設計です。セルフスタンドでとりあえず空気圧力を高めに注入してから、簡単に微調整を行うことができます。

価格が安いので評価見ずに購入したがきちんと動きます。圧も針が止まるので確認しやすく、コンプレッサーの数値と同じため狂いはないようです。ボタンを使って空気が抜けるので微調整も簡単に行うことができました。このまま使えれば価格面からもお得かな。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3OTQHKHCHH5... |

エアゲージの校正方法

エアゲージの精度は定期的なメンテナンスを受けることにより維持できます。そのメンテナンスこそが校正です。校正期間はメーカーにより定められており、故障の自覚の有無に限らず校正を行わないと、どんなに高性能なエアゲージであっても、支持する値にズレが生じてしまいます。そして、最悪の場合故障にもつながりますので注意しましょう。

校正の流れは?

校正は基本的には各メーカーへツールを送ることで校正できます。事前に購入店やメーカーへ問い合わせを行い、校正受付を行ったうえで、エアゲージの送付方法を確認しましょう。

もちろん校正には費用がかかります。事前に見積もりと支払方法の確認を行いましょう。費用はメーカーにより違いがありますが、基本的な調整料金と共に破損や消耗による部品交換が伴いますと、修理費用が加算されます。

見積金額が予算を超えてしまい、校正をキャンセルしますと、見積作成料の請求がかかることがありますので、ツールを預ける前にひととおりの説明を聞いてから、検討しましょう。

校正するより買い替えがお得なケースも

そこそこ高額のエアゲージであれば、校正を行って使い続けるほうが費用の負担が少なく済むケースが多いですが、数百円で販売されているツールであれば、実際のところ買い替えた方が安くつきます。場合によっては、そもそも校正の受付を行っていないこともあります。

校正を必要とするかどうかについては購入金額や、ツールそのものの精度次第で判断すると良いでしょう。

また、あくまでも目安として使う程度であれば、校正せずにエアゲージ同士の指示値の比較で、エアゲージのズレを確認するといいでしょう。お世話になっている整備工場でメンテナンスを受ける際に、タイヤの空気圧調整とともに、エアゲージの指示値の比較を相談してみるのはいかがでしょうか。

結局エアゲージは何?

日常的な確認において大切なのは高精度に空気圧を管理することではなく、自動車メーカーが規定している空気圧より大幅なずれが生じていないことです。したがって、たまにしか使わない程度で、高額なエアゲージを購入するのはお勧めしません。もちろんプライベーターとして、休日に自ら自動車のメンテナンスを行っているのであれば話は別です。

結論として、数百円のエアゲージを使用しながら、補充の必要があればガソリンの給油ついでに空気圧調整を行うという方法が一般的に費用の負担が少なくていいでしょう。

それを踏まえてまず試していただきたいのが、エーモン工業のアナログエアゲージです。初めて所有するのに費用の負担は極めて少なく、携帯性に優れています。

おまけ、変わり種商品をご紹介

空気の圧力を確認してきて威圧より高ければ減圧をすれば良いですが、低ければ補充しないといけません。

そこでわざわざ整備工場やガソリンスタンドへ出かけること無く、その場で補充したいのが人の心です。だからと言って、わざわざ空気圧調整のためだけにエアコンプレッサーとエアホースを取りそろえるのは費用と設置に負担がかかりますし、その後の危機管理の手間も面倒です。

その悩みを解決してくれる、オール イン ワンツールがこの「エアホークプロ」です。デジタルエアゲージとエア補充ポンプが一体となっており、電源はカートリッジ式のバッテリーでコードレスと優れ物です。

自動車の空気圧調整は自転車の空気圧調整と変わりません。注入バルブから道具を用いて補充するだけです。注意点は唯一、規定圧力が自転車より高いこと、それだけです。

此の製品は対応するエヤー入れに大変的して居ます
車、自転車、マリなどに空気を入れて見ましたけど
良い製品です。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2CQVJP0BBXU... |

簡単にできるからこそ、日常点検を

冒頭にもご案内しましたが、自動車の使用者である限り、定期的な日常点検をお勧めします。エンジンオイルの交換時期、ウォッシャー液の量と噴射の良否について、ワイパーのゴムは切れていませんか。そして肝心なタイヤについて、空気圧、溝の状態は大丈夫でしょうか。

どの確認についても、特別な知識を必要としていませんが、点検を怠ったために、出先の故障のトラブルや、事故を誘発してしまったりすることも十分にあり得ます。

安全で快適なドライブのために、まずはできる点検を自ら行ってみましょう。

初回公開日:2018年05月08日

記載されている内容は2018年05月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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