自転車ホイールの交換方法/工賃・ハブ/スポークの交換方法
更新日:2024年08月20日
自転車のホイールを交換する方法は?
自転車のホイールは、自転車を支えている重要な部品です。自転車のホイールが劣化で壊れることは珍しいですが、事故などのトラブルなどでホイールが曲がってしまい、ホイール交換をすることは十分考えられます。
自転車のホイールは大きな部品であり、ホイール交換は自分で作業できるものなのか、修理する費用はどのぐらいになるか気になる方もいるでしょう。そこで今回は、自転車のホイールを交換する方法や、交換にかかる費用などについてご紹介して参ります。
ホイール本体の値段はいくら?
自転車のホイールを交換する場合、ホイール本体の値段が気になりますが、ホイールの値段はママチャリとスポーツバイクでは大きく異なります。
ママチャリの場合であればホイール1本の値段が3,000円~6000円程度となります。前輪と後輪でホイールの値段が変わり、ホイールの種類によっても値段が異なりますが、スポーツバイクに比べれば比較的安いです。
スポーツバイクの場合は、ホイールのグレードによって値段が大きく異なります。安いホイールであれば、数千円から購入できますが、性能が高いホイールになると数万円するものもあり、ママチャリよりも部品代が高くなる場合があります。
ホイールの修理にかかる工賃は?
ホイールが大きく歪んでしまった場合はホイール本体の交換が必要になりますが、少しだけ変形している場合は、ホイール交換しなくても修理することが可能です。
ホイールの歪みを修正するだけであれば、工賃が安いお店では1,000円未満で修理することが可能で、工賃が高いお店であっても2,000円未満で修理することが可能です。ホイールの損傷が激しい場合であればホイールの交換が必要ですが、それほど損傷を受けていないホイールであれば、自転車屋さんでホイールを修理すると良いでしょう。
ママチャリのホイールを交換する方法は?
ママチャリのホイールを自分で交換する場合は、ドライバーやスパナがあればホイールを交換することが可能です。ママチャリのホイールを外すには、ホイールを固定しているナットの他に、ブレーキ部品やチェーンなどを取り外す必要があります。
部品を外す時は、分解する前にどんな順番で組み立てられているか、確認してから分解するようにしましょう。
ママチャリの前輪を取り外す方法
ママチャリの前輪を取り外す方法は、ホイールを固定しているナットを外し、カゴを支えている部品やワッシャーなどを外します。オートライトが装備されている自転車であれば、オートライトの配線なども外しましょう。ここまで外したら、ブレーキシューを外します。ブレーキシューはナットで固定されているため、ナットを緩めれば簡単に取り外せます。
ホイールを固定しているナットとブレーキシューを外したら、ホイールを車体から外します。部品の外し忘れがなければ、簡単に取り外せるため、簡単に外れない場合は、ワッシャーなどの外し忘れが無いか確認しましょう。
後輪のホイールを外す方法
後輪のホイールを外す場合は車体を逆さまに置き、ホイールを固定しているナットやワッシャーなどを外した後に、ブレーキワイヤーやチェーンを外す必要があります。ブレーキワイヤーはナットで固定されており、ナットを緩めるとワイヤーを外すことができます。ワイヤーを外したら、ブレーキ本体をフレームに固定している部品も外します。
ここまで外したら、チェーンを外していきます。自転車のチェーンはチェーン引きという部品で引っ張られているため、まずはチェーン引きを緩めます。チェーン引きはホイールの軸に付いている部品で、ナットでチェーンの張り具合を調整している部品のため、チェーン引きのナットを緩め、チェーンの張りを緩めます。
チェーンは張りを緩めてから外す
チェーンの張りを緩めたら、ペダル側にあるギヤからチェーンを外します。自転車にチェーンカバーが付いている場合は、チェーンカバーのペダル側にあるネジを緩め、カバーを外せばペダル側のギヤからチェーンを外すことができます。チェーンを外したら後輪を車体から外していきます。
初めて作業する場合は慣れるまで時間がかかりますが、一度ホイールの取り外しに慣れると、タイヤの交換やパンク修理などが自分で行えるため、作業に慣れればホイール交換以外の作業も行えるようになります。
16インチの自転車でもホイール交換できる?
16インチのホイールが付いた、タイヤが小さい自転車でもホイールの交換は可能で、ママチャリのホイールを外す方法と大きな違いはありません。
16インチの自転車には変速機が付いたものがありますが、外装の変速機が付いている自転車の場合は、チェーン引きがありません。そのため、車体からホイールを外す時は、変速機を手で移動させながら外すだけで車体からホイールを外すことができます。
ブレーキ部品の外し方などは、スポーツバイクでなければママチャリと同じ手順で外すことができるため、16インチの自転車であっても難易度は変わりません。
ホイールのサイズを判断する方法は?
自転車のホイールサイズには数種類の表記があり、特にタイヤサイズの表記にはいくつも種類があり、どのサイズのものを選べば良いか、迷う方もいるでしょう。
ママチャリのタイヤは「インチ」で表記され、タイヤ幅は分数で表記されます。ママチャリのホイールサイズは16~28インチのものがあり、自分の自転車がどのサイズか分からない方も多いでしょう。ホイールのサイズはタイヤの側面やホイールに記載されているため、ホイールサイズが分からない場合は、タイヤやホイールを確認してみましょう。
自転車のホイールハブを交換する方法は?
自転車のホイールに問題がなくても、ホイールハブにトラブルが発生してしまう場合があります。そのような場合はホイールハブの交換が必要になりますが、自分でホイールハブのみを交換するには、スポークとリムを分解する必要があります。
スポークとリムを分解することは簡単ですが、組み立てには技術や道具が必要になります。組み立ては元どおりに組むだけではなく、ホイールの縦方向や横方向の振れを取る必要があり、ホイールの振れ取りは自転車の整備の中でも特に難しい整備のため、簡単に行うことができません。
しかし、ホイールの振れを取るための道具は専門店やネット通販でも販売されているため、どうしても自分で作業したい場合は、きちんと道具を揃えてから作業すると良いでしょう。
自転車のスポークを交換する方法は?
自転車のホイールが歪んでいなくても、スポークが折れてしまうトラブルがあります。折れてしまったスポークは、スポークの張り替えを行うことで修理することができます。
スポークが折れてしまった場合は古いスポークを取り外しますが、スポークを固定しているニップルも交換する必要がある場合は、タイヤを外して作業するとスムーズに作業ができます。しかし、タイヤを外すことが面倒な場合は、タイヤの空気を全部抜き、タイヤを潰しながらニップルを交換すると作業時間を大幅に短縮することができます。
新しいスポークを張る時はニップルでスポークを固定するだけではなく、ホイール全体に歪みが出ないように振れを取り除きましょう。振れを取る時は、交換したスポークだけではなく両隣のスポークと張り具合が変わらないように調整し、ホイールの振れがないように調整しましょう。
自転車のホイールをあさひで修理した時の費用は?
自転車の販売や修理を受け付けている「あさひ」でホイールの修理を行う場合、工賃がどのぐらいか気になるところですが、ホイールの修理にかかる工賃は、整備する内容によって異なります。
ホイールの振れ取りにかかる工賃は525円となっており、非常に安くで修理することができます。ホイールハブのオーバーホールは1,785円からとなっており、ホイールのスポーク組み替えは5,250円からとなっています。
自分で整備することが難しいと感じた時は、あさひで整備を受けると良いでしょう。
ホイールは重要な部品だからこそメンテナンスが大切
自転車のホイールは自転車を支える部品のため、トラブルが発生してしまうとスムーズな走行ができなくなってしまいます。ホイールが歪んでしまった場合やハブに問題がある時は、整備を先延ばしにせず、早めにホイールの交換や修理を行うようにしましょう。
初回公開日:2017年11月19日
記載されている内容は2017年11月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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