車のチューニングとは・中古車・ゲームアプリ紹介
更新日:2024年10月28日
車のチューニングとは
自分の車のエンジンパワーに不満を持ったり、足回りの動きが不満になったり、はたまたボディーの剛性感に不満が出たりと、人は現状に満足できなくなり上を望みます。
そこで今ある車の性能をもっと高めようと、パーツを変えたりセッティングを変えたりしながら自分の目指す性能に近づけていきます。これがチューニングです。しかし本来チューニングの意味は改造ではなく調律、本来の性能を取り戻すことです。
日本ではチューニングカーという言葉が改造した車とか、部品を追加した車に使われますが、海外ではカスタムカー、モディファイトカーと呼ばれます。またエンジンチューニングは、エンジンセットアップといいます。
チューニングの基本
チューニングの基本は3つになります。
①壊さない
②現状より性能アップ
③乗りやすい
自分の車の何処に不満があるのかをしっかりと把握します。そしてトータルで車をチューニングしていきます。
例えば車はパワーが上がれば止まるためにブレーキの強化が必要です。そしてパワーをしっかりと受け止めるための足回りとボディー剛性が必要になります。
もともとノーマルの車は一番完成された状態です。メーカーが膨大な費用をかけて研究開発した車ですから誰が乗っても問題なく走らせることが出来る優等生です。その優等生をチューニングするというこは、バランスを崩すという事になります。よってバランスをしっかり考えたチューニングプランが必要になるのです。
順番
チューニングを進めるうえで、何処をチュー二ングするかで順番が決まります。お金に余裕があれば一気にチューニングすることも出来ますが、上を見ると数百万円のチューニング代が必要になる事もザラなので1つ1つ進めていくのが良いでしょう。
もっと刺激的な排気音が欲しい人はマフラーから交換すればよいですし、ブレーキに不満があれば、ブレーキパットを交換する事から始めれば良いでしょう。足回りは目指していく方向でセッティングが変わります。コーナーでの踏ん張りが欲しいのか、高速域での安定性が欲しいのかで選ぶパーツも変わるのです。
エンジンをパワーアップするにはステップアップがあります。どこのステージで走るのかによりチューニングメニューが変わってきます。
チューニングはまず、自分の車のどこをチューニングするか順番を決めることです。
初心者
初心者は何もわからないので、ショップにお任せして、完成したらとんでもない車に仕上がってしまったという話を聞きます。
今はネットで色々と情報が入りますので、自分で何をしたいのかを調べ、そして必要なパーツも自分で幾つか調べておくことが大切になります。知識を身に着けてからショップに行き、チューニングプランを店員と考えるのも楽しみの一つです。
入門
チューニングをしたいと考える人の大半は車のモアパワーを望みます。それは初心者であるほどその傾向があります。
まずはチューニング入門として、吸排気系のチューニングが挙げられます。非常に多くの社外品が出回っているので、車種によっては選ぶのに迷うかもしれません。
吸気系の代名詞はエアクリーナーです。これは純正交換タイプからむき出しタイプまで様々な種類のエアクリーナーがあります。初心者でも最終的に何処までチューニングするかで、その交換するエアクリーナーの種類は変わります。
ライトチューニングだけで終わりと考えていれば、純正交換タイプでも問題ないでしょう。しかし、最終的にタービン交換まで念頭に置いているのなら、むき出しタイプの効率の良いエアクリーナーをチョイスする事をお勧めします。
排気系はマフラー交換です。これはテールエンド部分だけ交換するタイプや触媒後からストレート化するタイプとあります。また触媒もスポーツキャタライザーがラインナップされており、車検対応で触媒を効率の良い物に交換することが出来ます。
しかし、エアクリーナーをむき出しタイプにしてマフラーを触媒からすべて交換すると、ノーマルECUでは対応できない事もあるのです。そこで最初に紹介した通りトータルでのチューニングが大事となります。
ECU
ECUとは、車のエンジンコントロールコンピューターのことです。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともにECUの制御でエンジンは動いています。
昔はキャブレターで燃料と空気を混合させ、ガソリンエンジンならば点火時期をディストリビューターを回して調整していました。今ではエンジンに様々なセンサーを付けて、そこからくる情報をもとに最適な燃料噴射と点火時期をコントロールしています。
ECUチューニング
ECUにはエンジンをコントロールするマップが描かれています。誰が運転しても乗りやすく、エンジンが壊れないようにセッティングされています。
ECUチューニングは、本来エンジンの持つスペックを最大限に引き出すためにマップを書き換えた物です。マップの書き換えは非常に高度な知識と技術が必要となります。コンピューターの知識があっても車のエンジンの知識がないと、手を付ける事は出来ません。
エンジンのメインコンピューターにアクセスして外部から燃料マップ等を調整するサブコンピューターもあります。最近では車の自己診断用コネクターOBDに差し込むだけのサブコンピューターも登場しています。
NA車
NA車とは、ターボ無しの車の事です。ノーマルアスピレーションとかナチュラルアスピレーションと言います。自然吸気エンジンなのでダイレクトな加速フィールを楽しめます。吸排気系のチューニングや最適な燃料マップで多少パワーアップすることが可能です。
NA車は、ターボ車のように飛躍的にパワーアップさせるには非常に多くのお金と労力が必要です。早い話ターボを付けてしまったほうがパワーはすぐに出ます。
NA車でスポーツカーであればそれなりにパワーも出てますから、エンジンパワーを上げるのではなく、軽量化やギヤ比の変更などで加速をよくする方法もあります。
費用
チューニングカーを作成するとなれば、多額のお金が必要になります。
マフラーだけでも素材や車種にもよりますが、工賃込みで10万円前後から、エアクリーナーもむき出しタイプとなれば4万円前後です。そこにコンピューターを変えたりサブコンとなればまた10万円前後の出費となります。
これらのチューニングでパワーは上がりますがブレーキがノーマルなので危険です。ブレーキパットを1台分で2万円前後からです。ちょっとチューニングをしようと考えても直ぐに30万円オーバーの金額がかかります。
お金に見合ったチューニング結果を得られるかは、その選んだパーツや取り付けしたショップの腕によります。チューニングにはリスクもあるのです。
チューニングカーの中古車紹介
チューニングカーの中古車はお勧めできません。理由は、その車がどのようなチューニングをしてきたか履歴がはっきりしない事が多いからです。しかし、チューニングカー専門店で購入する事はそういったリスクを下げることが出来ます。
チューニングカーとは
RE雨宮といえば老舗の店舗です。古い人はご存知かと思いますが、これぞチューンドカーという車を作り続けています。これが本物のチューニングカーでしょう。
車のチューニングゲーム紹介
カーレースゲームで、チューニングをしてステップアップする王道はグランツーリスモシリーズではないでしょうか。1997年に第一作が発売されてから、数多くのシリーズがラインナップされています。2017年10月19日にはグランツーリスモsportsが発売されます。
プレイステーションを持っていないとプレイできないのですが、スマホでも遊べるとっておきのレースアプリを紹介します。
アプリ
首都高バトルシリーズも息が長いので知っている人も多いはずです。スマホで指一本で手軽にバトルに参加できるのが魅力です。
ドライブシミュレータのうたい文句のゲームです。グラフィックは素晴らしくあのGTを彷彿とさせます。
チューニングを正しく理解しましょう
車のチューニングは、自己満足の世界です。車を速くする改造は車に負担を増大させます。
人間は上を見ればきりがありません。チューニングも同じで何処に自分の終着点を作るかが大事になります。サーキットに持ち込むのか、それともワインディングで気持ちよく走れるレベルに落ち着かせるかで、方向性は違ってくるでしょう。
しかし、今乗っている車が他の同じ車種より、もっとパワーを出すことが出来るので、チューニングには夢があります。
初回公開日:2017年10月11日
記載されている内容は2017年10月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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