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右ハンドルのポルシェはださい?中古車と新車の選び方

更新日:2024年10月29日

世界的にのポルシェが日本市場では右ハンドルが主流になりつつあります。そんなポルシェの右ハンドルはダサいといわれますが、本当にそうなのでしょうか。ここではポルシェの新車・中古車の右ハンドル仕様の選び方などを具体的に見ていきましょう。

右ハンドルのポルシェはださい?中古車と新車の選び方

右ハンドルのポルシェの中古車の選び方とは?

ドイツのスポーツカー・メーカーとして名車を輩出し続けるポルシェは、近年、日本において右ハンドル車が販売台数を拡大しているところです。外国からの輸入車は左ハンドルが多く、右ハンドルはイギリスなどの日本と同じ左側通行の交通ルールが適用される国の車くらいしかありませんでした。

しかし、ポルシェのように国外でも販路を広げようとしているメーカーは、日本向けなどに右ハンドルを設定することが増えていて、ポルシェもまた右ハンドル仕様が多くなりました。

ここではポルシェの各モデルにおいて右ハンドル仕様はどう選ぶべきか、紹介します。

MT(マニュアル車)なら?

最近のポルシェはセミオートマチックのトランスミッションを搭載したモデルばかりになっています。しかし、中古市場では昔のタイプであれば完全なマニュアル・トランスミッション(MT車)のモデルもいまだ流通しています。

ポルシェは工業製品でもありますので、古いモデルも一定数のファンがいて、中古車でもが高いです。特に正規ディーラーによる認定中古車などもありますので、中古といえどもメンテナンスがしっかりした車両もあります。

そんなポルシェのMT車における右ハンドルはちょっと気をつけてください。例えば車両の911は1997年に水冷エンジンにフルモデルチェンジされるまで、右ハンドルのクオリティーはあまりよくないとされていました。

ですので、年代の古い中古車は右ハンドルの場合は入念にチェックしてから購入を決断しましょう。

AT(オートマ車)のケース

ポルシェはやはり速い車というのが売りですから、最近のモデルであればセミオートマがです。ですが、日本の免許事情によってオートマ限定の運転免許証を取得し、中古ポルシェを検討されている場合はオートマ(AT車)で探すしかありません。

ですが、MT車と同じで、AT車も認定された中古車であればまったく問題はありません。気をつけたいのは、一般中古車業者が売りに出している、古めの型式の車両です。この場合もやはり右ハンドルは左ハンドルよりも不具合が多かったともいわれますので、注意深くチェックして買うか買わないかを検討するべきです。

911の場合

ポルシェ911は1964年から製造される、ポルシェを代表するスポーツカーです。その後、2代目3代目と型番を変えながら受け継がれる血筋はまさにポルシェのフラッグシップなスポーツカーになります。

このポルシェ911は系統として続く近年のバージョンであれば右ハンドルもまったく問題のない車両になります。しかし、初代あたりになると中古車として日本にはほとんどないとされますが、いずれにせよ右ハンドル仕様もまず見かけないでしょう。

もし日本国内で見かけたとしても、911は古いタイプの右ハンドル仕様はあまりしません。

993の右ハンドルは?

ポルシェ911の4代目にあたるのがこの993です。1993年に登場し、911シリーズでは最後の空冷エンジンを搭載したモデルになりました。

このモデルのころには確かに右ハンドルは存在したとされます。ただ、これも日本の市場にどれだけ流れてきているかは不明です。このころには日本も欧米の自動車メーカーにとって有力な市場に成長していますが、この時期は右ハンドルの外車はダサいという概念があったので、993の右ハンドル仕様も少ないと見られます。

いずれにせよ、この993の次の世代から水冷エンジンになり、設計も変わったことで右ハンドルもクオリティーがよくなったとされます。ですので、993の右ハンドルを探している人は、より注意深くメンテナンス状況を見るべきです。

996ではどうだろう

ポルシェ996は911の5代目にあたるモデルです。このモデルから空冷エンジンを捨てて、水冷エンジンに移行しています。そのため、シャーシ設計などがずいぶんと変わっていますから、このモデルから右ハンドルは改善されたといわれています。

ですので、中古車で996を探している場合、初期の1997年から2002年に製造されたモデル以外であれば、右ハンドルだからといって特別なチェック項目がありません。初期モデルの場合は、製造年度によっては右ハンドルにも難がある場合があるともいわれているので、注意深くチェックをしてください。

マカンでの選び方

ポルシェ・マカンは、ポルシェが製造するSUV車、いわゆるオフロード車のような形態のモデルです。2010年に構想が発表され、2014年後半から日本市場に導入された車両です。

マカンに関しては中古車料でも右ハンドルでまったく問題はありません。というよりも、日本市場に投入されたマカンはすべて右ハンドル仕様になっているので、左ハンドルをみつけることは困難です。場合によっては並行輸入車の存在の可能性もありますが、主流は右ハンドルです。

ボクスターの場合は?

ボクスターはポルシェのロードスターモデルです。オープンカーであり、1996年の登場以来モデルチェンジを繰り返し、いまだにのあるモデルです。2016年には718ボクスターとなり、ケイマンとの立場を逆転して、ボクスターがこのサイズの主力モデルになりました。

このようにの車両で、中古車市場でもよく見かけます。新しいモデルにおいては右ハンドルでもまったく問題はないので、安心して選ぶことができるでしょう。

ケイマンの右ハンドルは?

ケイマンはボクスターから派生したクーペモデルになります。登場以来モデルのひとつであり、2016年時点では2代目後期バージョンが登場しました。

新しいモデルですので、ケイマンもまた右ハンドルであっても、左ハンドルと同じ品質で、安心して選択肢に入れることのできるモデルになります。

944で選ぶ場合

ポルシェ944は1983年から1991年まで製造されていたスポーツカーですが、当時は911を上回るだった車両です。すでに生産は終了しており、中古車としての入手性も高くありません。

また、年代が年代ですので、右ハンドルがどれだけ日本市場にあるかは不明ですし、仮にあったとしても、入念にメンテナンス状態を確認してからでないと、このモデルをできるかどうかははっきりとはいえません。

パナメーラだったら?

パナメーラは2009年から製造開始している、ポルシェの4ドアのスポーツカーになります。これまでのモデルは2人乗りばかりでしたので、ファミリー層には手が出しにくかったポルシェですが、パナメーラの登場で客層が大幅に広がっています。

このモデルは正規でも左ハンドルと右ハンドルが選択できるなど、右ハンドル仕様でもなんら問題のないモデルになっています。むしろこれくらい新しい製造年度の場合、日本市場では右ハンドルをしたいほどです。

論争発生?ポルシェの右ハンドルはダサいのか

ポルシェの右ハンドルをダサいかダサくないかで考える人は実はかなり多いです。外車=左ハンドルというのは確かにイメージとしてありますが、今やポルシェも正規車両に関しては右ハンドルもあたりまえに設定していますので、ダサいかそうでないかは難しいところです。

ただ、いずれにしても、左側通行の日本においては右ハンドルが有利なのは明確な事実です。高速道路の料金所や駐車場の自動発券機など、いまだに左ハンドルに対応していないところもあります。

いずれにしても左側通行で左ハンドルは運転も困難です。

そんな事情もあって、日本市場ではポルシェに限らず、外車は右ハンドルが売れています。むしろ左ハンドルはほとんど売れず、右ハンドルを選択する方が当たり前になっています。近い将来、外車でも右ハンドルしか入ってこなくなるでしょう。

ですので、右ハンドルはもうダサくないといえるでしょう。

ポルシェの右ハンドルを新車で買う方法

これまでは中古車を中心に話を進めましたが、新車で右ハンドルを買いたい場合はどうすればいいでしょうか。

それは簡単で、ポルシェの正規ディーラーに行けばいいだけです。マカンを始め、右ハンドルしか設定していないモデルもありますし、ほかのモデルでも多くが右か左ハンドルを選択することができます。

ポルシェの魅力はディーラーで新車を買うときに、メーカー正規オプションだけで、自分だけのオリジナルポルシェに組み上げることができることです。その際に右か左を選ぶことができますので、新車の右ハンドル仕様もまったく問題なく購入することが可能です。

ポルシェの右ハンドルがダサい時代は終わった!?

日本の自動車市場というよりも、日本人のドライバーたちが今求めているのは右ハンドルです。左ハンドルは日本国内においては不便な条件しかありません。左ハンドルのメリットはステータスくらいです。

しかし、今の日本人ドライバーは外見ではなく、実質を求めていますので、好条件しかない右ハンドルを好みます。ですから、ポルシェであっても右ハンドルが選ばれるようになりました。

推測ですが、近い将来、ポルシェも日本向けはすべて右ハンドルにする可能性も高いです。そうなれば新車だけでなく、中古車市場も右ハンドルばかりになります。

もう右ハンドルがダサいという時代は終わりました。これからはポルシェも右ハンドルです。

初回公開日:2018年03月30日

記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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