セレナのシートアレンジ方法|C26/C27/C25/C24
更新日:2024年11月11日
セレナのシートアレンジ法
多彩な機能を持つ、3列シートミニバン日産セレナのシートアレンジを、C26・C27・C25・C24の順でご紹介します。細かく説明すると、最新セレナのC27では14種類あります。ここでは、大まかなシートアレンジを解説していきます。
セレナC26のシートアレンジ
セレナC26型は、4代目のモデルで、2010年11月から2016年8月まで販売された、8人乗りの5ドアミニバンです。エンジンは2.0Lガソリン直噴エンジン、MR20D型で、燃料費が抑制されています。ECOモーター式のアイドリングストップシステムを搭載し、スターターモーター音のない静かな再始動を実現させました。
普通の状態では、3列シートで、先頭が運転席と助手席、2列目に、それぞれ3人ずつ座れます。先頭のフロントシートは、生地がトリコットと言う編み方で、経編の一種です。
セカンドシートは、これから紹介するモードで、多方向に動きます。サードシートは、補助席と思われがちですが、クッション性も良く、しっかりしたシートです。欠点としては、構造上、背もたれが倒せません。
ウォークスルーモード
セカンドシートの中央席を移動させ、サードシートとの移動を可能にする事ができます。その際、セカンドシートには3人座れなくなります。
クッションフラットモード
すべてのシートをフラットにする事ができます。フロントシートのみを残す事も可能です。車中泊におススメのモードです。
スーパーカーゴモード
サードシートを折りたたみ、セカンドシートを動かす事で、大きな荷物をいれる積載モードです。最大でマウンテンバイクを4台搭載できます。
長モノ積載モード
セカンドシートとサードシートの片側を折りたたむ事で、スノーボードやサーフボードと言った細長い物を積載する事ができます。物の種類によっては、5人まで乗車できます。
荷物モード
サードシートを折りたたみ、荷物を入れる事ができます。3列目に一人乗車する事も可能です。
フリーアクセスモード
セカンドシート中央を前に、左側シートを横スライドさせます。ウォークスルーモードは真ん中ですが、こちらは端っこにスペースができ、移動が可能です。乗り降りが楽になるスペースもできます。
セレナC27のシートアレンジ
セレナC27型は、2016年8月から発売されている、最新モデルで4度目のフルモデルチェンジになります。ガソリンモデルとS-HYBRIDモデルが8人乗り、e-POWERモデルが7人乗りで、C26モデルと同じく、無音で立ち上がるアイドリングストップ機能や自動運転技術が搭載されています。
シートアレンジ自体は、左程変化はないものの、膝回りスペースがC26よりも広くなり、通常状態で36mmの余裕があります。内装のインストルメントパネルに、グライディングウイングデザインを採用しています。
セレナC25のシートアレンジ
セレナC25は、3代目で、CTVと呼ばれる変速機の対策強化がなされ、2005年5月から2010年11月に販売されました。このセレナC25から、ドラムブレーキがディスクブレーキになり、エンジンが新世代2リッターエンジンMR20DEに一本化されました。
スポーティーなスタイリングを採用しつつ、屋根を高くして、室内の天井を高くしました。シートアレンジも多彩で、2007年に国内ミニバン販売台数1位を獲得しました。
ゆったりモード
セカンドシートに3人座れ、最大8人まで座れます。
ウオークスルーモード
7人乗りになりますが、セカンドシートとサードシートの間を自由に行き来する事ができます。
フリーアクセスモード
C26のシートアレンジで紹介したものと同じです。セカンドシートとサードシートを片側に寄せて、端っこに動けるスペースを作ります。
長モノ積載モード
シートアレンジで、スキー板やサーフボードなどの縦長いものを車内の積載できます。
セレナ24のシートアレンジ
セレナ24型は、1999年から2005年に販売されたモデルで、歴代セレナの中では、2代目で初モデルチェンジになります。乗車タイプミニバンとして初の両側スライドドアを採用しました。
シートアレンジでは、セカンドシートを折りたたむ事により、サイドテーブルが作れたり、対座シートにする事ができました。シートアレンジのサイドテーブルと対座シート使用時は、運転禁止です。
セレナの対面シートアレンジ
セレナC26・C27・C25・C24のシートアレンジを解説しましたが、対面シートアレンジができるのは、シートの取り外しができるC24のモデルのみです。対面座にシートアレンジするためには、回転対座が便利なのですが、足元が狭くなる事や質量増加に加え、シートサイズが制限されてしまうため、採用しないとの事です。
セレナ新型のシートアレンジ方法
セレナの大まかなシートアレンジは、セレナC26の項で解説しましたので、こちらでは、チャイルドシートと車中泊のシートアレンジについて、解説していきます。
チャイルドシート
チャイルドシートは、セレナに限らず、小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、必需品です。道路交通法によると、6歳未満のお子様を自動車に乗車させる際には、必要で、義務づけられています。違反すると行政処分の基礎点数1点が付加されます。
チャイルドシートは、種類により、後ろ向きか前向きかで設置します。後ろ向きで設置するものは、首の座っていない乳幼児が対象です。前向きで設置するものは、首が座り自分で座れる1歳以上10kg以上が目安です。チャイルドシートに一番適しているのは、左側後部座席で、最も危険度が低いと言われています。
セレナのシートアレンジには、ベビーカー丸ごとモードがあり、右側スライドドアから、ベビーカーを折りたたまずに積載する事ができます。
セレナ車中泊のシートアレンジ
一般的に、車中泊をすると、風邪を引いてしまうケースがあります。車が狭く、目が覚めた時、体の節々が痛くなる事もあります。車の座席は、宿泊するためではなく、座って運転をするのに適するように作られているからです。
セレナの場合、車内が広くシートアレンジできますので、そのようなケースはないでしょうが、荷物モードを使い、布団を収納できるスペースを確保するのも一つの方法です。フルフラットモードにして、布団を敷けば、広々とした快適空間になります。セレナは、室内の幅と長さが、ミニバンクラスでです。
セレナという車の魅力
自分の好きなようにシートアレンジできるというだけではなく、セレナという車そのものの昨日や魅力についても解説していきます。
アラウンドビューモニター
セレナC27に搭載されている機能です。ボディの前後左右に搭載されたカメラが、車を真上から見たような画像として表示してくれるアシスト機能です。縦列駐車や車庫入れの際に役立ちます。バック時には、後ろの画像も同時に表示してくれます。
ハンズフリーオートスライドドア
手を使わずにドアが開く機能です。両手に荷物を持っている時やお子様を抱っこしている時などに便利です。また、センサーにより、乗り込む人を判断してくれます。猫や犬が通過しても、ドアは開きません。足で触るとドアが開く機能のセレナもあります。
スーパーUVカットグリーンガラス
紫外線が多い時期、女性には優しい機能です。フロントガラスのスーパーUVカットグリーンガラスと、フロントドアガラスのスーパーUVカット耐熱グリーンガラス両方の紫外線カット率は約99%です。お肌や髪のダメージが軽減します。
セレナ最大の魅力
1991年以来、数回のモデルチェンジを経て、日産セレナは現在に至っています。そこには、シートアレンジも含め、運転手や同乗者に対する安全性と快適性への追及があります。
シートアレンジによって、無限の可能性を秘めている日産セレナは、運転操作支援システムのプロパイロットシステムを含め、これからも進化を遂げていくことでしょう。その進化こそが、日産セレナの最大の魅力です。
初回公開日:2018年04月26日
記載されている内容は2018年04月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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