スーパーカブのタイヤを太くする方法・おすすめのタイヤ
更新日:2024年08月14日
スーパーカブのタイヤを変えると走行性が変わるの?
バイクのメンテナンスの中でも、特に走行性に影響を与えるのが「タイヤ交換」です。タイヤは、路面と直接摩擦するパーツですので、サイズを変えるだけでも走行性が格段に変化します。特にスーパーカブというバイクは車両自体が小さいですので、タイヤを大きなものへ交換することで、走行時のフィーリングが大きく変わってきます。
スーパーカブには純正で推奨しているメーカー指定の製品がありますが、それ以外にも装着できるタイヤが数多くあります。今回は、「スーパーカブとタイヤ」に関する内容をご紹介して参りましょう。スーパーカブを持っている方や、これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
太くできるの?
スーパーカブのタイヤを太く変える際には「専用のホイール」が必要となります。現在の車両の機構にもよりますが、限りなく大きなサイズのタイヤを履かせることも可能です。ただし他車のホイールを流用したり、装備できるようにカスタム作業を必要とします。スーパーカブのように小さな車体ですと、あまりに大きな製品の場合、周囲の部位へ接触してしまうことがありますので危険なケースもあります。
そのため、太いサイズの製品へ付け替える際は、全体的なサイズを把握しておかなければ、正確に装着することができません。難しい場合には、バイクショップにて作業の依頼をすることが最善です。ぜひ相談してみましょう。
ホイールとは?
タイヤの幅を変える場合には、ホイール交換が必須となります。ホイールとはタイヤの中心に装備する、言わば車輪の「骨組み」とも言える重要なパーツです。そのため、サイズが合っていなければ、しっかりと装着することや走行もできません。
タイヤ幅を変える場合は、併せてホイールも交換する必要があります。中古ホイールも豊富にありますので、サイズ変更を検討している場合、お望みのものを探してみるのもよいでしょう。
スーパーカブにおすすめのタイヤとは?
スーパーカブで快適な走行を楽しむには欠かせないパーツです。すでに交換時期を迎えている場合、どういった製品にしようかと悩むこともあるでしょう。または、今までとは異なったタイヤを履かせてみたい方も多いことでしょう。それぞれのスーパーカブにおすすめできる製品をご紹介して参りましょう。ぜひ、参考としてください。
110㏄の場合は?
110㏄のカブであれば、「ブリヂストン・STANDARD」がおすすめです。パターンも豊富に取り揃えてありますので、きっと好みの製品が見付かります。タイヤは走行性能も重要ですが、外観の見た目も重要です。カブの中では排気量が大きい車種ですので、より食いつきのよい製品を使うことがおすすめです。
ブリヂストン社製であれば、安定した走行も満喫できますし、何よりも入手しやすいというメリットがあります。どこのバイクショップでも容易に入手することができます。そのため、出先でトラブルがあった場合でも難なく修理することができます。迷った場合は、ブリヂストンの製品を使ってみましょう。
90㏄の場合は?
排気量が90㏄ですと、「DUNLOP・BUSINESS」というモデルがおすすめです。14インチ~17インチまであるサイズから選ぶことができますし、走行性も申し分ありません。耐摩耗性も高い製品ですので、愛用しているライダーも数多くいます。仮にタンデムする場合でも、十分に対応できる製品ばかりですので、走行性に支障が出ることなく満喫することが可能です。
他のメーカーを愛用していた方でも、次回交換する際にはぜひ使ってみてください。きっと、その性能に舌を巻き、次回からも続けて愛用したくなることでしょう。
50㏄の場合は?
50㏄であれば「MICHELIN・STREET M35」がおすすめです。フロントとリアのいずれでも使用できますし、長距離でも衰えないグリップ性能や、市街地でもヘビーユーザーを満足させる基本性能をもった小排気量車用の製品です。舗装された道路では、特にバランスの良い性能を発揮するデザインをしています。
優れたドライグリップとハンドリング性能も兼ね備え、安定性を考慮し、なおかつ偏摩耗の抑制を考慮したトレッドパターンの製品です。小型車とは特に相性がよく、快適な走行をするには最高の製品です。
スーパーカブに最適なタイヤのサイズとは?
スーパーカブに最適なタイヤというものがあります。特にサイズ選びが重要です。サイズが合っていなければ、フロントフォークと接触してしまったり、フェンダーと接触してしまうこともあります。基本的には、スーパーカブに「純正で搭載されている14インチ」を使い続けることがベストな走りを体感できるように計算されています。
ですが、カスタムポイントとしても楽しめる箇所ですので、サイズを変えて楽しむこともスーパーカブの醍醐味と言えます。まずは、「周囲のパーツと接触しない」ということが最善の選択方法です。サイズが合わないものを購入すると、実際装備した際に不具合が生じてしまいます。
また、小さなサイズですと振動が大きくなる傾向がありますし、大きなものにすれば振動を軽減できる傾向があります。ですので、どういった道路を走行することが多いかでも履く製品を変える楽しみがあります。
チューブにもサイズがあるの?
スーパーカブには2つのタイヤを使いますが、それぞれその中にチューブを内蔵しています。こちらに空気を入れることで空気圧を保ち、路面の凹凸を吸収することができます。そのため、空気が入っていなければ、スーパーカブ本来の走行性を感じることができません。
そのチューブにも各インチに合ったサイズがあります。そのため、適切な製品を購入する必要があります。チューブが小さ過ぎて不具合が出ないようにしなければいけません。詳しいサイズが分からない場合、やはりバイクショップに訪ねてみましょう。
限界サイズとは?
スーパーカブは小型なバイクの区分です。そのため、車輪のサイズも小さい製品が最適です。大きくて「17インチ」を履くことが多いです。走行して行く中で熱膨張により、タイヤは膨らみます。そうすると、フェンダー内側のボルトと接触して削れてしまうこともあります。そのため、17インチを限界サイズとして装備しましょう。
スーパーカブのタイヤ交換にはいくらかかるの?
スーパーカブのタイヤが摩耗してきたら、新品と交換することが重要です。交換をバイクショップにて依頼する場合、平均的には1本2,000円~3,000円の工賃がかかります。そのため、前後共に交換する場合では、4,000~6,000円を相場として考えておきましょう。1度交換すると1万キロほどの走行が可能ですので、費用としては安い部類の作業と言えます。
昨今では、大型バイクショップも増えていますので、予約制で作業を受けているショップもあります。併せて、摩耗している箇所があれば新品に交換してもらいましょう。
走行性が上がったら安全意識を高めよう!
今回は「スーパーカブとタイヤ」に関する内容をご紹介して参りました。バイクにとって走行性能を大きく左右するパーツですので、交換するだけで燃費やフィーリング、そしてコーナリングも変わってきます。そして、経年で「必ず劣化していくパーツ」ですので、交換時期が訪れたならば、速やかに交換することをおすすめいたします。
「走行性が回復したスーパーカブ」ですと、きっと遠くまで走りに行きたくなることでしょう。ですが、事故をしてしまえば全てが台なしです。安全意識とゆとりをもった運転をすることが一番重要なスーパーカブの扱い方です。メンテナンスを終えた車両で、ぜひ素敵なツーリングを堪能してみましょう。
初回公開日:2018年03月10日
記載されている内容は2018年03月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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