タイヤの慣らしの方法・空気圧との関係と必要距離｜スタッドレス
更新日：2024年11月12日
タイヤの慣らしの方法について
今回は「タイヤの慣らし方法について」詳しくご紹介していきます。
車のタイヤは実際にゴムの成分がほとんどで、新品のタイヤのゴムはタイヤを作る際に金型から取り外しやすくするために、油のような成分とゴムにも滑りやすい成分が付着しております。
これをタイヤの慣らし運転を行うことによって、このタイヤについている滑りやすい成分を走行中に発生する熱で皮むきを行うことを言います。
このタイヤの慣らし運転をある一定の距離にかけて行うことによって、タイヤの慣らし走行は完了し、タイヤ本来のグリップ力を発揮することができます。
ですので、こちらの慣らし運転のなやり方や、走行距離や走行スピードなども詳しくご紹介していきますので一緒に見ていきましょう。
スタッドレスの慣らし運転
新品スタッドレスタイヤを購入して、慣らしを行う方も今の時期多いでしょう。
新品スタッドレスタイヤであれば「60km以下のスピードで、おおよそ200km程度の慣らし走行」をすることもします。
そして、この慣らし運転をする際に気をつけたいポイントが一つあり、「よくある急のつく運転操作」を行わなうようにすることです。
本来のグリップ力を手にしてないスタッドレスタイヤは非常に滑りやすいので、特に雨の日の走行には気をつけて頂きたいポイントとなっております。
これらを行うことによって、本来のスタッドレスタイヤのグリップ力やタイヤの形状が安定し、高速走行なども可能になります。
新品ノーマルタイヤ
次に新品のノーマルタイヤの慣らし走行を行うことについて詳しくご紹介していきます。
新品のノーマルタイヤは新品のスタッドレスタイヤよりも、グリップ力が確保できておりノーマルタイヤの基準は「80km以下のスピードでおおよそ100km慣らし運転」を行うこともしています。
スタッドレスタイヤよりも少し基準に余裕がありますが、本来よりも滑りやすいのは事実でありますので、慣らし運転中には「急のつく運転操作」を行わないようにしましょう。
これらの工程を終えることで、本来のノーマルタイヤへとタイヤが生まれ変わり「グリップ力や安定した走行が可能」となりますので必ず行いましょう。
前後左右交換すると長持ちする
慣らし運転ともう一つ覚えておくと「タイヤを長持ちさせる方法」があります。
おおよそ1万kmを境にタイヤのローテーションをすることによって、よりタイヤの溝の負担を抑えることが可能ですので、ぜひ行って見ましょう。
なぜ、タイヤの交換をすると長持ちするのかというと、車のほとんどがフロント部分の方に重量が偏っており、フロントタイヤの方が溝が減りやすい傾向にあるからです。
ですので、フロントタイヤの溝が減った時にリアタイヤと前後交換を行うことによって、溝の負担を軽減することができ、結果交換した方が長持ちする傾向にあるからです。
タイヤの慣らしと空気圧の関係
車のタイヤは主に外気の温度によって絶えず空気圧が変化しております。
夏は外気の気温が高いので空気圧は上昇する傾向にあり、冬は外気の気温が低いので空気圧は下降する傾向にあります。
なぜ、外気の温度によって空気圧が変化するのかというと、タイヤの内部には微量の水分が含まれており、この水分の量に変化が生じるためです。
慣らし運転の際の空気圧の関係性について次の項目でご紹介していきます。
慣らし運転後は空気圧が下がる
慣らし運転後には比較的に空気圧が下がる傾向にあります。
なぜ、空気圧が下がるにかと疑問に抱いた方もおられるでしょう。
新品タイヤというのは走行を行うことによって、タイヤが成長してタイヤ自体の形状に微量ですが変化を生じており、この結果タイヤが大きくなり空気量は変わっていないのですが、空気圧の比重が落ちて、空気圧が下がる結果となります。
簡単に言えば慣らし走行を行うと空気圧が下がるので、必ず空気圧のチェックを一度行いましょう。
このチェックを行うことで、空気圧が少ないことで起こる「バーストや偏摩耗」などを防ぐことができます。
タイヤの慣らしに必要な距離
タイヤの慣らしに必要の走行距離についてですが、ノーマルタイヤが「100km程度」スタッドレスタイヤが「200km程度」と覚えておきましょう。
走行状況によっては、これよりも早く慣らしが完了したり、これよりも遅く慣らしに時間がかかることもありますので、プラス50kmを足した走行距離を慣らし運転として考えると、より安全な慣らし運転を行えるでしょう。
雨の日にタイヤの慣らしをする方法
雨の日に慣らし運転をすることはあまりしないのですが、都合などがあり雨の日に走行することがある方にポイントを解説していきます。
雨の日は特にグリップ力が低下するので、いつもより車間に余裕を持って走行を行いましょう。
それでは、雨の日の慣らし運転についてご紹介していきます。
急な操作や速度に気をつければ安心
雨の日に慣らし運転を行う場合は、通常の慣らし走行の走行距離よりも多めに走行することが必要になります。
タイヤは通常の乾燥した路面よりも、ウェット路面の方がグリップ力が少ないために、タイヤの皮むきにも時間を要します。
一般道路の速度制限スピードで急のつく運転操作を行わなければ良いのて、普段よりも慎重に運転を心がけるようにすれば問題なく走行可能です。
高速でタイヤの慣らしをするほうがいいのか
高速道路にて慣らし走行をした方がいいのかという疑問も多いので、この件について詳しくご紹介していきます。
実際のところはノーマルタイヤであれば80kmでの、慣らし運転を推奨しているので早く慣らし運転を終えたい方は、高速道路にて慣らし運転を行うことをお勧めします。
しかし、スタッドレスタイヤは一般道路にて慣らし運転を行うことをお勧めします。急なレーンチェンジが必要になった際にとても滑りやすい傾向にありますので、スタッドレスタイヤの高速道路での慣らし運転をお勧めしません。
慣らし運転の際は、どの状況であっても「急のつく運転操作」は控えるようにしましょう。
タイヤの慣らしは必要か
最後に結論として「タイヤの慣らし運転は必要なのか」について解いていきます。
タイヤの慣らし運転とは本来のタイヤの性能を引き出すための工程であり、慣らし運転を行うことで、古いタイヤからの運転操作の変化にもドライバー自体がなれるための期間としても言えるので、ぜひ行うようにしましょう。
そして、慣らし運転を行うことによってタイヤとホイールを組み付けた際のバランス調整なども維持されます。
タイヤをホイールに取り付ける際にビートクリームという滑りやすいクリームを内部に付着させますが、慣らし運転時に急のつく運転を行うと、バランス調整に影響が出てしまうこともありますので慣らし運転を必要と言えます。
タイヤを長持ちさせよう
今回は「タイヤの慣らし方法についてや空気圧の変化」などについて解いてきましたが、新品のタイヤは成長するようなイメージをしておけば良いでしょう。
走行することによってタイヤが少し膨張し、面積が大きくなるために空気圧にも変化が生じますし、慣らし運転中のタイヤは滑りやすい成分がタイヤに付着しているようなものなので、急のつく運転操作を行わないこともとても重要と言えます。
タイヤの慣らし運転の際に推奨されている走行距離や走行速度を覚えておいて、少し前の車と車間を開けて走行するなどの安全運転に心が蹴ることができれば、問題なく慣らし運転を行うことができるでしょう。
そして、慣らし運転を行うことによって、タイヤとホイールのマッチングをすることができ、優れた形状でバランスのとれた形になり、偏摩耗を抑制することができます。
ですので、慣らし運転を行なってタイヤを長持ちさせましょう。
初回公開日：2017年12月30日
記載されている内容は2017年12月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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