タイヤの手組みのコツ・バランスとビート落としの方法
更新日:2024年11月14日
タイヤの手組みのコツ
今回は「タイヤの手組みのコツや手組みの難関であるビート落としの本質に」ついても詳しくご紹介していきます。
タイヤの手組みとは、DIYでタイヤを組み替えることでありホイールにタイヤを組み付ける作業を自分で行なったり、ホイールからタイヤを外す作業を自分で行なったすることですが、一般的にはとても難しそうなイメージがあるように感じている方が多くおられるでしょう。
しかし、ポイントを押さえておくことで簡単にタイヤを組み付けたり、タイヤを外したりすることが可能ですので、今回はこの点を深く追求し解説していきます。
潤滑剤を使用する
最初にタイヤの手組みを行う上で用意して頂きたいのが潤滑剤であり、ホイールにタイヤを組み付ける際や外す際に潤滑剤を吹きかけることで、滑るやすい環境を作ることができます。タイヤがスムーズに動くようになるので、とてもビートに対して取り付けやすくなったり、外しやすくなったりします。
主にタイヤはゴムの成分を利用しており、ゴムは素質上とても摩擦が強い物質であるために取り付けたり、外す作業に力を要します。
潤滑剤を使用することで、通常よりも力を加えずに手組みを行えるようになります。この潤滑剤を使用する場合は「できる限りグリースの成分を多く含んだ」乾燥しにくいものを使用することをお勧めします。
タイヤを斜めに入れていく
タイヤの手組みに一番関係しているコツがあり、この部分を意識しないとするでは手組みにかかる時間に大きく関係すると言っていいでしょう。
それはホイールの内部に存在するドロップという突起の部分があり、この部分からタイヤのビートを取り付けたり、外したりすることを意識するだけで簡単に手組みができるようになります。
このドロップという突起に部分に対して、タイヤを斜めに入れていくことがポイントであり、イメージとしてはタイヤ全体を組み込んでいくのではなく、タイヤの片方をまずはドロップの部分に組み付けていくイメージが一番手っ取り早く手組みを行うコツです。
タイヤの手組みのバランス取り方法
次にタイヤの手組みを行なった際にバランス調整取りの方法をご紹介していきます。
バランス取りを行う場合は、手組みと違い専用の製品が必要になってきます。タイヤをホイールの組み付ける際は、専用のビートブレイカーなどを使用しなくても手組みで行うことができますが、タイヤのバランス調整を行う際は自力で行う方法はないので、バランス調整の製品の中でも価格の押さえた製品を次の項目でご紹介していきます。
17インチ「ホイールバランサー」
こちらのホイールバランサーを利用することで、この中央部分でタイヤが回転します。
そして、その際に回転している際に歪んだ部分が発生したりしますので、その部分にマーキングなどを施しホイールにウエイトを装着していきます。
これだけの手順で簡単に手組みを行なった後にバランス調整も行うことができるので、ぜひ利用してみましょう。
18インチ「タイヤウエイト」
そして、このタイヤのウエイトをホイールの裏の部分に取り付けていきます。
特に18インチなどの大きなサイズになると回転する際に危険性もあるので、注意してバランス調整の作業を行なってください。
18インチなどになると大きなサイズになるために回転が鈍くなりますが、回転スピードが速くても回転に歪みが生じますので、その歪みの部分を目安にウエイトを組み付けていきましょう。
タイヤの手組みのビート落としの方法
タイヤの手組みでのビート落としの方法ですが、まずはエアー抜きます。
そして、ホイールからタイヤを外したい気持ちはわかるのですが、コツと言えるポイントは「ホイールからドロップの部分やハンプという部分に意識してビートを落としていくことが重要」です。
このドロップやハンプというのは、ホイールに設けられているタイヤは走行中に外れなくするための突起です。この突起からビートを外していくことで、短時間でビート落としを行うことができます。
ビートをハンプという山から取り外し、ビートのロックを解除するイメージです。ビートのロックを解除することができれば、あとはタイヤレバーなどを使用してタイヤのビート全体を落としていきます。
タイヤの手組みの道具
タイヤの手組みを行う際にあったら便利でな道具をご紹介していきます。
先ほどにビートのロックを解除する段階が一番苦戦するので、この際にビートブレイカーという製品を使用すれば、より簡単に手組みを完了させることが可能です。
それでは、手組みをより簡単に行うことができる道具をご紹介していきます。
ビートブレイカー
こちらのビートブレイカーを使用すれば、赤いシャベルのような部分をタイヤのサイドウォール部分に当てることで、タイヤを押し付けることが可能でこの動作を行うとあまりドロップの部分などを意識しなくても、ビート落としを行うことができます。
そして、数多くのインチにも対応しており製品説明には15インチから21インチと記載してありますが、12インチなどの小さなホイールにも使用できるので、使用範囲の広いとても優れた製品と言えます。
もし、初めて手組みを行う方で不安だなと感じる方はこの製品を使用すれば、手組みを行うことが容易に可能です。
タイヤレバーでテコの原理を使用して、手組みを行うのは力がある程度必要になりますが、このビートブレイカーを利用すればあまり力を加えなくても手組みを行うことができるので、ぜひ利用してみましょう。
ビードに当ててグッと力を込めて抑えるとばりっと落ちる。
期待通りでした。
基本的にビードを落とすだけの単機能製品なので、15~21インチとしているが12インチの4miniのビード落としでも特に問題ないと思われる。
いままで側溝をつかってパンタジャッキで落としたり、気合でタイヤレバーでやっていた作業が思いっきり簡単に終わってしまう。倍ほどの値段が出せるなら、ブレーカー付きの手動のチェンジャーも買えるので一考の余地もある。
出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1LFIIMERLV3... |
タイヤの手組みの失敗する原因
タイヤの手組みで失敗する原因は先ほどもお伝えした「ホイールの突起の部分であるドロップやハンプ」という部分を意識してビートを落とすことができるかが原因となることがあります。
この部分に意識しないと、無理やりタイヤを組み付けようとしたり、外そうとすることで「タイヤやホイールのダメージを与えることが多く」バランスにも影響が出たりすることがあります。このため、ビート落としやビートをホイールに組み付ける際は、ホイールに突起部分を意識して手組みを行いましょう。
タイヤはホイールに対して、突起の部分に空気圧加えることで「タイヤはホイールに組み付けて走行」することができます。このため、この突起の部分からタイヤのビート部分を取り付けたり、外したりすることを行うことがポイントとも言えます。
タイヤの手組みの交換方法
タイヤの手組みでの交換方法をご紹介していきます。
取り外す方法は空気圧を抜き、タイヤのビート部分にタイヤレバーやビートブレイカーを利用してビートを落としていきます。この際に、潤滑剤やドロップなどを意識して作業することがポイントです。
組み付ける際はあらかじめホイールの突起の部分「ドロップやハンプ」に意識して、タイヤを組み付けていきます。この際に、硬くてタイヤの一部分がホイールにはまらないことがあるでしょう。
その際は「タイヤレバーやビートブレイカー」を利用してテコの原理で補助していくと組み付けやすい傾向にあり、もし難しい場合は潤滑剤を吹いて滑りやすい状況にしましょう。
最後に空気を入れてビートをドロップの部分に組み付けることができれば完成です。
ポイントを抑えれば簡単!
今回は「タイヤの手組みのコツやビート落としなどの方法」について解いてきましたが、ポイントとなる場所は「ホイールの突起部分であるドロップやハンプといった部分を意識」できることがポイントです。
タイヤが外れなく固定してある部分がビートであり、そのビートはホイールの突起の部分に収まっていますので「その部分を外したり、その部分に取り付けたり」することができなければ苦戦します。
そのため、この点に注目して手組みを行えば簡単に手組みを行うことができます。最初は苦戦しますが一度行うと慣れることができますので、ぜひ一度DIYで手組みを行なって見ましょう。
初回公開日:2018年01月04日
記載されている内容は2018年01月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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