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オイルレベルゲージの見方・折れた場合・抜けの防止方法

更新日:2024年09月24日

エンジンを積載している車両には「オイルレベルゲージ」というパーツが装備されています。どういった用途があるかご存知でしょうか?こちらは、初心者でも簡単に点検できる箇所ですので、愛車のメンテナンスを覚えたい方は、まずオイルレベルゲージをチェックしてみましょう!

オイルレベルゲージの見方・折れた場合・抜けの防止方法

オイルレベルゲージとは?

オイルレベルゲージというパーツがあります。こちらは、エンジンを積んでいる車両の全てに装備されています。エンジンには、専用のオイルを注入して可動させます。経年でオイルは真っ黒に汚れてきますので、交換しなければいけません。

その交換時期やオイルの状態を判別するために、オイルレベルゲージを確認します。これにより、容易にエンジンオイルの状態をチェックすることができます。DIYで車両のメンテナンスをする場合でも役立つ方法です。それでは、その他にも詳しい内容をご紹介して参ります。

どこに付いているの?

オイルのレベルゲージはオイルタンクに付いています。オイル注入口とも呼ばれています。そのオイルタンクのキャップを外すと「10センチ程度の棒状」のものが付いています。それがオイルレベルゲージです。

この棒状の、どのあたりまでオイルが付着しているかによって、オイルレベルを計測することができます。車両によってはオイルタンクキャップの場所がまちまちですが、しっかりと探せば必ず付いています。オイルチェックをする際には、とても簡単でありながらも重要な作業です。

オイルのレベルチェックとは?

車種によってオイルの量がことなりますが、既定の量があります。たとえば、3リットル必要な車両であれば、オイルレベルゲージの「どの辺りまでオイルが付着」しているかチェックしておきましょう。これが基準の位置を確認する方法です。

チェックした際に基準の位置よりも低い場合は、「オイルの量が不足」しているという目安になります。エンジンにとって、オイルとは必須のケミカル品ですので、量が少なすぎるとエンジンに損傷を与えかねません。とても簡単な作業であるため、月に1~2回程度で構いませんので、オイルレベルゲージでチェックしてみましょう。

小窓が付いているの?

車種によっては、オイルタンクに「透明の小窓」が付いている車両があります。こうした場合は、オイルレベルゲージを外さなくてもオイル量や劣化具合を判断できます。外装に組み込まれていますので、乗車するたびにチェックすることも可能です。

減り方が早まっていたり、汚れ具合が極端な場合、エンジンオイルを早期交換することが肝要です。汚れたままのオイルではエンジンが「最大限のパワー」を発揮できません。ですので、こうした車両の場合では、チェックしやすいということが言えます。

ゲージが折れたらどうするの?

オイルレベルゲージが折れてしまった場合、オイルタンク内にゲージの棒が落ちてしまうことがあります。ですが、オイルレベルゲージは金属製ですので、オイルタンク内に落ちてしまった場合でも底に沈んでしまいます。そのため、オイルの流動を邪魔することはありません。

もちろん、オイルタンク内に余計な金属棒が混入しているので、気になることではありますが、走行に支障が出ることはありません。仮にオイルタンクを外すことがあれば、ついでに取り出しておきましょう。もしくは、マグネット付きのドレンボルトを付けていると、折れたオイルレベルゲージが付いてくる場合があります。こうなれば、オイル交換時に簡単に取り出すことができます。

ゲージが抜けたらどうするの?

何度もオイルタンクのキャップを開け閉めしていると、レベルゲージが抜けてしまうことがあります。こうした場合、根元から抜けていれば、改めて差込み、金属専用のボンドで固定できます。ですが、途中で折れてしまうと厄介です。

折れてしまった場合、接着しても「再度同じ箇所が折れてしまう」可能性が高まりますので、新しいオイルレベルゲージと交換することが望ましいです。1つ数千円で購入できるものですので、心機一転新調してしまいましょう。

オイルレベルゲージの交換は簡単なの?

オイルレベルゲージを交換する理由はたくさんあります。オイルタンクの注入口とサイズが合っていなかったり、違うデザインのものと交換したくなったり、といった小さなカスタムを楽しめる箇所でもあります。しかも、1つ数千円程度ですので、購入しやすいカスタムパーツということが言えます。

交換方法はとても簡単です。旧いオイルレベルゲージを外して、新しいものを差し込むだけで完了です。ただ、この際の注意点として「サイズ」を確認しておくことが重要です。車両ごとに差込口の大きさが異なります。大き過ぎでも入りませんし、小さいとしっかりとフタができません。

交換するときは、古いオイルレベルゲージも持参してショップまで出かけましょう。これによりサイズ間違いをすることがありません。好みのものがあれば、短時間でプチカスタムができます。

ゲージでオイルの残量がわかるの?

オイルレベルゲージを付ける目的は、オイル量の確認が主です。特に旧車と呼ばれる車両はエンジンの各パーツのクリアランスが広い車種が多いため、オイルが消費してしまうことが多くあります。そうすると、定期的にオイルを継ぎ足す必要がありますので、その時に目安となるのがオイルレベルゲージです。

先のように、ゲージのどの辺りまでオイルが付着しているかを記憶しておくことが肝要です。その基準を把握しておくことで、オイルがどれくらい減っているかの目安となります。そのため、エンジンオイル不足といった危険な状態を避けることができます。エンジンはオイルを切らせてしまうと「焼き付き」といって内部が損傷してしまいます。

ぜひ、定期的に愛車のオイル量をチェックしておきましょう。これで、いつでも安心して楽しい走行を実感できます。

オイルレベルゲージが抜けない場合はどうするの?

オイルレベルゲージは主にゴム製のキャップに金属製のゲージが付いています。この状態のままオイルタンクへと差し込みますが、まれに抜けにくいことがあります。それには、ゴムの劣化やサイズが大き過ぎるため抜けづらいという要因があります。

こうした場合、ラジオペンチなどの挟める工具を使って抜くしかありません。新品と交換するつもりであれば、力強く思い切り引っ張ります。これで一気に抜けることでしょう。これでも抜けない場合、差込口の隙間からオイルを摺り込みましょう。少しおいてから、同じくペンチなどで思い切り引っ張ります。これにより、オイルの潤滑で容易に抜けることでしょう。

レベルゲージが破損した時の対処法とは?

オイルレベルゲージが破損することがあります。オイル交換時に踏んでしまったり、ゲージを曲げてしまうと交換する必要が出てきます。多少の曲がりであれば、ペンチを使って真っ直ぐ戻すことで対処できます。ただし、折れてしまうと正常には使えません。こういった場合では、新しい製品と交換することが最善です。

オイルレベルゲージが抜けない方法とは?

オイルタンクとサイズが合っていない場合、オイルレベルゲージが抜けてしまうことがあります。車種によっては振動で緩んできてしまい、いつの間にか抜け落ちていたということもあります。こうした状況を避けるには、乗車前にしっかりと差し込まれているかチェックすることで防止できます。

大抵の場合は徐々に緩んでいき、その後、抜けてしまうことが多いですので、毎回乗る前に確認して、緩んでいれば奥まで差し込んでおきましょう。これにより、振動が強い車両でも、1日で抜け落ちてしまうことはありません。「乗車前点検」の1つにこうした項目を入れておき、常にチェックしておくことで、些細なトラブルも回避することができます。

簡単な点検で愛車をメンテナンスできる!

車両にとって、非常に重要なパーツのご紹介をして参りました。オイル交換を含め、定期的な各所の点検は重要なことです。ゲージの点検はとても簡単なため、初心者でも容易にできる愛車のチェックです。ぜひ、この機会にオイルのレベルゲージを点検してみましょう。

初回公開日:2018年02月21日

記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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