サイドアンダーミラーは後付はできるのか・使い方と見え方
更新日:2024年10月08日
サイドアンダーミラーはどんなもの?車検基準は?
ミニバンやトラックにはサイドアンダーミラーが付いていますが、乗用車や軽自動車には付いていないことがあります。最初からサイドアンダーミラーがついていない車に後からミラーを付けたいと考えていても、後付けができるかどうか気になる方もいるでしょう。
そこで今回は、サイドアンダーミラーを後付けする方法や使い方などについてご紹介してまいります。
サイドアンダーミラーとは
サイドアンダーミラーと聞いただけではどんなものかイメージできない方もいるでしょう。サイドアンダーミラーとは車の死角となる側面や前面を写すためのミラーです。
サイドアンダーミラーは主にミニバンやSUV、トラックなどに使用されており、トラックの場合はサイドアンダーミラーの設置が義務付けられています。乗用車や軽自動車などはサイドアンダーミラーの設置が義務付けられていませんが、車の形状によってはサイドアンダーミラーが装備されている車種もあります。
最初からサイドアンダーミラーが装備されている車はミラーの設置が義務付けられているので、ミラーを外したまま走行することはできません。
サイドアンダーミラーはどうやって使うもの?
普段サイドアンダーミラーが付いていない車を運転している方は、どうやってミラーを使えば良いか分からない方もいるでしょう。そこで、次の項目からはサイドアンダーミラーの使い方について詳しく見ていきましょう。
トラックのサイドアンダーミラーはいつ使うもの?
トラックのサイドアンダーミラーは、右左折時や車線変更時に使います。また、車庫入れなどの時にサイドアンダーミラーを使うこともあります。走行中にサイドアンダーミラーを使う時は車や歩行者の巻き込みを防ぐために取り付けられているので、交差点で曲がる時などにサイドアンダーミラーを使って巻き込み確認をします。
前方のサイドアンダーミラーを使う時は?
トラックの前方は死角ができるので、子供がトラックの前でしゃがんでいると運転席から子供を確認することができません。そのため、前方のサイドアンダーミラーは発進時などの安全確認をする時に使います。
また、前方のアンダーミラーは車庫入れの時に使うこともあります。車庫入れの時にトラックが駐車する線からはみ出ていないかどうか確認する場合や、前方を壁ギリギリまで寄せたい場合などは前方のサイドアンダーミラーを使って確認すると良いでしょう。
SUVのサイドアンダーミラーはオフロードで効果的
SUVの場合は安全確認だけではなく、オフロードを走行する時に役立つアイテムです。オフロードには木や岩が落ちていることがあるので、障害物に注意しながら走行する必要があります。
この時にサイドアンダーミラーがあることで、車の側面にある障害物をミラーで確認することができます。サイドアンダーミラーを使うことで、車をぶつけてしまうリスクを大幅に減らすことができます。
サイドアンダーミラーは車検で注意が必要?
サイドアンダーミラーは車検でチェックされる項目なので、自分で取り付けた場合などは注意が必要です。そこで、次の項目からはサイドアンダーミラーに関する車検での注意点についてご紹介しましょう。
ミラーを外したままでは車検に通らない
中にはサイドアンダーミラーが格好悪いと感じて、取り外してしまう方もいるでしょう。しかし、元々付いているサイドアンダーミラーを取り外した状態では車検を通すことができなくなります。そのため、最初からサイドアンダーミラーが装備されている車の場合はミラーを付けた状態で車検を通すか、純正のミラーに変わるものを取り付けておきましょう。
カメラで確認できればミラー無しでも大丈夫
最近のSUVなどは、新車の状態でもサイドアンダーミラーが付いていないことがあります。「法令では取り付けを義務付けているのになんでミラーが無いの?」と感じる方もいるでしょう。
サイドアンダーミラーが最初から付いていない車にはミラーの代わりにccdカメラが付いており、車内のバックミラーなどに前方や側面の映像が表示されるので、フェンダーなどにミラーがなくても車検を通すことができます。
車検の基準では「高さ1m、直径0.3mの円柱を確認することができるもの」と定められているので、この基準を満たすのであればサイドアンダーミラーを取り付けなくても車検を通すことができます。
純正のミラーからカメラに交換した場合は?
新車の状態ではサイドアンダーミラーが標準装備されており、後からカメラタイプのものに変更した場合は、車検に合格するのかどうか気になります。この場合は車検に通すことができる場合とそうでない場合があります。
基本的には法令で定めている基準に適合するようにカメラが設置されていれば問題ありませんが、カーディーラで車検を通す場合は純正のサイドアンダーミラーが必要になることがあります。
カーディーラーで行う車検の場合は社外品のパーツが車検基準を満たしていない可能性もあるので、車検適合のパーツであってもカーディーラーでは車検を通すことができない場合があります。
この場合は純正のサイドアンダーミラーを取り付けて車検を通すか、民間の修理工場などで車検を通すと良いでしょう。
サイドアンダーミラーは後付けできるもの?
サイドアンダーミラーはトラックなどには標準装備されていますが、乗用車などには付いていないことが多いです。
サイドアンダーミラーは死角を減らすことができるので、乗用車にサイドアンダーミラーを後付けしたいと考える方もいるでしょう。そこで、次の項目からはサイドアンダーミラーを後付けする方法などについてご紹介します。
乗用車の後付けサイドアンダーミラーの種類は?
乗用車に後付けするサイドアンダーミラーにはいくつかの種類があります。後付けするサイドアンダーミラーは補助ミラーやパーキングミラーなどの名前で販売されており、手軽なものであればサイドミラーの鏡面に貼り付けて設置するタイプもあります。
サイドミラーの鏡面に貼り付けることが嫌だと考える場合は、サイドミラーの下に取り付けるタイプのミラーやカメラタイプのものもあるので、自分の好みによってサイドアンダーミラーを選ぶことができます。
後付けのサイドアンダーミラーは車検に通る?
サイドアンダーミラーを後付けした場合は、車検に通すことができるかどうか気になる方もいるでしょう。
後付けのサイドアンダーミラーはその商品によって取り付け方や形などが異なるので、商品によっては車検に通すことができないことがあります。特にカーディーラーなどでは社外品のミラーを取り付けているだけで車検を通すことができないことがあるので、注意が必要です。
サイドアンダーミラーは死角を減らすことができるものですが、後付けする場合は車検のことに注意して商品を選びましょう。
サイドアンダーミラーの見え方はどんなもの?
サイドアンダーミラーを取り付けると、車内からはどんな風に見えるのか気になる方もいるでしょう。
サイドアンダーミラーは車の前方や側面を映すので、前方のミラーは車の前方にある障害物を確認することができます。側面のミラーは車の真横を映すので、タイヤ周辺にある障害物や横にある障害物などを確認することができます。片側2車線の道路ではサイドアンダーミラーに後続車が映ることもあるので、車線変更時に後続車を確認することができます。
軽自動車のサイドアンダーミラーはどんな写り方?
最近の軽自動車は背が高くなっている車種もあるので、中には軽自動車であってもサイドアンダーミラーが装備されていることがあります。
軽自動車に装備されているサイドアンダーミラーも基本的にはトラックなどと同じように映すので、車の前面や車両の側面を映します。ただし、軽自動車はトラックよりも背が低いので、タイヤ周辺や道路などをはっきりと確認することができます。
後付けしたサイドアンダーミラーの写り方は?
純正状態でサイドアンダーミラーが装備されていない車に後付けのミラーを付けた場合も基本的には車の側面を映すので、ミラーで確認できる部分に大きな違いはありません。しかし、後付けのミラーは多くの種類があるので、ミラーの形状によっては映り方がトラックなどと異なる映り方になることがあります。
後付けのミラーはそのミラーの形状によって映り方が異なるので、これからミラーを購入する場合はミラーの映り方などに注意して選ぶと良いでしょう。
サイドアンダーミラーは洗車機で洗う時に要注意
車種によってはサイドアンダーミラーがフェンダーに付いており、車のボディ形状から少し飛び出ていることがあります。このタイプの車を洗車機で洗う場合、洗車機のブラシでミラーが壊れないかどうか気になります。
洗車機のブラシはセンサーで車の形状を読み取っており、サイドアンダーミラーだけでなくワイパーやスペアタイヤなどの突起物をセンサーで検知してブラシの位置を制御しています。そのため、多くの場合は洗車機で車を洗ってもフェンダーにあるミラーが壊れることはありません。
しかし、中には洗車機で洗った時にサイドアンダーミラーを壊してしまうことがあります。そのため、ミラーの破損を気にするのであれば手洗いで車を洗うか、洗車機の設定をフェンダーミラー車の設定などにして洗うと良いでしょう。
後付けしたミラーを洗う時の注意点は?
サイドアンダーミラーを後付けした場合は、洗車機で洗っても大丈夫かどうか気になる方もいるでしょう。後付けのミラーにもさまざまな種類がありますが、基本的には後付けされたミラーであっても洗車機の設定などに注意すれば問題ありません。
しかし、サイドミラー内部に貼り付けたミラーを高圧洗浄機で洗う場合は注意が必要です。高圧洗浄機は非常に高い水圧をボディに当てるので、ホースの先端をミラーに近づけすぎてしまうと後付けしたミラーが壊れてしまうことがあります。そのため、高圧洗浄機を使って車を洗う時は、後付けしたミラーとホースの距離を十分に離して使うようにしましょう。
サイドアンダーミラーで死角を減らそう
ここまでサイドアンダーミラーの特徴などについてご紹介しましたが、サイドアンダーミラーは車の死角を減らすために非常に重要なもので、車の安全に関わる部品です。サイドアンダーミラーは後付けすることもできるので、車の死角を少しでも減らしたいと考えている方は後付けのサイドアンダーミラーを使うことで、より安全に運転することができます。
また、サイドアンダーミラーが格好悪いと感じる方はミラーの代わりにカメラを使用することで、純正のミラーを外したまま車検を通すことができます。
ミラーの使い方を理解した上で車を運転すればより安全に運転することができるので、サイドアンダーミラーの使い方をきちんと理解して車を運転しましょう。
初回公開日:2018年04月13日
記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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