センターキャップの外し方・自作方法・キャップのサイズ
更新日：2023年11月25日
センターキャップとは
ホイールのセンターキャップとは、ホイールの中心に付いているキャップです。色々なセンターキャップがありますが、センターキャップなしでも車は走ることはできます。つまりセンターキャップは必ずしも必要ではありません。
ホイールのセンターキャップは、タイヤのホイールを車体に取り付けた時に、車体側のハブ軸の先にくる位置に取り付けます。ではセンターキャップとは、何のために付いているのでしょうか。
ホイールのセンターキャップは、車体側にあるセンターハブの先端を外から見えないように覆う役目をしています。センターハブはスチール製で錆が目立ちやすいので、この錆を外から見えないようにします。このようにホイールのセンターキャップは、ホイールの外観を美しくする目的で使用されます。
センターキャップの種類
センターキャップにはどのような種類があるのでしょうか。またホイールの種類によって用途は違うのでしょうか。ここではセンターキャップの種類について考えてゆきます。
スチールホイール
スチールホイールはセンターキャップが付いていない時があります。特に軽トラックなどの安いモデルは付いていない場合が多く、センターキャップが付いていなくても走行には問題ないので、取り付けていない場合が多いです。
スチールホイールも上級モデルになると、センターキャップが取り付けられている場合があります。これはスチールホイールをドレスアップすることと、ハブ軸を隠すために取り付けています。
スチールホイールでも、ホイールカバーが取り付けられている場合は、センターキャップは基本的には取り付けられていないです。これはホイールカバーがスチールホイール全体を隠すためと、センターキャップがあると、ホイールカバーが取り付けられないためです。
アルミホイール
アルミホイールの場合のセンターキャップは、アルミホイールをドレスアップするために取り付けられています。センターキャップがないとハブ軸が見えてしまうので、足回りの外観が悪くなってしまいます。
メーカー純正のセンターキャップは、ディーラーで購入すると4輪分で大体5,000円程度します。その他に色々なセンターキャップが売られていますので、自分の車に合ったセンターキャップを取り付けると、他の車と違ったドレスアップになります。
スチールホイールのセンターキャップは出っ張っている場合が多いですが、アルミホイールのセンターキャップはホイールと同じ高さになっているので、見ただけではキャップがしてあるのがわからない場合が多いです。
センターキャップの外し方
センターキャップはプラスチック製で、ホイールのセンター部分にプラスチックのツメで引っ掛けて装着するタイプが多いです。
取り外す場合はセンターキャップの隙間にマイナスドライバーなどの工具を慎重に差し込むか、ホイールを車体から取り外して、裏側から先の丸い棒状のもので外へ押し出して取り外します。また強力な粘着力のマジックテープを張り付けて、端の部分をまとめて引っ張ると、割と簡単に外れます。
最近ではセンターキャップレンチとよばれるセンターキャップを外す専用の工具も販売されており、およそ2000円～3000円で購入することができます。
いずれにしてもツメの部分は折れやすいため、作業は慎重に行います。爪が折れたまま使用して、外れて他の車や歩行者に当たると、重大な事故になりますので、注意が必要です。
とても、簡単！サクッとセンターキャップを外せます。傷が気になるなら、穂先にクッション材をかますとよいかも。まぁ、傷にはなりませんけど。
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センターキャップの自作方法
センターキャップは自分が気に入らない場合は自作することができます。どのようにすれば良いのでしょうか。ここではセンターキャップの自作方法について考えます。
シール
センターキャップを自作するために簡単な方法は、元のセンターキャップにシールを貼ることです。シールは市販化されているので、割と手に入れやすいです。
元のセンターキャップの表面が汚れていたりした場合は、きれいに清掃してから貼りつけます。また表面がデコボコしている場合は、サンドペーパーなどで磨いて、表面に光沢をもつようにすれば、シールが貼りやすくなりますし、剥がれにくくなります。
シールは一回貼ると、剥がれないようになっているので、丁寧に貼ります。剥離紙がある場合は、剥離紙を剥がずにホイールに当ててみて、位置決めをしてから貼れば、失敗は少ないです。不安がある場合は、購入した販売店に相談して、貼ってもらうのも選択肢の一つです。
品質はかなり良い。半年たっても色褪せもない。傷もつきにくい。
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ステッカー
ステッカーはシールと違い、厚みがあるのでセンターキャップに貼る際に、立体的な表面になります。またステッカーも市販されているので、比較的手に入れやすいです。
元のセンターキャップの表面の汚れを取ることはもちろんですが、シールと違い厚みがありますので、剥がれやすいです。そのため、貼る際には粘着力を強化しなければならない場合もありますので、塗ってある接着剤に加えて、強力接着剤を塗り加えなければなりません。
ステッカーを貼る時に剥がれないようにしておくと、新しく貼りたい時には、センターキャップごと交換することになります。そのためステッカーを貼るセンターキャップと同じ物を揃えておかなければなりませんので、貼る際には貼りなおすことも考えておかなければなりません。
デザインが良く目立って高級感が会って良いと思う。冬場のスタッドレスタイヤに装着しております。
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DIYでセンターキャップを作る
センターキャップは購入しなくても、汎用のものから作ることができます。アルミホイールは爪の関係で作ることは難しいですが、スチールホイールの場合は比較的簡単にできます。
スチールホイールの場合はホイールの穴のサイズさえ合えば、プラスチックの蓋などでセンターキャップを作ることが可能です。車用の芳香剤の蓋などもサイズが近いですので、面取りなどして取り付けが可能です。
センターキャップを自作するためには、ホイールの穴のサイズを測って、そこに合うものを使えば良いです。100均にも色々なグッズがありますので、自分の車のホイールに合った素材を選べば良いです。ただし、あまり柔らかい素材は壊れたりするので、ある程度固さのある素材を選ばなければなりません。
センターキャップのサイズの種類
センターキャップはホイールのサイズによって違いますので、自分が取り付けたいホイールに合った物を検討しなければなりません。外形は60mm～68mmが多いですが、ベンツなどの外車は74mmのサイズになります。
センターキャップは外形だけではなく、爪のサイズや形状がホイールに合わないと、装着することはできません。そのため外形だけで購入して、いざ装着しようとしたら爪の形状が合わなくて、装着できないということもあります。
スチールホイールの場合はセンターハブを隠すためのものが多く、プラスチック製なので、サイズが合えば装着できることが多いですが、アルミホイールの場合は爪の形状が問題になりますので、購入する場合は、直径 内径、高さ、内径ツメ部のサイズが合うかどうかを確認しなければなりません。
センターキャップの塗装をするメリット
センターキャップがプラスティック製の場合、走行中の砂などで傷が付く場合があり、外観が悪くなる場合があります。またアスファルトなどのピッチなどが付着する場合もあります。これらのことを軽減するためにセンターキャップを塗装する場合があります。
センターキャップを塗装しておくと、傷が付いたり汚れが付着しても塗装し直しが効き、センターキャップ自体の保護にもなります。塗装する塗料はカー用品店などに売れていますので、自分で好きな色を購入しカスタマイズが可能です。
プラスティックのセンターキャップは比較的塗装しやすいですが、アルミ製のセンターキャップは専用の塗料でないとはげてしまう場合がありますので、アルミ製のセンターキャップは専用の塗料を使用しましょう。
ホイールの吸盤のセンターキャップの外し方
ホイールのセンターキャップを外す場合に吸盤を使うことがあります。ここではセンターキャップを吸盤で外すやり方について考えます。
吸盤を使うメリット
センターキャップを取り外す場合に、スチールホイール用の場合は、マイナスドライバーなどを隙間に入れて外せますが、アルミホイールのセンターキャップはホイールに組み込まれているので、マイナスドライバーで外すことはできませんし、無理に外そうとすると、センターキャップにもホイールにも傷を付けてしまいます。
タイヤを車から外して、裏から押すと外すことはできますが、ジャッキアップしなければなりませんので、手間がいることになりますし、ホイールナットの締め付けなどもしなければなりません。
吸盤なら100均などでも売られているので手頃ですし、一回きりで使い捨てしても惜しくはありません。またタイヤを外すこともしなくて良いですので、簡単にできます。
工具
工具は細いマイナスドライバーと、凸凹で使えるジェルタイプの吸盤です。吸盤は直径6cm程度の物が良いです。内部のバネと吸盤クリップは作業効率を上げるために取り外します。
そしてクリップ外したところには引っ張りやすいように、マイナスドライバーを通します。吸盤をギュッと強くしっかりと押し付けます。吸盤がしっかり吸着したと感じたら、白い部分を押し付けながら、真ん中の引っ張り部を引っ張っぱりながら、全体を引っ張っていきます。上手くいかない場合は再度同じように繰り返します。
吸盤がしっかり吸着していたら、スッと取れますので、取れたらマイナスドライバーを外して、吸盤をセンターキャップから外します。センターキャップにジェルが付着していたら、きれいにふき取ります。
センターキャップの楽しい使い方
センターキャップは車の足元をドレスアップするだけでなく、センターハブの保護もしています。普通に考えれば隠れたパーツですが、車に必要なパーツとも言えます。ノーマルのセンターキャップを交換すれば、足元もすっきりする場合もあります。
センターキャップは市販されていますし、ノーマルの製品と比べかっこいい物もあるので、車が洗練されて見えるようになります。乗用車だけではなく、8ナンバーのキャンピングカーなども、センターキャップによるドレスアップができます。
高さの低いセンターキャップを少し高いセンターキャップに交換することによって、軽トラックもドレスアップ可能で外観も変わってきます。「ただの１部品」と扱わずに、他のパーツと同様に足元のドレスアップパーツとして活用すると良いです。
初回公開日：2018年05月08日
記載されている内容は2018年05月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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