【冬】車中泊の寒さ対策・グッズ紹介
更新日:2024年09月01日
冬の車中泊の寒さ対策は?
車中泊の場所選び
車中泊をする時はいつも同じ環境と言うわけには行きません。しかしもし出来ることであればトイレや売店、コンビニなどが近くにあるところは便利で安全です。パーキングエリアなどの施設はトイレも食料供給施設が完備されているので車中泊に適した場所だと言えます。ある程度計画を立てながら車を駐車する場所を確保することで、安心して車中泊を行うことができます。
また冬に雪の多い地域では寝ている間に積雪で身動きが取れなくなることも珍しくないので、屋根がある場所を確保するか、事前に天気予報などのチェックして計画を立てることを忘れないでください。事前に積雪が多い予報を確認した場合は予定を改めるか、予定していた場所よりも標高の低い場所を確保して車中泊することで、未然に事故を防ぐことが出来ますので予定されている方は注意してください。特に雪の降る時期の情報は小まめにチェックし、車中泊に備えて安全を確保しましょう。
冬の車中泊 車内の温度は!?
道路に雪が積もっているような環境の場合は、車外温度がマイナス15℃、雪が降っていない冬でも朝方の外気温はマイナスになることもあるので冷蔵庫よりも寒いと言うことになります。
その様な寒い冬には車中泊を避けた方がいいと言えますが、やむを得ず車中泊をする場合は事前に準備していくことでより良い環境を作り出せ、安全に安心して眠る事が出来ます。車中泊を予定している場所の情報を事前に調べて情報を把握し、時には予定地を変えることも必要かもしれません。車中泊を楽しくするためにも事故だけは避けられるように注意が必要です。
車中泊での窓対策
車の内装は整えられているのですが、外側はただの鉄ですで、冬の車中泊で車内が冷える原因は外気によるものですので、車内の寒さ対策をすることで冬の寒さを軽減する事が出来ます。
車のガラス窓の形に合った銀マットやカーテン、保温性のあるグッズがありますが、どれもそれなりに効果なので今回は自分の車の窓に合わせて市販の銀マットを切って自作してみるのもお勧めです。まずは失敗しないように新聞紙などを使って窓に当てて、ペン等を使って簡単な型紙を作ります。ここで忘れないようにフロントガラスの分も型紙を作ります。フロントガラスは大抵一番大きなガラスなので最も外気の影響を受けてしまいますので、フロントガラスもしっかり対策することをお勧めいたします。すべての型紙に合わせて銀マットを切るのですが、窓枠より少し大きめにするのがコツです。大きめに加工することで窓枠にぴったりと挟まり外れにくくなります。 また銀マットに表と裏があると思うのですが、銀の方が外側を向くように、車内の内側から取り付けてください。
材料費はホームセンターなどで1000~2000円ほどで購入する事が出来ますので、とても安く済ませることが可能です。
※窓だけではなく眠るための床にも銀マットは有効な保温対策となりますのでお勧めです。自作ではなく完成した商品を試したい方は、後でご紹介させていただきますのでそちらをご覧ください。
車中泊での暖房について
車中泊でエンジンをかけたままで一夜を過ごす方もおられますが、その時の天候状態によってはとても危険な行為となります。排気ガスの出口をふさがれて車内にガスが流れ込み一酸化中毒で命をおとす例が何件もあります。また車内に暖房器具を持ち込んで、暖を取り同じような事故を起こしてしまうこともあります。
しかし車はヒーターを止めてしまうと、基本的には鉄の塊なので、かなり短い時間で外気に近い温度になってしまいます。そのままではとても一晩過ごすことは出来ませんし、命にもかかわることです。そこで役に立つのがウォームマットという商品で、運転中にシガーソケットから電源を取り、約90分ほどで満充電する事が出来、バッテリーを内蔵しているので、約8時間暖かさを保ってくれるマットで、冬の車中泊にはとてもありがたい商品です。これなら排気ガスが原因の事故の心配もありませんし、エンジンをかけっぱなしにして無駄なガソリンを使わなくて済みます。このような対策グッズを使って、車中泊を楽しく安全に行えるように準備してみてはいかがでしょうか。
冬の車中泊
どうしても車中泊をしなければならなかったり、雪山でのレジャー・スポーツのために夜中に現地について車中泊をするなどいろいろな場面があります。車中泊する場所やその日の天候を確認して、急な悪天候により予想しなかったことが起きたりすることがありますので、十分に準備をしなければなれいません。場合によっては、場所や日時を変更することも必要だと考えます。なるべく単独での車中泊は避け、緊急時のことも考えた場所選びが必要です。
エンジンをかけて暖房をしたまま・・・
目的地に到着し、車のエンジンを止めると意外と早く車内温度はマイナスへと下がってしまいます。 防寒対策をしていない場合は、やはり車のエンジンをかけたまま眠ることが多いようです。しかしそうした行動が原因で命をおとす事故が多いことも事実ですので気を付けてください。 アイドリングをしたままで眠っている間に、雪でマフラーが塞がれて、車内に排気ガスが入り、一酸化炭素中毒で命をおとす事例があります。本人は全く気がつくこともなく死んでしまうと言う、本当に恐ろしい事故だと言えます。事例ではスキー場での事故が多く、駐車場で夜から朝にかけて眠っている間に予想以上の積雪により、マフラーが塞がれてしまい事故となってしまうようです。小さな部屋で練炭を使い、一酸化炭素中毒になってしまう事故と同じです。車内は狭いのでより注意が必要です。
また同じくエンジンをかけたままで起こる事故としては、眠っている間に無意識にアクセルを踏んでしまい、エンジンや排気管から発火しそのまま逃げ遅れて命をおとす事例があります。雪は音を吸収してしまうので気がつきにくく、車内はエンジン音の防音対策がされていますので、疲れてぐっすり眠てしまい気がつかづに事故になってしまうようです。
冬の車中泊にグッズ
シュラフ(寝袋)
寝袋は防寒対策としてはかなり効果を期待できるグッズであることは間違いありません。ただここで注意が必要なのは、寝袋の選び方です。寝袋はすべてが同じではなく、品物によって対応する温度が違います。価格の安いものは±0℃対応と言う所で、冬の車中泊ではあまり役に立ちません。しかしかなりのマイナス温度にも対応している寝袋になると高価となり、あまり頻繁に車中泊をしない方はわざわざ買う必要性を感じないかもしれません。 価格の安い寝袋・シュラフを購入して、それにプラスして毛布をもって行くことをお勧めいたします。驚くほど暖かく快適に車中泊を過ごす事が出来ますので荷物は増えてしまいますが、快適な車中泊を行うには必要な準備だと思います。また湯たんぽなどを使うと更に暖かくすごすことが出来ます。どうしても足が冷えやすいので、100円ショップなどで購入しておくと冬の車中泊で役に立ってくれるのでお勧めです。
夏・冬 車中泊に凄技シェード
上記でも窓ガラス対策について触れましたが、銀マットを自作して、冬の車中泊の対策をするものでした。しかしこちらでは自作するのは面倒だとか、時間がない方へご提案させていただきます。車中泊の時に、車内の温度を下げる一番の原因である窓対策、各メーカー車種に合わせてシェードが出ていますので参考にされてください。シェードは保温効果だけでなく、車内のプライベート対策や車上荒らし対策にもなりますので検討する価値はあると思います。窓ガラスが車中泊を快適に過ごすための大きなポイントとなりますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
車中泊 専用マットレス
冬の車中泊もより快適にしてくれるグッズとして専用のマットレスがあります。これはオールシーズン使えるのはもちろんですが、冬場には特にありがたいアイテムと言得ると思います。車のシートをフルフラットにして、その上にマットレスを引くだけと言うものですが、小さな凸凹を埋めて即席のベットとして車内を快適空間にしてくれます。車内の床から伝わる冬の寒さから守ってくれ、更に寝袋や毛布を使えばぐっすり眠ることが出来ます。先ほどのシェードと組み合わせることで、より快適さがアップして体を休めることが出来ますのでお勧めしたい商品です。いろいろなメーカーから車種にあわせて販売されているので、ご予算に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
冬の車中泊ブログ紹介
◆冬の車中泊をプリウスで旅するブログ。東北は岩手県の厳しい冬の寒さの中、プリウスの優れた装備と冬の車中泊グッズを使って巧に寒さをしのいでる様子がとてもすばらしいです。プリウスのエアコンはバッテリーだけで動き、蓄電が少なくなるとエンジンがかかり、バッテリーがたまれば止まると言うことで、冬の車中泊での安全面にうれしい性能ですね。ハイブリットは冬の車中泊にとても適しているんだなと思わされたブログでした。
◆とても内容の濃いブログで、冬の車中泊をするにあたってとても勉強になりますし、実際に体験されたことを元にしていろいろなアドバイスが書かれています。冬の車中泊に必要な大切なポイントや、実体験での思いなどが細かく分かりやすく表現されています。冬の車中泊をしてみようとお考えの方にはとても参考になるのではないでしょうか。また災害時の避難場所として車中泊をよく見かけますが、その時の過酷さや危険性も書かれています。プライベートの確保には車を避難場所として求める気持ちはとても分かるのですが、その危険性をこのブログを見ることで改めて考えさせられました。
◆ブログのタイトルを見てお分かりのように絶対マネしない下さい。普通は事前にこの状況が分かっていたら予定を改めると思うのですが、実際に冬の厳しい青森での車中泊の体験をしたことを書いているブログです。この内容は今回注意点として挙げてきた内容を実際に目の当たりにして身の危険を感じてしまうと言う内容で、人によっては冬の車中泊をすることが嫌になるかもしれません。しかし危険だと言うことも知っておくべきだと思いますので紹介させていただきました。事前にしっかりと車中泊する場所の情報を調べ、それに適した準備をしてお出かけください。
やはり安全な冬の車中泊を楽しみたい!
実際のブログでの体験や資料から冬の車中泊を調べてきましたが、冬と言う季節が一年の中で最も過酷なシーズンだと分かりました。決して夏場が安心だとか、春が安全だと言う事ではないのですが、現在の日本では急な悪天候や災害により思いもよらない出来事が起こることがあります。特に冬の車中泊では命に係わることもあるので、少し大げさに危険性をお伝えしてきましたが、それだけ何事もなく、安全な状況から危険な環境へ変わってしまうことが起きる可能性があります。
基本的にはオールシーズン車中泊はドライブイベントのひとつとしてとても楽しく、知恵を出しながらあれこれ出来る時間でもありますし、一人でも仲間とでもより密に分かり合える空間と時間です。優しい環境から車中泊をはじめ、いろんな環境でも車中泊を試してみたくなることだと思います。車中泊でのアイテムやグッズも増えて来て慣れたころ、さらなる準備を怠って予想外の事故から身を守るためにも、改めて情報収集や事前の準備を疎かにしないように心がけてください。そうした事前の準備が出来ているからこそ、安心・安全で快適な冬の車中泊が楽しめるのではないでしょうか。
初回公開日:2017年08月15日
記載されている内容は2017年08月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。