タントでの快適な車中泊方法│ベッド自作/マット/グッズ
更新日:2024年06月20日
タントで快適に車中泊をする方法
今や車中泊する事もの旅の一つです。コンパクトなタントで手軽に車中泊を楽しむ為の工夫を考えてみました。車中が広いタントは、リアシートを倒せば荷室がフラットになり、運転シートを倒すとロングソファーになります。助手席を倒すとテーブルとしても使えるのが便利です。そんなタントでの車中泊についてご紹介していきます。
タント車内スペース
公式での室内スペースは、室内長 220cm、横幅 135cm、室内高 136.5cmとなっています。
・室内長はラゲッジフロアから前席まで140cm。前席を動かしてリアシートを詰めても150cmほどになります。前席のスペースを含めれば約190〜200cmとなります。
・横幅120cm。公式の横幅135cmよりも狭くなっています。
・室内高は約100cm。公式の136.5cmは床からの高さ。子どもが立てたり、大人が腰を下ろすこともできます。
・斜めの長さは約170cmです。体格によっては横になって寝られるほどです。
快適な車中泊を過ごす為のベッドの自作方法
イレクターパイプを使ったベット
車中泊する為のベットの組み立てに最適なのは、イレクターパイプです。旅先で急にベットが作りたいと思っても、これを使えば即解決出来ます。これは、パイプとジョイントとの組み合わせにより、いろいろな形を作る事ができる立体素材で、専用のカッターをタントの車内の長さに簡単に切断できます。
これに専用の接着剤でジョイントとパイプを繋げていけば、簡単にベットの土台を作る事が出来ます。出来た土台の上に板を敷けばシートの段差が気にならないベットを作る事が出来、最適な車中泊を行う事ができます。
車中泊可能な専用フラット・ベットキット
このようにタントには、専用のベットキットもあります。これは組み立て簡単なロングフラットベットで丈夫な上に軽量に設計されています。タント専用ですので、タントの車内をサイズぴったりなベットにする事ができます。
マットも合皮で作られている為、お手入れも簡単になっています。このフラット・ベットキットはコンパクトにまとまり、専用のショルダー収納ケースもあるので持ち運びも便利です。このように車中泊に使える専用のベットキットもあります。
タントの車中泊にマットをご紹介
車内を広く使えるタントは、このように荷台部分から助手席をフラットにする事もできます。ここにマットなどを敷けば、簡単に車中泊を楽しむ事ができます。しかし、気になってしまうのが、助手席と荷台部の間にできてしまう座席と座席の段差です。このような段差があると快適な車中泊を過ごす事はできません。
車中泊する上で、快適な睡眠を取る空間を作る事は旅の楽しさを決める秘訣でもあります。この問題を解消すべくマットを紹介します。今は持ち運びの便利な物から低コストで購入できるものまで、様々なマットがあります。あなたに合ったマットを選びましょう。
アイリスオーヤマ マットレス 6つ折り 硬質 シングル MTRC-S(ウレタンマット)
ウレタンマットは厚さが足りない為、タントの様に車内がフルフラットにならない車にとっては少し不便かもしれません。厚さ的に足りないため断熱性には少し問題があるでしょう。そして、折りたためるとは言え少しかさばるのが難点です。
しかし、お近くの量販店でも低コストで購入が可能なので、タントでの急な車中泊には向いています。
ずっと探していた物でした。6センチ位の厚みで硬めのマットを探していました。今迄は低反発のマットを使用していたのですが、自分には柔らかすぎて腰痛軽減までには至りませんでした。このマットは自分の症状にはマッチしているようで、かなり腰が楽になりました。価格もリーズナブルで助かりました。
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FIELDOOR 車中泊マット
FIELDOORのマットは1枚7500円ほどです。5cmという十分な厚みがあり、長さは200cmもあります。低反発マットのような寝心地があり、タントの車内にも収まるので、車中泊でも快適な睡眠を取る事ができます。ツマミを捻ってバルブを開くだけでカンタンに膨らむ設計になっており、使わないときには空気を抜いて折りたためます。コンパクトなタントの荷室にもいつでも積んでおけるサイズです。
これから車中泊を体験したいと思い購入した。まだ使ってはいないが、自宅で広げた感じでは問題なく使えそうである。製品の値段も安く、車中泊での使用が楽しみである。
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THERMAREST(サーマレスト) アウトドア用マットレス ソフトシート
アウトドア全般で利用できるようにクッション性が高められており、ゴツゴツした岩場や小石の上で敷いても気になりません。
そのため、タントの荷台部から助手席を倒した時にできる段差も気になる事はありません。片側にアルミ蒸着が施されており、断熱性や摩耗への耐性もバッチリです。普通の銀マットとは一味変わったマットです。
タント専用マット
タント専用のマット「くるマット」は、サイズの違うクッションがそれぞれセットで購入でき、車内のスペースを自由に確保する事ができます。助手席と荷台部との間にできる段差にも合わせて設計されている為、1つ1つのクッションを組み合わせる事によりフラットな空間を作る事ができます。
クッションはそれぞれコンパクトな設計なので、通常通りクッションとしても使用する事ができ、コンパクトなので道運びや車内でも場所を取らず便利です。
タントの車中泊にグッズご紹介
少しでも快適な車中泊を過ごす為のグッズのご紹介です。自分の部屋にいるような便利さで車中泊をする事が出来ればベストです。
防犯性に優れたものから、持ち運びが便利なものまでをご紹介します。このグッズで快適且つ、旅先でも困る事はありません。
タント L350s エコ断熱シェード 10枚
エコ断熱シェード (サンシェード)とは窓の内側に貼り付ける日よけのことです。特に夜車中泊の際は車内から外が丸見えになってしまうと防犯上問題があります。すべての窓にサンシェードを内側から貼り付けて中が見えないようにする事により快適な車中泊を送る事ができます。
Levolva<レヴォルヴァ>L375S系/L385S系タント/タントカスタム専用サイドカーテンセット
Levolva<レヴォルヴァ>のタント専用カーテンです。ドレスアップだけじゃなく実用性にも優れたカスタムパーツです。車内の窓に合わせて完全に設計されているので、車中泊では車外から中が見える事もなく、防犯上安心できます。冷暖房効率UP(燃費向上)に盗難防止に、日除け対策に等に幅広く活用できます。
LEDランタン
タント車内のルームランプをつけたままにしてはバッテリーが上がってしまいます。しかし、エンジンをかけるのも不経済なので、タント車中泊の照明はこのようなLEDランタンを使うと良いです。1つあればタントのようなコンパクトな軽自動車の車内は、ほぼ隅々まで照らしてくれます。これがあれば車中泊の際、夜も楽しむ事ができます。また持ち運びが便利なので、バックなどに忍ばせておく事も可能です。
AC コンセントとUSB充電
車載用DC-BCインバーターです。家庭用コンセントに差し込んで使うものが車内で使えます。電源はシガーソケットから取ります。USBにも対応しており携帯電話やスマートフォン等の充電はもちろん、ランプの充電もできる便利グッズです。車中泊にはこれは必須アイテムです。
シガーソケットに差し込むだけで簡単にコンセント電源やUSBポートを使えるようになり
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ありがたいです。USBポートは2口も付いており同時に2台の端末への充電もできます。
USBポートは2.1Aと1Aです。エンジンをかけている間だけ使えます。
ファンが回る音がしますがそんなにうるさくなく、排熱も良いように思います。
車の中でいつでも電化製品を使えて超便利です。
専用センタートレイ
星光産業のタント専用、センターポケットに取付ける増設トレイ&カップホルダーです。両面テープなどを使用せずに簡単に取り付ける事ができ、取り外しも簡単にする事ができます。取り付けた後も左右スライド機能で位置調整もできます。
ウォータータンク
コンパクト設計なウォータータンクです。タント車中泊において、手を洗いたい時などこちらをタントに積んでおけば問題ありません。水もくみやす設計になっています。
サーフィン用で車のすみに置けて持ち運びが楽なものを探していました。
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これまでは20L缶とか使っていましたが、重たいし大きいし、そもそもそんなに水を必要としないためミニマムサイズの5L缶になりました。
板に水かけ、足や頭に水をかけて洗うのは3~4Lで十分。20L缶で全部使い切り駐車場を水浸しにする人の気が知れない。
5L満タンにして使わないのと、縦置きにして蛇口を開くような使い方をしないので水漏れはありません。5L缶は他にないのでおすすめです。
快適なタントで旅を楽しみましょう!
タントは室内空間が広いので、車内で長時間を過ごすのに向いている車だと思います。完全なフルフラットにする事が難しいですが、ご紹介した手法やアイテムを用いれば、2泊、3泊と車中泊を楽しむ事ができるでしょう。
軽自動車であるタントですが、工夫1つで大型車には負けないくらいの快適さを保つ事もできます。
また、今は防犯性にも優れたものもありますので、安心した車内泊を過ごす事もでき、1人でも旅をする事ができます。予算を抑える事により旅先で美味しい物を楽しめたり、お土産を買う事もしやすくなりますので、是非自分のスタイルになった車中泊方法を見つけてください。手軽で快適、小回りの効く便利なタントで色々な場所へ旅に出かけましょう。
初回公開日:2017年09月01日
記載されている内容は2017年09月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。