冬に車中泊用寝袋/車中泊用寝袋の選び方
更新日:2024年06月25日
冬に使う車中泊用の寝袋とは?
車中泊では必須アイテムとも言える寝袋ですが自分が使う寝袋を選ぶ際に「車中泊 寝袋」というキーワードだけで検索すると沢山の商品が該当してしまい選ぶのに困ってしまうかたが多いでしょう。
ここでは冬に絞って目的地別の車中泊用寝袋の選び方、車中泊用寝袋、車中泊にの寝袋・マットをご紹介していきます。
寝袋の種類
使用温度
寝袋には商品ごとに使用温度が設定されています。使用温度が低いほど値段は高くなる傾向があります。Amazonでは使用温度で商品を絞り込めるようになっています。
形状
マミー型と封筒型があります。マミー型は体に密着するので中に無駄な空間ができにくいため、保温性が優れています。使用温度が低い商品は、マミー型が多く、コンパクトで軽量なものも多いです。
逆に封筒型は布団のような感覚で使用できる分、無駄な空間ができやすいため、保温性は落ちます。封筒型は広げると敷布団のように使えるものもあります。冬の車中泊用としては、マミー型のほうがはるかに選択肢が多いです。
中綿の種類
ダウンか化学繊維になります。ダウンの方が温かく軽量です。化学繊維は洗濯機で洗えるものなどもあり、メンテナンスが容易なものが多いです。価格もダウンより化学繊維のほうが安い傾向があります。
今度の休みはどこへ行く? 目的地別 車中泊用寝袋の選び方
スキー場で車中泊
スキー場での車中泊というと前日の夜中に家を出て早朝にスキー場について仮眠をとるというケースが一番多いのではにでしょうか。仮眠といっても、しっかり眠らないと肝心のスキーの楽しさが半減ということにもなりかねません。カーエアコンに頼らず、寒さをしのぐための寝袋のスペックを見極める必要があります。
使用温度は目的地のスキー場の平均気温より低いものを選びます。形状は登山とは違い、運搬を考慮しなくてもよいので、使用温度が合うものがあれば封筒型でも良いでしょう。中綿は頻繁にスキーに行くというかたなら、洗濯機で丸洗いできる化学繊維のものがです。
雪山登山で車中泊
雪山へ登山に行き、登山起点の麓の駐車場で車中泊をするケースがあります。山中でのキャンプも行う場合は、1つの寝袋で車中泊と山中の両方で使えるものを選んだ方が、価格的にはお得です。
両方で使えるものといっても、山中での運搬を考慮する必要があるので、より軽量でコンパクトなものを選択します。その場合、使用温度は駐車場ではなく山中の気温を基準に検討し、さらに形状からコンパクトで軽量なものが多いマミー型から選択をしましょう。中綿は、より軽量なものということでダウンを選択するとよいでしょう。
これでナットク!冬に車中泊用寝袋をメーカー別に紹介
アウトドア用品ならなんでもござれ!モンベル
モンベルは1975年設立の日本の総合アウトドアメーカーです。ウェアがメインで、寝袋はとりあえずラインアップに載せてますといったレベルの商品ではなく、雪山登山でも問題なく使用できる商品が揃っています。特徴は伸縮性のある素材と糸を使っているので、マミー型でも入ったままであぐらがかけるほどです。
マミー型でのは、中綿がダウンの「ダウンハガー800」シリーズです。雪山などでも使用するなら、「アルパインダウンハガー800」シリーズのほうがより軽量・コンパクトとなっています。
いずれも使用温度帯により値段も変わってくるのでご自分の目的地にあったものを選んでみてください。封筒型でのは「ダウンファミリーバッグ #1」です。モンベルの封筒型の商品の中で最も保温性に優れたモデルです。ただし雪山登山には不向きです。
寝袋一筋!イスカ
イスカは1972年に創業された日本の寝袋専門メーカーです。モンベルの寝袋のように伸縮性はないですが、身体に密着というよりは優しく包み込むような立体構造となっていて、狭すぎず広すぎず適度な空間で快適に眠れるような工夫がされています。そんなイスカの寝袋のは、「アルファライト 1000EX」です。中綿は湿気や水濡れに強い化繊タイプです。
ホームセンターでもおなじみのコールマン
コールマンはアメリカ合衆国のキャンプ用品製造・販売業者で1900年創業です。日本法人は1976年に設立されました。しっかりとした作りの割に値段が手頃です。日本向けにはマミー型、封筒型両方取り揃えていますが封筒型の種類のほうが多いです。
しかし、冬の車中泊となると保温性が優れたマミー型がです。それが「トレックマミー/L-10」です。(L-10は使用可能温度が-10度という意味です。)中綿はシンセティックダウンと呼ばれる化繊を使用しているので湿気や水濡れに強く雪が解けて濡れたスキーウェアなどと一緒にしても安心です。
車中泊にの寝袋・マットを紹介します
Amazonでの寝袋売れ筋上位のうち冬の車中泊でも使えるものをピックアップして紹介します。また記事では触れなかった、寝袋用マットの売れ筋上位のものを紹介します。
マットの役目は、地面からの冷気を寝袋に伝えないということと、地面の凹凸を吸収し体の負担を軽減する、の2つです。車中泊においても冬場は地面からの冷気が車体を通して床までやってきます。またシートを倒してフラットにしたとしても凹凸は残ってしまう場合があります。マットなしでは寝袋が持つ本来の保温力が発揮されません。車中泊でも寝袋とマットはセットで使いましょう。
車中泊にの寝袋
車中泊にの寝袋(1)
【[リベルタ]LIBERTA 寝袋 シュラフ スリーピングバッグ 封筒型 コンパクト 軽量 丸洗い 最低使用温度-15度 収納袋 4カラー】
封筒型なので雪山登山には向きませんが、車中泊での使用は問題ありません。中綿は丸洗い可能とあるので化繊のようで、値段が手頃なのがのポイントのようです。
車中泊にの寝袋(2)
【丸洗いOK White Seek 寝袋 シュラフ 封筒型 耐寒温度 -10℃ コンパクト収納 オールシーズン】こちらの商品も中綿は化繊で手頃な価格となっています。
車中泊にの寝袋(3)
【寝袋 シュラフ タケモ(Takemo) スリーピングバッグ 9 ストリージバッグ付 [最低使用温度 -25度]】
2015年設立のタケモというメーカーがインターネットのみで販売している商品です。厳冬期対応モデルで中綿はダウンです。宣伝広告費などを抑えることで同様のスペックの大手メーカーの商品より値段は安くなっています。車中泊だけで使うにはオーバースペックぎみなので、雪山登山でも使いたいというかたにはです。
車中泊にの寝袋(4)
【NANGA(ナンガ) 寝袋 アウトレット訳ありダウンシュラフ900 最低使用温度-25度 オリーブグリーン 右ジッパー】
余りものの生地を有効活用して作ったということでアウトレット扱いとなっています。完売後は別の生地に切り替えるとのことです。こちらも厳冬期対応モデルなので車中泊だけでなく、雪山登山でも使用するという方にです。こういう商品もありますということでご紹介させていただきました。
車中泊にのマット
車中泊にのマット(1)
【THERMAREST(サーマレスト) アウトドア用マットレス クローズドセルマットレス Zライト ソル シルバー/レモン 【日本正規品】】
この商品はクローズドセルタイプのマットでエア注入式のものに比べると寝ごごちは硬いですが、高い断熱力があります。またエア注入式で起こり得るパンク(穴が開いて空気がもれる)の心配もありません。
車中泊にのマット(2)
【キャプテンスタッグ キャンプ用 エアーマット インフレーティングごろ寝マット ブルーUB-3018】
こちらの商品はエア注入式のタイプでバルブを開けると自動的に空気が入り膨らむインフレータマットです。エア注入式なのでパンクのリスクがあります。車中泊でも薄暗い車内でマットを準備することがありますが、気付かないうちに穴が開いてしまい、寝ている間にマットがペシャンコになって、寒さで目が覚めるということが無いように気をつけてください。
寝袋を使った後のメンテナンスも大事!
寝袋はメンテナンスをきちんとしていれば長く使えるものです。濡れたまま放置したりするとダウンにカビが生えることもあるので、寝袋を使ったあとは毎回陰干しします。汚れが目立って来たり、保温力が購入時より落ちたと感じたら、洗濯をします。中綿が化学繊維の寝袋は、普通に洗濯できます。
ダウンの寝袋は専用の洗剤で洗濯します。購入時についてきた取扱説明書をよく読んで、メンテナンスと保管はしっかり行いましょう。取扱説明書が見当たらないという方は、メーカーのWEBサイトからダウンロードできることもあるので、検索してみてください。
初回公開日:2017年08月04日
記載されている内容は2017年08月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。