サクシードでの快適な車中泊方法/グッズ紹介
更新日:2024年07月02日
車中泊に最高の相棒、トヨタサクシード!そのスペックとは!
トヨタのサクシードは長距離運転に向いている特徴があります。背中を優しく支えてくれるシート、リクライニング角度がフラットになるなど、車中泊をするのに適した仕様が魅力的です。操作性に加え、快適さも兼ね備えた車種と言えるでしょう。
まずはざっくりおおまかな仕様を確認!
外見としては、アッパーボディーは旧型をうまく踏襲しているフォルムで、フロントマスクに至っては顔つきがシトロエン風になっており、おしゃれな雰囲気を醸し出しているサクシードです。全長、全幅、全高は順に、4245×1690×1525mmとなっており、4ナンバーに分類されるスペックになっていて、取り回しの良さにおいては抜群といえます。
新型サクシードにおいては、元来よりユーザーより要望の多かった、旧型の使い勝手の良いラゲッジルームをそのまま据え置きで導入しているため、旧型愛用の方はもちろん、新たにサクシードの購入を検討している方にも最高の使い心地を提供しています。
そのラゲッジルームのスペックは、通常状態において、全長1040mm、幅が1420mm、そして、容量は581Lとなっており、その許容量は圧巻です。ラゲッジルームの高さも、成人がその端に座って、頭がルーフ内壁に接触しない程のゆとりがある作りとなっているため、ラゲッジルームに荷物を積み込む際や車中泊における動作も、難なく行える仕様となっています。
車種のスペックとしては、サクシードは十分に車中泊を行えるタイプです。
サクシードの標準装備をサクッと紹介
サクシード バンU 2WD MTを例に、その標準装備を紹介します。ドアサッシブラックアウト、フロント時間調整式ワイパーおよび、リヤワイパー、フロントシート上下調整式ヘッドレスト、オーナメント付き3本スポークのウレタン製ステアリングです。
これらは、プロボックスには無い、またはオプションによって選択可能な装備となっています。ただし、ドアミラーは標準で手動調整式、オプションで電動調整式へと変更ができます。
サクシードのバンとワゴン?どっちがどっちかわからない!
簡単に説明しますと、ヴィッツ系統とカローラシリーズをプラットフォームとして作られたサクシードは、前期型の商用バンモデルと、乗用のワゴンモデルが設定されています。しかし、2013年10月以降、ワゴンモデルの販売は終了しています。
サクシードとプロボックスの大きな違いはどこにあるの?
プロボックスとサクシードは、現在日本において数多く球数が出回っている車種で、姉妹車の関係にありますが、その違いは販売店と名前だけではありません。外見だけでも、バックドアやリヤコンビランプ、フロントグリルも異なっています。
また、そのスペックも異なっています。具体的には、全長です。主にバックドアとリアバンパーの形状の違いから、全長に差異があり、サクシードの方が全長が105mmほど、また、ラゲッジルームの全長も20mmほど長くなっています。バン仕様では、最大可能積載量がプロボックスで400kg、サクシードでは450kgとなっている点も異なります。
プロボックス価格は最廉価モデルDX 2ED 5MTで121万8000円となっており、また、サクシードバンの最廉価モデルであるU 2WD 5MTは131万4000円と、価格面でも違いがあります。
車中泊で使用する場面を想定すると、サクシードでは、バックレストを前方に倒した後、後部座席座面を持ち上げて格納する動作が必要となるのに対し、プロボックスの場合、バックレストを前倒しする動作のみでフルフラット仕様へカスタム化できる点がサクシードと違います。
これは、サクシードのほうが、シート座面の厚みがあるためです。その分、シートの座り心地はサクシードに軍配が上がります。よって、サクシードは普段の乗り心地はもちろん、車中泊としても快適に過ごしやすい車種です。
ビジネスで活躍、プロボックスの魅力に迫る!
街の営業マンや、建設現場の現場監督など外回りが中心の働き人にはプロボックスが定評となっています。まず、インテリアには各種デバイスや、携帯電話などが安定して置くことのできるマルチホルダーが装備されていますし、ドリンクホルダーも1L紙パックが収まるようなタイプとなっています。
また、インパネ周辺にはパソコンや弁当など、ちょっとした作業を行えるようにテーブルが装備されており、同時に、A4ファイルも収納可能となっています。これに加え重要書類やバッグがシートからずり落ちないように、挟み込めるようにスペースも設けてあるなど、ビジネス面における利用を徹底的に追求している点が非常に魅力的であるといえます。
サクシードで車中泊!マストバイなグッズはどれ?
車中泊をより快適化するためには、絶対に揃えたいアイテムがあります。ですが、その前に、車中泊を前提として、サクシード内部の構造を今一度観察します。サクシードでの睡眠時および休憩時のリビングルームは、ラゲッジルームを使用することになります。
サクシードの場合ですと、後部座席を前に倒す仕様になっていますが、運転席を前方へ大きく動かしてスペースを確保する形になりますので、リビングルームを維持したまま運転するのは、体型によっては困難が生じます。
車中泊をするように、寝転がる場合には、170~180cmの体型であれば窮屈な思いをせずに済むでしょう。床面に関しては、近年の軽自動車で用いられるフルフラットモードとくらべて、純真な平坦に近く、床面のグラつきや凸凹は気にならないレベルなため、車中泊の際には快適に横になれます。
冬に車中泊ツアーを計画している方にアイテムは?
肌寒い季節や、冬景色を堪能するために車中泊でロングドライブを計画している方は、エコで快適なffヒーターをします。FFヒーターは、燃料ポンプで送り込まれた燃料と外気を混合して燃焼することで、熱交換器を温め、暖を取ります。
燃料を燃焼させた際に生じる排ガスは車外に、更に、内蔵モーターによって外気を常に車内に取り込むことで車内の空気を汚すことなく、また、一酸化炭素による中毒なども心配無用のアイテムです。車の電装と接続し、操作パネルをバゲッジルームへと取り付けることで、車前方への移動もなくし、快適なバゲッジルームをつくりあげることができます。
冬場に車中泊をする予定がある場合には、このようなヒーターで暖をとるのは欠かせないでしょう。
気になる視線や光は、サクシード専用シェイドでシャットアウト!
車中泊において、睡眠の質の向上は、ドライブの快適さや疲労回復の意味から非常に重要な意味合いを持ちます。車中泊経験者の多くが感じること、それは誰かに見られているのではないかという不安感と、外灯などの光の車内への意図しない侵入です。
車中泊の大部分はSAなどで行うもので、交通法に違反指していない限り咎められるようなケースはほぼありませんが、SAには他にも同様に車中泊をしている方や、長距離ドライバーの方が休息や仮眠をとっている場合もあり、誰かいる、または車中泊をしている時に外から誰かに見られているという意識によって、なかなか深い眠りにつくことができないのです。
ここで、シェードを装備しましょう。サクシードにも専用シェードが展開されており、中には高い断熱効果を持つものもありますので、車中泊を行うシーズン、地方地域を考えて装備の有無を検討しましょう。シェードは、外からの目線をさえぎることで精神的なメリットが得られるだけでなく、当然ですが日差しをカットし、日中に車中泊をする時は、熱中症の予防にもなります。
車中泊快適化の鍵は、車の内寸、シートのフラット化、床面への配慮の3にあり
サクシードで快適に車中泊を過ごすためには、後部座席のフルフラット化、場合によっては申請が必要になりますが、後部座席の撤去、フルフラット化した際の寸法が自身の体格に合うのか、床面の硬さが気になるかならないかの予行演習、車中泊を行うシーズンに見合った、適切なアイテムの選択が重要になります。
まずは1泊から2泊、短距離ルートでお試し車中泊を行いましょう。運転の感覚や疲労感など、実感できるもの、必要となるものが多く見つかるはずです。
初回公開日:2017年10月17日
記載されている内容は2017年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。