四国のドライブコース・スポット・ドライブパス紹介
更新日:2024年11月02日
シチュエーション別四国のドライブコース
四国地方は香川県、徳島県、愛媛県、高知県の四県で構成されています。本州からは瀬戸大橋、明石海峡大橋、しまなみ海道といった橋を渡ったり、フェリーなどを利用して行くことができます。
海、山、川と自然豊かな四国は特に景色の楽しめるドライブコースがたくさんあります。「四国って行ってみたいけど遠いんだよな」と二の足を踏んでいる方に、「ちょっと行ってみようかな」と思ってもらえるようなドライブコースをご紹介します。
香川県で日帰りドライブ旅行するなら
四国に日帰り旅行をする場合、四県全てを回ることはおそらく不可能です。そこで各県の比較的すぐに行ける、コースをいくつかご紹介します。
まずは本州から瀬戸大橋でつながっている香川県ですが、47都道府県で最も面積の小さい香川県は日帰りでも頑張れば県内一周できます。そんな香川県で特にしたい場所が屋島ドライブウェイです。
まるで屋根のような形をしている屋島ですが、源平合戦で那須与一が扇の的を射抜いたことで有名な古戦場です。ここには山頂につながる屋島ドライブウェイという道路があります。かつては通行に600円かかる有料道路でしたが、平成29年7月より無料になりました。代わりに山頂の駐車場が有料になったので、完全無料というわけではないですがそれでも、従来よりは半額程度になります。
この屋島ドライブウェイには車で登っている途中、どう見ても下りなのに実際は登っているというミステリースポットが存在します。種明かしは単純な目の錯覚なのですが、実際走ってみると不思議な感じです。ぜひ体験してみてください。ただ、速度感覚が狂いやすいので、事故には注意してくださいね。
徳島県で日帰りドライブ旅行するなら
徳島県のドライブコースは祖谷のかずら橋で有名な祖谷渓です。吉野川が流れる渓谷はまさに絶景です。祖谷温泉をはじめとした温泉地でもあり、旅の疲れを温泉で癒す、という楽しみ方もできます。
注意すべき点は、冬場は温暖な四国のイメージを覆す豪雪地帯ですので、冬になると通行止めや観光地の休業、立ち入り禁止箇所が多数出てきますので、行かれるなら春から秋までがです。
愛媛県で日帰りドライブ旅行するなら
愛媛県でしたいドライブコースが佐田岬メロディーラインです。日本で細長い半島といわれる佐田岬を通るこの道は、時速50km程度で走行するとタイヤの接地音が「みかんの花咲く丘」という曲になって車内に流れる場所があるという面白い道路です。
景色も海がきれいで、目でも耳でも楽しめます。全長40kmとかなり長いので、途中の道の駅で休憩するとよいでしょう。
高知県で日帰りドライブ旅行するなら
四国四県で唯一、本州と橋でつながっていない高知県ですが、自然豊かで、特に太平洋の眺めは他の三県では見られません。そんな高知県の日帰りドライブコースは横浪黒潮ラインです。土佐市から須崎市へ抜ける海沿いの道ですが、海からいきなり標高が上がっており、遠くまで見渡せます。高知県はこのようなところが多く見られます。
四国でドライブデートする場合の注意点
四国にはできるドライブコースが多数あります。ただ、もしもドライブデートをするのであれば、お相手が車酔いしやすいかどうかは把握しておいた方がいいかも知れません。もしも助手席に乗るお相手が車酔いしやすいのであれば、山道は避けた方がいいからです。
四国の山道は景色が非常に美しいのですが、道そのものは決して整備が行き届いた、走りやすい道とは言えない箇所が多いため、車酔いしやすい人にはかなりタフなコースになる場合があります。運転している方には快適でも、お相手が辛そうでは楽しめませんよね。なので四国でのドライブデートで無難なのは海沿いになります。
ここまで挙げたコースの他、愛媛県の国道378号夕やけこやけライン(伊予市双海町)や高知県の国道55号室戸岬近辺(高知県室戸市)などがです。
もっと四国を楽しむなら2泊3日くらいのコースを
ここまでは日帰り旅行を想定したコースを紹介しましたが、四国は走ってみるとかなり広いため、日帰りで行ける範囲には限りがあります。満喫しようと思えば、最低でも2泊3日くらいは必要です。それくらいあれば四国内でもかなり遠い所も行けます。
四国内の奥深い所で特にしたいのが、愛媛県と高知県の県境にある四国カルストです。山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並ぶ日本三大カルストの一つで、広大な台地に突き出ている石灰岩群は一見の価値ありです。
しかし、とにかく遠いので日帰りで行くのはどうしても無理があります。そもそも標高1400mの山奥です。実際登るだけでも相当の時間が必要です。ドライブの過程はかなりハードですが、辿り着いて見える景色は、来た甲斐があったと感動できるでしょう。山頂に姫鶴荘という宿泊施設がありますので、登って泊まって朝の景色も楽しめます。
冬の四国ドライブ
四国は比較的温暖なイメージがありますが、実は四国の中心部に広がる四国山地では降雪が日常茶飯事です。なので冬の四国ドライブで山に入るなら、雪対策は万全にしておいてください。また、通行止めなどもよくありますので、そういった情報も事前に調べるようにしてください。
雪が降る、ということは雪景色が楽しめるとも言えます。万全の準備と安全運転に留意すれば、四国の雪景色も見ごたえありです。
夏の四国ドライブ
夏は新緑が美しく、四国でドライブする上では季節になります。特に高知などは台風による豪雨などの危険性はありますが、晴れた夏の日のドライブは景色の良さも相まって気持ちいい時間を過ごせるでしょう。
ちなみに四国山地の奥の方は夏でも涼しいため、涼を求めて行ってみるのもです。その際は1枚羽織ることができるものを持っていく方がいいでしょう。
四国へドライブに行くならぜひ行くべきスポット
ここまでは四国でドライブするにあたり、コースを紹介してきました。ここからは、ドライブで立ち寄るにあたり、ここはぜひ訪れてほしいという箇所を紹介したいと思います。
四国の道の駅を堪能しよう
道の駅とは一般道路上に設けられた、休憩のためのパーキングであると共に、道路情報の取得やその土地ならではのお土産品などの販売や軽食も楽しめる、一般道路版サービスエリアとも言える場所です。四国には平成29年4月現在で85駅あり、四国の道を走行するドライバーたちによって愛用されています。
そういった道の駅で箇所をいくつか紹介したいと思います。まずは愛媛県四国中央市にある道の駅「霧の森」です。ここは四国中央市の新宮町というところにあり、場所としては高知自動車道新宮ICを降りたところにあります。
四国中央市新宮町特に緑茶の名産地で、また、温泉地としても有名な場所です。ここにある道の駅「霧の森」では新宮茶をふんだんに使った名産品「霧の森大福」が特に有名で、特に週末などは朝の開店前から霧の森大福目当てに、観光客が行列をなす姿がよく見られます。また日帰り入浴施設や、宿泊できるコテージなどを完備しており、特に観光客にの道の駅になっています。
徳島県美馬市にある道の駅「藍ランドうだつ」は「うだつのあがる、あがらない」の語源となったうだつの町並みを楽しむことができます。近くには昭和の雰囲気漂う劇場「オデオン座」などもあり、古き良き時代にタイムスリップしたような感覚を楽しめます。
他にも四国には特色あふれる道の駅がたくさんあります。四国の道の駅巡りというドライブ旅行も楽しいのではないでしょうか。
しまなみ海道は自転車でも楽しめる!
四国と本州は瀬戸内海という海によって隔てられています。現在ではアクセスの利便性を求め、瀬戸大橋、大鳴門橋、しまなみ海道という橋を架けてつなげています。その中でしまなみ海道は、自動車だけでなく、自転車でも通行が可能であり、サイクリング愛好家にのスポットとなっています。
自転車は自分自身で持ち込まないといけないわけではなく、しまなみ海道沿線にてレンタサイクルを運営していますので、現地で借りてサイクリングを楽しむことができます。しまなみ海道上や近郊にはサービスエリアや道の駅が併設されていますので、途中で休憩や土産物などの買い物も楽しめます。
四国の紅葉名所
自然豊かな四国では、紅葉の名所も多数あります。ドライブコースなどでも山道が多いため、秋の山における紅葉の美しさは一見の価値があります。その中でも高知県仁淀川町の中津渓谷は仁淀川の流れる渓谷美もあり、特に紅葉の時期にしたいスポットです。紅葉の見ごろは11月上旬からですので、機会があればぜひ見に行くことをお勧めします。
四国へのドライブにドライブパスとは?
四国内は広いため、ドライブ旅行でいろいろ行こうとすると高速道路を乗り継ぐ事になります。まともに高速道路を利用してしまうと、通行料だけでかなりの出費となります。そこでしたいのが「四国まるごとドライブパス!2017」です。
これは四国外指定の発着ICから四国までの高速道路利用料と四国内での高速道路利用料金が定額となるサービスです。四国内の高速道路は期間内では乗り放題となるため、大変お得になります。レンタカー利用の方は、指定フェリー航路からの発着プランもあります。
四国へのドライブ旅行記を見るなら
ドライブ旅行をしようと思った場合、他の人がどういった旅行をしたのかを調べて参考にしたい場合があるのではないでしょうか。そういった場合にしたいサイトが「旅行のクチコミと比較サイト フォートラベル」です。
こちらのサイトではユーザーたちの旅行記を見ることができ、自分のドライブ旅行プランの参考にすることができますので、ぜひ一度見ることをします。
自然豊かな四国へのドライブに行ってみよう!
何度も繰り返しますが四国は非常に自然豊かな場所になります。その景色は必見です。今回、いろいろな箇所を紹介しましたが、百聞は一見に如かずという言葉通り、実際に見る景色が最も心に響くと思います。皆さんぜひ、一度四国へドライブ旅行に行ってみてください。きっとその魅力に心奪われるでしょう。
初回公開日:2017年09月28日
記載されている内容は2017年09月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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