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車のオーバーヒートの原因・対処方法/対策・修理代はいくら?

更新日:2024年10月19日

車がオーバーヒートを起こすとエンジンが停止したり、最悪の場合エンジンが焼きついてエンジンが故障して交換費用が高額になってしまいます。そうならないためにもオーバーヒートが起きる原因や対策、予防などの情報を紹介しているので対策の参考にしてください。

車のオーバーヒートの原因・対処方法/対策・修理代はいくら?

車のオーバーヒートとは

車のオーバーヒートとは車のエンジン本体が熱くなりすぎてエンジンに障害が起きてしまう状態のことです。オーバーヒートが生じてしまったときに対策を行わないと最悪の場合、クルマに大きなダメージを負ってしまう可能性があります。

そのためエンジンを取り替えなくてはならない状況に陥ってしまうこともあるでしょう。ここでは、車がオーバーヒートをした際に行う対策やオーバーヒートを起こしてしまう原因を紹介しています。

車のオーバーヒートの原因

冷却水の問題

冷却水が減少していて不足している場合にオーバーヒートを起こしてしまいます。冷却水はラジエーターキャップやウォーターポンプなどの劣化によって冷却水が漏れてしまい冷却不足になってしまったり、冷却性能が冷却システムの不具合によって落ちたり、他にも冷却ファンの故障などによってオーバーヒートに繋がってしまいます。

エンジンオイルの問題

エンジンオイルの不足やオイルが劣化することによって摩擦熱が高まりオーバーヒートになってしまうという原因があります。エンジンオイルは潤滑油の役割をしていてエンジンを正常に動かすためには一定の量を保つことやきれいな状態を保つことが必要でそれらが出来ていないことでオーバーヒートに繋がってしまいます。

エンジンオイルは時間が経つことに汚れたり少量ずつ消費されやすくなくなってしまいますのでエンジンオイルは一定期間がくると交換をする必要があります。

オーバーヒートが生じると起こる不具合

オーバーヒートによって起こる車の症状は、エンジン回転が安定しなかったり、エンジンから水蒸気が出てきたり、車のスピードが出なかったりとさまざまな症状がでてきます。オーバーヒートが生じたばかりは水温計が上昇してHに近づきエンジンの回転数が不安定になったり、スピードアップしなかったりします。

そして、水温計がHマークを超えて車から異音が発生して、オイルの焼ける匂いがしたり、水温計がCを指し、ボンネットから煙が出たりします。最後にはエンジンが停止してしまい車は動かなくなってしまいます。このような症状が見られた場合は直ちに車を停めて修理に出しましょう。

オーバーヒートの対処法

車のオーバーヒートが起きたと思われる症状が出た場合は、走行時ならエンジンを止めて安全な場所に停車しておきましょう。そして、ラジエーターと冷却水が減っているかどうか確認をします。水温計がHの手前まで上がっており冷却水が減っていない場合は、エンジンを切らないでおき、冷却水が漏れている場合は、エンジンを止めるようにしましょう。

冷却水やラジエーターに問題がない場合はエンジンオイルに問題がある可能性があります。その後にボンネットを開けてエンジンルームに風を通したり、ロードサービスを利用したりしましょう。

対処するときに気をつけること

オーバーヒートのような症状が出たら走るのをやめないとエンジンを交換することになってしまうので使えなくなる前に早く気づいて走るのをやめましょう。自分で対処するときにエンジンルームに風を通す際はエンジンルームはオーバーヒートを起こしているので熱くなっていて水蒸気が出ていたりするためやけどをしないようにしましょう。

他にもラジエーターから水を入れようとキャップを開けると熱い蒸気が出やすく、冷却水の沸点が下降して一気に沸騰してエンジンの状態をさらに悪くしてしまうこともあるのでキャップを開けないようにしましょう。対処の仕方に自信がない場合やよくわからないときはロードサービスを頼んで任せましょう。

水温計や冷却水のチェックの仕方

水温計は正常の場合、エンジン始動直後はCの位置にありエンジンが温まると真ん中の位置に移動して安定しますが、異常があるとCのまま動かなかったり、Hに近づいてしまう状態になってしまいます。冷却水は少なくなっていないか、白く濁っていないかなどを確認するようにしましょう。

オーバーヒートの最悪の場合

車はオーバーヒートを起こすことによってエンジンオイルが焼きついて壊れてしまったり、シリンダーガスケットの破損、エンジンオイルが使い物にならなくなったりしてエンジントラブルを起こしエンジンの交換になってしまう恐れがあります。エンジンの交換はエンジン本体と工賃費で高額になってしまうので最悪の結果にならないためにも普段から異常に気づけるようにしておきましょう。

オーバーヒートをしないために

車がオーバーヒートしないためにも普段から予防しておく必要があります。オーバーヒートになる前兆は水温計に現れて水温計が異常になると水温計の針は普段とは違う位置を指すようになります。

その異変に気づくためにも水温計を確認できるようにしておきましょう。そして、オーバーヒートの原因で一番多い冷却水の減少と次に多いエンジンオイル不足なので自分でも定期的に不足していないか確認しておく必要があります。確認しておくことによってオーバーヒートになる前に気づくことができるので最悪の結果にならずに済みます。

車のオーバーヒートの修理代

車がオーバーヒートを起こし修理が必要になると車によって金額は変わってきますが、冷却水では数千円、ラジエーターの交換で1~6万円、シリンダーヘッドガスケットの交換で4~6万円、エンジン本体の交換で20万以上にもなってしまいます。

エンジン本体の交換は他の部品交換より高額になってしまうのでそうならないためにも早めに気づいておきましょう。オーバーヒートを起こした車は劣化してしまっていて再度オーバーヒートを起こしてしまうことが多いので点検は必ず行っておきましょう。

オーバーヒートした車は売れる?

オーバーヒートを起こしてエンジンが焼きついたり故障した車を売却しようと考えたとき買い取ってもらえるのか気になるのではないでしょうか。エンジンが使えないと動かすことができないのでなかなか買い取ってもらえない場合もあるようですが、故障具合にもよりますがほとんどが買い取ってもらうことが可能です。

なかなか高値では難しいですが業者によっては高値で買い取ってもらうことができたという場合もあるので売却するときは業者を選んで売却するようにしましょう。

修理と売却はどちらがいい?

オーバーヒートを起こした車を修理するのと売却するのはどちらがよいでしょうか。オーバーヒートを起こした車の修理はエンジンを焼き付けてしまったりして故障した場合は、交換費用が高額になってしまいます。エンジン全体を交換の場合は、こだわりや乗り続けたいと思っている車以外なら売却した方がよいといえるでしょう。

廃車と売却はどちらがいい?

オーバーヒートを起こした車を手放したいと考えたとき廃車にするか売却するかどちらが得なのでしょうか。オーバーヒートを起こした車は高値では売却ができなくなりますが、買い取ってもらえます。

廃車をする場合は、永久抹消登録や一時抹消登録などの面倒な手続きをする必要があります。売却は買い取ってもらえて面倒な手続きもないので廃車より売却することをします。

売値を下げないためには

ディーラーに下取りや売却する場合、あまり高値で買い取ってもらえない場合があります。高値で買い取ってもらうためにも買取業者に査定をお願いして高値で買い取ってもらうようにしましょう。

そして、売却する前にエンジンの修理をしないようにしましょう。エンジンの修理は高額で修理をしても売却値がかわってくるわけではありません。なので修理は行わずに売却するようにしましょう。

車のオーバーヒートを予防しよう

車がオーバーヒートしてしまうとロードサービスを呼んだり、乗っていた愛車のエンジンが故障して高額な修理費用がかかってしまったりと負担が大きいです。そうならないようにするためにも自分で冷却水やエンジンオイルの不足がないか点検したり、オーバーヒートの前兆を確認して早めに対策したりしましょう。

そうすることによって修理費用を高額にせずにできたり、オーバーヒートを起こさずに愛車を長く乗り、売却する際も値段を落とさずに済むことができます。愛車を守るためにも意識して自分で点検や手入れを行っていきましょう。

初回公開日:2017年10月11日

記載されている内容は2017年10月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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