レンタカーでのチャイルドシートの義務・使用料金・取り付ける方
更新日:2024年06月17日
レンタカーでもチャイルドシートは必要?
6歳未満の子供を車に乗せる際には、チャイルドシートが必要です。法律で義務化されてからしばらく経ちますので、周知の事実です。自家用車に乗る場合は、皆さん当然チャイルドシートを使用しているでしょうが、近年では車の所有率が下がっています。それに変わり、急成長しているのがレンタカーです。
旅行だけでなく、日々のちょっとした買い物にも利用できるような料金設定を打ち出し、利用者も増えています。そこで気になるのが、レンタカーでもチャイルドシートは必要かどうかです。バスやタクシーはチャイルドシートを必要としません。それならレンタカーはどうなのでしょうか。
答えは「必要」です。バスやレンタカーでチャイルドシートが必要無いのは「一般旅客自動車運送事業者」だからです。つまり、お客さんを運ぶ仕事であって、いつ誰が乗るのか分からないため、チャイルドシートを前もって準備することは難しい、という理由でチャイルドシート着用の義務が免除されています。
レンタカーは「一般旅客自動車運送事業者」には当たりませんので、チャイルドシート着用の義務が発生します。
レンタカーにチャイルドシートを取り付ける方法は?
レンタカーにチャイルドシートを取り付ける方法は、車種や取り付けるチャイルドシートの種類によって違ってきます。予約をしておけば、あらかじめ取り付けてくれる所もあるようですが、大抵の場合は取り付け方の説明があります。もしどうしても分からない場合は、その場で取り付けてもらえば安心です。
チャイルドシートを取り付ける場所として一番安全だと言われているのが、運転席の後ろです。次に安全なのが助手席の後ろです。定員が5人以上の3列シートの車であれば、3列目の運転手側と続きます。チャイルドシートを取り付ける場所として一番相応しくないのが助手席となります。これは車種を問わず同じなので、覚えておいて損はありません。
参考までにレンタカーのから、上位3車種のチャイルドシート取り付け方法をご紹介します。
トヨタ シエンタ
シエンタのチャイルドシート設置スペースは、シート奥行き460mm・座席間隔315mm・ヘッドクリアランス1015mmありますので、大抵のチャイルドシートが取り付け可能です。レンタカーで貸し出しているチャイルドシートの多くは3点式シートベルトによって固定するタイプです。ここでは3点式シートベルトによる固定の方法を紹介します。
チャイルドシートを座席に押し付けるように体重をかけて押し付けます。説明書通りにチャイルドシートにシートベルトを通し、シートベルトのたわみをしっかり取って固定してください。たわみを取らないと、緩んだりずれたりする原因になります。
日産 キューブ
キューブのチャイルドシート設置スペースは、シート奥行き470mm・ヘッドクリアランス1035mmです。こちらも3点式チャイルドシートの取り付け方法はシエンタと同じです。
座席にチャイルドシートを固定したら、最後にシートベルトのたわみ・緩みがないかしっかり確認してください。緩みがあってはせっかくチャイルドシートを使用していても危険です。
トヨタ ヴォクシー
ヴォクシーのチャイルドシートの設置スペースは、奥行き475mm・座席間隔410mm・ヘッドクリアランス1135mmとゆったりです。
シートベルトを使わないチャイルドシートもありますが、レンタカーで借りられるチャイルドシートはシートベルト方式が多いので、やはりしっかりシートベルトのたわみを取り除き固定してください。ベンチシートよりキャプテンシートの方が、チャイルドシートを利用する際には便利です。
チャイルドシートの使用料金は?
大手レンタカー各社を比較してみても、チャイルドシートのレンタル料金はほとんど変わりませんが、借りる日数によっては差が出てきます。
1日(24時間)の設定がある会社と無い会社があるので、1日だけしかレンタルしないのであれば1日の設定があるレンタカー会社の方がお得になります。そこはご自分の予定と照らし合わせてお得な方を選びましょう。
チャイルドシートが無料になるレンタカー
レンタカーを借りるだけでもお金が掛かかりますから、できればチャイルドシートは安く借りたいです。無料でチャイルドシートが借りられるレンタカー会社を探してみました。
日産レンタカーなら、無料の会員登録をすればチャイルドシートが無料でレンタルできます。入会費も年会費も無料で、会員になればチャイルドシート無料だけでなくレンタカーが5~30%オフでレンタルできたり、ポイントが貯まったりとお得な特典が付いています。レンタカーを利用するなら、会員に入っても損はありません。
レンタカーにチャイルドシートは持ち込める?
わざわざレンタルしなくても、使っているチャイルドシートをそのまま使いたいのに、と考えていませんか。ほとんどのレンタカー会社でチャイルドシートを持ち込めます。もちろん、予約の際に「持ち込みたい」という事を伝えてください。
ただし注意しなければいけないのは、チャイルドシートを忘れてしまうとレンタカーのレンタルを拒否される場合があるので、チャイルドシートをレンタルせずに持ち込む場合はしっかり確認してください。
地域別レンタカー
空港や駅の近くにはかなりの確立でレンタカー会社があります。到着してすぐにレンタカーを借りられるので旅行の際などはとても便利です。
数が足りなくなってしまったような場合を除き、ほとんどのレンタカー会社でチャイルドシートはレンタル可能です。お好きなレンタカー会社を選べばいいのですが、ここでは地域別にチャイルドシートが借りられて、さらにお得なレンタカー会社をご紹介します。
沖縄
ほとんどのレンタカー会社でチャイルドシートのレンタルが可能ですが、沖縄でレンタカー会社はABCレンタカーです。
ABCレンタカーは、なんとチャイルドシートとビーチグッズが無料です。さらに、沖縄本島で使えるお得なクーポンやドライブマップが貰えます。パラソルやイス、クーラーボックスなど荷物になるビーチグッズが無料というのは旅行者には嬉しい特典です。手ぶらで海水浴が楽しめます。
札幌
とにかく移動距離長くなるのが北海道です。北海道の面積は東北6県と群馬・栃木・茨城の北関東3県を足した面積とほぼ同じです。観光情報誌を見て、あそこに行きたいと考えても観光地と観光地がとにかく遠いのが特徴です。
北海道札幌でなのはトヨタレンタカーです。ハイブリット車種が充実しているので、長い距離を移動する北海道にはぴったりです。もちろんチャイルドシートもレンタルできます。ツアーなどで申し込めばお得なプランもあるのでいろいろ探してみてください。
宮古島
沖縄の離島の中でも観光地となっているのが宮古島です。Jネットレンタカーなら、宮古空港・平良港・宮古島市街地ホテルのどこでも予約すれば無料で送迎してくれます。宮古島市内ホテルの場合は予約の際に相談してください。
空港や港はともかく、ホテルまでの送迎は行っていないレンタカー会社もある中、送迎範囲が幅広いのでとても便利です。事前予約をすれば、ビーチグッズを無料でレンタルしてくれるサービスも行っています。
広島
広島でレンタカーはニコニコレンタカーです。安い料金でレンタカーを借りることができるので観光だけでなくビジネスにもです。チャイルドシートは予約制なので、予約の際に忘れずに申し込んでください。
ニコニコレンタカーの安さの理由は、エコともったいないの精神です。まだまだ乗れるのに廃車扱いになった低年式車をレンタカーとして利用しています。とは言っても、初年度登録から3年以内の車がほとんどなので、安心して借りることができます。
チャイルドシートで安全にドライブ
レンタカーでもチャイルドシートは着用義務が発生します。子供のことを考えたら、義務であろうと無かろうとチャイルドシートを取り付けるのは当然のことです。しっかりチャイルドシートを取り付けて、お得に楽しくレンタカーでのドライブを楽しみましょう。
初回公開日:2017年10月25日
記載されている内容は2017年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。