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止まれの標識の意味とサイズ・大きさ・停止線|自転車

更新日:2024年07月10日

自動車や自転車を運転する方、交通ルールを守って運転していますか?交差点等で多く見かける「止まれ」の文字、一時停止標識で一時停止の義務があります。止まれの標識の役割や設置について、一時停止の時間はどれくらいか等、一時停止標識について解説します。

止まれの標識の意味とサイズ・大きさ・停止線|自転車

止まれ標識の意味

止まれの標識は、規制標識の種類になります。正式名称は一時停止標識です。止まれの標識の先にある停止線では、車両と路面電車は停止線の直前で一時停止しなければなりません。停止線が無い道路では、止まれの標識手前で一時停止しなければなりません。

止まれの標識は、交差する前方の道路が優先道路の時に設けられています。止まれの標識は、自動車だけでなく自転車に対しても同じ意味を持ちます。

止まれ標識のサイズ・大きさ

止まれの標識は三角形をしています。赤字に白色の文字で「止まれ」と書かれており、2/3の倍率ですと一辺が533mm、1.0で800mm、1.5で1200mm、2.0で1600mmです。

自転車の止まれ標識

運転免許を必要としない自転車は、道路交通法を知らないで乗る人が多くいます。近頃は道路交通法が改正され、少しは厳しくなりましたが、都内の自転車事故の47%が自転車側の違反で起ったデータがあります。

特に、自転車事故が多く発生するのが交差点です。実に7割が交差点で事故が発生しており、自転車によるルール違反が目立ちます。実際、自転車を乗る時、正しいルールを知って乗車している人は4割ほどで、残りはルールもわからず運転しています。

交差点の通行や横断歩道には厳密のルールがあり、きちんと守らないと事故になります。自転車は車両とみなされますから、車と同じく道路標識のある所では従う義務があります。一時停止(止まれ)の標識がある交差点では、一時停止して左右の安全確認をしてから通行しなければ、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金となります。

止まれ標識の停止線

道路に止まれがペイントされた先に停止線があります。どの辺りで一時停止をするのが最適なのかご存知ですか?正しくは「停止線の手前(直前)で止まる」です。停止線は、車両部分が線を超えて停止してはいけないと決まりがあります。

交差点で前の車について行って、信号が変わってしまって渋滞を引き起こすケースがあります。停止線がある所は、直前で止まるルールを守りましょう。停止線はなぜ引かれているのかは、安全を考えているからです。正しい位置で停止することで、歩行者の往来が見やすくなったり、曲がってくる大型車の進行も妨げません。

夜間や早朝は歩行者や車が少ないからと、止まれの標識を無視して違反するケースがあります。人通りが少ない時ほど、突然飛び出してきたり物陰から出てきたりします。止まれのペイントを見つけたら、正しい交通ルールを守って安全確認をしてから発進しましょう。

歩行者の止まれの標識

道路にペイントされた止まれのサイン、靴のデザインが描かれており信号のない交差点などで多く見かけます。これは、正式な道路標識では無く、子供たちの安全意識を高めるためにペイントされいます。地域によってキャラクターや動物が描かれており、きちんと確認をしてから横断する事を呼びかけています。

歩行者の止まれの標識は、法的義務はありませんので、安全を確認できれば渡っても問題はありません。

止まれの標識位置

道路標識の設置位置は道路法に基づいて決められており、様式、設置者の区分、設置場所など細かく定められています。

止まれ標識の移設の仕方

基本的には標識はその場所に必要だから立てられており、邪魔だからと移設する事はできません。しかし、事故の多い交差点などでは、止まれの表記を手前にしてほしい時があります。その場合は、地域の人で話し合いをして話がまとまったら、市の道路課へ相談してみましょう。

移設するには簡単にできず、状況確認や警察との調整も必要です。長期間かかるケースが多く、必要とされれば無事に移設できるでしょう。

止まれの標識は販売されている?

止まれの標識は通販で購入する事ができます。シンプルな止まれの標識だけでなく、一時停止遵守とセットになった標識や左右確認が入った標識も購入できます。インテリアとして使用したり、フィギュアサイズのものは、ジオラマで使用しても良いでしょう。好みの止まれを購入して、オリジナルの使い方を楽しみましょう。

止まれ標識の変更

日本で開催されるオリンピックに向けて、外国人が多く来日するため止まれの標識も変更されることになりました。今までは日本語で「止まれ」と書かれているだけでしたが、新しく「S」と英語併記の標識に変わります。

これは50年ぶりの見直しで、止まれと徐行も英語併記になります。設置場所は外国人が多く訪れる場所になり、観光地やオリンピック会場の近隣が多くなるでしょう。

止まれ標識の撤去方法

自宅の前に止まれの標識が立っており、車庫入れなどに不自由がある場合、まずは行政に相談をしてみましょう。撤去する方法は簡単にはできず、勝手に取ってしまうと法で罰せられます。不便に思ったら、市の道路課に相談すると良いでしょう。

多くの場合、撤去にはならず移設と言う方向で話し合いになります。市と警察が入り調整をして、長期間かかるでしょう。認められれば新たな場所へ移設となりますが、認められないケースもあります。

止まれ標識の設置方法

事故の多い交差点や見通しの悪い道路などに、新たに止まれの標識を設置してほしい時は、自治会で意見を聞いてみましょう。多くの方が、設置することに同意をしたら自治会長さんから市役所の担当課へ届け出を出します。

その後、公安委員会へ提出され設置するのかの判断をしてもらいます。詳しい条件や説明は、各警察署で案内していますので詳しく聞いてみましょう。

止まれ標識が無く停止線だけがある時

止まれの標識はありませんが、停止線だけがペイントされている道路では、交通ルールに従って運転する必要があります。車両は交通整理が行われていない交差点とその手前直近で、道路標識などによる停止線の直前で一時停止をしなければなりません。

標識が見当たらなくても、道路に止まれのペイントがされていたら一時停止の義務があります。また、横断歩道のある交差点でも停止線がありますが、これは歩行者が横断中に停止する義務があり、歩行者がいない場合や横断歩道前に停止車両が無い場合は、一時停止の義務はありません。

一時停止の時間はどれくらい?

一時停止で取締りを受けた場合、止まった止まらないで口論になるケースがあります。結局は覆ることなく支払うことになりますが、一時停止の時間は明記されていません。つまり、自己判断になる訳ですが、間違って取り締まれないためにもきちんと止まる必要があります。

一般的には、一時停止は3秒と言われ、3秒停止すると左右の確認や前方の安全確認もできる時間です。一時停止はただ止まるだけではなく、安全の確認も必要ですから目安にしたい時間でしょう。細かな点では一時停止とは、タイヤが1mmも動かなくなった状態を指します。完全に停止してから3秒経ち、安全を確認した状況で発進するのが良いでしょう。

しかし、ここまでしても取締りを受ける場合がります。不当な取り締まりと感じたら、ドライブレコーダーなどで証拠が必要になるでしょう。切符にサインするのを拒めば、裁判で争うことになり、敗訴すれば違反金にプラスして罰則が課せられます。前科扱いになるので、勝ち目があるとき以外は注意が必要です。

交通ルールを守って安全運転

標識の変更で注目されている「止まれ」の標識、一時停止をするもので違反して通過すると事故が多くなります。止まれの標識は、自動車や自転車に向けてのルールだとわかり設置方法などわかりました。

止まれの標識は、人どおりの少ない交差点にも多く設置されており、運転者はつい安心をしてルール違反をします。そうすると事故につながり後悔だけが残ります。止まれの標識がある所は、事故が多く危険な場所に設置されています。どんな時間帯でも必ず一時停止をして、3秒間安全を確認しましょう。自転車も車も交通ルールを守って、安全走行しましょう。

初回公開日:2017年11月13日

記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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