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車の静音化対策|ロードノイズ/マフラー・静音化方法など紹介

更新日:2024年03月12日

車内に聞こえてくる騒音が大きいと、どうにかして騒音を小さくしたいと考える方もいるでしょう。しかし、車の静音化は音の種類によって対策方法が全く異なります。そこで今回は、車の騒音の種類や音の低減方法、静音化するためのグッズなどについてご紹介します。

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車の騒音を静音化するための対策は?

車内に聞こえてくる騒音には数多くのものがありますが、車によっては車外の音が車内に大きく聞こえてくる場合があります。

車内に聞こえてくる音を防ぐ方法は多岐に渡りますが、騒音の種類によって対策方法が大きく異なるため、自分が気になる音に合った対策をしなければ、静音化は失敗してしまいます。そこで、今回は自分で車内の静音化を行う方法や、どんな工夫をすれば静音化に成功するかをご紹介します。

車の騒音にはどんなものがある?

車内に聞こえてくる騒音には、いくつかの種類があります。騒音の種類を把握しておかなければ、車内の静音化が行えません。そこで、騒音にはどのような種類があるか、それぞれの騒音を小さくする方法について見ていきましょう。

ロードノイズとは?

ロードノイズとは、タイヤと路面の間から発生する音のことを言います。車内にはゴーという音で聞こえ、速度が上がると共に音も大きくなります。

ロードノイズは、走行する路面の状態によって、音の高さや大きさが変わります。路面の凸凹が少ないところではロードノイズが比較的小さく、凸凹が多い路面では、ロードノイズが大きくなります。

ロードノイズを小さくする方法は、ロードノイズが小さいタイヤに交換するか、タイヤから発生しているロードノイズが車内に聞こえてくるのを防ぐ方法などがあります。

エンジン音を小さくする方法は?

車によっては、エンジン音が車内に大きく聞こえることがあります。エンジン本体から発生する音自体を小さくすることはできませんが、発生する音が車内に聞こえるのを防ぐことは可能です。

車内に聞こえるエンジン音を小さくするには、ボンネットの裏側に静音化グッズを施工し、音の反響を少なくすることで、車内に聞こえてくる騒音を小さくすることができます。

車のマフラーから発生する音を小さくする方法は?

マフラー音は、純正のマフラーであればそれほど大きな音は出ないように設計されています。しかし、徹底して静音化を行うのであれば、純正のマフラー音が気になる場合もあるでしょう。

純正のマフラー音を小さくするのは難しいですが、車内に聞こえてくる音を小さくするために、ドアなどの隙間に静音化グッズを取り付けて車内を静かにすることができます。しかし、スポーツカーなどの車やマフラー交換をしている車の場合は、排気音が大きすぎて隙間を埋めるだけでは静音化することができない場合があります。

排気音が大きい車の場合は、サイレンサーを取り付けると良いでしょう。サイレンサーとはマフラーの穴に取り付けるもので、マフラーの排気音を小さくします。サイレンサーを取り付ければ排気音自体を小さくすることができるため、マフラー音を小さくするために有効な対策です。

エアコンの風切り音を小さくする方法は?

エアコンの風切り音は、エアコンの風量が最大の時が一番大きくなります。そのため、エアコンの最大運転を抑えることが静音化に繋がります。夏場の車内であれば、車内の熱を逃がすことでエアコンの最大運転時間を短くすることができます。

また、エアコンの効きを良くするには、エアコンフィルターの手入れも重要になります。エアコンフィルターに目詰まりがあると、十分な風量を得ることができません。そのため、エアコンフィルターをしばらく交換していない場合は、エアコンフィルターを交換しましょう。

エアコンから出る音で風切り音以外の騒音としては、通気口の振動が考えられます。通気口の振動を抑えるには、制振材を通気口に貼り付けることで振動を抑えることができます。通気口の振動を抑えれば、エアコンからの騒音を抑えることが可能です。

車内を静かにするための方法や静音化グッズは?

車内の静音化には、その音に合った対策が必要ですが、対策グッズにも多くの種類があります。

そこで、静音化にはどのようなグッズがあり、どんな種類の音に効果があるかをご紹介します。

DIYで静音化する方法はある?

市販の静音化グッズは数多く販売されていますが、DIYで静音化することも可能です。

DIYで静音化するには、デッドニングと呼ばれる作業を行うと良いでしょう。

デッドニングとは、ドアやフロア部分などの鉄板に制震材を張り付ける作業のことで、デッドニングを施すことにより、ドアの振動による騒音を減らしたり、カーオーディオの音質を良くするなどの効果があります。

デッドニングをするにはドアの内張りや配線類を取り外し、ドアに設けてある穴などに制震材を張り付けます。制震材を張り付けると、ドアの振動を抑える他に、気密性を上げることができます。気密性が向上すると、車外で発生した音が車内に聞こえにくくなるため、静音化に大きな効果を得ることができます。

ダイソーグッズで静音化する方法も

車の静音化には費用がかかりますが、ダイソーに売っているグッズを利用して静音化を行う方法もあります。ダイソーに静音化のためのグッズは売っていませんが、吸音材の代わりとして使うことができるグッズがあります。

ダイソーには「超でか」という名前のスポンジが販売されています。このスポンジは浴槽を洗うためのものですが、吸音材として利用することができるため、ドアパネルなどの隙間に入れれば吸音材として使用することができます。

スポンジのサイズも大きく100円で購入できるため、 ダイソーグッズで静音化してみるのも良いでしょう。

エーモン製品で簡単に静音化が可能

エーモンといえば車のDIY用品を販売している会社ですが、エーモンでは車の静音化グッズを騒音の種類ごとに販売しています。

エーモンから販売されている静音化のためのグッズは、以下の騒音に対するグッズを販売しています。

・風切り音
・ロードノイズ
・ビビリ音、きしみ音 
・エンジン音

エーモンのグッズは施工しやすく、静音化の効果を実感しやすい商品が多く販売されているため、手軽に静音化をしたい方はエーモンのグッズを使用すると良いでしょう。

タイヤハウスの対策でロードノイズを低減する

ロードノイズが車内に響くことを防ぐ方法の1つに、ホイールハウスに制振材など施工する方法があります。

制振材を貼る場合は、ホイールハウス内にある樹脂製の黒いカバーを取り外し、カバーの奥にある鉄板に制振材を貼り付けます。鉄板に制振材を貼り付けることにより、ロードノイズを小さくすることができます。

また、取り外した樹脂製のパネルに制振材を貼り付けると、ロードノイズの反響を抑えることができるため、樹脂製のカバーに制振材を貼り付ける方法も良いでしょう。

ホームセンターで材料を買う方法も

ホームセンターに販売されているカー用品は限られていますが、ホームセンターには住宅用の材料が販売されおり、住宅用の遮音材や吸音材を使用して静音化する方法があります。

ホームセンターで材料を買う場合は、どの材料を買えば良いのか迷いますが、ホームセンターで材料を買うときは、きちんと遮音できるものを購入する必要があります。

遮音材とは外の音を遮断するためのもので、遮音性能に優れている材料は比重が大きいことが求められます。つまり、重量が重い遮音材ほど音を遮る能力が高いということになります。

重量が重い遮音材であれば、音の振動が伝わることを防ぐことができるため、きちんと音を遮断することができます。

ホームセンターで遮音材を選ぶときは、できるだけ重たい遮音材を探し、重量が軽い遮音材は選ばないようしましょう。

オートバックスでデッドニングを行う方法も

カー用品店で有名なオートバックスでは、デッドニングを施工するサービスも行っています。

オートバックスで行なっているデッドニングは、音質の向上のために行っているものですが、音質の向上をさせるためにはドアのビビリ音などを低減する必要があるため、制振材などをドアに貼り付けます。

また、良い音質を実現するためには、車外の音を遮断する必要もあるため、吸音材なども施工します。その結果、車外から入ってくる音を小さくすることができるため、静かな車内に仕上げることができます。

費用に関しては車両によって異なるため、直接店舗に問い合わせる必要がありますが、オートバックスでデッドニングの施工までを依頼することができるため、自分で作業する自信がない方は、オートバックスで作業を依頼しても良いでしょう。

まずは取り組むことが大切

ここまで車内の静音化についてご紹介しましたが、車の騒音を低減する方法は多岐に渡り、音の低減には難しい部分もあります。また、静音化を突き詰めて行くとかなり奥深い話になり、本格的な施工を行う場合もあります。しかし、静音化は自分でも行うことが可能で、手軽に施工をすることができます。

手軽な施工をするだけでも大きな変化が出る場合があるので、まずは自分で作業できそうな部分から取り組み、車内の音に変化があるかどうか試してみましょう。

初回公開日:2017年11月03日

記載されている内容は2017年11月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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