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キャンピングカー生活は日本で可能か|住所/生活費/税金

更新日:2024年08月24日

最近話題になっている「キャンピングカー生活」。その実態はどんなものなのでしょうか?気になる税金や住所はどうなるの?費用はいくら掛かる?キャンピングカーの種類は?などキャンピングカー生活について、みなさんが気になることをご紹介します!

キャンピングカー生活は日本で可能か|住所/生活費/税金

キャンピングカー生活~日本では可能なのか?~

旅行好きの人であれば、誰もが一度は「キャンピングカーで暮らしてみたい」そして「日本中を旅してみたい」そう思ったことがあるのではないでしょうか、日本でそんな自由気ままな生活をしている人はどのくらいいるのでしょうか、「キャンピングカー生活」にまつわるさまざまなことをご紹介します。

ここ近年、定年を迎えた夫婦が海外にロングステイをしたり、移住したりする話をよく聞きますが、それと同時にキャンピングカー生活をしている人もテレビで見かけたりします。しかも高価なキャンピングカーだけでなく、最近では小型車や軽自動車を自分の好きなように改造して、キャンピングカーで日本中を移動する人も増えています。旅好きの人なら誰もが一度は憧れるキャンピングカー生活に迫ってみましょう。

キャンピングカー生活のときの住所はどうなる?

日本でもキャンピングカーで日本各地を転々と旅しながら生活をしている人がいます。また、そのような人たちは「ブロガー」と呼ばれ、パソコン一つで収入を得ている人もいます。ですから、日本のどこに居ても生活ができます。しかし、気になるのは住所や住民税のことが気になってきます。

日本の法律では、まだ「車」を住所とすることはできません。そのため移動した年の1月1日に住んでいた住所か、または家族、親せきの住所を間借りさせていただくことになります。その辺りはキャンピングカー生活をするうえでの面倒な点で、デメリットでもあると言えるでしょう。荷物や宅急便などは最近はコンビニで受け取り可能なので、荷物に関してはそこまで問題ではありません。

キャンピングカー生活のときの住民票は?

キャンピングカー生活において「住所」の問題は難しく、現在の日本の法律では「車」を住所にできないので、1月1日時点で住んでいた場所の住所、もしくは家族や親せきの住所を間借りすることになります。では「住民票」の場合はどうなるのでしょう。住民票も住所と同じく「車」という訳にはいきません。

キャンピングカー生活は「固定資産税」を払わなくて済むのが魅力的ですが、いまのところ市民税、県民税を払う義務はあります。

しかし、民法22条に「各人の生活の本拠をその者の住所とする」という規定があるので、「車」を住所にしてもいいのではないのか、という声も挙がってきています。最近ではキャンピングカー生活をする人も増えてきているので、そのうち法律も変わる可能性もあります。

キャンピングカーで生活は可能か~軽自動車の場合~

みなさんは「キャンピングカー」と聞くとどんな車を想像するでしょうか、多くの人が大きくて、シャワーやトイレも完備されていて、高級なイメージを持っている人が多いでしょう。もちろんキャンピングカーも多様な種類がありますから、イメージのような高級キャンピングカーもあります。ですが最近、小型車や軽自動車もあるのはご存じでしょうか。

最近は、軽自動車でもバンタイプを選んで改造し、キャンピングカー生活をする人が増えています。高級キャンピングカーを買わなくても、軽自動車を安く手に入れて、寝床やテーブルなど入れたりして、しっかり「キャンピングカー生活」として住みながら、日本中を移動している人をテレビでよく見かけます。軽や小型は維持費が安いのがメリットです。

キャンピングカーで生活は可能か~ハイエースの場合~

キャンピングカーとしてでよく利用されるのが「ハイエース」です。大きくて広いので寝床の確保もできて、十分キャンピングカー生活ができるのがです。また、キャンピングカーは特殊車両扱いとなり、「8ナンバー」になるので税金が少し安くなります。ハイエースで4万800円ですが、最近は値上げされてきています。

なぜ、税金が上がってきているのかというと、最近特にハイエースを狙った車上荒らしが相次いでいて、8ナンバーを不正に悪用する人が増えてきたためと言われています。それでもハイエースは、キャンピングカー生活する人たちの間では、今もなおの車種になります。

価格は400万~700万円です。長期間キャンピングカー生活をする覚悟であれば、軽タイプよりハイエースの方がいいでしょう。

キャンピングカー生活のときの税金はどうなる?

キャンピングカー生活は十分にできることが分っていただけたでしょうか。ここで気になるのが「税金」関係です。結局のところ現在の日本の法律事情では、「車」を住所にはできないため、「住所なし」で全国各地を転々とすることは難しいでしょう。ですから「一生」は無理な話で、どこかに住所を置いた上で、生活ベースをキャンピングカーにするということになります。

つまり、キャンピングカー生活であっても、登録した土地の住民税は支払う義務があります。その他の税金は「車税」になりますが、キャンピングカーは「特殊車両」扱いで「8ナンバー」になりますので、自動車税は幾分安くはなります。ということで、キャンピング生活をしていても「税金」を払うのは、家に住んでいる時と同じいうことです。

キャンピングカー生活の費用はいくらかかる?

キャンピングカー生活に興味がある人が気になるのが、キャンピングカー生活で必要な「費用」ではないでしょうか、これはキャンピングカー生活の「デメリット」ともいえるのですが、費用は「結構かかる」ということです。およそ1人1ヶ月8万円程度かかるので、家族がいれば、それに人数分が加算されます。

キャンピングカー生活をしている人の多くは無駄をなくし、節水したり、節約しながら暮らしています。しかし、移動しながら暮らしているので、どうしても食費などで費用がかさんでしまうのでしょう。

キッチン付きなら自炊をして、食費を抑えることもできますが、小型や軽タイプだと買ってきた物になってしまうので、自ずと費用がかかります。後は車のガソリン代や駐車場代などでしょうか、費用は意外とかかると考えてください。

キャンピングカー生活~トイレはどうしてる?~

大型キャンピングカーであれば、トイレやシャワーがついているので、トイレに行きたくなっても特に困ることはないでしょう。キャンピングカー生活をしている人のなかには、節水のために「小」であれば、ある程度流さないで溜めておくという人もいるようです。生活排水も限られているので、工夫しているのでしょう。

また、小型や軽タイプのように、トイレが車についていない場合は、道の駅やサービスエリア、コンビニや公園のトイレなどで用を足す人が多いです。意外にもキャンピングカー生活をしていても「トイレ」事情にはさほど困りません。また、公共のトイレを利用する場合は当たり前のことですが、マナーを守って使用するようにしましょう。

キャンピングカー生活~生活排水はどうしてる?~

キャンピングカー生活をしている人で一番の悩みの種が「生活排水」ではないでしょうか。大型キャンピングカーであれば、水道も取り付けられていますが、だいたい1日当たり150Lしか使用できない計算になっています。150Lというと「灯油タンク」2缶位に値します。これでトイレ、炊事、シャワーなどを使用します。

ガソリンスタンドでも頂けるそうですが、「飲料水」であるか確認する必要があります。キャンピングカー生活をしている人にとっては、「節水」はとても重要でしょう。お風呂やトイレは道の駅を利用する人もいますが、ここでもマナーのある行動を心がけましょう。なかには、公共の電気を使用したり、手洗い場の水を勝手に使用するマナー違反者もいるので、互いに気持ち良く、公共の場を利用しましょう。

キャンピングカー生活~駐車場~

キャンピングカーで移動している人が寝泊まりする時や、仮眠する時の「駐車場」はどこを利用するのでしょうか。キャンピングカー利用者の多くの人が、「道の駅」を利用している事実があります。道の駅にはお風呂やトイレ、レストランがあるところもあり、とても便利です。

道の駅の次に利用するのが「サービスエリア」、そしてキャンプ場や、無料の駐車場などを利用しています。それでも見つからない場合は、有料の駐車場に車を停めます。ですが、道の駅や、無料の駐車場に駐車できるように、下調べをしっかりとしてから目的地まで行けば、たいていの場合は、駐車場の心配はいらないでしょう。

キャンピングカー生活のメリット

ここで、キャンピングカー生活をするメリットを考えてみましょう。野外で自由気ままに生活ができることが、最大のメリットですが、それ以外では、お風呂やトイレは、道の駅などが利用できるので意外となんとかなります。そして、電気も生活をする上で必需品ですが、走行充電や、屋根の上につけてあるソーラー充電でなんとか賄えるとのことです。

夏場などのクーラーを利用すると、供給可能電流を超えてしまうことがあるので、注意が必要ですが、携帯の充電や、パソコン使用するくらいは、大丈夫ということです。

キャンピングカー生活のデメリット

では、キャンピングカー生活においてのデメリットはなんでしょうか。まずは、「夏場」のキャンピングカー生活です。夏場は向いてないといえるでしょう。日中であれば車内は40度以上になります。夜でも蒸し暑い、夏場のキャンピングカー生活はしません。

また、生活費が意外と高くなってしまうこともデメリットにあげられます。お風呂を利用するとなればお金はかかりますし、自炊できないタイプのキャンピングカーであれば、食事は買ってきた物になります。自炊でない分費用もかかります。その他にも、ガソリン代や、駐車場が見つけられなかった際に、有料駐車場を利用するとお金がかかります。

意外と生活出来た?キャンピングカー生活を楽しもう!

「キャンピングカー生活」について、キャンピングカーの種類や気になる税金のこと、住所や住民票はどうなる、など気になるキャンピングカーのあれこれについて説明してきましたが、いかがでしたでしょう。上手に節約すれば。キャンピングカー生活も意外と不自由なくできることが、お分かりいただけたでしょうか。

メリットもあれば、デメリットもあるキャンピングカーですが、新しい旅行の形で、これからどんどん流行っていくでしょう。自分の車で快適に寝泊まりでき、そして全国各地に旅行できます。住所関連は面倒なことになるので、特定の住所は必要です。そして、道の駅などの公共の場を利用する際には、マナーを守り使用しましょう。そして楽しいキャンピングカー生活を過ごしましょう。

初回公開日:2017年11月03日

記載されている内容は2017年11月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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