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未使用車のメリット・デメリット|登録済/価格/納期/車検

更新日:2024年05月11日

新車に近い状態で格安購入できる未使用車、車両価格が安くて得なようですが、本当でしょうか。未使用車のメリット・デメリットをご紹介します。車を新しく購入したい人は、未使用車のメリット・デメリットを知って、候補のひとつに考えて見ましょう。

未使用車のメリット・デメリット|登録済/価格/納期/車検

未使用車のメリット・デメリット

未使用車とは、ナンバーを取得しているけど使用されない車の事です。法律上では中古車扱いになりますが、ほとんど走行していないため、未使用車と呼ばれがあります。新車で購入するより少し安く買えますが、未使用車のデメリットやメリットはどんな所なのでしょうか。詳しくチェックしましょう。

価格が安い

未使用車最大のメリットは、価格が安い事です。新車を販売しているディーラーが扱う未使用車は、安心感があり特にがあります。未使用車はなぜ安いのか疑問を感じますが、ディーラーは、年間で販売台数が設定されています。

設定された台数はナンバーを付けた状態でカウントされます。たとえば年間達成台数が不足している場合は、買い手が見つからなくても登録してしまいます。ノルマ達成のために、仕方なく登録された車が未使用車として扱われ、赤字覚悟で売買されます。

そして、未使用車は専門店に売られ、一般の客は特別に値引きされた価格で購入できます。本体価格面ではデメリットはないでしょう。

納期が短い

通常、新車の場合ですと納期まで2週間から1か月程度です。しかし、未使用車はメーカーオプションが付けられないデメリットがありますが、1週間から数日の納期です。普通の中古車と違って入念な点検が省けますし、補償継承など半日くらいの手続きですみます。

乗り換えを考えている人で、1日でも早く欲しい時に最適です。納期だけで考えると、新車よりも大きなメリットがあると考えられるでしょう。

好みの車が見つかりにくいデメリット

未使用車は、圧倒的に軽自動車が多いのが現状です。普通車の未使用車もありますが、好みの車が見つかりにくいデメリットがあります。普通車が少ない現状には訳があります。

普通車の場合は、登録する時に車庫証明が必要になります。新車からすぐに名義変更をすると二次取得が10万以上かかる場合もあります。普通車の未使用車はデメリットが多く売れないため取り扱いが少ないです。

普通車の未使用車はディーラーの稼ぎで作られているものが多く、意味不明な諸経費計算がないお値打ち車が多いメリットがあります。

車検までの期間が短い

新車で購入すると初回の車検は3年後ですが、未使用車は購入する前に登録された車ですから、手にした時には目減りしているデメリットがあります。このため、新車より10万円安く買えても、車検の事を考えるとお得かどうかわかりません。

未使用車専門店で好みの車を見つけても、価格面だけにとらわれず、車検の状態も判断して購入しましょう。

ワンオーナー車ではなくなるデメリット

未使用車は、展示車や試乗車としてお店が使用している場合があります。日常的には乗っていなくても、使用したことで安く販売されます。新車時の登録名義は販売店となり、ワンオーナー車ではないデメリットがあります。

一度販売店の名義にしてから変更をするため、法律では中古車扱いになります。よって、未使用車を購入する時は、二次取得税が発生するデメリットがあります。現在、軽自動車の場合は免税減税が適用されていますから、軽自動車の場合は2000円程度です。

登録済の未使用車のデメリット

軽自動車

軽自動車の未使用車などは、展示車として使用している場合があります。この場合、不特定多数の来店者が、触ったり乗ったりしているデメリットがあります。中古車を購入する場合は気になりませんが、新車状態で安く購入できるメリットをだけを考える人には向いていません。

また、未使用車購入時、メーカーオプションを付けたい場合も選べません。あくまで中古車扱いとなるため、こだわって軽自動車を選びたい人はデメリットになる点でしょう。

値引き

新車で購入する時は、車両価格を大きく値引きしてもらえますが、未使用車は新車に比べてあらかじめ1割から2割程度安くなっています。ですから、大きな値引きは期待できないデメリットがあります。車の買い替えなら、今乗っている車を少しでも高く買い取ってもらう努力をしましょう。

未使用車は価格面だけで選ばない

未使用車は、走行距離が少なく新車に近い状態で安く購入できる点がメリットです。しかし、表示されている車両価格が安くて飛びついても、総支払価格は新車と変わらない時があります。

悪質な業者は、諸費用や工賃などを高く設定して、結果的に新車並みの価格で販売して利益を回収する店があります。こうなると、デメリットだらけになりますから注意が必要です。いくつかのチェック項目を確認してから購入しましょう。

適切な諸費用か

一般的に車を購入する時は、「納車費用」「車庫証明費用」は自分で行えば安く済むことは知られています。その他の諸経費は、未使用の軽自動車を購入した場合、10万円超えることはありありません。もし超えているようでしたら、内訳をよく確認してから購入しましょう。

高額な工賃

未使用車を購入したら、カーナビなど欲しかったオプションを付ける場合があります。未使用車の場合は、ナビなど純正品は使われないデメリットがあります。それなのに、工賃がとても高く、驚くような金額を請求されることがあります。

カー用品店などでカーナビを付ける場合、工賃は25000円位請求されることがあります。これでは、安い商品を購入しても意味がありませんから、工賃には注意が必要です。安く未使用車を購入した時のデメリットにならないようにしましょう。

高額な点検パック

未使用車購入時に、半年度との点検やエンジンオイルの交換など、セットで勧めてくるお店があります。これらの点検が、一般価格より高額なケースがあるデメリットがあります。

勧められた時は、近所のホームセンターやカーショップなどで価格を確認して、同程度の価格ならお願いしましょう。即決するとせっかく安く購入した未使用車の意味が無くなります。

購入価格

せっかく安い未使用車を購入しても、ローンを組んでしまうと新車より高くかかるデメリットがあります。ローンを組むときは、購入店で勧められた会社を利用しますから注意が必要です。悪質な業者は、年利12%のローンを組ませる場合があります。

必ず細かい条件を確認してから購入しましょう。車両価格が安くても、金利手数料が値引き額より高い場合は大きなデメリットとなるでしょう。できれば、現金一括で購入するとトラブルは無くなります。

未使用車と新古車の違い

未使用車も新古車も違いはありません。どちらも「登録済み未使用車」と呼ばれます。販売時の走行距離や登録してからの月数で呼び名が変わることはありませんので、未使用車と考えてよいでしょう。

どちらも、新車を登録した状態で販売されている車の事です。新古車と書かれていると、まるで新車のようなイメージを与えることから、勘違いするケースがあります。今では、公正取引委員会から新古車表記は使用が禁止されています。

未使用車で修復歴ありの場合

未使用車で販売されている車で「修復歴あり」と表示されている場合があります。これは、軽度の事故を起こした時に表示されています。輸送中のキャリアカーの事故や展示車として使用していて、お客さんが傷つけた場合も修復歴として残ります。

この場合、通常の未使用車より安く販売されています。小さな傷など気にならない人にとっては、メリットと考えられるでしょう。

未使用車はよく考えてから買おう

未使用車のデメリットをご紹介してきましたが、いかがでしたか。未使用車は、ほぼ新しい車が格安で購入できるとあって魅力的ですが、デメリットも多くありました。

好みの車が見つかっても、車両価格だけに目を奪われず、トータルの価格を考えてから購入しましょう。未使用車はメリットも多くありますが、場合によってデメリットも発生する事も知っておきましょう。

初回公開日:2017年12月18日

記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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