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車の塗装の剥がれの補修方法・剥がれの原因・料金の目安

更新日:2024年11月18日

車の塗装剥がれは深刻かつ起こりやすいトラブルです。せっかく大事に乗っている愛車の塗装が剥がれていたらショックを受けてしまいます。今回は車の塗装剥がれのトラブルの原因やその修理方法、そして修理金額の目安についてなどを紹介します。

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車の塗装の剥がれの補修方法・修理方法

車を所有していると発生する可能性が高いトラブル、それが塗装の剥がれです。車の塗装に使用されている塗料は、耐久性の高い材料を用いてありますが、長い期間、車を放置していたり手入れを怠ったりしていると塗装の剥がれは発生します。

しかし、放置もしていないし、手入れもやっているのに車の塗装が剥がれた。という人もいるはずです。車の塗装剥がれは他にも多くの原因があります。今回は車の塗装剥がれの原因、そして補修、修理方法に関して解説していきます。

車の塗装剥がれの補修を自分でやる?

車の塗装剥がれの補修に関してですが、できるだけ出費を抑えたいから自分でやりたい。という人もいるでしょう。もちろん、車の塗装剥がれの修理は自分でできないことはないですが、あまりできる選択ではありません。車の塗装剥がれを綺麗に修理したいのならば、本来はプロの修理業者、自動車鈑金塗装工場に持ち込むほうが間違いはありません。

車の塗装剥がれは症状ごとに差はありますが、単に塗装が剥がれた箇所だけをタッチペンで塗るだけでごまかすことが可能な時もあれば、塗装部分を剥離して鉄板をむき出しにして、そこから下地とよばれる材料を塗布、そして塗装を重ねていくという高難度の作業まで必要となってくる場合もあります。

それでも自分で車の塗装剥がれの修理をやりたい人は

たとえ高難度でも自分で修理をやってみたい人や、腕の器用さに自信がある人は車の塗装剥がれの修理に挑戦してみる価値はあります。

現在、ホームセンターやインターネット通販で修理用の材料は販売されていますが、あくまでそれはDIYレベルの補修であり、プロの補修とは雲泥の差があります。自分で補修を行うときはその点を理解の上おこないましょう。

自分で車の塗装剥がれの修理を行う際、必要となる材料はどのようなものがあるのかを紹介していきます。

車の塗装の剥がれ修理に必要な材料

車の塗装剥がれの修理に必要な材料を紹介していきます。基本的に必要な材料は、「テープ」「養生紙」「ペーパー」「脱脂材」「サフェーサー」「塗料」「ボカシ剤」「クリアー」です。これらは全てホームセンターやインターネット通販で手に入れることが可能です。

補修の手順

車の塗装剥がれの補修手順を解説していきます。まずはじめにおこなう作業は洗浄です。塗装が剥がれている部分を中心に、周りを綺麗に水洗いします。このとき、カーシャンプーなどで綺麗に汚れや油を落としておきます。この作業を怠ると塗装がうまくできなくなりますので注意が必要です。

研磨作業

洗浄後、車の塗装剥がれの部分を中心にペーパーをあてて研磨していきます。塗装が剥がれている部分とその周辺を広めに研磨する必要があります。塗装が剥がれている箇所だけを塗装するのではなく、周りの部分も「ボカシ」という技術を使用しながら塗装をしていく必要があるからです。塗装剥がれ箇所とその他の段差がなくなるまで丁寧に研磨は行いましょう。

脱脂、マスキング、サフ塗装

研磨終了後、もう一度洗浄を行い、残った水分を拭きあげます。その後、脱脂材を使用して研磨部分をさらに拭きあげます。脱脂作業後、新聞紙や養生紙を利用して傷の周辺をマスキングしていきます。

マスキング作業後、サフェーサーを剥がれの部分を中心に塗装していきます。一気に厚く塗るのではなく、2、3回に分けて少しずつ塗り重ねていきながら塗り肌を調整していくのがポイントです。

サフェーサー塗装後、可能であればドライヤーなどで乾燥させましょう。無理であれば30分以上は自然乾燥させます。

乾燥後、軽く塗り肌を研磨してざらつきや凹凸を無くしていきます。

塗料、クリアー塗装

サフェーサーが乾燥したら最後に上塗り塗装という作業に入ります。

1.まずは再度脱脂をおこない、サフェーサー塗布の時よりも広め、最初に研磨した箇所以外をマスキングしていきます。

2.マスキング終了後、サフェーサー塗布部分を中心に塗装を開始します。少しずつ塗料を塗り重ねながら、周辺部分はさらに薄くかかるように少しずつ塗っていきます。これがボカシです。

3.塗料を塗りおえたら、次にボカシスプレーを塗装します。このボカシスプレーで塗装面を馴染ませて塗装肌を調整します。

4.ボカシスプレー塗装後、1分程度の時間をおいてクリアー塗装を開始します。クリアー塗装も一気に行うのではなく、1~2回目は軽めに拭き、3回目に艶をだすように多めに拭いていきます。

5.その後、乾燥時間をおき、完全に乾いたところで塗装部分をコンパウンドで磨くことで補修は完成です。

車の塗装の剥がれにスプレー

いつも、ソフト99を使わせていただいてます。特殊色も作ってくれるので助かっています。

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車の塗装用には多くのスプレーが販売されていますが、するスプレーはソフト99シリーズのスプレーです。

ソフト99は塗装スプレーからクリアー、パテ、脱脂材など、個人で自動車補修塗装をするのに必要な材料をすべて提供してくれているメーカーです。プロの人でもこのソフト99の商品を使用している人はいますので、品質は間違いありません。

補修箇所の錆対策

車の塗装剥がれ補修の際、特に注意すべきなのが錆です。塗装が剥がれて車の鉄板がむきだしの状態の場合、その部分に錆が発生している可能性があります。錆が発生していた場合、その錆を放置した状態で上塗りをするのは絶対に避けましょう。

錆はどんどんと他の箇所まで浸透していき、やがて塗膜を突き破る可能性があります。錆の発生を確認した場合、速やかにその錆を研磨し、錆止め剤を塗布することが望ましいです。

強い錆止め効果のある亜鉛塗料が入っています。
キャップが「はけ」の持ち手になっており、そのまま塗ることができます。
できればサンドペーパーで赤錆を完全に落としてから塗るのがいいのですが、はがれる部分だけ取ってそのまま塗っても効果はあります。
ただし、量が少ないので、広範囲の補修には向いていません。

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車の塗装の剥がれの原因

車の塗装剥がれには多くの原因が考えられますが、まず代表的なのが飛び石です。車の走行中や停車中でも他の車が跳ねた石が車のボディーにあたり、それが原因で塗装が剥がれてしまうケースがあります。

また、先述したように車の手入れを怠った結果、塗膜が劣化して剥がれる、といったケースもあります。

天井の剥がれ

車の塗装剥がれで厄介なのが天井です。特に屋根のない駐車場に毎日駐車している人は注意が必要です。雨ざらし、日ざらしの状態の車の天井は間違いなく塗装の劣化が早まります。そうならないためにも、天井部分だけでも塗膜保護のコーティングを行うことをします。

車の塗装の剥がれの補修の料金の目安

車の塗装剥がれの修理で気になるのが、プロに依頼した場合の料金の目安です。自分で修理する場合、1万円以内で費用は収まりますが、プロに頼むとなるとそうはいきません。

塗装剥がれの修理料金は、その車の状態によって大きく変わりますので、ここでは「ワンハンド」の場合での修理料金の目安をご紹介していきます。「ワンハンド」とは手のひらの面積ほどの修理箇所という意味で、車の修理業界ではよく使用される目安方法です。

ワンハンドの目安金額は?凹みがある場合は?

車の塗装剥がれのワンハンドの目安は、ざっくりと3万円~4万円とみていいでしょう。あくまでこれは目安です。実際は車の状態をしっかりと確認したうえで金額をだす必要がありますが、よほど状態が悪くない限りはこの値が適用されるでしょう。

しかし、これはあくまで塗装が剥がれている、というだけの条件の場合です。仮にこれに車体の凹みなどがある場合、鈑金作業、パテ作業などの追加作業が必要になってきますので、その場合はプラス1万円程度を想定しましょう。

車の塗装の剥がれを治すコーティング方法

車の塗装が完全に剥がれている状態の場合、コーティングで治すことは不可能です。完全に剥がれている場合は、上記で紹介した方法で自分で修理するか、プロの業者に依頼しましょう。

しかし、塗膜ではなく、その上のクリアーだけが剥がれている程度ならまだ治す方法はあります。簡易補修ではありますが、コンパウンドなどで傷部分とその周囲を研磨することにより、傷部分を目立たせなくすることは可能です。

雪下ろしの際にできた小傷を修復するために本品を購入。ボディを水で濡らしてみて消えるような傷なら、コンパウンドで目立たなくなりますが、深い傷についてはペイント・塗装が必要になりそうです。小傷を目立たなくするには良い商品だと思いますが、擦り込み用スポンジもセットになっていればよりベターだと思います。

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塗装剥がれを避けるためにも手入れは必須

車の塗装剥がれを防ぐためには、日頃の手入れや点検が必須です。洗車を行い、時にはコーティングを塗布することで塗膜を保護していく必要があります。また、飛び石などで僅かな傷が発生してそこから錆がでていた場合は、速やかに錆を除去して錆止めを入れましょう。

愛車を長く、綺麗に乗りつづけていくためにも日頃の点検、手入れは重要です。しかし万が一にも塗装の剥がれが出てしまった場合は、上記の方法を参考にして愛車を修理していきましょう。

初回公開日:2017年12月18日

記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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