キックダウンのやり方・ケーブル調節の方法|CX5/MT
更新日:2024年10月03日
キックダウンとは
車はエンジンがガソリンと空気を燃やした熱エネルギーによって走ります。しかし加速、減速など走行状況の変化に対応してスムーズに車を走らせるためには、エンジンが作り出したパワーを適切な動力に切り替えて車輪へと伝えるトランスミッションと呼ばれる変速機が必要です。
トランスミッションはギアボックスとも呼ばれ、前進用と後退用の複数の歯車が組み合わさった装置です。本来この装置は、ドライバーが運転をする際に速度に応じて手動で切り替える物でしたが、現在は、車が自動的に変速を行うAT(オートマティックトランスミッション)を搭載する車が大半を占めます。
キックダウンはAT車特有の現象
このATの特徴の一つに「キックダウン」という現象があります。キックダウンとは、ドライバーがアクセルを踏み込んだ時にATが予期せぬタイミングで変速を行い、その結果、車が急加速するという物です。
キックダウンは運転中に瞬時に加速する必要がある時には、ATがドライバーの意志を読み取ったかのように変速を行うためドライブが楽になりますが、状況によってはアクセルとブレーキの「踏み間違い事故」の原因になるとして問題となっています。
ではなぜ、ATにはこのようなキックダウン機能が備わっているのでしょう。キックダウンという言葉は聞いたことがあっても、その目的などはあまり知られていないでしょう。
そのようなキックダウンについて、その成り立ちや正しいやり方、ケーブルの調整方法、マツダCX5のキックダウンスイッチ、またMT車の場合はどうかなどを解説していきます。
トランスミッションはなぜ必要?
自動車教習所では、教科の中でトランスミッションについて解説を行いますが、卒業をして運転免許を取得した後はもう忘れてしまったという人も多いでしょう。また、現在は販売される車の大半がAT車ですので、車にあまり詳しくない人にはトランスミッションの必要性を理解しづらいのも無理はありません。
車になぜトランスミッションが必要かというと、例えば100㎞/hの高速走行時と30㎞/hの低速時では、エンジンが出す力は同じでもタイヤが回転する速度が違います。また平坦な道を走っている時ときつい上り坂を走行する場合では、タイヤを回転させるのに必要な力の大きさが異なります。
このように走行状況によって適切にタイヤを回転させるには、エンジンの力を車輪へと伝える歯車(ギア)の大きさを変更する必要があります。その歯車を切換えるための装置がトランスミッションです。
低速から高速へなど自動的に歯車を切換えるAT車
車をスムーズに走らせるには、走行状況に合わせてエンジンの力を車輪に伝える歯車を切換える必要があります。つまり、高速走行時には同じ力でより多く回転することができる小さな歯車(高速ギア)を、低速時にはタイヤをゆっくりと回転させるより大きな歯車(中・低速ギア)を使用します。
また平坦な道を走る時は、小さな力でもタイヤを回転させられるためより小さめの歯車(中・高速ギア)を使用し、きつい上り坂ではタイヤを回転させるのにエンジンの力を最大限に生かすため、最も大きな歯車(最低速ギア)を使うといった切り替えが必要です。
AT(オートマティックトランスミッション)は、この歯車の切り替えを自動的に行う変速機です。キックダウンはATにのみ発生する現象で、これはATで車をスムーズに走らせるために必要な機能の一つです。
キックダウンとはシフトダウンのこと
例えば高速道路を走行する際、車の速度を60㎞/hから70㎞/h、さらに80㎞/hへと上げていく時に、MT(マニュアルトランスミッション)車ではドライバーがシフトノブを操作してギアを3速、4速、5速と順番により高速へと切り替えます。これをシフトアップといいます。
やがて料金所が近づくと、ドライバーはETCゲートを徐行して通過するためにギアを4速、3速、2速とシフトノブによる手動操作で低速へと切換えて減速を行います。これがシフトダウンです。AT車ではこのシフトアップとシフトダウンを車が自動的に行います。
キックダウンとは、ATが自動的にシフトダウンを行う際に備わっている機能です。
ATがドライバーの意志を察知してシフトダウンする
例えば一般道路から高速道路への進入時や、峠道を走行中に道路の勾配がきつくなってきた場合に、ドライバーがアクセルを踏み込む強さをATが感知してシフトダウンを行い、車を瞬時に加速させたり坂道を登るために必要なトルクをタイヤに伝えます。
キックダウンは、MT車ではドライバーの意志によりシフトノブを操作してシフトダウンを行うべき状況を、ATがアクセルの踏み具合を察知することで走行状況を把握し、自動的にシフトダウンを行うことでドライバーによる操作を代行しスムーズな運転を行うことができます。
もしキックダウンしなければ、ドライバーがいくらアクセルを踏んでもシフトダウンせず、スピードが上がらずに高速道路に合流できなかったり、上り坂の途中で失速してしまい大変危険です。
このような事が起きないよう、ATがドライバーの意志と走行状況とを察知して自動的にシフトダウンを行う機能がキックダウンです。
CX5のキックダウンの方法
マツダのミドルクラスSUV、CX5のキックダウンの方法について説明します。
運転に自信がない人の不安をスイッチで解消
マツダCX5には、2012年12月に実施されたマイナーチェンジによってアクセルペダルに「キックダウンスイッチ機能」が搭載されています。
キックダウンとはAT車に備わっている機能で、本来はドライバーがアクセルを踏み込んだ量をATが察知することで走行状況を把握し、自動的にシフトダウンを行うことでスムーズな走行が可能となります。
しかし、運転にあまり自信のない女性ドライバーや高齢ドライバーは、日頃から心理的な理由でアクセルを強く踏み込むのをためらう傾向があります。そのため高速道路の進入時にATによるキックダウンが働かず、車を上手くスピードに乗せる事ができず運転が不安になるという問題がありました。
アクセルペダルにキックダウンスイッチ機能を追加
そこで通常のキックダウン機能に加えて、新たにスイッチを設けることでドライバーの意志により即座にシフトダウンが可能となるのがキックダウンスイッチ機能です。スイッチといってもプッシュボタンがあるのではなく、アクセルペダルに施された仕掛けによって機能します。
CX5ではドライバーがアクセルを全開まで踏み込むすぐ手前で、「カチッ」というクリック感を右足に覚えます。それがキックダウンスイッチで、アクセルがカチッと感じると即座にシフトダウンし車を力強く加速させてくれます。
キックダウンのケーブル調節の方法
キックダウンケーブルの調整方法について説明します。
ATにアクセルの踏み具合を伝えるためのケーブル
「キックダウンケーブル」とは、ATにドライバーが踏み込んだアクセルの量を知らせるための部品です。そのため、キックダウンケーブルはアクセルに反応してエンジン内に空気を送り込むためのバルブを開く役割をする「スロットルケーブル」に連動して働きます。
キックダウンケーブルとスロットルケーブルはエンジンのインテークバルブ(空気を送り込むためのバルブ)に設置されています。これら二つのケーブルはドライバーがアクセルを踏む動きに同調して作動します。
通常では、アクセルが全開まで踏み込まれる少し手前までスロットルケーブルが引かれた時に、キックダウンケーブルが反応して、ATによるキックダウン(シフトダウン)が行われるようキックダウンケーブルの張り具合が調整されますが、この調整が狂うとキックダウンした後にアクセルを戻しても、なかなかシフトアップしないなどの不具合が発生します。
キックダウンケーブルの調整方法
キックダウンケーブルの張り具合を調整する方法は、インテークバルブに設置されるキックダウンケーブル調整用のナットを使用することで行います。
走行中にキックダウンした後になかなかシフトアップしない場合は、ケーブルの張りが強すぎるのでナットを緩めることでケーブルの遊びを増やします。その後、実際に走行してみて、キックダウン後にちょうど良いタイミングでATによるシフトアップができれば調整はOKです。
キックダウンのやり方について
キックダウンの正しいやり方について説明します。
高速道路の進入時
ATのキックダウン機能を上手く利用すれば、高速道路への進入を楽に行うことができます。
入口のゲートを通過したら、ある程度までアクセルを踏み込んで速度を上げていきます。やがて高速道路の本線への進入レーンに差し掛かったらウインカーを出し、ミラーで走行車線後方の安全を確認します。
安全が確認されたら、素早くアクセルを全開付近までしっかりと踏み込みます。するとATによてギアがキックダウン(シフトダウン)され車が力強く加速します。そのままハンドルを操作して速やかに走行レーンへと進入します。
車が走行車線に入ったらアクセルをゆるめて速度を調整します。アクセルの動きにATが反応してシフトアップされ加速が緩やかになり、高速道路を巡行するための速度へと上手く調整されます。
急な上り坂を走行する場合
高速道路でも勾配のきつい直線路があるため、アクセルの踏み加減が一定のままでは少しずつ速度が落ちてしまうため、後続車に追突される恐れがあり非常に危険です。
このような場合もATのキックダウン機能を上手く利用して、アクセルを素早く全開付近まで踏み込みます。そうすることでATによってギアがシフトダウンされ力強く車が加速し、スピードが落ちるのを防ぎます。
その後、車の速度が十分に上ったらアクセルを緩めます。するとATがシフトアップを行って高速巡航にちょうど良い速度に調整されます。
カーブの多い峠道などを走行する場合
車で旅行などをする場合は、山越えの峠道を走行することがあります。そのような時に運転に自信のない人は、連続するカーブを恐れてついノロノロとした運転をしてしまいがちです。
しかし、あまり慎重に運転しすぎるとカーブの途中で失速してしまい、あせってアクセルを強く踏みすぎて走行ラインをはみだすなど余計に危険です。このような峠道を走行する際にもキックダウン機能を上手く使って、メリハリのある運転をすることでスムーズにドライブすることが可能です。
キックダウンで峠を上る方法
上りのきつい峠道では、まずカーブの手前の直線で失速しないようアクセルを踏み込みます。するとATがキックダウンして、車が上り坂を力強く上っていきます。カーブの手前まできたら、今度は素早くアクセルを閉じてブレーキングし減速を行います。
十分に減速したら、ブレーキを離して右足をアクセルペダルの上に置き、ハンドルを切って旋回します。そしてカーブの中ほどで少しずつアクセルを踏み始めます。
カーブの出口が見えてきたらアクセルをさらに踏み込みます。ハンドルを戻して車が完全に直進状態になったら、再びしっかりとアクセルを踏み込みキックダウンさせて坂を上ります。
MT車の場合は?
MT車では、ドライバーが走行状況に合わせて手動でギアを切換え変速するシステムになっています。そのためAT車みたいに自動的にキックダウンすることはありません。
市街地などで発進停止を繰り返したり、また急なカーブが連続する峠道を走行する場合、AT車とは異なり、MT車ではドライバーが頻繁にシフトノブを操作して変速を行う必要があります。
ブリッピングでスムーズにシフトダウン
MT車でスムーズに変速を行い走行するには、シフトダウンの際にクラッチを切ってからシフトノブを操作してギアを落とす直前に、一瞬アクセルをあおって空ぶかしをする「ブリッピング」を行います。ブリッピングによってエンジンを吹かしそのギアに適した回転数に合わせることで、シフトショックのないスムーズなシフトダウンが可能となります。
また峠道などでカーブを曲がる際はブレーキング中にシフトダウンを同時に行うため、右足でブレーキングをしながらクラッチを切り、右のつま先でブレーキをコントロールしながら、かかとでアクセルペダルを踏んでブリッピングする「ヒール・アンド・トゥ」を使います。
キックダウンが故障した時の対処法
ATのキックダウン機能が故障した場合の対処法について説明します。
アクセルペダルを取り付けるロッドが変形している
ATのキックダウン機能が故障すると、高速道路の進入時や坂道を上る際に、アクセルを強く踏み込んでもATによるシフトダウンが行われません。そのため、加速したり坂を上ることができずに大変危険です。
キックダウンの故障の原因は、長期に使用したことで起きるアクセルペダルを取り付けるロッドの変形です。ロッドが変形すると、アクセルを底まで踏み込んでもスロットルが全開にならずに途中で止まってしまいます。
そのためATにアクセルの動きを伝えるキックダウンケーブルが上手く働かず、いくらアクセルを踏んでいてもATによるシフトダウンが行われません。
最近の車ではセンサーの故障が主な原因
また最近の車は、アクセルによるスロットルの制御を金属ケーブルではなく、センサーを搭載して電気的な信号によって行う「フライバイワイヤ」が採用されています。その場合はATにキックダウンのタイミングを伝える信号を送るセンサーなどの不良が原因です。
いずれの場合も放置しておくと大変危険ですので、すぐにディーラーや修理工場に持ち込んで対処しましょう。
キックダウンスイッチとは
キックダウンスイッチについて説明します。こちらはマツダCX5みたいなアクセルペダルに内蔵したスイッチではなく、実際にスイッチを押すことでATにドライバーの意志を伝えてキックダウンを行う物です。
スイッチオンで鋭い加速
ドイツのBMWが1981年に登場させた「E28型5シリーズ」のATには、アクセルペダルの下に円形の「キックダウンスイッチ」が設置されていました。
これはアクセルを目一杯踏み込んだ状態から、さらに右足に力を入れて踏みしめると円形の突起状をしたキックダウンスイッチが押されます。するとATにドライバーの意志が伝わってキックダウンが行われ、エンジンの回転数が上昇し車を加速させるという機能です。
利便性の悪さから次第に廃止される
かつては、このようなスイッチ式のキックダウン機能を搭載した車が存在しましたが、運転中の利便性に問題があることから次第に採用が少なくなり、その後はスロットルケーブル連動式が広く普及するようになります。
また、現行型のBMW各モデルには、マツダCX5と同じアクセルペダルに内蔵された電子式のキックダウンスイッチが採用されています。
ATセレクターレバーを使ったキックダウン
ATのセレクターレバーを使用したキックダウンについて説明します。
セレクターレバーをDから下へ移動させる
長距離のドライブ旅行などで勾配のかなりきつい峠道を走行する際は、坂を上るのにエンジンのパワーを十分に活用する必要があることから、アクセルペダルのキックダウンだけでは上手くドライブできない事があります。
そのような時は、無理をしてアクセルを踏み込むよりも、ATのセレクターレバーを操作して「D」レンジから「2」または「1」へと移動します。そうすることでATが走行状況に適した低速ギアに固定され、エンジンの回転数が上ってアクセルをそれほど強く踏み込まなくても、坂を上るのに必要なパワーを出すことができます。
きつい上り坂で、車が上手く走ってくれないからと無理にアクセルを踏みすぎると、不用意なキックダウンが発生して動きがギクシャクしとても危険です。そのため決して無理をせずATのセレクターレバーを使って任意にシフトダウンを行いましょう。
下り坂でエンジンブレーキを効かせるのに有効
さらにATセレクターレバーの操作は、坂を上りきった後に下りの峠道を走行するのにも有効です。ATを「2」や「1」の低速ギアに固定することでエンジンブレーキが効いて、下り坂でそれほどブレーキを強く踏まなくても、カーブの手前で楽に減速ができ安心してドライブをすることが可能です。
また峠道を越えて平坦な道に入ったら、再びセレクターレバーを「D」に戻すことでスムーズなドライブができます。
マニュアルモードを上手く活用する
現在のATの多くに「マニュアルモード」が搭載されています。マニュアルモードは従来のセレクターレバーによるギアの固定を、1速から5速までとより細かく行える便利な機能です。
機械の操作があまり得意でないという人は、このマニュアルモードを使えない人も少なくないでしょう。そういった人は「ATなのになぜ手動でギアを変える必要があるのですか」「クラッチがないのになぜギアを変えられるのですか」といった固定観念にとらわれ、機能が良く理解できず使うのが不安と考えています。
まずは実際に使って運転してみましょう
そのような方は、何よりもまずは愛車のマニュアルモード機能を使って運転してみることをします。とても便利な機能ですので、一度感覚的に体験することでその意味を理解できるでしょう。
ATのマニュアルモードはセレクターレバーを「M」に移動し、ハンドルに設置されたシフトパドルまたはセレクターレバーを操作してシフトアップ、ダウンを行います。またメーターパネル内にあるシフトインジケーターには現在のギアポジションが表示されます。
キックダウンの仕組みについて
キックダウンの仕組みについて説明します。
キックダウンケーブルがアクセルの動きを伝える
キックダウンとは、ドライバーがアクセルを踏み込んだ量をATが感知することで現在の走行状況を把握し、自動的にギアを低速へとシフトダウンする機能です。
キックダウンの仕組みは、アクセルの動きに直結して作動する「スロットルケーブル」と連動して働く「キックダウンケーブル」によって機能します。
ドライバーがアクセルを踏み込むとスロットルケーブルが作動して、インテークバルブを開いてエンジンに空気を送り込みます。キックダウンケーブルはこのスロットルケーブルと連動して作動し、アクセルの開放量をATに伝えます。
アクセルを全開に近く踏み込んだ状態までスロットルケーブルが作動した時、それがキックダウンケーブルによってATに伝わりキックダウンが起こります。
現在はケーブルの代わりにセンサーを使用
最近の車の多くは、アクセルの動きを電気的な信号によって制御する「フライバイワイヤ」が採用されています。その場合はケーブルの代わりにスロットルポジションセンサーによって、アクセル開度をATに伝えることでキックダウンを行います。
キックダウンと燃費の関係は?
キックダウンと燃費の関係について説明します。
キックダウンは燃料を多く使う
キックダウンはMTのシフトダウンとは異なり、アクセルを全開近くまで踏み込むことでATに現在の走行状況を伝え、自動的にシフトダウンさせるという仕組みです。
そのため高速道路への進入時や、追い越しの際に瞬間の加速力が必要といった場合には、MTみたいなアクセルとクラッチ、シフトノブの操作を行わずにATが自動的にシフトダウンを行い、エンジンの力を引き出してくれるため運転が楽です。
しかし、キックダウンはアクセルをしっかりと踏み込まないと作動しないため、その分燃料を多く消費してしまいます。ですので上り勾配のきつい峠道などでは、ATのキックダウンだけを使って運転すると、エンジンの回転数が上るためにかなり多くの燃料を消費してしまい燃費が悪くなります。
マニュアルモードを活用して省エネ運転
このような時はキックダウンのみでなく、ATのセレクターレバーを使って低速ギアに固定するか、マニュアルモードを活用することで燃料をムダに消費せずドライブができるでしょう。
キックダウンはATをより便利にするための機能
キックダウンについて、その成り立ちや正しいやり方、ケーブルの調整方法、マツダCX5のキックダウンスイッチ、またMT車の場合はどうかなどを紹介しました。高速道路への進入や追い越し時など、運転中にエンジンの力強さが欲しい時に、ATが自動的にシフトダウンして瞬時に車を加速させる機能がキックダウンです。
MT車では手動で変速を行うのに対して、キックダウンはドライバーがアクセルを全開近くまで強く踏み込むことで、ATが走行状況を察知して自動で変速を行う便利な機能です。
しかし、その分燃料を多く消費するため、勾配のきつい峠道などでは同時にマニュアルモードを活用してギアを低速に固定すれば、ムダに燃料を使わずに運転ができます。あなたもATのキックダウン機能を上手く利用して、便利でスムーズなドライブを楽しみましょう。
初回公開日:2018年04月28日
記載されている内容は2018年04月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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