加賀温泉の日帰り温泉一覧5・プラン
更新日:2024年06月24日
加賀温泉について
加賀温泉郷は、北陸石川県の加賀市と小松市にまたがる温泉郷を指します。加賀市の片山津(かたやまず)温泉、山代温泉、山中温泉、小松市の粟津(あわず)温泉の4つの温泉の名称として用いられます。これら4つの温泉を併せて「加賀四湯」と呼ばれます。
加賀温泉郷の歴史は古く、1300年余の時を刻んでいます。日本三名山霊峰白山を望み豊かな自然に抱かれるこの地は、松尾芭蕉、北大路魯山人などの文人に愛されてきました。それでは加賀温泉郷を紹介いたします。
加賀温泉周辺を代表する日帰り温泉
加賀山代温泉 / ゆのくに天祥
ゆのくに天祥は加賀温泉郷を代表する温泉です。3つの趣の異なる大浴場。18ヶ所の湯めぐりができるのが、加賀温泉・山代温泉ゆのくに天祥です。緑が配された広い露天石風呂は爽やかな風が吹き抜けます。露天薬湯は無農薬有機栽培の季節のハーブがブレンドされています。
薬湯、半身浴、寝湯。内湯は熱い「あつ湯」とぬるめの「ぬる湯」サウナ、水風呂。18もの浴槽。日帰りではすべては巡れないでしょう。加賀温泉を代表する温泉旅館です。日帰り温泉プランも用意されていますので、お問い合わせを。
【基本情報】
◆名称:加賀温泉・山代温泉 / ゆのくに天祥
◆所在地:石川県加賀市山代温泉19‐49‐1
◆電話:0761-77-1234
◆FAX:0761-77-1260
◆日帰り温泉:プランあり
◆利用料金:大人1,000円~1,200円(ハンドタオル付き)、小人(3歳以上小学生以下)500円~600円
◆定休日:日帰り温泉プランは金曜日が定休日
金沢市(加賀藩)内の日帰り温泉一覧5
加賀温泉、加賀四湯には日帰り温泉プランに対応している旅館が多くありません。どうしても宿泊対象になってしまいます。これから紹介する5つの日帰り温泉は石川県金沢市内に位置しています。厳密に言うと加賀温泉ではありません。けれど金沢市はかつての加賀藩の中心地。健康ランド、スーパー銭湯的な要素も多分に含まれていますがご了承願います。
5:総湯 / 白鷺の湯
「総湯」とは温泉地の中心となる公衆浴場のことです。白鷺の湯は湯桶温泉の総湯。湯桶温泉はこじんまりとした温泉地ですが、金沢の奥屋敷に恥じない雰囲気を持っています。白鷺の湯は1999年にリニューアルされています。
インテリアはクラシックな洋館風です。浴場は石張りで窓も大きく、とても明るい雰囲気です。浴槽はひとつのみ。湯口からは飲泉可能なお湯が沸き出ています。柄杓(ひしゃく)が置かれているのが飲泉可能な証拠です。
お湯の鮮度は非常に高いです。湯桶温泉は、あの竹久夢二が最愛の女性と過ごした温泉地です。白鷺の湯の向かいに「竹久夢二館」があります。入湯後は大正ロマンの香りを味わうのも良いでしょう。
【基本情報】
◆名称:総湯 / 白鷺の湯
◆所在地:石川県金沢市湯桶町イ139‐2
◆電話:076-235-1380
◆アクセス:JR金沢駅から北陸バス湯桶温泉行で50分、終点下車徒歩3分、北陸道金沢森本ICから山側環状線、国道159号、県道22・10号経由で30分
◆駐車場:あり、15台(無料)
◆日帰り温泉:プランあり
◆営業時間:7:00~22:00(受付は~21:30)
◆利用料金:大人380円、小学生130円、幼児50円
◆定休日:第3木曜日
4:元湯 / 石屋
元湯石屋は加賀藩ゆかりの老舗旅館です。日中には日帰り温泉プランにも対応してくれます。金沢市の北部、森本丘陵を下る深谷川沿いに佇みます。1789年創業という木造の外観は趣ある雰囲気です。
湯質は重曹成分を含むので、滑らかで心地よい肌ざわり。美肌効果も十分期待できます。日帰り入浴料は1,000円。玄関を入って左側の帳場で支払います。男湯は右手の琥珀の湯。女湯は左手の紅玉の湯に分かれます。
湯はコーヒー色。内風呂が3つ、小さめの露天風呂。石屋は旅館のイメージが強いので日帰り温泉プランを知らない方が多いそうです。ほとんど貸し切り状態で利用できるらしく、加賀温泉穴場の日帰り温泉です。
【基本情報】
◆名称:元湯 / 石屋
◆所在地:石川県金沢市深谷町チ95
◆電話:076-258-2133
◆アクセス:JR金沢駅からJRバス中尾行き28分深谷元湯下車、徒歩すぐ、北陸道金沢森本ICから国道304号、県道213号経由で5分
◆駐車場:あり、50台(無料)
◆日帰り温泉:プランあり
◆営業時間:12:00~15:00(土曜日、休日前は~14:00)
◆利用料金:大人1,000円、小人(4歳~小学生)500円、3歳以下無料
3:浅の川温泉 / 湯楽
浅の川温泉湯楽は、湯桶温泉の近くにある日帰り温泉施設です。日常の喧騒を忘れて金沢の自然を満喫できます。湯量は豊富で、医王の湯と戸室の湯、2種類の源泉が楽しめます。露天風呂、内湯、ジャグジー、ジェットバス、打たせ湯、サウナ、水風呂も完備。
休憩所、自販機コーナー、カラオケルームの設備。全館バリアフリーで車椅子専用の浴槽、打たせ湯もあります。通常料金は390円という低価格。さらに平日の8:00~14:00は360円になるという驚きのコストパフォーマンスです。時間を忘れて日帰り温泉を堪能してください。
【基本情報】
◆名称:浅の川温泉 / 湯楽
◆所在地:石川県金沢市東町口80
◆電話:076-235-1126
◆アクセス:JR金沢駅から北陸鉄道バス湯桶温泉行で40分、芝原下車徒歩15分、北陸道金沢森本ICから国道159号、県道経由で18km25分
◆駐車場:あり、200台(無料)
◆日帰り温泉:プランあり
◆営業時間:8:00~22:00
◆利用料金:大人390円(平日~14時は早割サービス料金で360円)、小学生130円、幼児(4~5歳)50円、3歳以下無料
2:天然温泉健康ランド / 金沢ゆめのゆ
天然温泉健康ランドゆめのゆは、金沢市内にある日本式ビジネスホテルです。岩盤浴、マッサージ、カラオケルームなどの設備も整い、日帰り温泉施設としても充実しています。駐車場(無料)は1,400台の収容力を誇ります。
料金は4時間600円(貸しタオル・館内着別料金)で入浴できます。母体がビジネスホテルなので深夜の利用も可能。3時以降は1,050円(貸しタオル・館内着別料金)です。
ゆめのゆはレンタカーの提供も行っています。金沢城まで4km、日本三大名園の兼六園まで4.3km。28km先には小松空港があります。日帰り温泉を楽しむなら金沢ゆめのゆです。
【基本情報】
◆名称:天然温泉健康ランド / 金沢ゆめのゆ温泉
◆所在地:石川県金沢市藤江南3‐26
◆電話:076-204-2626
◆アクセス:JR金沢駅より車で10分(無料シャトルバスあり)、北陸道金沢西ICから国道8号経由で2分
◆駐車場:あり、1,400台(無料)
◆日帰り温泉:プランあり
◆利用料金:大人1,050円、小人(3歳~小学生)300円
1:天然温泉リラックスパークテルメ金沢
天然温泉リラックスパークテルメ金沢は、24時間(4:00~6:00は清掃のため不可)いつでも手軽に温泉を楽しめます。食事処、宿泊施設も併設しています。金沢西ICからすぐです。テルメはドイツ語で温泉を意味します。
地下1,160mから湧き出る天然温泉を、内湯、露天風呂、ジャグジー、薬湯、寝湯、打たせ湯など10種類の浴槽で楽しむことができます。もちろんレストランも併設。エステ、カラオケも充実の設備でご用意しています。
【基本情報】
◆名称:天然温泉リラックスパークテルメ金沢
◆所在地:石川県金沢市松島町17
◆電話:076-269-2211
◆アクセス:JR金沢駅➡松島北下車徒歩2~3分、北陸道金沢西ICから国道8号経由で1分
◆駐車場:あり、800台(無料)
◆日帰り温泉:プランあり
◆利用料金:大人1,080円~2,160円、小学生以下540円~1,080円、3歳以下無料※入浴料は時間帯によって異なります
◆営業時間:24時間(4:00~6:00は清掃中)
◆定休日:なし
加賀温泉の日帰り入浴プラン
駅近
加賀温泉はJR金沢駅の南の加賀市と小松市に点在しています。日帰りで十分楽しめますが自家用車利用が便利です。電車利用の方はJR金沢駅からバスで目的の日帰り温泉を目指します。加賀温泉は駅近というわけにはいきません。また、加賀温泉郷は宿泊プランのお宿がほとんどです。
カップル
日帰り温泉は、グループ、家族、もちろんカップルでも楽しめます。カップルで日帰り温泉を楽しむなら金沢市内に宿泊して。加賀温泉郷、金沢城、兼六園、金沢名物加能ガニを楽しむプランをします。二人きりなので誰にも邪魔されずに加賀温泉を堪能してください。
露天
温泉入浴の原風景と言われる露天風呂のは相変わらず高いです。景色を眺めながらの入浴や開放感、内湯と違ってのぼせにくいことがその理由です。加賀温泉の入浴施設でも露天風呂を併設しているところが多いですが、日帰り温泉プランのある宿が少ないので念のため事前に確認をしてください。
日帰りで加賀温泉に行くときにランチ
加能ガニ(石川県産ズワイガニ)
石川県沖で水揚げされたズワイガニは加能ガニと呼ばれます。名前の由来は加賀の「加」能登の「能」を文字りました。抜群の品質、歯ごたえ、甘味は群を抜いています。
漁の解禁期間は11月から3月までの5ヶ月間。加能ガニは1kgを超えるのに10年かかります。甲羅は15cmほど、全長は80cmにもなります。水深200m~400m、水温1℃~3℃ほどの海の底に生息しています。
価格は収獲の時期によって異なりますが、1kgあたり10,000円から20,000円。足が折れているとグッと安くなってしまいます。石川県には、この加能ガニのグルメを扱う食堂が多くあります。ランチ目的に探してみましょう。
日帰り温泉を楽しもう
今回は、加賀温泉郷の紹介でした。金沢へのアクセスは東京、名古屋から2時間30分前後かかります。日帰り温泉を楽しむには金沢市内に拠点を構えるか、宿泊施設を併せ持った温泉を選ぶのが賢明でしょう。正確には日帰りではなくなってしまいますが。
加賀四湯、4つある加賀温泉郷は湯質も温泉街の特徴もそれぞれ異なります。厳密に言うと加賀温泉ではなく金沢市内の日帰り温泉の紹介でした。以上の記事を参考に、貴方に最もお似合いの日帰り温泉を選んでください。
初回公開日:2017年11月13日
記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。