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玉川温泉の日帰り温泉5・プラン

更新日:2024年07月01日

玉川温泉ってご存知ですか。冬季には豪雪によって、閉ざされてしまう秋田県仙北市田沢湖に位置する温泉郷です。都心からかなりの距離があります。しかし熱烈な日帰り温泉ファンに愛されているのが、今回紹介の玉川温泉、乳頭温泉郷です。

玉川温泉の日帰り温泉5・プラン

秋田県、玉川温泉について

今回特集の玉川温泉と乳頭温泉郷は、秋田県仙北市に位置しています。玉川温泉は大噴(おおぶけ)と呼ばれる湧き出し口から毎分9,000リットルの強酸性水(pH1.05)が湧出します。単一の湧き出し口としては日本での沸出量です。

下流には湯ノ花採取のための桶が用意されています。玉川温泉は江戸時代の1680年、地元のマタギ(猟師)によって発見されました。怪我をした鹿が傷を癒していたので「鹿の湯・鹿湯」と呼ばれていました。

温泉地として発展したのは、関直右衛門が温泉地としての開発に着手してからのことになります。関直右衛門は1932年に温泉の権利を取得しました。その後1934年に鹿湯は玉川温泉と呼ばれるようになります。日帰り温泉としての玉川温泉、乳頭温泉郷を紹介いたします。

玉川温泉周辺を代表する日帰り温泉

はなやの森

はなやの森は玉川エリアに平成17年にオープンした新しいお宿です。秋田杉を使用した館内は落ち着いた大人の雰囲気です。はなやの森の湯の特徴は、非常に珍しいみかん色にあります。湧き出し口から出る時は透明なのですが、光と空気に触れると鮮やかなみかん色に変化します。内湯から続く露天風呂は見事です。さほど大きくはありませんが、周囲はスダレと木板で囲われています。

宝仙湖に沈んでしまった玉川宝仙台分校を原寸再現して建てられたという湯小屋は、男性用・女性用別の内湯と露天風呂があります。露天風呂のお湯は内風呂よりも濃厚なみかん色。どうしてこんな鮮やかなみかん色になるのでしょうか。露天風呂からは男神山も望むことができます。


【基本情報】
◆名称:南玉川温泉湯宿 / はなやの森
◆所在地:秋田県仙北市田沢湖玉川328
◆電話:0187-49-2700
◆FAX:0187-49-2711
◆駐車場:あり(50台)
◆日帰り温泉:プランあり
◆営業期間:4月~11月
◆利用時間:10:00~15:00
◆利用料金:700円
      ※最新情報は公式サイトを参照

玉川温泉の日帰り温泉5

第5位:乳頭温泉郷 / 黒湯温泉

黒湯温泉はまさに秘湯そのもの。乳頭温泉郷の最奥部、駒ケ岳山麓標高800mに位置します。江戸時代から歴史を重ねる黒湯温泉は、鶴の湯とともに有名です。源泉が吹き出る様子も眺めることができます。

露天風呂の屋根は杉の皮、敷地内の「地獄」と呼ばれる箇所からは噴煙が上がり続けます。黒湯温泉は自家発電の宿としても知られています。休日になると日帰り観光客がどっと押し寄せます。駐車スペースは30台分くらいあります。

自炊棟の茅葺屋根が旅の風情をより一層かきたてます。先ほど紹介した「地獄」だけを見て帰る観光客もいます。地獄で作った温泉卵を手に満足げに帰っていきます。


【基本情報】
◆名称:乳頭温泉郷 / 黒湯温泉
◆所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内黒湯沢2-1
◆電話:0187-46-2214
◆駐車場:あり
◆日帰り温泉:プランあり
◆営業期間:4月中旬~11月上旬
◆営業時間:9:00~16:00
◆利用料金:大人(中学生以上)600円、小学生300円、障害者手帳ご提示の方、大人540円、小学生270円

第4位:乳頭温泉郷 / 妙の湯

乳頭温泉郷は複数の温泉によって構成されています。妙乃湯には金の湯と銀の湯の2種類があります。金の湯は鉄分、カルシウム、マグネシウムを含む茶褐色の酸性湯です。銀の湯は無色透明の単純温泉です。

渓流を眺めながらお湯に浸かれます。館内にはお洒落な調度品が置かれスタッフの応対も親切です。料理も美味しくいただけます。乳頭温泉郷は派手さはなく、秋田県を感じる風情のある日帰り温泉郷です。

【基本情報】
◆名称:乳頭温泉郷 / 妙乃湯
◆所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ケ岳2‐1
◆電話:0187-46-2740
◆FAX:0187-46-2207
◆駐車場:あり
◆日帰り温泉:プランあり
◆利用時間:10:00~15:00
◆利用料金:800円

第3位:乳頭温泉郷 / 鶴の湯

乳頭温泉郷鶴の湯には、異なる源泉があります。白湯、黒湯、中の湯、滝の湯の4種類です。鶴の湯の名前は、その昔地元のマタギ(猟師)の勘助が山深い温泉で鶴が傷を癒しているのを見かけたことに由来しています。

入浴後の休憩は2号館にて無料でできます。本陣の6・7番には有料の休憩所もあります。休憩所は人数の制限がありますのでご了承ください。最近、車上荒らしや脱衣カゴからの盗難が増えているそうなので、貴重品の管理はくれぐれも慎重にしてください。

【基本情報】
◆名称:乳頭温泉郷 / 秘湯鶴の湯温泉
◆所在地:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
◆電話:0187-46-2139
◆駐車場:あり
◆日帰り温泉:プランあり
◆利用料金:大人600円、小人300円、タオル販売200円

※毎週月曜日は露天風呂清掃のため日帰り入浴は内風呂のみ
※月曜日が祝祭日の場合は直近の平日が清掃日
※最新の情報は公式サイトを参照

第2位:新玉川温泉

秋田県の八幡平(はちまんたい)のブナの森の中に佇む新玉川温泉は、現代の湯治宿です。この後に紹介する玉川温泉同様、人の手が入っていない未開というイメージが、日帰り温泉としてもの秘密です。

湯質が強い酸性なので、一晩包丁を湯に浸けておくと溶けてなくなってしまうそうです。新玉川温泉のお湯はそれほど強烈です。また木組みの建物が見事です。ジブリ映画に登場しそうな幻想的な雰囲気が、日帰り温泉としてのを押し上げています。

【基本情報】
◆名称:新玉川温泉
◆所在地:秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢2
◆電話:0187-58-3100
◆駐車場:あり
◆日帰り温泉:プランあり
◆営業時間:7:30~17:00(閉館18:00)
◆料金:大人600円、小学生300円、幼児(3~5歳)100円

第1位:玉川温泉

日帰り温泉体験するなら断トツ1位がこちらの玉川温泉です。昭和の時代を彷彿とさせるレトロ感満載の温泉です。湯質は新玉川温泉同様、強酸性。岩盤蒸し風呂や寝湯と併せてご利用ください。

時間の経過をゆっくりと楽しむのが玉川温泉の楽しみ方です。硫黄の匂いが1/3、強酸性の湯が1/3、岩盤浴が1/3で限られた入浴時間を満喫してください。玉川温泉は東北地方において、常に上位を占める温泉です。

【基本情報】
◆名称:玉川温泉
◆所在地:秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢
◆電話:0187-58-3000 / 0187-58-3030
◆アクセス:JR秋田新幹線田沢湖駅より羽後交通八幡平頂上まで1時間20分
◆駐車場:あり
◆営業期間:4月中旬~11月下旬
◆営業時間:8:00~17:00(閉館18:00)
◆定休日:営業期間内無休
◆日帰り入浴料:大人600円、小学生300円、幼児100円

玉川温泉の日帰りプラン

田沢湖

今回紹介の玉川温泉、乳頭温泉郷の住所は秋田県仙北市田沢湖○○になります。田沢湖は日本で一番深い湖(最深423.4m)として知られています。湖面の標高が249mなので湖底は174.4mという計算になります。

田沢湖は秋田県の中東部に位置していて直径約6kmのほぼ円形をしています。日本百景に選ばれている景勝地で田沢湖地区の由来にもなっています。湖面に建つ舟越保武作の辰子像は有名です。

冬季

玉川温泉、乳頭温泉郷の営業期間は4月から11月になります。秋田県仙北市田沢湖は冬季は営業できないほどの豪雪地帯です。12月~3月は雪のため営業できません。日帰り温泉を楽しめるのは4月~11月です。

貸切風呂付の玉川温泉の日帰りお温泉

先ほど紹介した新玉川温泉には、貸切できる小・中浴室があります。日帰りでも家族、グループで利用できます。事前に電話確認するか、来館の際にフロントで尋ねてください。

玉川温泉の日帰りの入浴料金

玉川温泉、乳頭温泉郷の日帰り温泉の利用料金は、600円から800円が相場です。いわゆるリゾート地の日帰り温泉と比べるとリーズナブルな格安の設定になっています。その分秋田県の名物料理を堪能できます。

玉川温泉は日帰りでも駐車場はつかえるのか

日帰りの利用でも、玉川温泉、乳頭温泉郷ともに駐車場は使用できます。特に乳頭温泉郷はリゾート地ではなく秘湯に近いものがあるので、施設利用者に限り無料で使用できます。

スパ感覚とは違う、玉川温泉、乳頭温泉郷

日帰り温泉にはスーパー銭湯、健康ランド、スパリゾート。いろいろなイメージがあります。そこまでして湯に浸かりたいのか。車を走らせ、電車を乗り継ぎ、たどり着いたのが秋田県仙北市田沢湖。相当魅力的なのでしょう。もしかしたら、そこに行き着くまでの過程が楽しみになります。風呂なら自宅でも浸かれます。重要なのは、肝心なのは「旅の途中」にあるのでしょう。

初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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