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乳頭温泉の日帰り温泉10

更新日:2024年10月31日

秋田県北部に位置する乳頭山麓にあるのが、「乳頭温泉郷」です。様々な泉質を楽しめる温泉地ですが、日帰りで楽しめる乳頭温泉宿もたくさんあります。本記事では、7つの宿をピックアップし、それぞれの特徴や日帰り温泉情報について取り上げます。

乳頭温泉の日帰り温泉10

乳頭温泉の日帰り温泉7

乳頭温泉郷は、秋田県の十和田・八幡平国立公園にある、乳頭山の山麓に点在する7つの温泉で構成されています。それぞれの温泉施設が独自の源泉を所有し、源泉の泉質の種類は10にもおよびます。

温泉の質も自然環境も、申し分のない素晴らしい温泉郷といえるでしょう。そんな乳頭温泉の魅力を日帰りで味わってみたいという方のために、宿の温泉を日帰りで提供しているところをご紹介しましょう。

最初は乳頭温泉の日帰り温泉を発表します。どんな順位となるのでしょうか。どうぞご覧ください。

【第7位】乳頭温泉「休暇村乳頭温泉郷」

乳頭温泉の日帰り温泉第7位にランクインしたのは、乳頭温泉「休暇村乳頭温泉郷」です。周りをブナ林に囲まれた自然豊なロケーションにあり、昔ながらの湯治場の雰囲気のある宿が多い中にあって、乳頭温泉では珍しい近代的な建物です。

肝心なお風呂ですが、1種類の露天風呂と2種類の内湯が用意されています。露天風呂"田沢湖高原の湯"は、ブナ林に隣接しており、新緑や紅葉の季節はブナの七変化を楽しめます。泉質は"単純硫黄泉"で、白濁した硫化化水素臭漂うお湯がかけ流されています。

もう一つの露天風呂の楽しみは"雪見露天風呂"です。12月から3月の、その名のとおり雪の降る季節を楽しむ露天風呂です。雪深い乳頭温泉山麓の季節感を十分に満喫できる温泉です。

内湯の"乳頭の湯"には、ナトリウム炭酸水素塩泉の黄緑色に濁ったお湯が注がれ、炭酸分で体がぽかぽかに温まります。一つの宿で2つの泉質のお湯を楽しめるのは贅沢です。

まだリニューアルされて間もない施設ですので、清潔で新しく気分よく温泉を楽しめるでしょう。新しくて2種類の泉質を楽しめる「休暇村乳頭温泉郷」を第7位に選びました。

施設情報

【住所】秋田県仙北市田沢湖駒ケ岳2-1
【電話番号】0187-46-2244
【日帰り入浴時間】11:00から17:30まで(最終受付17:00)
【日帰り入浴料金】大人600円,小学生・幼児(4歳以上)300円

【第6位】乳頭温泉「妙乃湯」

乳頭温泉の日帰り温泉第6位にランクインしたのは、乳頭温泉「妙乃湯」です。外観は鄙びた雰囲気がありますが、宿泊客を含めの高い旅館です。

2種類の泉質の温泉を7つの湯船で楽しむことができます。露天岩風呂"金の湯"には、酸性カルシウム・マグネシウム硫酸塩泉の茶色に濁ったお湯が注がれて、岩にはたくさんの析出物がこびりついています。タオルに色がつくほど濃い成分の温泉です。

また内湯の"喫茶去"には、無色透明な単純泉が注がれています。さらに、昭和20年代から使用されている湯船のある"妙乃湯"は、この宿の歴史を物語る貴重なお風呂です。檜を使った寝湯も、気持ちの良くリラックスできます

。無料の休憩所も備えられ、休みながら何度も違った温泉に浸かることができます。混浴になっている露天風呂は女性のバスタオル巻きがOKですので、安心して入浴できるでしょう。鄙びていながらも日帰り客にも優しい「妙乃湯」を第6位に選びました。

施設情報

【住所】秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
【電話番号】0187-46-2740
【日帰り入浴時間】10:00から15:00まで
【日帰り入浴料金】1人800円,子供400円

【第5位】乳頭温泉「蟹場温泉」

乳頭温泉の日帰り温泉第5位にランクインしたのは、乳頭温泉「蟹場温泉」です。乳頭温泉郷の中でも比較的地味な宿で、日帰り客も少なめで静かに温泉を楽しめる所です。

乳頭温泉郷の最奥に位置している穴場的な温泉宿といえるでしょう。付近の沢に昔から"蟹"が多く生息していたことからその名が付きました。山荘という感じの建物で、周りの自然と実によくマッチしています。

必ず入浴したいのが屋外にある混浴の露天風呂です。旅館の中をとおり、森の中を歩いていくと湯小屋があります。湯小屋には提灯がぶら下がっていて、夜にはそれに火が灯されて秘湯ムードが漂います。露天風呂の周りに柵などはなく、"野天風呂"という言葉のほうがぴったりです。

女性には少々勇気のいる混浴ですが、人の少ない時間を見計らって入浴する価値はあります。露天風呂のすぐ脇には温泉の湧出口があり、硫化水素臭のする硫黄泉がそのまま浴槽に注がれています。

内湯も外せません。男女それぞれに"木風呂"と"岩風呂"が用意され、シジミ汁のようなお湯に細かい湯の花が舞っています。解放感いっぱいの露天風呂を楽しめる「蟹場温泉」を第5位に選びました。

施設情報

【住所】秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
【電話番号】0187-46-2021
【日帰り入浴時間】9:00から17:00まで
【日帰り入浴料金】1人600円

【第4位】乳頭温泉「大釜温泉」

乳頭温泉の日帰り温泉第4位にランクインしたのは、乳頭温泉「大釜温泉」です。第6位の「妙乃湯」のすぐ隣に位置しています。この宿は、廃校となった小学校の校舎を移築してリニューアルして使用しています。

建物の外観は温泉通好みの鄙びた雰囲気ですが、中はきれいにリニューアルされ、脱衣所などもとても新しく清潔です。しかし、浴室は壁が古びた木でできていて、昔の湯治場の雰囲気があります。お湯は黄緑色に濁った源泉100%で、浴槽にかけ流しとなっています。

露天風呂は2つあり、1つは大きめの正方形に近い新しめの浴槽で、もう1つは細長く森に近いところに設置されています。こちらにも黄緑色の濁り湯が注がれています。源泉温度が98℃とかなり熱いため、加水しないと入浴できません。

酸性含砒素ナトリウム塩化物硫酸塩泉という複雑な成分のお湯は、水虫などの皮膚疾患に効果があり、湯治で訪れる方も多いです。夏季限定で桶を使った足湯も楽しめますので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

施設情報

【住所】秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50
【電話番号】0187-46-2438
【日帰り入浴時間】9:00から16:30まで
【日帰り入浴料金】大人600円,子供300円

【第3位】乳頭温泉「孫六温泉」

乳頭温泉の日帰り温泉第3位にランクインしたのは、乳頭温泉「孫六温泉」です。先達川沿いにぽつんと立つ一軒宿です。

直接車近づくことはできないため、歩いて数分の駐車場に車を止めて徒歩で向かうことになります。このあたりが秘湯ファンにはたまらない魅力なのでしょう。砂利道を行くと川沿いに、木造の宿泊棟と湯小屋が現れます。

風呂は2つに分かれていて、一棟が男女別内湯"唐子の湯"、そしてもう一棟が混浴内湯"石の湯"と混浴露天風呂と女性専用露天風呂になっています。唐子の湯は、3人も入ればいっぱいになるほどの小さい浴槽で、底が板張りになっていて、シジミ汁のようなほんのりと白濁した無色透明の湯がかけ流しとなっています。

混浴露天風呂は建物に囲まれていて眺望はよくありません。女性専用露天風呂は内湯よりも広めで、開放的な気分で温泉を楽しめます。不便な宿にも関わらず週末や祝日にはかなりの客が日帰り入浴目的で訪れています。孫六温泉の泉質を十分に堪能したいなら平日に訪れてみることをします。

施設情報

【住所】秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林
【電話番号】0187-46-2224
【日帰り入浴時間】8:00から17:00まで(冬季は9:00から16:00まで)
【日帰り入浴料金】1人520円

【第2位】乳頭温泉「黒湯」

乳頭温泉の日帰り温泉第2位にランクインしたのは、乳頭温泉「黒湯」です。自炊もできる湯治宿です。こちらの宿は、日本全国から入浴に訪れるほどのの温泉です。浴槽は大きく分けると、"混浴"、"男女別"、"旅館部"の3か所になります。それぞれが離れた場所にあるため、着替えをしながら移動しなければなりません。

まずは宿の名前にもなっている"黒湯"ですが、こちらのお風呂は混浴になります。茅葺屋根の昔ながらの湯小屋に、露天風呂と内湯、打たせ湯があります。露天風呂は屋根がかけられた木造の浴槽で、熱めの薄濁りの温泉がかけ流されています。内湯は露天風呂よりも泉質が良く、肌が滑らかになってよく温まります。

男女別の湯小屋には、内湯と女性側のみ露天風呂があります。湯小屋の外で加水され、適温にして浴槽に流しています。旅館部のお風呂は男女別の内湯ですが、一番空いています。こちらの宿の混浴浴槽を楽しむ場合、女性は少しハードルが高いでしょう。

でも、ほかのお風呂でも十分に乳頭温泉のお湯を堪能できますので、ぜひ出かけてみてください。混浴好きにはたまらない魅力の「黒湯」を第2位に選びました。

施設情報

【住所】秋田県仙北市田沢湖生保内黒湯沢2-1
【電話番号】0187-46-2214
【日帰り入浴時間】9:00から16:00まで
【日帰り入浴料金】1人500円
【特記事項】11月から5月まで冬季閉業(詳細は要問合せ)

【第1位】乳頭温泉「鶴の湯」

いよいよ第1位の発表です。乳頭温泉の日帰り温泉第1位に輝いたのは、乳頭温泉「鶴の湯」です。全国的にも知られた有名な温泉宿です。開湯350年以上の歴史を誇ります。宿泊予約も込み合っていて、週末などは半年待ちということもしばしばです。宿泊客でもそんな状態ですから、日帰り温泉客はさらに多く訪れることになります。

"秘湯鶴の湯温泉"と書かれた木の門をくぐるとその向こうに宿泊棟が見えてきます。門をくぐったとたんに、なぜかタイムスリップしたかような気持になります。趣のある建屋は黒色で統一され、どこかの映画のセットを見に来たかのようです。

鶴の湯の特徴は何といっても、足元から湯が湧く大きな混浴露天風呂でしょう。真っ白に白濁した湯ですので、脱衣所から急いで入浴すれば、女性でもそれほど抵抗はないでしょう。

ただ観光客も大変多く、露天風呂を一目見ようと見物だけで訪れる方もいて、週末などは落ち着いて入浴することができません。静かにこのお風呂を楽しむなら、平日か厳冬期の比較的人が少ない時期に訪れるのが良いでしょう。

鶴の湯には、ほかにも魅力的な温泉がたくさんあることを忘れてはいけません。女性専用露天風呂、内湯の"白湯"、"黒湯"、”中の湯"、"中の湯露天風呂"など、泉質の異なるお風呂がいくつもあります。

それぞれに趣のある湯ですので、ぜひ日帰りで楽しんでみてください。の大露天風呂と、多彩なお風呂のある「鶴の湯」を第1位に選びました。

施設情報

【住所】秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50
【電話番号】0187-46-2139
【日帰り入浴時間】10:00から15:00まで
【日帰り入浴料金】大人600円,子供300円

乳頭温泉で日帰りの貸切風呂ってあるの?

自分だけで静かに温泉を楽しみたいなら、貸し切り風呂が一番です。乳頭温泉郷の中で貸切風呂を日帰りで利用できる宿を1件ご紹介しましょう。

●妙乃湯(宿の詳細はを参照)
【貸切風呂利用時間】10:00から15:00まで
【貸切風呂利用料金】1時間1,000円(当日予約)

乳頭温泉の日帰り温泉の営業時間

日帰り温泉の利用時間は宿によって異なります。乳頭温泉郷の宿で、朝早くから営業している宿と、遅くまで営業している宿をピックアップしてみましょう。

朝早い日帰り温泉

乳頭温泉郷の中で、朝一番早い時間から日帰り温泉を楽しめる宿は、「孫六温泉」です。朝8:00から温泉を楽しめます。ただ、冬季に関しては朝9:00からとなります。そして、「黒湯」も朝9:00から入浴できます。朝風呂もとても気持ちの良いものです。混まない朝なら温泉を独り占めできるでしょう。

夜まで入れる日帰り温泉

乳頭温泉郷の中で、夜まで日帰り入浴できる宿はあるでしょうか。残念ながら、全ての宿が夕方までの営業となっています。一番遅くまで日帰り入浴できる宿は、「休暇村乳頭温泉郷」の17:30までです。

そのほか、「孫六温泉」や「蟹場温泉」が17:00までの入浴時間となっています。最終受付時間はさらに早くなりますので、詳しくは宿に問い合わせてみることをします。

乳頭温泉のお食事情報

温泉に入るとお腹が空くでしょう。そんな方のために、乳頭温泉周辺でランチを楽しめる場所をご紹介します。

●休暇村乳頭温泉郷(宿の詳細はを参照)
【ランチ情報】施設内のレストラン,きりたんぽ鍋や稲庭うどん,親子丼など
【ランチタイム】11:30から13:30まで

●鶴の湯別館山の宿
【住所】秋田県仙北市田沢湖田沢字湯ノ岱1
【電話番号】0187-46-2100
【ランチ情報】お食事処「庵」,名物山の芋鍋など
【ランチタイム】11:00から14:00まで

●そば五郎
【住所】秋田県仙北市田沢湖生保内字水尻59-40
【電話番号】0187-43-3511
【ランチ情報】十割そばの店
【営業時間】11:00から17:30まで

乳頭温泉を日帰りで楽しもう!

たくさんの乳頭温泉郷の日帰り温泉が出てきましたが、お気に入りの1件が見つかったでしょうか。自然環境といい、温泉の質といい、素晴らしい観光資源に恵まれた乳頭温泉は魅力満載です。皆さんも乳頭温泉を日帰りで楽しんでみませんか。

初回公開日:2017年11月16日

記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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