鳴子温泉の日帰り温泉10・プラン
更新日:2024年11月07日
鳴子温泉の日帰り温泉10
鳴子温泉は、宮城県大崎市にある有名な温泉地です。福島県の「飯坂温泉」と、同じ宮城県の「秋保温泉」とともに奥州三名湯に数えられています。
本記事では、鳴子温泉郷として、「鳴子温泉」、「東鳴子温泉」、「川渡温泉」、「中山平温泉」、「鬼首温泉」の5つの温泉地から選んだ、日帰りで利用できる温泉施設をたっぷりとご紹介します。
まずは、その中の10件を形式でご紹介します。どんな温泉が選ばれるでしょうか。
【第10位】早稲田桟敷湯
鳴子温泉郷日帰り温泉第10位にランクインしたのは、「早稲田桟敷湯」です。こちらは「鳴子温泉」に属しています。
このユニークな名前は、昭和23年に早稲田大学理工学部の学生7人が、温泉ボーリング実習をした際に湧出したことに由来します。平成10年に、やはり早稲田大学理工学部の研究室が設計した建物に改築されています。
公衆浴場としては規模が大きく、同じ鳴子温泉の情緒あふれる共同浴場「滝の湯」と違って、近代的な建物です。二階が入り口になっていて、階段を下ると浴室が現れます。床には、カラフルな天然石が埋め込まれ、木造りの浴槽からは源泉がかけ流されています。
湯口には温泉の析出物が詰まっており、泉質の高さがうかがえます。洗い場も広く混みあってもそれほど気にならないほどです。鳴子温泉を訪問したら、まず「早稲田桟敷湯」に入浴してみることをします。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷124-1
【電話番号】0229-83-4751
【日帰り入浴時間】9:00から21:30まで
【入浴料金】大人540円,子供320円
【第9位】しんとろの湯
鳴子温泉郷日帰り温泉第9位にランクインしたのは、「しんとろの湯」です。こちらの温泉施設は、中山平温泉に属する公衆浴場です。
中山平温泉といえば、硫黄成分を含んだ"ぬるぬる""つるつる"の泉質が特徴ですが、その新鮮なお湯をかけ流しで利用しています。源泉が93℃と熱いため、源泉から200メートルもある木の樋を使って温泉を運んで、適温にして浴槽に流しています。ですから、加水することなくそのままの源泉を楽しむことができます。
内湯が男女一つずつというシンプルな温泉ですが、泉質の高さはです。交流室で休憩もとることができますので、ドライブの途中に気軽に寄ってみると良いでしょう。泉質最高の「しんとろの湯」を第9位に選びました。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字星沼18-9
【電話番号】0229-87-1126
【日帰り入浴時間】9:00から21:30まで
【入浴料金】大人420円,子供210円
【第8位】湯あみの宿ぬまくら
鳴子温泉郷日帰り温泉第8位にランクインしたのは、「湯あみの宿ぬまくら」です。こちらの施設は「川渡温泉」に属する旅館です。
川渡温泉は開湯1,000年以上という歴史ある温泉地です。泉質は、含硫黄-ナトリウム-炭酸水素泉で、昔から「脚気」に効くと多くの患者が湯治に利用されてきました。
「湯あみの宿ぬまくら」は自家源泉を所有し、1日の総湧出量が12万リットル以上という大変豊富な湯量を誇っています。黄緑色に濁った新鮮なお湯を、男女別の内湯にかけ流しています。
こちらには露天の貸切風呂も備えてあり、2つの貸切風呂のうちの1つには電動リフトが装着できるようになっており、体の不自由な方などの入浴も可能です。こじんまりとした旅館ですが、温泉の質は折り紙付きです。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字川渡38-1
【電話番号】0229-84-7253
【日帰り入浴時間】10:00から20:00まで
【入浴料金】大人500円,乳幼児200円
【第7位】大江戸温泉物語ますや
鳴子温泉郷日帰り温泉第7位にランクインしたのは、「大江戸温泉物語ますや」です。こちらの施設は「鳴子温泉」に属しています。
日本各地で温泉ホテルを展開する大江戸温泉物語グループの宿となります。リーズナブルな価格で美味しい食事と温泉を楽しめるの施設ですが、日帰りでも自慢のお風呂を提供しています。
広い内湯と露天風呂が男女別に用意され、内湯からはガラス越しに鳴子の景色を眺めることができ、露天風呂からの眺めも素晴らしいです。浴槽に注がれるお湯は天然温泉かけ流しとなっています。
ただ、日帰り温泉の利用時間が短く、火曜日と木曜日は利用できないなどの制約があります。ドライブの予定をうまく調整するなどの工夫が必要でしょう。景色を楽しめる広いお風呂の「大江戸温泉物語ますや」を第7位に選びました。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字湯元82
【電話番号】0229-83-2213
【日帰り入浴時間】13:00から15:00まで
【入浴料金】大人750円,子供380円
【第6位】いさぜん旅館
鳴子温泉郷日帰り温泉第6位にランクインしたのは、「いさぜん旅館」です。こちらは「東鳴子温泉」に属している宿です。
昭和16年から営業している古い旅館で、昔から湯治客に多く利用されてきました。くぐると長生きができるという"長寿の松"が出迎えてくれます。ご主人が阪神タイガースのファンらしく、あちらこちらにタイガースグッズが飾ってあります。
こちらの特徴は、風呂数が多くそれぞれに異なった泉質の温泉が使われていることです。重曹泉や炭酸泉、鉄鉱泉などがあり、親切に効果的な入浴の順番なども書かれています。混浴の内湯は特に入浴するようすすめられています。
炭酸泉と鉄鉱泉を同時に楽しめるお湯はなかなかほかにはありません。日帰り入浴時間も長く立ち寄りしやすい宿ですので、ぜひお出かけください。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯11
【電話番号】0229-83-3448
【日帰り入浴時間】10:00から20:00まで
【入浴料金】大人500円,子供300円
【第5位】高友旅館
鳴子温泉日帰り温泉第5位にされたのは、「高友旅館」です。こちの旅館も「東鳴子温泉」に属しています。
高友旅館の特徴は名物温泉"黒湯"です。鳴子温泉では唯一の鉄天然ラジウム泉で、暗緑濁った成分の濃い温泉が浴槽に注がれています。温まり方が半端でなく、神経痛やヘルニア、足腰の痛みなど多くの疾病に効果があると、多くの方が湯治に訪れてきました。この黒湯の浴槽は日帰り客にも大です。黒湯は混浴ですが入浴する価値は十分にあります。
さらに、こちらの旅館では炭酸泉や重曹泉など全部で4種類の泉質の温泉を楽しむことができます。小さな旅館ですがお湯の質にこだわる方や、いくつもの泉質の温泉に浸かりたい方には最適な旅館といえるでしょう。特徴的な黒湯の「高友旅館」を第5位に選びました。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣33-1
【電話番号】0229-83-4488
【日帰り入浴時間】10:00から16:00まで
【入浴料金】大人500円,子供250円
【第4位】吹上温泉峯雲閣
鳴子温泉日帰り温泉第4位にランクインしたのは、「吹上温泉峯雲閣」です。こちらの旅館は「鬼首温泉」に属しています。
鬼首といえば間欠泉があることでも有名です。特に"弁天"の間欠泉は15メートルの高さまで吹き上がりなかなかの迫力があります。この間欠泉の吹き上がりから"吹上温泉"の名が付けられました。
峯雲閣の特徴は何といっても滝つぼで入る野天風呂でしょう。旅館の正式なお風呂ではありませんが、露天風呂からすぐのところにある川の滝つぼが、季節限定で気持ちの良い温泉に早変わりします。
5月から10月くらいが適期で、そのほかの季節はぬるくて入浴できません。こうした自然の温泉は日本各地でも少ないため、多くの方が一度体験をしてみたいと訪れます。もちろん混浴となりますので、女性の方は水着などを持参すると良いでしょう。
しかし、峯雲閣のお風呂自体も素晴らしいので、こちらも楽しんでいただきたいです。30人は入れそうな大きな露天風呂は、少々塩辛い味のする無色透明な温泉が注がれていてとても気持ちのいいお風呂です。さらに、足湯が楽しめる洞窟風呂や、滝を眺めながら入る内湯など、必ず入浴することをします。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上16
【電話番号】0229-86-2243
【日帰り入浴時間】10:00から13:00まで
【入浴料金】大人500円,子供300円
【第3位】うなぎ湯の宿琢ひで
鳴子温泉日帰り温泉第3位にランクインしたのは、「うなぎ湯琢ひで」です。こちらの旅館は「中山平温泉」に属しています。
なぜうなぎ湯なのかというと、お湯に入ると肌が"ぬるぬる""つるつる"して、まるで化粧水をつけているような感覚になるため、同じ"ぬるぬる""つるつる"したうなぎに例えたところからきています。
ph9.4という強アルカリ性の温泉成分のために美肌効果があり、女性の方にも大な温泉です。硫黄泉ですので硫化水素臭も香って最高の温泉気分に浸ることができます。旅館内には、移動は必要なものの多数の浴槽があり、気分を変えて温泉を楽しむこともできます。
特に、雪の季節の露天風呂は何ともいえない風情があり、「来て良かった」と必ず感じる温泉です。旅館も高級感があって清潔であり、水分補給のための冷たい水なども備えてあってサービスもよく行き届いています。うなぎのような肌触りの「うなぎの湯琢ひで」を第3位に選びました。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉星沼20-9
【電話番号】0229-87-2216
【日帰り入浴時間】平日:10:30から14:00,15:00から20:00まで(最終受付19:00)|土日祝日:10:30から14:00まで
【入浴時間】大人800円,子供500円
【第2位】ホテル亀屋
鳴子温泉日帰り温泉第2位にランクインしたのは、「ホテル亀屋」です。こちらのホテルは「鳴子温泉」に属しています。
日帰りで利用できるのは1階にある内湯と露天風呂です。露天風呂はシジミ汁のように濁ったお湯が張られており、周りの緑を眺めながら静かにお湯を楽しめます。肌が"すべすべ"になってよく温まる温泉で、寒い時期でも湯上り後に冷めることがありません。鳴子温泉の源泉100%のお湯を堪能できる露天風呂となっています。
内湯もガラス張りで明るい雰囲気です。ホテルの名前にちなんでか、"亀の子"と"鶴の子"と名付けられています。露天風呂と隣り合っていますので、交互に入って温泉を楽しむことができます。鳴子の含食塩・重曹泉を楽しめる「ホテル亀屋」を第2位に選びました。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉車湯54-6
【電話番号】0229-83-2211
【日帰り入浴時間】12:30から15:00まで
【入浴料金】大人700円,子供350円
【第1位】鳴子ホテル
いよいよ第1位の発表です。鳴子温泉日帰り温泉第1位に輝いたのは、「鳴子ホテル」です。こちらのホテルも「鳴子温泉」に属しています。
創業140余年という老舗ホテルで、長い間湯治客を多数受け入れてきました。ホテルには3本の源泉があり、その日の外気温や湿度などによって湯の色が微妙に変化するのを見ることができます。大浴場が大変広く、白く濁った温泉が並々と張られ、硫化水素臭が漂う素晴らしい浴槽です。大規模ホテルならではのお風呂です。
露天風呂も景色はいまいちですが、こじんまりしていて落ち着いて入ることのできる浴槽です。ホテルの敷地内には源泉が湧く場所があり、三角屋根の小さな建屋から"もくもく"と煙が立ち上っています。
日帰り入浴時間が短めなことと、入浴料金が少々高めなのが気になりますが、ぜひ大浴場の素晴らしい白濁したお湯に浸かってみることをします。
施設情報
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字湯元36
【電話番号】0229-83-2001
【日帰り入浴時間】11:00から15:00まで
【入浴料金】大人1080円,子供650円
鳴子温泉の日帰りプランをご紹介!
温泉と食事がセットとなる日帰りプランも好評です。鳴子温泉郷で日帰りプランを提供している宿をご紹介しましょう。
●うなぎ湯琢ひで(宿の詳細はを参照)
【プラン内容】12品の昼食会席,休憩処,日帰り入浴(10:00から14:00)
【プラン料金】1人5,000円(税別)
●ホテル亀屋(宿の詳細は参照)
【プラン内容】和室休憩,昼食,日帰り入浴(滞在時間:11:30から17:00までの内の最大5時間)
【プラン料金】1人5,000円(税別)から
貸切風呂を日帰りで楽しめるの?
自分だけでゆっくりと温泉につかりたい方のために、貸切風呂を日帰りで使える宿をご紹介しましょう。
●仙庄館
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉星沼28-2
【電話番号】0229-87-1234
【貸切風呂料金】大人1,500円,小人1,000円(40分)
●鳴子ホテル(宿の詳細はを参照)
【貸切風呂料金】2名から4名まで2,100円,5名から15名まで4,200円(1グループにつき50分)
日帰り混浴が楽しめる鳴子温泉はどこ?
混浴を楽しみたい方のために、鳴子温泉郷にある混浴浴槽を備えた宿をご紹介しましょう。
●いさぜん旅館(宿の詳細はを参照)
●うなぎ湯琢ひで(宿の詳細はを参照)
●鬼首温泉とどろき旅館
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字轟1
【電話番号】0229-86-2311
【日帰り入浴時間】10:00から14:00まで
【入浴料金)1人500円
鳴子温泉周辺のランチは?
温泉に入ると、血行が良くなって腸の働きも活発になるためお腹が空いてきます。お昼はどこで食べたら良いのでしょうか。鳴子温泉郷近辺でランチが楽しめるスポットをご紹介します。
あ・ら・伊達な道の駅
道の駅にあるレストランでランチバイキングを楽しめます。旬の食材と地場野菜を使ったバイキングで、6種類のカレーや総菜、サラダやスープなどたくさんのメニューを自由に食べることができます。10:00から16:30まで長い時間営業していますので、ぜひ立ち寄っておなかを満たしましょう。料金は1000円です。単品メニューもあるのでお好みで楽しんでください。併設のフードコートでラーメンなどの軽食も食べれますので利用すると良いでしょう。
【住所】宮城県大崎市岩出山池月字下宮道下4-1
【電話番号】0229-73-2236
銀の匙
鳴子温泉街に鳴子総合支所がありますが、その向かい側にあるのが「銀の匙」です。建屋は和風ですが、中は町の洋食屋さんという感じのお店で、ビーフシチューやカニクリームコロッケなどのメニューが並びます。中でもイチ押しなのがハンバーグです。手ごねの、デミグラスソースがたっぷりとかけられたハンバーグが大変美味です。温泉で空腹になったお腹を満たすにはちょうど良い量となっています。1000円前後のメニューが多く、温泉地にしてはリーズナブルなお店です。
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷63-1
【電話番号】0229-83-2895
【営業時間】11:30から15:00
日帰りで鳴子温泉を楽しもう
ここまで、鳴子温泉郷の日帰り温泉をご紹介してきましたが、いかがでしたか。鳴子温泉郷は、日本にある11の泉質のうちの9種類が集まっている素晴らしい温泉地です。そうした温泉を日帰りで楽しめますので、皆さんも鳴子温泉に出かけてみるのはどうでしょうか。温泉の"はしご"も楽しいに違いありません。本記事がお役に立てば幸いです。
初回公開日:2017年11月16日
記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。