山形の日帰り温泉10・プラン
更新日:2024年11月10日
山形県の温泉事情
山形県の温泉を訪ねたことがありますか。山形県は「温泉王国」で有名な県です。何と全国で唯一、全35市町村全てに温泉が湧出しています。各地域ごとに特色ある温泉街が点在し、山や渓谷、日本海などを眺めながらの温泉、近代的な大型旅館、昔ながらの湯治の宿などさまざまなタイプの温泉を巡ることができます。
旅館やホテルなどの宿泊施設でも、自慢のお風呂を気軽に楽しんでもらうために、日帰り温泉を実施しているところもたくさんあります。そうした中には、美味しい食事と温泉をセットで楽しめる日帰り温泉プランなども用意しているところもあります。
当然ながら、日帰りで楽しめる日帰り専用の温泉施設も充実しています。しかも入浴料が安いというのも山形県の日帰り温泉施設の特徴です。本記事ではそれらの日帰り温泉をたっぷりとご紹介します。
山形県の日帰り温泉10
ここからは、山形県にある日帰り温泉を楽しめるスポットを形式でご紹介します。
【第10位】湯の花茶屋新左衛門の湯
第10位にされたのは、山形の名湯蔵王温泉にある「湯の花茶屋新左衛門の湯」です。蔵王温泉の玄関口に建つ日帰り温泉施設です。大変があり、いつも駐車場が満杯です。
男女それぞれに内湯と大露天風呂が準備され、蔵王温泉ならではの硫化水素臭漂う濁り湯がかけ流しされています。蔵王温泉は酸性度が日本で2番目に高いため、肌の弱い方は遠慮しがちですが、新左衛門の湯ではそうした方のために、源泉とお湯をブレンドして酸性度を低くした浴槽も備え、だれでも蔵王のお湯を楽しめるようになっています。
細かい配慮がされている新左衛門の湯を第10位に選びました。
施設情報
【住所】山形県山形市蔵王温泉川前905
【電話番号】023-693-1212
【入浴料金】大人700円,子供400円,3歳以上200円
【第9位】梅花皮荘別館「川入荘」
第9位にされたのは、梅花皮(かいらぎそう)荘別館「川入荘」です。 国民宿舎梅花皮荘の隣に建つ別館です。梅花皮荘でも日帰り温泉が楽しめますが露天風呂がありません。こちらの川入荘には、露天と内湯が備わっています。
ここの特徴は何といっても、福島県と山形県にまたがる雄大な飯豊山を目の前に温泉を楽しめることです。飯豊山から流れ出る川も流れており、特に雪が残る頃の景色は素晴らしいものがあります。カタクリの花なども目の前で楽しめ、大自然丸かじりといった日帰り温泉です。
山奥に位置するため少々アクセスが悪いのですが、行けば必ず後悔しません。素晴らしい景観の川入荘を第9位としました。
施設情報
【住所】山形県西置賜郡小国町小玉川564-1
【電話番号】0238-64-2138
【入浴料金】大人500円,小学生300円
【特記事項】冬季閉鎖期間あり(1/4から4月中旬)
【第8位】白布温泉中屋別館「不動閣」
第8位にされたのは、白布温泉中谷別館「不動閣」です。こちらの名物は「オリンピック風呂」と呼ばれる横に長いプールのような内湯です。
1946年の東京オリンピック開催時に、オリンピック聖火リレーが山形県を通過しました。県庁前のバルコニーに聖火台が建てられ点火式が行われましたが、この聖火台に使われたのが白布温泉から切り出した石でした。
その時にこの旅館に大浴場がオープンしたことから、オリンピックを記念して「オリンピック風呂」と命名されたという経緯があります。温泉からガラス越しに見える白布温泉の自然は、時の流れを忘れさせてくれます。
男女合わせて33メートルもある「オリンピック風呂」のある白布温泉中屋別館「不動閣」を第8位に選びました。
施設情報
【住所】山形県米沢市白布温泉
【電話番号】0238-55-2121
【入浴料金】500円
【第7位】百目鬼温泉
第7位にされたのは、「百目鬼温泉(どめき)」です。田園風景の中にある日帰り専門の温泉施設です。
こちらの温泉の特徴は泉質の良さです。高濃度のナトリウム塩化物泉で大変塩辛く、このお湯を利用して塩を作り販売しています。深緑色に白色を混ぜたような独特の色をした温泉で、鉄錆の香りがします。広い露天風呂からは山形の田舎らしい景色が広がっています。
地域住民にも愛されている温泉施設で、多くの人が訪れています。また野菜の直売などもあり、地元の新鮮野菜も買うことができます。温泉成分が大変濃いので、長湯には注意が必要です。休憩を取りながら楽しんでください。
施設情報
【住所】山形県山形市百目鬼42-1
【電話番号】023-645-9033
【入浴料金】中学生以上350円,小学生150円
【第6位】黄金温泉カルデラ温泉館
第6位にされたのは、黄金温泉カルデラ温泉館です。山形県でも豪雪地帯で知られる大蔵村にあります。アクセスは不便ですが、自然と泉質が素晴らしい温泉です。
昔、老僧の骨折した肘を治した温泉として有名な肘折温泉の一番奥に位置しています。館内は洋風の作りで、内湯と露天風呂が備えられています。泉質は珍しい炭酸泉で、飲泉所があり温泉を直接飲むことができます。露天風呂が男女入れ替え制になっているのもユニークです。
大広間で休憩もでき、食堂でラーメンやそばなどの食事も楽しめます。大自然と珍しい泉質のカルデラ温泉館を第6位に選びました。
施設情報
【住所】山形県最上郡大蔵村大字南山2127-79
【電話番号】0233-76-2622
【入浴料金】中学生以上450円,小学生200円
【第5位】クアハウス碁点
第5位にされたのは、「クアハウス碁点」です。宿泊施設、野外温泉プール、岩盤浴などを備えた温泉施設です。
こちらの露天風呂は男女それぞれに趣が違います。温度の異なる温泉を注いでおり3段になっています。最上川の3つの難所「碁点・隼・三ヶ瀬」をイメージした露天風呂です。内湯も広々しており、ガラス越しに最上川や山々の景色が楽しめます。
水着で入る野外温泉プールも見逃せません。野外のプールの多くは、冬は閉鎖となるところが多いのですが、こちらの施設はオールシーズン利用できるのが大きな魅力です。水着のレンタルができますので、手ぶらで楽しめる温泉施設です。
一日楽しめる日帰り温泉施設ですのでぜひお出かけてください。料金の安さと充実した日帰り温泉施設の「クアハウス碁点」を第5位に選びました。
施設情報
【住所】山形県村山市碁点1034-7
【電話番号】0237-56-3351
【入浴料金】大人350円,小学生150円
【第4位】小野川温泉「河鹿荘」
第4位にされたのは、小野川温泉「河鹿荘」です。蛍の飛ぶ温泉としても有名な小野川温泉は、硫黄分を含んだナトリウム・カルシウム・塩化物泉を楽しめる比較的小規模な温泉地です。
その中にあるのが「河鹿荘」です。元々使用している源泉温度が77.6度と非常に高いため、新しく湧出した低温の35.6度の温泉と混ぜて適温にしています。これによって、「循環」「加水」「加温」なしの新鮮な温泉をかけ流すことができます。
大浴場は、露天風呂付と内風呂のみの2種類があり、1日2回女性と男性の入れ替えがあります。ぜひ日帰りで訪れてみるのはいかがでしょうか。
施設情報
【住所】山形県米沢市小野川町2070
【電話番号】0238-32-2221
【入浴料金】大人500円,3歳以上250円
【第3位】花咲か温泉「ゆ~チェリー」
第3位にされたのは、花咲か温泉「ゆ~チェリー」です。山形自動車道寒河江SAスマートインターチェンジの目の前という大変アクセスの良い場所にあります。こちらの施設は日帰り専門の施設となります。
特徴は泉質の良さです。内湯には2つの浴槽があり、それぞれに違った泉質の温泉が注がれています。よく温まる温泉として知られています。露天風呂の中央には、地元の特産フルーツ「さくらんぼ」の形の湯口があり、温泉が流れ出しています。
春には桜、夏には蔵王連峰と最上川、秋には紅葉の日本庭園、冬には雪化粧した日本庭園と四季折々の景色を露天風呂から楽しめます。2階には大広間があって、景色を楽しみながらの休憩を楽しむことができます。
食事処も併設されていますので、一日ゆっくりとくつろげるでしょう。入浴料金の安さと泉質の良さで第3位に選んでみました。
施設情報
【住所】山形県寒河江市大字寒河江字久保15番地
【電話番号】0237-83-1414
【入浴料金】大人350円,1歳から小学生150円
【第2位】姥湯温泉「枡形屋」
第2位にされたのは、姥湯温泉「枡形屋」です。国道13号線の栗子峠を越えると看板があり、そこからひたすら山道を走ります。
道のりは決して楽なものではなく、所々が崩れていたり細くなっていたりと運転には少々注意が必要です。しかし、その分自然がいっぱいで素晴らしい景色が広がっていて、紅葉のシーズンなどは格別の美しさがあります。
つり橋を渡ると宿が見えますが、宿は険しい岩肌にへばりつくように建っています。広漠とした硫黄泉湧き出る山肌を眺めながら露天風呂に浸かります。内湯は宿泊客専用となっていますので、露天風呂のみの利用となっています。
混浴の露天風呂と男女別の露天風呂がそれぞれあり、どれもワイルドな温泉です。石鹸などの洗い場はありませんが、強酸性の温泉で殺菌力は抜群です。
ここでしか味わうことのできない素晴らしい温泉ですので、ぜひ一度ご自分の目で確かめてみることをします。
施設情報
【住所】山形県米沢市大沢姥湯1
【電話番号】090-7797-5934
【入浴料金】大人600円,3歳以上小学生まで300円
【特記事項】冬季閉鎖のため、詳しくは電話またはホームページにて確認
【第1位】蔵王温泉大露天風呂
栄えある第1位に輝いたのは、蔵王温泉大露天風呂です。蔵王温泉街から坂道を登って行った先に駐車場があります。門をくぐって坂道を降りていくと硫化水素臭がプンプンしてきます。
強酸性で金属が錆びてしまうため、番台と脱衣場は釘が一切使用されていません。自然の石を組んだだけの大胆な作りの露天風呂で、まるで川の温泉に入っているかのようです。2段に分かれていますが、上からのお湯が下へと流れる仕組みです。
すぐ脇には川が流れており、温泉が流れていて暖かくなっています。強酸性のため目に入ると沁みますし、体の脂分が過度に落ちてしまいますので、入り方に少々配慮が必要ですが、ホテルや公衆浴場では決して味わうことのできない日帰り温泉です。
川のような大きな露天風呂と素晴らしい泉質の蔵王大露天風呂を第1位に選びました。
施設情報
【住所】山形県山形市蔵王温泉荒敷853-3
【電話番号】028-694-9417
【入浴料金】大人550円,12歳未満300円
【特記事項】12月から3月まで冬季閉鎖
山形県の日帰り温泉プラン
ここからは、山形県の日帰り温泉のセットプランをいくつかご紹介しましょう。食事と温泉のセットプランを取り上げます。
入浴とお食事の充実プランは?
●天童温泉「滝の湯」
0泊2食付きという日帰りプランです。昼から晩まで9時間滞在が可能で、昼食と夕食がついています。昼食は部屋でいただき、夕食は個室の食事処で和の懐石料理を堪能できます。浴衣やタオルも付いているので手ぶらでも楽しめます。広い大浴場が大変魅力的な温泉です。
料金は7000円(税込み)からで、人数や部屋のタイプなどによって異なります。予約が必要です。
【住所】山形県天童市鎌田本町1-1-30
【電話番号】023-654-2211
●蔵王温泉大平ホテル「最上高湯善七乃湯」
美味しい食事と蔵王温泉を楽しめるプランです。山形蕎麦御前、三元豚しゃぶしゃぶ鍋御膳、山形牛カットステーキ御膳の3つの食事から選択できるプランです。それぞれ3500円(税込み)、5000円(税込み)、7000円(税込み)となっています。
10:00から16:00までゆっくり滞在できます。二つの源泉内湯と二つの庭園風呂が自慢のホテルで、貸切風呂も七つあります。暖かい季節もいいのですが、雪の季節にはまた格別な温泉です。
【住所】山形県山形市蔵王温泉825
【電話番号】023-694-9422
リーズナブルな入浴プランは?
●かみのやま温泉「葉山館」
葉山館のランチ付きプランはいかがでしょうか。季節の野菜ランチ、お肉ランチ、お魚ランチから選ぶことができ、食堂でのランチとなります。
お風呂は源泉かけ流しの温泉で、葉山館が源泉を所有しているという贅沢さです。
壁面に山形産の「スナゴケ」が使用された露天風呂や、石造りの立派な内湯を心行くまで堪能できます。お値段は2160円(税込み)とお得です。
【住所】山形県上山市栗山5-10
【電話番号】023-672-0885
●奥湯野浜温泉「瀧の湯」
珍しい朝食と温泉のセットプランです。受け付けは8:30までで、朝食バイキングは9:10までに入場すれば10:00まで楽しめます。入浴は7:00から9:20入場で10:00まで可能です。山形のお米「つや姫」を使ったホテル自慢の朝食バイキングです。朝から、源泉かけ流しの大浴場で温まるのもいいでしょう。
料金は大人1750円(税込み)、小学生1240円(税込み)、3歳以上の幼児830円(税込み)となります。
【住所】山形県鶴岡市湯野浜2-4-47
【電話番号】0235-75-2241
電車でも楽しめる日帰り温泉プランはある?
電車で日帰り温泉を楽しみたい方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、駅までの送迎をしてくれる温泉ホテルをご紹介しましょう。
●天童ホテル
天童温泉のお湯と美味しいお料理を堪能できる日帰り温泉プランです。JR天童駅までの送迎をしてくれるのが嬉しいです。
時間スケジュールが決まっていて、11:45に駅まで迎えに来て11:00にチェックインし、部屋で休んでも温泉に入っても構いません。12:00には、ホテル自慢の旬の素材を使った豪華な美味しい食事を堪能し、食後からチェックアウトの15:00までは、温泉や部屋でのゆっくりした時間を過ごせます。
お値段は4,320円(税込み)で、平日限定の1日20食となっています。なお、送迎希望の方は事前に電話で連絡を取るようにしてください。
【住所】山形県天童市鎌田本町2-1-3
【電話番号】023-654-5511
貸切風呂のある日帰り温泉はどこ?
日帰りであっても、誰にも邪魔されずにゆっくりと温泉に浸かるなら、やはり貸切風呂でしょう。山形県内にも貸切風呂を日帰りで利用できる施設があります。かみのやま温泉の宿泊施設をご紹介しましょう。
●かみのやま温泉「有馬館」
【住所】山形県上山市新湯6-5
【電話番号】023-672-2511
【入浴料金】一人1,000円(中学生以上は別途入湯税75円)
【貸切風呂料金】30分/1回1,100円(税込み)
混浴が楽しめる山形県の日帰り温泉は?
最近では少なくなってきた混浴が楽しめる日帰り温泉ですが、山形県には混浴の温泉がまだあります。日帰りで入れる2か所ご紹介しましょう。
●新高湯温泉「吾妻館」
【住所】山形県米沢市大字関湯の入沢3934
【電話番号】0238-55-2031
【入浴料金】大人500円,中学生未満250円
【特記事項】日帰り入浴は露天風呂のみで,女性はタオルを巻くこと
●姥湯温泉「枡形屋」(施設情報は日帰り温泉第2位を参照)
源泉かけ流しを楽しめる山形県の日帰り温泉は?
温泉の質にこだわるなら、やはり源泉かけ流しでしょう。温泉豊富な山形県にも、日帰りで楽しめる源泉かけ流しの温泉施設がたくさんあります。いくつかご紹介します。なお、日帰り温泉施設の浴槽すべてが源泉かけ流しではない所も含んでいます。
●ラ・フォーレ天童のぞみ
【住所】山形県天童市大字道満197-2
【電話番号】023-656-8322
【入浴料金】大人480円,小学生以下250円
●山形県うわの温泉「天神乃湯」
【住所】山形県山形市蔵王上野313-1
【電話番号】023-688-5837
【入浴料金】大人300円,小中学生200円
●ぽっぽの湯
【住所】山形県鶴岡市長沼字宮前266-1
【電話番号】0235-64-4126
【入浴料金】大人430円,小学生210円
山形県の日帰り温泉を楽しもう!
ここまで、山形県の日帰り温泉をご紹介しました。山形県は温泉王国です。その市町村にも温泉がありますので、山形にお出かけに際は、ぜひ温泉を探して入浴することをします。旅館やホテルなども積極的に日帰り温泉を提供していますので、ぜひそうした施設も訪れてみましょう。
初回公開日:2017年11月06日
記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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