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浅草の銭湯3|24時間/安い/サウナ

更新日:2024年06月15日

世界的にも有名な観光地浅草。現在でも下町情緒溢れる雰囲気がですが、なかでも銭湯を観光のコースにするユニークな外人さんも増えてきました。お風呂好きは万国共通のようです。黒船時代は考えられないことですね。日本人も浅草銭湯に出かけましょう。

浅草の銭湯3|24時間/安い/サウナ

営業時間別の浅草の銭湯って?

江戸時代に庶民の間で爆発的に流行したものの一つに、銭湯があります。最初に登場した銭湯は、混浴が普通だったというから驚きです。江戸は浅草の銭湯とくれば、観光的にも粋な歴史を肌で感じれる、いい機会ではないでしょうか。

そんな昔も今も、お風呂が大好きな日本人ですが、浅草にはどんな銭湯があるんでしょう。例えば宮造り様式は、関東大震災後の復興期に、庶民に元気を出してもらおうと宮大工達が競って腕を振るった歴史があります。

もちろん時代の流れで、サウナがあるところも。24時間営業なんかは、いかにも都会的な暮らしの多様性を感じます。熱々のお湯に、小銭で入浴できる庶民の味方銭湯。ありがたくて頭が下がります。

朝風呂ができる浅草の銭湯って?

「浅草ROXまつり湯」は、近代的なスーパー銭湯ですが朝風呂ができます。とは言っても、営業時間が変則で午前10:00~翌朝9:00までというタフなオールナイト営業。清掃の1時間を覗けば、ほとんど24時間で頭が下がります。

日曜のみ23:00まで、定休日2、9月に2日間。浅草駅に近い大型ビルの中に浅草ROXはあります。11種類ものお風呂が楽しめ、湯船からスカイツリーが見えるという、おつなシュチエーションも魅力です。

家族連れでも楽しめる、ゲームコーナーや食堂も充実しています。入館料ですので、大人2700円と銭湯より高いですが、宿泊もエステも漫画コーナーまで全て遊べるスーパー銭湯です。

東京都台東区浅草1-25-15電話03-3836-7878

24時間の浅草銭湯って?

現在、浅草に24時間銭湯はありません。ネットでは上記の「浅草ROXまつり湯」が、24時間営業と誤った情報が出ていますが、厳密には1時間の休館時間が午前9:00~10:00までありますので、ご利用の際はご注意を。

深夜まで特徴別浅草の銭湯って?

武の湯

浅草5-72-2電話03-3872-8237営業時間15:00~25:00定休火曜日。趣のある創業昭和20年代らしい門構えで嬉しくなります。サウナや水風呂、座風呂に日替わりの薬湯が好評です。横尾忠則氏のポスターもいい味出してる入浴料460円です。

鶴の湯

浅草5-48-4営業時間14:00~23:00定休木曜日。創業は戦前からの歴史で、建物は昭和30年代に改築されましたが、こちらもなんとも素晴らしい趣があります。
露天風呂やミネラル風呂はジェットバス付き、電気風呂、シルク風呂と外観からは考えられない豊富な風呂が特徴の入浴料460円です。

アクアプレイス旭

浅草5-10-10営業時間15:00~25:00電話03-3872-3091定休火曜日。新しい現代的な銭湯です。電気風呂やエステジェット、遠赤外線サウナ、ロッキーサウナまであります。こちらも入浴料460円の庶民派プライス。

情緒も安さも抜群の浅草または周辺の銭湯って?

蛇骨湯

浅草の銭湯と言えば、江戸期から続く屈指の歴史を誇る、下町浅草ど真ん中の「蛇骨湯」でしょう。天然温泉の黒湯が最大の特徴で、下町情緒溢れる建物に一歩足を踏み入れれば、江戸の残り香を随所に感じられます。営業時間13:00~23:40 浅草1-11-11 電話03-3841-8645 定休火曜日 入浴料450円

寿湯

浅草と上野の中間にあり1952年の創業以来、代々の下町っ子に絶大なを誇るのが、「寿湯」です。露店風呂は都内最大級という豪快な売りと、洞窟水風呂、内風呂は45度の熱々でお迎えします。営業時間12:00~25:30(第2土曜日8:00~16:00) 定休第4金曜日 入浴料450円 東上野5-4-17 電話03-3844-8886

探せばまだある浅草中心地の古き良き銭湯

三筋湯

「三筋湯」も日本家屋造りで、ブロック塀がまた昭和ないい感じをかもす素敵な外観です。それもそのはずで、創業昭和28年で建物は当時のままなので、歴史的建物価値も高く、昭和モダンな造りの趣のある銭湯です。

昭和レトロ好きな方なら、昔ながらの番台スタイルや、休憩ベンチから眺める中庭の感じも嬉しくなります。中風呂に入ればなんと、壁一面泳ぐ金魚が横から見えるという凝った造りにびっくりです。

岩風呂からの湯音も心地よく当時としては、かなり画期的な銭湯だったのではないでしょうか?非常に手が行き届いている庭や、清潔感がおもてなしと、とても建物を大事になさってる気持ちが伝わります。

三筋2-13-2
営業時間15:00~23:30
定休月曜日
03-3851-2683
入浴料460円

こちらもの「日の出湯」

マンションの一階と二階にある銭湯スタイルで、創業は江戸の終わり頃。樹齢100年以上の神木で造った古代檜風呂が売りです。週ごとに一階と二階で男女風呂入れ替えサービスも行っているので、無料スチームサウナや外気の入る岩風呂が交代で楽しめます。

とても近代的な清潔感があり、女性にもです。お湯の温度がとてもちょうどいいと評判で、混んでいない時間であればついつい長湯してしまいます。炭酸シャワーという画期的な装備も嬉しいです。

元浅草2丁目10-5 
営業時間15:00~23:45 
電話03-3841-0969 
定休水曜日 
入浴料460円

親切な憩いの穴場の「大久保湯」

宮造り銭湯ではなく、昭和10年創業レトロな雰囲気の四角いモルタル造りの大久保湯。浅草銭湯激戦地にありながら、ゆったり富士山の壁画を見ながら湯船につかれる超穴場です。お湯も軟水を使用し、柔らかく入りやすいお湯質で好評です。

井戸水を薪で沸かし、温度はやや熱めで芯まで短時間で温まります。家族連れにもゆっくりしてもらいたいというご主人の配慮からロビーが広く、湯冷ましのあいだTVでくつろぐ姿が日常です。

漢方の生薬成分を抽出した薬湯も好評で、ジャグジーもありシャンプーやマッサージチェアなどは無料というのも嬉しいサービスです。

入浴料460円 
松が谷3-13-10 
営業時間13:10~24:00 
定休第2第4金曜日 
電話03-3844-6369

意外と近い隅田川向こうの穴場「荒井湯」

浅草駅から隅田川を渡ると荒井湯があります。路地の奥にひっそりとありながら、立派な宮造りの門構えは、表通りから全体が見えないのが勿体ないほど迫力があります。中も古い建物が好きな方にはたまらないカッコ良さです。

窓枠や電気や見事な中庭など本物の昭和レトロ感は、ぜひ未来に残してもらいたいと願わずにはいられない貴重な建物で嬉しくなります。地元民に愛され続けている銭湯だけに、観光丸出しでマナーで迷惑にならないように気をつけたいです。日替わり薬湯、強力ジェット風呂、スカイツリーペンキ絵が自慢の広々とした荒井湯です。

墨田区本所2-8-7 
電話03-3622-0740 
営業時間15:30~0:00 
定休6、16、26、金曜、日曜、祝日は翌日休み 
入浴料450円

サウナが売りの浅草付近銭湯って?

記事前半に紹介した銭湯のほとんどに、サウナはついている所が多いです。その場合、入浴料の他に別料金(150円〜)が普通です。浅草駅周辺はどこも人口密集地域の店なので、ゆったり落ち着きたい方には、その付近からちょっと離れたところがです。

天然温泉どんぶり栄湯

その一つが「天然温泉湯どんぶり栄湯」サウナはもちろん、露天風呂から座風呂、寝風呂、壺風呂など多彩な湯船が売りです。

日本堤1-4-5 
電話03-3875-2885 
営業時間14:00~24:00(日曜、祭日は12:00~)
定休水曜日 
入浴料460円

石の癒し浅草

銭湯ではないですが「石の癒浅草店」は、本格エステやヨガなどの、サービスにも定評がある女性専用岩盤浴です。浅草には似たような店がいくつかあります。清潔感溢れる店内で、パウダールームも完備。女性が一人でも気軽に手ぶらで来れるのが売りです。

雷門2丁目16-9浅草雷門SIAビル9F 
電話03-3844-4114 
営業時間10:00~21:30

浅草の銭湯3

浅草の銭湯だと、もちろん湯質は大事ですがその他に重要なのは、やはり江戸文化を現在にも伝える下町浅草。観光目的には、その老舗感や雰囲気も見たり、体験したい所であり大事なポイントです。

地元の人の目線は、また一味違うのであしからず。逆に実際に浅草へ行ったら、道行く地元の人に聞いてみるのも旅の醍醐味として面白いでしょう。観光スポット自慢の浅草ですから、喜んで教えてくれます。

浅草銭湯第3位「寿湯」

地元民から、国内観光客、外人さんにだってなのは、3共通の要素です。お湯の豊富さは紹介したとおり◎で、雨が降ればサドル拭き用の無料タオルを用意してくれたり、ご主人達の細やかな気使いが温かい。

綿棒完備のドライヤーが無料など、ちょっとした事が嬉しい下町人情派ぶりがシンプルに心をつかむのでしょう。本当に人の気持ち、老若男女の銭湯に来るシュチエーションを想像した、真心サービス精神があります。

地元民じゃなくても元気がもらえるサービスの数々は心が癒され、銭湯で身体も温まるというまさに下町人情銭湯に旅人でも、出会える寿湯。これで460円という庶民派な入浴料で日々、皆様の疲れを癒すために頑張っています。

浅草銭湯第2位「曙湯」

レトロモダンとも形容される曙湯。見頃を迎えると藤の花が満開で、垂れ下がる藤の花と宮造りの屋根構えが、まさに江戸情緒に溢れた風情に包まれる玄関。まるで絵葉書のように見事で、ぜひ5月初め頃の訪問をします。

なかなか気付きにくい、バリアフリーで車椅子対応のスロープがあったりするのも、時代を先取りしたやさしい特徴です。これなら行きも帰りも、本人はもちろん同伴する家族も助かり、毎日でもとても通いやすくなります。

内装も伝統と歴史の江戸美意識を感じれる、折り上げ格子の高い天井で建築好きな人なら、しばらく見とれてしまいます。湯船の絵はタイルでお城の絵が壁一面豪快に描かれ、これぞ銭湯という気分ですっかりリラックスできます。

浅草銭湯第1位「蛇骨湯」

浅草銭湯と言えばなんと言っても、江戸からの歴史の天然温泉老舗「蛇骨湯」でしょう。壁画は富士山がドーンと迎えてくれます。関東特有の黒湯温泉は湯上りさっぱりの肌感で、芯までホカホカと温まり湯冷めしません。隅田川の風に吹かれて一杯やりに出かけましょう。

路地裏の奥まった立地も風情のひとつ、昔は蛇骨長屋と呼ばれる長屋続きだったなごりを感じます。関東大震災や戦争で何度も建て替えられましたが、現在の蛇骨湯の建物内には日本庭園があり鯉が泳ぎます。

江戸時代の古地図には、すでに蛇骨長屋と明記されているのも興味深く、現在の逆L字型の敷地もそのまんまです。江戸庶民の色んな想いが染み込んだ路地なんだろうなと、ノスタルジーな気分も心地いい蛇骨湯です。

下町浅草の歴史と銭湯

今は穏やかな下町浅草にも、色んな時代がありました。銭湯が生まれた江戸時代は職人の町、河口では海の幸に恵まれ漁師もたくさん居ました。浅草寺の門前町でもあり、全国から集められた給料代わりの米を管理する中心地としても栄えました。

商売の中心地だった浅草には大富豪が多く、吉原や博打や酒や着物などさまざまな方面で豪遊する結果、浅草景気を長年支え続け、娯楽の中心の芸人の町、江戸文化の中心の地としても栄えていきました。

戦後の復興期は、闇市などの露店が立ち並ぶ中、東京独特の文化と言われる、お寺のような「お宮造り」の銭湯が浅草にも誕生します。活気を取り戻した浅草は娯楽劇場が増え、数多くの昭和芸人、俳優を輩出しました。

江戸職人の彫物と銭湯

現在、一部では入れ墨、タトゥーの方、入浴お断りという風潮がありますが、銭湯は違います。江戸庶民の銭湯文化にはむしろ見慣れた馴染みの風景です。職人の町浅草は、ことに命掛けの仕事をする職人が多かったからです。

火消しや大工に漁師の全身の彫物が見事だとなればやがて、飛脚に歌舞伎役者、江戸中の一般人までにも流行したのが彫物で、粋なものとして女性受けもよかったのが江戸彫物の歴史です。

当時の幕府は、庶民の歌舞伎や浪曲などに代表されるこの風潮を、反幕府の脅威になる分子として取り締まろうとしましたが、銭湯ではあいかわらず彫物はちょっとした風物詩でした。江戸浅草に代表される銭湯文化にはそんな懐の深い風情が今でも全国的に残っています。

浅草銭湯で汗を流し晩酌しに行こう

観光地のど真ん中で、お風呂に入れる国文化というのは世界的に見ても珍しいのではないでしょうか。賑わう中心街ですので、湯上りにササッと入れるお店も選び放題だし、どこも庶民派風情で入りやすいのが浅草です。

一杯飲み屋のモツ煮もいいけど蕎麦屋もいいし、どじょうもいいし、寿司もいい。川沿いまで歩けば、屋形船もいい。ほろ酔いで下町を散歩すれば江戸っ子の日常気分が味わえます。外人さんが観光に来るのもわかります。

蛇骨湯まわりの銭湯密集地域は、どこも入浴料が450円からというのも現在の物価を考えたら相当安いでしょう。今回の記事を参考に、伝統文化に触れる旅、のんびり浅草銭湯湯めぐり旅行です。

初回公開日:2017年11月25日

記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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