大井町の銭湯4|24時間/宿泊できる
更新日:2024年06月17日
大井町ってどんな街?
大井町は品川区のほぼ中央に位置し、JR京浜東北線・東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線の3線が通っており、山の手線が通る品川駅からは一駅です。東急大井町線は自由が丘や二子玉川方面に行くのに便利で、有名な「戸越銀座商店街」のある戸越公園駅までは二駅です。東京臨海高速鉄道りんかい線は渋谷・新宿やお台場方面に直接アクセスできます。
大井町駅前は大型商業施設が複数あり、ショッピングにもとても便利な地域です。また、東口駅前の「すずらん通り」は昭和の雰囲気が色濃く残る飲食街があり、足を運んでみる価値ありです。
東急大井町駅の先には、江戸時代に仙台伊達藩の下屋敷があった仙台坂が緩やかに続き、当時からの味を伝える「仙台味噌醸造所」の大正時代の建物がそのままの姿で残っていたり、江戸、明治、大正、昭和、平成の空気を楽しめる街となっています。
特徴別大井町の銭湯
そのようにおしゃれで古風な大井町には、大地の恵みである温泉を使っている銭湯、高架を行く東海道新幹線の姿が眺められる銭湯、昔ながらの風格ある銭湯建築が自慢のレトロ銭湯、1日いても楽しめる充実の設備のスーパー銭湯などの入浴施設があります。
それでは大井町にある銭湯を特徴別にご紹介いたしましょう。
大井町に24時間営業の銭湯はある?
残念ながら大井町には通常の銭湯で24時間入浴できるところはありません。24時間利用できる入浴施設はスーパー銭湯に軍配が上がります。大井町には完全に24時間ではありませんが、朝の清掃の時間帯を除いて、23時間利用できるスーパー銭湯があります。
そのほか、少々イレギュラーですが、24時間シャワーが使えるネットカフェが大井町駅至近にあるので、そちらもご紹介しておきます。
朝9:30から翌朝8:30まで利用できる「お風呂の王様」大井町店
おふろの王様大井町店は大井町駅から徒歩3分とかからない阪急大井町ガーデン3階にあるスーパー銭湯です。早朝6:30から8:30まで朝風呂が利用できます。
お湯は天然温泉と同じ成分の人工温泉で、10種類以上のお風呂を楽しむことができます。また、お風呂以外にも食事処や休憩スペース、ボディケア、あかすりとサービスも充実しています。
お風呂は、人工温泉の広い露天風呂とさまざまなアトラクションを持つ内湯、2種類のサウナなど、男湯11種類、女湯13種類のお風呂を楽しむ事ができます。内容は、高濃度炭酸泉、寝ころび湯、漢方塩蒸風呂、不感温湯、絹の湯、ジェットバス、リラクゼーションバス、湯ったり腰掛、水風呂、キングスサウナ、ストロングバス、スーパージェットバスとなっています。
別料金となりますが、低温に保たれたアイスルームを含む5種類の岩盤浴もで、内一つは女性専用なのでゆったり気兼ねなく使えます。
【おふろの王様大井町店詳細】
【所在地】東京都品川区大井1‐50‐5阪急大井町ガーデン3F
【連絡先】03-5709-2603
【アクセス】JR京浜東北線大井町駅より徒歩3分
東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線大井町駅より徒歩2分大井町駅
【営業時間】9:30~翌朝8:30、1:00~6:30は入館不可。
【入浴時間】2:00~6:30は清掃のため入浴不可。
【朝風呂】6:30~8:30(最終受付7:30)
【定休日】年中無休
【駐車場】1時間まで無料(130台)
【料金】大人1250円子供800円、土日祝大人1550円
岩盤浴:入浴料+700円
銭湯ではないけれど24時間営業しているシャワーが使えるスポット
【ネットカフェDICE大井町店】
大井町で銭湯以外に24時間営業している商業施設で、シャワーが使える施設があります。大型のネットカフェ、ダイス大井町店がそれです。
あくまでもネットカフェ利用者に対してのサービスですが、どうしてもシャワーを浴びたいときに緊急避難的に利用できる施設です。ネットカフェ利用料金を支払い、付帯設備のシャワーを利用するというスタイルになります。
大井町駅から徒歩1分という利便性も利用価値が高い施設と言えます。またシャンプーやバスタオル、歯ブラシなどは無料となっており、手ぶらで立ち寄る時も重宝します。
料金的には30分利用で560円と割高感はありますが、あくまでもネットカフェという事で、入浴施設のリストに加えておくのもよいのでご紹介しました。
【DICE詳細】
【所在地】東京都品川区東大井5-2-3おおい元気館2F
【連絡先】03-3471-8230
【料金】入館料:最初の30分間260円、以降10分毎に100円+シャワー:最初の30分間300円、以降10分毎に100円
レンタル:フェイスタオル50円、バスタオル・シャンプーセット無料
【アクセス】JR大井町駅東口より徒歩1分/大井町線・りんかい線大井町駅より徒歩1分
大井町で早朝から利用できる銭湯は?
こちらもおふろの王様が朝から利用できます。朝6:30からは8:30までは朝風呂タイムとなっており、割安料金で利用できます。ただし、館内清掃の関係上、受付は午前7:30まで、入浴は8:30までとなっています。
【朝風呂】6:30~8:30(最終受付7:30)
【料金】平日 大人1,000円、小人600円
土・日祝日大人1,200円、小人600円
大井町で宿泊できる入浴施設は?
大井町で宿泊できる入浴施設、こちらもスーパー銭湯「お風呂の王様」となります。深夜1:00までの受付となっており、朝の8:30まで利用できますが、8:30から9:30までは浴場の利用はできません。
入館料金は、2:00〜8:30までの利用の場合は深夜割り増しとなります。3Fのロビー前に「お休み処」があり、TV付きリクライニングチェアが21台あります。
【深夜割増料金】金曜日以外2,200円、金曜日2,500円2:00~8:30(最終受付1:00)
レンタルタオルセット込み
駐車場がある銭湯は?
大井町で専用の駐車場がある銭湯はありません。いずれも近場のコインパーキング利用となります。おふろの王様は阪急大井町ガーデン駐車場(130台)が1時間まで無料で利用できます。1時間を超えると30分毎に200円の駐車料金が必要になります。
大盛湯はすぐお隣理にコインパーキングのリビングパーク二葉2(6台)があり、とても便利です。宮城湯には駐車場(2台)がありますが、現在使用できない状態となっています。直近のコインパーキングリビングパーク豊町5の利用が可能です。
銭湯こぼれ話「銭湯」と「スーパー銭湯」の違いは?
ここでは通常の「銭湯」と「スーパー銭湯」の違いをご説明しておきましょう。日本の銭湯は「公衆浴場法」によって「一般銭湯」と「その他の銭湯」の二つに分けられています。
「一般銭湯」は日常使いのためのお風呂です。昔は各家庭にお風呂の設備がないケースもよくあり、銭湯は家庭のお風呂として重要な役割を果たしていました。家風呂が当たり前になってくると銭湯の需要も急落、今でも廃業に追い込まれる街の銭湯が少なくありません。
これに比して「スーパー銭湯」は日常の延長線上の「非日常」性の要素が強い銭湯です。今では銭湯もジャグジーや薬湯、サウナの設備があるところが当たり前のようになりましたが、規模や種類など、「スーパー銭湯」にはかないません。
銭湯は各都道府県で入浴料金は一律で、日常生活に支障が出ないよう設定されていますが、娯楽性の強いスーパー銭湯はその分料金が高くなっています。
大井町の銭湯4
それでは、大井町周辺にある銭湯を形式でご紹介いたします。460円で家庭では味わえない開放感あふれるお気に入りの大浴場を探してみてください。
また、記事を参考に、大井町の銭湯の魅力にどっぷり浸かるために実際に足を運んでみることをいたします。
銭湯No.4時代屋の女房ロケ地そばの「末広湯」(スエヒロユ)
末広湯は大井町駅から徒歩4分、三叉地蔵のすぐ近くにあるビル型銭湯です。この三叉地蔵は病気、災害の「身代わり地蔵」として親しまれており、夏目雅子主演の映画「時代屋の女房」にも登場しています。
周りにはマンションが立ち並んでおり、上階はマンションになっています。内部はフロント、脱衣場とも明るい木調でまとめられていて、床も清掃が行き届いたフローリングで、天井は高くありませんがほっとする空間となっています。
浴室はモノトーンのタイルと赤御影石や黒御影石でシックでモダンな作りとなっています。お風呂はぬるめでゆったりと長湯ができ、超音波風呂、ジェット座風呂、バイブラ寝風呂、電気風呂、日替わりの薬湯、水風呂が楽しめます。
サウナは有料ですが二段式のフィンランドサウナです。サウナとセットで水風呂を楽しむもよし、立ちシャワーでさっぱりするもよし、 清潔で気持ちよく利用できる銭湯となっています。
【末広湯詳細】
【所在地】東京都品川区大井1-42-4
【連絡先】03-3777-7084
【アクセス】大井町駅より徒歩4分
【営業時間】15:00~24:00
【定休日】水曜 祝日は前日休
【料金】大人460円、小学生180円、未就学児80円
【サウナ】入浴料+300円
銭湯No.3庭を眺めつつ湯船に浸かれる「東京浴場」(トウキョウヨクジョウ)
唐破風と煙突、大きな瓦屋根のいかにも銭湯といった出で立ちの「東京浴場」は近所のレトロ銭湯「大盛湯」の親御さんがやっている銭湯です。
フロント上部にはシャンデリアとステンドグラスが配されていたり、高い天井の脱衣場にはお釜型のドライヤーがあったりと銭湯らしさを味わう事ができます。
東京浴場の特徴は手入れが行き届いた中庭がある事、また脱衣場や浴室が大きな窓でその中庭に面している事です。中庭には池が配され、色とりどりの鯉の姿を楽しむ事ができます。浴場の壁には大きな富士山の写真が貼ってあります。
薪で沸かすお湯は柔らかいと定評があるお風呂は、深風呂の気泡風呂、浅風呂の超音波風呂、薬湯の3つの浴槽があります。どの浴槽も日中は大きな窓やガラスブロックから明るい光が差し込み、開放感満載です。
サウナはありませんが、中庭の緑とゆったり泳ぐ水槽の金魚の姿が憩いのひと時を提供してくれるレトロ銭湯です。
【東京浴場詳細】
【所在地】東京都品川区大井2-22-16
【連絡先】03-3771-4959
【アクセス】東急大井町線下神明駅、JR西大井駅、大井町駅より徒歩7〜8分
【営業時間】15:00~23:30
【定休日】月曜
【料金】大人460円、小学生180円、未就学児80円
銭湯No.2レロロ銭湯感満載の「大盛湯」(ダイセイユ)
「大盛湯」は「東京浴場」と親子関係だけに、レトロ銭湯の血筋をしっかり受け継いでいます。最寄り駅の東急大井町線下神明駅から、住宅街を歩く事7分ほどでその高い煙突が見えてきます。
瓦屋根の唐破風と切妻のいかにも銭湯という佇まいは風格があります。周囲は塀で囲まれており、これは浴場に入るとその意味がわかります。
高い天井は木の格天井、床も柱も梁も年季の入った艶々の木製、脱衣場や浴室からも庭の緑と明るい光が目に入ってきます。
浴室は独特なアーチ状の天井で、壁にはヨーロッパの古城と湖のモザイクタイルが施されています。柔らかい曲線を持つ浴槽は気泡風呂、超音波風呂があり、浴槽内部の青いタイルが特徴的です。浴場のすぐ上からガラス窓となっており庭を眺めながらの入浴が楽しめます。
内部が庭に面して開放的なため、外回りに塀をめぐらしていた事に納得です。
こちらも薪で沸かしている柔らかいお湯がです。
【大盛湯詳細】
【所在地】東京都品川区二葉2-4-4
【連絡先】03-3788-8477
【アクセス】東急大井町線下神明駅より徒歩4分、JR横須賀線西大井駅より徒歩5分、大井町駅より徒歩12分
【営業時間】15:00~23:00
【定休日】金曜
【料金】大人460円、小学生180円、未就学児80円
【駐車場】隣接のコインパーキング6台
銭湯天然温泉が味わえる西品川温泉「宮城湯」(ミヤギユ)
宮城湯は東急大井町線下神明駅から徒歩5分程、大井町駅からは15分くらいの住宅街の中にあるビル型銭湯で、入り口に立つ焼き物の狸が愛嬌たっぷりに出迎えてくれます。
フロントは2階、1階と3階に浴場があり、それぞれ週替わりの男湯・女湯という構成になっています。宮城湯の最大の魅力はメタケイ酸を含む無色透明無味無臭の天然温泉と3階にある露天風呂です。
1階浴室は木調の温かみのある内装、多くの窓から光が入る清潔感あふれる浴室となっています。天然温泉の半身浴、寝風呂、サウナ、冷水風呂が楽しめます。
3階は白が基調のデザインで、高い天井が気持ちのよい浴場です。竹垣に囲まれたの露天風呂は岩を配した天然温泉のぬる湯となっています。露天風呂の庭に面してジェットの寝風呂、サウナ、冷水浴があります。
2階には休憩スペースをはじめ、キッズルームの設備も用意されています。
【宮城湯詳細】
【所在地】東京都品川区西品川2-18-4
【連絡先】03-3491-4856
【アクセス】東急大井町線下神明駅より徒歩5分、 大井町駅より徒歩15分
【営業時間】15:30~25:00 日祝11:00~25:00
【定休日】火曜
【料金】大人460円幼児2名まで無料
サウナ:入浴料+100円
レンタルバスタオル100円
レンタルフェイスタオル50円
【駐車場】付近のコインパーキングを利用(有料)
大井町の銭湯巡りを楽しもう!
大井町周辺は仙台坂やゼームス坂を始め、遠く江戸時代に思いを馳せて散策してみるのにも楽しい街です。また、昭和の香りの残る飲食店街巡りをしたり、新しい商業施設でショッピングを楽しんだり、380余年の仙台味噌を入手したりと、色々な街の楽しみ方があります。
そのような街を巡りつつ、大井町にある銭湯巡りも一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。
初回公開日:2018年02月14日
記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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