函館の銭湯3|24時間/スーパー銭湯
更新日:2024年06月30日
異国情緒たっぷりの函館!
函館には数多くの観光スポットがあり、日本三大夜景にも選ばれた夜景は特に美しく、ぜひ一度は訪れて見たい観光地のひとつにあげられます。訪れたことのある人は、また再び訪れたくなるというリピーターの多いところでもあります。
函館は、北海道と本州を結ぶ交通結節点であり、現在の人口は約27万人、札幌市、旭川市に次ぐ北海道第三の中核市でもあります。
港町ということで、かつては貿易港として栄え、現在でも異国情緒豊かな街並みが数多く残っています。歴史を感じさせる洋館や建物は、ロマンチックな雰囲気が漂い、海に囲まれているため新鮮な魚介類も豊富で、見るもの食べるものすべてが魅力的です。
観光、食べ物、そしていい温泉と三拍子そろっている函館には、毎年約500万人の観光客が訪れています。道内外からはもちろん、近頃では、台湾や中国、韓国といったアジアからの観光客も増えているということです。
温泉地函館は銭湯も充実している!
函館は、北海道新幹線の開業効果などによって、2016年は過去最高の560万人もの観光客が訪れました。夜景はもちろん、ほかにもしたい観光スポットがたくさんある函館ですが、温泉地であることも有名です。特に知られているのは湯の川温泉で、上質の温泉と新鮮な魚介類を提供している温泉宿もたくさんあるところです。
函館には、このように魅力的な温泉宿も数多くありますが、気軽に立ち寄れるしたい銭湯もたくさんありまます。今回は、そんな温泉地函館の「銭湯」に的を絞ってご紹介していきます。
観光のついでに、あるいは日帰りでも満足できるという銭湯の特徴なども加えて、詳しくお伝えしていきます。
営業時間別の函館の銭湯をご紹介!
銭湯は、営業時間がどうなっているのかを調べてからでないと、せっかく行ったのに営業時間前だった、あるいは定休日だったなどということになりかねません。そんなことにならないために、営業時間別にわけてしたい銭湯をご紹介していきます。
早朝から営業している銭湯はどこ?
函館には、朝早くに着くフェリーなどで訪れる人もたくさんいます。また、北国函館の寒い朝に、ひと風呂浴びて身体を温めたいという人も多いことでしょう。また、函館には「朝温泉」文化があるということもいわれています。まずは、地元の人もよく訪れるという、早朝から営業している銭湯をご紹介します。
「にしき温泉」
早朝5時から営業しているにしき温泉は、函館市中心部の住宅地にある隠れ家的な温泉銭湯です。創業してから40年間、変わらぬ泉質で地元住民に愛されています。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市深堀町13-2
・電話:0138-51-2100
・営業時間:5時~9時・12時~23時(平日)5時~23時(土・日・祝)
・定休日:水曜日
・駐車場:あり 60台(無料)
・料金:大人440円、中人140円、小人70円(2016年8月現在)
・その他:サウナ、露天風呂有
ジェット風呂や檜ぶろのほか、サウナもドライとスチームの2種類あるなど、公衆風呂としては設備も整っていると評判の銭湯です。以前は「花園温泉」も朝5時から営業していましたが、現在は6時からの営業になったことから、現在函館で一番早い5時からの営業は、ここにしき温泉だけです。
朝風呂ができる銭湯は?
函館には、朝風呂ができる銭湯は数か所あります。朝風呂とは、朝6~7時から入れる銭湯です。そのうちの特にしたい銭湯を、いくつかご紹介します。
「谷地頭温泉(やちがしらおんせん)」
以前は函館市が運営していた市営の谷地頭温泉でしたが、平成25年に民営化となり、水風呂やサウナが増え、食堂なども新設されてリニューアルオープンしました。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市谷地頭町20-7
・電話:0138-22-8371
・営業時間:6時~22時(受付21時まで)
・定休日:第2・第4火曜日
・駐車場:あり 101台(無料)
・その他:サウナ、露天風呂有、源泉かけ流し
函館山の麓にあり、観光名所である五稜郭跡を形どった星型の露天風呂がで、函館市民もよく利用する温泉としていつも賑わいをみせています。
「昭和温泉」
五稜郭の近くにある昭和温泉は、庭園風露天風呂や家族風呂も楽しめる銭湯です。近くに住む地元の人たちの利用も多く、少し熱めのお湯は朝風呂にちょうどよく、気持ちがいいと評判です。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市昭和2-39-1
・電話:0138-42-4126
・営業時間:7時~23時30分
・定休日:なし
・駐車場:あり 70台(無料)
・料金:大人420円、子ども140円、幼児70円
・その他:打たせ湯、サウナ、露天風呂、家族風呂有
「富岡温泉センター」
富岡温泉銭湯は、長い間地域から親しまれている温泉です。土日祝のみ家族風呂も営業しています。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市富岡町1-23-7
・電話:0138-41-0055(家族風呂 0138-41-0099)
・営業時間:6時~20時30分(家族風呂 土曜16時~22時、日曜祝日10時~22時)
・定休日:なし
・駐車場:あり
・料金:大人420円、小学生140円、幼児70円 家族風呂は別料金
・その他:サウナ、家族風呂有
「花園温泉」
道道100号線沿いにある花園温泉は、新館と旧館があり女湯のみが繋がっているので、女性は両方楽しむことができます。売店やお食事処もあり、ゆっくり寛げる大型銭湯としてがあります。
少し熱めのお湯は、身体の芯から温まると評判です。施設内にある大きな池には、たくさんの鯉が泳いでいて、レトロな雰囲気も味わえる常連客も多い銭湯です。食べれる氷や、サウナには塩などが置いてあり誰でも使えるようになっていたり、汚れたらすぐにわかるようにと、浴室に白いタイルを使っているという気づかいや、清潔感のある銭湯です。
入口には、椅子の上に座布団が敷いて置いてあり、そこが住みついた猫の居場所になっていて、銭湯にくる猫好きの客にも喜ばれています。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市花園町40-34
・電話:0138-51-1310
・営業時間:6時~23時45分
・定休日:月曜日(GW・お盆期間・年末年始は営業)
・駐車場:大型駐車場あり(無料)
・料金:大人400円、子ども140円、幼児70円(税抜き)
・その他:ソルトサウナ、露天風呂、ジェットバス有
「大盛湯(たいせいゆ」
大盛湯は、温泉地である湯の川温泉の中にある温泉銭湯です。温泉ホテルや旅館が立ち並ぶ中、気軽に立ち寄ることができる、昭和の雰囲気を味わえる銭湯です。脱衣かごやロッカーなどもあり、番台に直接お金を払って入る昔ながらのスタイルも変わっていません。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市湯川2丁目18-23
・電話:0138-57-6205
・営業時間:6時30分~21時30分
・定休日:第1・第3・第5水曜日
・駐車場:あり 10台
・料金:大人440円、中人140円、小人70円
24時間営業の銭湯は?
函館で24時間営業の銭湯といえば「函館健康センター湯都里(ゆとり)」です。ここは、現在函館唯一の24時間営業の銭湯です。
「湯都里(ゆとり)」
五稜郭駅近くにある湯都里は、多彩な源泉かけ流しの風呂や、ボディケアやフットケアなどリラクゼーション施設や食堂、休憩室なども兼ね備えてあり、1日中楽しめる銭湯です。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市昭和3丁目22-1
・電話:0138-42-2111
・営業時間:24時間営業(清掃時間午前4時~午前7時を除く)
・定休日:毎月第1火曜日(無休営業月あり)
・駐車場:あり 200台(無料)
・料金:大人平日600円(土日祝特別日700円)、子ども小学生まで無料
・深夜割増料金:午前0時~午前4時まで1,500円 繁忙日2,000円
・その他:サウナ、露天風呂、超音波風呂有、シャンプー、ボティシャンプーなどアメニティグッズ有、函館市内2系統の無料送迎バスを毎日運行(定員13名)
特徴別で函館の銭湯をご紹介!
今度は、銭湯を特徴別にご紹介していきます。目的に合う銭湯を選んでぜひ訪れてみてください。
熱いお湯につかりたい時にする銭湯!
お風呂は、ぬるめのお湯が好きな人もいれば、身体がピリピリするぐらい熱いお湯が好きという人もいます。銭湯好きはどちらかというと、熱いお湯が好みの人が多そうです。今回は、そういった熱いお湯が好きという人のために、したい函館の銭湯のご紹介です。冬は、厳しい寒さの函館には、身体が芯まで温まる熱いお湯の銭湯があります。
熱いお湯といったらここ「永寿湯(えいじゅゆ)温泉」
函館で一番熱い銭湯はどこかと聞かれたら、ここ永寿湯温泉です。低温、中温、高温の小さめの湯舟が並んでいますが、実際に計ると温度は低温が48度、中温50度、高温53度ぐらいの時もあるということです。
注意書きには低温の場所に「あまりぬるくしないでお入りください 45度くらい」などとあり、熱すぎて入れない人もいるということです。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市湯川町1丁目7-14
・電話:0138-57-0797
・営業時間:6時~22時(受付21時まで)
・定休日:なし
・駐車場:あり
・料金:大人440円、中人140円、小人70円
・その他:源泉かけ流し
高温の湯舟には地元の人も入らない人が多く、常連の人もご年配の人が入っているのを一度見たきりだというくらい熱いお湯の銭湯です。熱いお湯に入る時は無理をしないで入りましょう。血圧の高い方は特に注意してください。
函館のスーパー銭湯は?
いろんなお風呂や休憩室、食堂や娯楽施設なども兼ね備えているスーパー銭湯は、一日中楽しめるところです。函館にあるスーパー銭湯は、家族連れはもちろん出張や観光の疲れを癒す場所として利用する人も多く、常に賑わいをみせています。函館にあるスーパー銭湯の中で、特にのあるところをご紹介します。
湯元「花の湯」
二つの庭園露天風呂のある花の湯は、函館の四季折々の季節が感じられる花や木を眺めながら湯につかることのできる、癒しのあるスーパー銭湯です。館内は、純和風の温泉旅館をイメージして作られていて、宿泊しているかのようにゆったりとした気分を味わえます。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市機強調418-414
・電話:0138-34-2683
・営業時間:10時~23時
・定休日:なし
・駐車場:あり 200台
・料金:大人440円、子供140円、幼児70円
・その他:サウナ、露天風呂、お食事処、理容室、整体・足つぼ、ボディケアなど
宿泊できる銭湯は「湯都里」
函館には銭湯や日帰り温泉、温泉旅館や温泉ホテルはたくさんありますが、宿泊できる銭湯といえば函館唯一の24時間営業をしている「函館健康センター湯都里」になります。睡眠は仮眠スペースでとることになります。広いスペースで布団なども置いてあり、自分で敷いて寝るようになっています。宿泊する場合の料金は入館料に加算されます。
◆入館料:大人平日600円(土日祝特別日700円)、子ども小学生まで無料
◆深夜割増料金:午前0時~午前4時まで1,500円 繁忙日2,000円
復活した函館の銭湯!
五稜郭公園のある町の隣町になる田家町には、昭和31年から「田家湯」として町の人たちに親しまれていた銭湯がありました。
田家湯は、2007年の火災によって閉店を余儀なくされてしまいました。町の人たちにとっては憩いの場であり、家にお風呂のない人たちにとっては、田家湯はなくてはならない存在でした。そんな田家湯の再開を望む町の人たちの声が、相次いだといいます。そうした声にこたえて、田家湯は「田家の湯」として、2015年に8年ぶりに復活しました。
地元民待望の「田家の湯」
地元の人たちが待ちに待った田家の湯は、近隣地域への送迎バスが無料で行われるなど、地域に密着した優しい気配りのある、昔ながらの銭湯らしい銭湯として生まれ変わりました。
〈基本情報〉
・住所:北海道函館市田家町5-11
・電話:0138-42-1126
・営業時間:14時~23時
・定休日:水曜日
・駐車場:あり 18台
・料金:大人440円、中人140円、小人(未就学児)無料
・その他:小型の低温サウナあり
いよいよ!函館の銭湯3は?
営業時間や特徴などをあげて、函館のする銭湯をご紹介してきましたが、どの銭湯も一度はぜひ訪れて欲しいところばかりです。これまでご紹介してきた銭湯を含めて、厳選した函館の銭湯3をご紹介していきます。
第3位 昔ながらの温泉銭湯「花園温泉」
建物自体は新しくはありませんが、池に鯉が泳いでいたり玄関先には気まぐれな猫がいたりと、常連客はもちろん初めての方でもどこか懐かしい気分にさせてくれる花園温泉が、函館銭湯の第3位です。
常連客が多いのは、汚れが目立つタイルをわざと使っているというおかみの心意気が伝わり、また訪れたいという気持ちにさせるからでしょう。
大きな池の中には、ちょろちょろ流れる温泉が出る蛇口の下にずっといて、まるでかけ流しの温泉を堪能しているかのような、金色の鯉がいるといいます。鯉が温泉を浴びているのが本当かどうか、ぜひ一度花園温泉に足を運んで確かめてみてください。
第2位 地元函館市民に愛され続ける「谷地頭温泉」
函館第2位の銭湯は、元は市営だったこともあり地元函館の人もよく訪れるという谷地頭温泉です。いい温泉だという口コミが広まり、観光客もたくさん訪れるようになったということです。
五稜郭跡を形どった星形の露天風呂、洗い場や脱衣所で常連同士が函館弁特有のイントネーションで会話する人たちの声を聞いていると、旅人なら、ここは函館だということを再認識させてくれることでしょう。
があってたくさんの人が訪れますが、浴室は広くたくさんの洗い場もあります。身体を洗うのにわざわざ待たなければいけないということはありません。
谷地頭温泉へは市電谷地頭温泉行が出ています。ぜひ市電に乗って訪れてみてください。きっとディープな函館を感じることができるでしょう。
第1位!口コミ高評価リピーターの多い「花の湯」
函館でいい銭湯に行きたいと尋ねたら、ここを答える人がきっと多いことでしょう。栄えある第1位、する函館の銭湯は「湯元花の湯」です。庭園露天風呂をはじめ露天風呂の数が4つもあり、充実施設のスーパー銭湯でありながら、この低価格で入れる銭湯はほかにはきっとないでしょう。
館内にはお食事処や理容室、整体やエステなども揃っていて、観光の疲れを癒すのに訪れる人も多いところです。すぐ隣には家族風呂専用の「湯元花家族」もあり、家族連れならこちらの施設を利用するのもいいでしょう。
函館の観光の後は銭湯に限る!
初めて函館を訪れる人は、函館には温泉のある宿泊施設が多いため、わざわざ銭湯に行くという人はきっと少ないことでしょう。けれども、温泉宿が多いということは、そこにある銭湯はほとんどお湯を沸かした銭湯ではなく、温泉銭湯である場合が多いです。
温泉宿に泊まって温泉を楽しむのもいいですが、市電などを利用して函館のあちらこちらにある銭湯を巡ってみるのも、より函館を深く知ることができる旅にすることができるでしょう。
函館には観光するところがたくさんあり、あちこち回るのも楽しいですが意外と身体には疲労がたまっています。旅の疲れを残さないように、旅の締めくくりにぜひ函館の銭湯を堪能してみてください。
初回公開日:2017年11月19日
記載されている内容は2017年11月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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