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シフトワイヤー交換|方法・交換時期・工賃・あさひでの交換費用

更新日:2024年04月11日

ロードバイクやクロスバイクのシフトワイヤーは、ギヤを変える上で非常に重要な部品です。そのシフトワイヤーも定期的に調整や交換を行わなければ、スムーズに変速ができなくなってしまいます。そこで今回は、シフトワイヤーの交換方法や工賃についてご紹介します。

シフトワイヤー交換|方法・交換時期・工賃・あさひでの交換費用

ロード・クロスバイクのシフトワイヤーは交換できる?

ロードバイクやクロスバイクで快適なサイクリングを楽しむめますが、サイクリングを楽しむためには自転車の調子が良くなければ楽しむことができません。特にギヤの切り替えがスムーズに行えない状態では、サイクリングも苦痛になってしまいます。

自転車のギヤをスムーズに切り替えるために重要な部品となってくるのはシフトワイヤーですが、そのシフトワイヤーは自転車屋さんでないと交換できないものなのか、交換する場合の工賃はどのくらいなのか気になる方も多いことでしょう。

そこで今回は、ロードバイクやクロスバイクのシフトワイヤーを交換する方法や工賃についてご紹介します。

シフトワイヤーの交換時期はどのくらい?

ロードバイクやクロスバイクのシフトワイヤーは、使い続けるとワイヤーが伸びていきます。この伸びには限界があり、ワイヤーが伸びなくなると、最終的にワイヤーは切れてしまいます。

シフトワイヤーが伸びきる前に交換をすれば良いのですが、シフトワイヤーが伸びきる限界は、自転車の使用状況によって変わってきます。坂道が多い場所で使用する場合はギヤの切り替えを頻度に行うので、寿命が短くなります。

交換時期は何キロごとに行うという決まりはありませんが、ワイヤーが切れてしまうことを防ぐために半年ごとなどの期間を設け、定期的にシフトワイヤーの交換を行うようにしましょう。

作業を専門店で行うときの工賃はどのくらい?

シフトワイヤーの交換に自信がない方や確実な整備を受けたい方は、自転車屋さんなどの専門店で整備したいと考える方もいるでしょう。

お店で交換する場合に気になるのは工賃ですが、工賃は1000円前後で行うお店が多いです。シフトワイヤーの交換時期は半年に1度などの頻度で行うもので、多頻度に行う作業ではないので、頻度を考えれば専門店で整備を受けるのも良い方法といえるでしょう。

シフトワイヤーの交換はどうやって作業するの?

シフトワイヤーの交換作業は古いシフトワイヤーを取り外し、新品のシフトワイヤーを取り付けて調整する作業が必要になりますが、ワイヤーの取り外し方は変速機のメーカーによって異なります。そこで、それぞれのメーカーや車両ごとに交換方法をご紹介します。

シマノ105のワイヤー交換作業は?

シマノ105の場合は、ブレーキレバーの根元にあるゴム製のカバーをめくると、内部にシフトワイヤーの先端があります。

このワイヤーを取り外すには、ワイヤーの張りを緩める必要があります。ワイヤーの張りを緩めるには、前のギヤをローに入れ、後ろのギヤを一番重いギヤに入れます。この状態にするとシフトワイヤーの張りが緩くなるので、部品を外す前にギヤの位置を変えてから作業しましょう。

シフトワイヤーの張りを緩めると、ブレーキレバーの部分からワイヤーの先端が飛び出し、シフトワイヤーが取り外しやすくなります。この状態にしてから、ディレイラー(変速機)に止めてあるワイヤーを取り外します。

ディレイラーからシフトワイヤーを取り外した状態でブレーキレバーの部分からワイヤーを引っ張ると、シフトワイヤーを取り外すことができます。ワイヤーの先端がブレーキレバーから取り出しにくい場合は、ディレイラーから外したワイヤーの方から順番に外していきましょう。

ワイヤーを取り外すことができたら新品のワイヤーに潤滑油を付け、ブレーキレバーの方からワイヤーを入れていきます。新品のシフトワイヤーを通すことができたら、ワイヤーを手で引っ張りながらディレイラーに仮固定してギヤを操作します。

この作業はワイヤーの緩みを取るための作業で、この時にギヤを操作してもギヤがうまく切り替わりません。一度ギヤを操作したら、仮固定したワイヤーを一度取り外し、ワイヤーを手で引っ張りながら固定します。シフトワイヤーを固定することができたら変速機の調整作業を行います。

スラムのワイヤー交換は難しい?

スラムの変速機が付いた自転車であっても、基本的にはシマノ105と同じ流れで作業することができます。前のギヤをローに入れ、後ろのギヤを一番重いギヤに入れてから変速機に止めてあるワイヤーを取り外し、ハンドル側の方からワイヤーを抜いていきます。

クロスバイクのようなハンドルに付いているシフターの場合、シフターを分解しなくてもワイヤーを取り外せるタイプのものがあります。分解せずに取り外せるものの場合は、シフターの側面にあるゴムカバーを外すと、中にある穴からワイヤーを取ることができます。

しかし、車両によってはシフターのカバーを外さなければ取り外すことができないものもあるので、まずはシフターの側面からシフトワイヤーを外すことができるかどうか確認してみましょう。ロードバイクの場合は、ブレーキレバーの根元にあるゴムカバーをめくればシフトワイヤーを抜くために穴があるので、その穴からワイヤーを抜き取ります。

スラムのシフターの場合、ワイヤーを通すのが難しく、ワイヤーが途中で引っかかってしまうものがあります。そのため、新品のワイヤーに潤滑油を付けるだけでなく、ワイヤーの先端をヤスリなどで削り、できるだけ引っ掛かりが無いようにしてからワイヤーを通すようにしましょう。

BD-1のような小径車でも作業は同じ?

BD-1のような小径車でも、シフトワイヤーの交換方法に大きな違いはありません。きちんとワイヤーの取り回しが変わらないように交換を行いましょう。

BD-1とロードバイクで大きく異なる点は、シフトワイヤーがフレームの中を通っている点です。シフトワイヤーの中側(インナーワイヤー)のみを交換する場合であれば特に問題ないですが、ワイヤーの外側(アウターワイヤー)も交換する場合は、少し注意が必要です。

フレームの中を通っているアウターワイヤーを交換する場合、まずは新品のインナーワイヤーを古いアウターワイヤーに通してからアウターワイヤーを交換するようにしましょう。

インナーワイヤーを通さずにアウターワイヤーを外してしまうと、フレームの中でアウターワイヤーを元どおりに組み辛くなってしまうので、必ずインナーワイヤーを通してからアウターワイヤーを取り外しましょう。

ESCAPE R3のシフトワイヤーを交換する場合は?

ESCAPE R3のシフトワイヤーを交換する場合、ギヤの切り替えはグリップ部分を回して変速するタイプのシフターですが、この部品は分解せずにワイヤーを取り外すことができます。

変速させるグリップ部分をめくると、内部にワイヤーの先端が見えるので、ワイヤーの張りを緩めてからワイヤーの取り付けネジを緩め、シフトワイヤーをハンドル側から引き抜きます。

ワイヤーを抜くことができたら、新品のワイヤーをハンドル側から入れ、シフトワイヤーを元通りに組んでから、変速機の調整を行います。

カンパニョーロの場合に注意する点は?

カンパニョーロの場合は、ワイヤーの取り回しなどが他の自転車と異なります。そのため、他の自転車よりも交換作業が複雑になりますが、ワイヤーを入れる場所や取り回しなどに注意すれば作業は可能です。

ワイヤーの張りを緩めた状態でブレーキレバーのゴムカバーをめくると、下の方にシフトワイヤーを通している穴があるので、その穴からワイヤーを抜き取ります。ワイヤーを入れるときはブレーキレバーの下側にある穴からワイヤーを通していきますが、通したシフトワイヤーはハンドル上部に出てくるので、まずはワイヤーをハンドル上部に全て出しましょう。

ハンドル上部に出すことができたら、出てきた場所からアウターワイヤーに通していきます。アウターワイヤーは、シフトワイヤーを出してきた場所の近くにあります。

アウターワイヤーに通していくと、最後の方が通しにくくなってきますが、シフトワイヤーに無理な力がかからないように注意しながらシフトワイヤーを通していきましょう。

ワイヤーを最後まで通すことができたら他のアウターワイヤーにも通し、シフトワイヤーを固定してから変速機の調整を行います。

変速機の調整方法は?

シフトワイヤーを交換した後はワイヤーの位置が狂っているので、シフトワイヤーを交換した後はきちんと調整作業を行いましょう。

前のギヤを調整する方法は?

前側のギヤを調整する時は、ローギヤから調整を行います。調整をするときは、ワイヤーを外した状態から行います。ロー側の調整は後ろのギヤを1速に入れ、その状態で変速機左側のプレートに当たらないギリギリの位置に調整します。位置の調整は、ロー側を調整するためのネジがあるので、そのネジを回して調整します。

位置の調整が完了したら、ワイヤーを引っ張りながら固定をして前のギヤを1つ上げます。

ギヤを一つ上げたら、ハイ側の調整をします。ハイ側の調整をするときは、後ろのギヤを一番重いギヤに入れて調整を行います。

ハイ側の調整位置は、変速機右側のプレートがギリギリ当たらない位置に調整します。調整にはハイ側を調整するためのネジがあるので、そのネジを回して調整します。

ここまで調整ができたら、ロー側とハイ側で問題がないかどうか確認し、不具合があればアウターワイヤーに付いている調整ネジで微調整を行います。

後ろのギヤを調整する方法は?

リア側の調整を行うときは、一番重いギヤから調整を行います。一番重いギヤに入れた状態で、ギヤ部分を後ろから見て、自転車のギヤと変速機のギヤがまっすぐになるように調整します。

自転車の後ろから見て変速機が右のほうにずれている場合は、ギヤが落ちてしまう可能性があるので、変速機に付いているハイ側の調整ネジを回して調整します。まっすぐに調整したら1つギヤを下げ、その状態で自転車のギヤと変速機のギヤがまっすぐになるように調整します。

この時の調整方法は、シフトワイヤーに付いているネジを回して調整します。このネジはハンドル周りやフレーム、後ろの変速機などに付いています。ネジを回して調整ができたら、また一つギヤを下げてネジを回し、まっすぐになるように調整します。

ここまで調整したら一番低いギヤに入れ、変速機に付いているロー側のネジを回して、チェーンがホイールとギヤの隙間に落ちないように調整します。

これで変速機の調整は完了です。作業に慣れるまでは難しいと感じますが、一度慣れてしまえば簡単に調整できるようになり、日頃のメンテナンスも簡単に行えるようになります。

自転車屋あさひのシフトワイヤー交換工賃は?

自転車屋さんで有名なあさひでシフトワイヤーを交換する場合、工賃は840円からとなっています。この840円に部品代がかかるので、実際に支払う額はもう少しかかります。

車両によっては工賃が840円以上かかる場合も考えられますが、専門店で作業してもらう場合と比較すると、比較的安くで交換をすることが可能なので、あさひで作業する方法も良いでしょう。

定期的な手入れで快適なサイクリングを

シフトワイヤーは自転車のギヤを変えるために重要な部品で、シフトワイヤーにトラブルが発生してしまうと快適な走行ができなくなってしまいます。

シフトワイヤーはトラブルが出る前にきちんと整備することが重要であり、適切な時期に交換や調整を行うことでトラブルが発生することを防ぎます。シフトワイヤーに問題が発生する前に定期的な整備を行い、いつでも快適なサイクリングが行えるようにしましょう。

初回公開日:2017年10月24日

記載されている内容は2017年10月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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