自転車のグリップ交換|方法・工賃・グリップの選び方・交換トラブル
更新日:2024年09月24日
自転車のグリップ交換をご紹介!
自転車には消耗品が多数あります。その中でもDIYで手軽に行えるグリップを変えるという作業についてご紹介して参ります。自転車にはハンドルの両端にそれぞれゴム製のグリップが装備されています。これにより、走行中に手でしっかりとハンドルを握れるようになっています。
ゴム製品ですので経年で必ず劣化して切れたり、ヒビ割れを生じてしまいます。そのままですと走行性へ支障をきたす場合があります。それでは、グリップの交換作業についてご紹介いたします。
どんな方法なの?
交換方法は簡単です。まずはじめに古いグリップを外すためにカッターで縦に切れ目を入れます。一直線に端から端まで切りましょう。ゴム製品ですので容易に切れ目が入ります。これにより、使い古した製品が簡単に外せます。どうしても外しにくい場合は、複数の切れ目を入れることにより一層とはずしやすくなります。
コツがあるの?
製品を挿し込むコツは、回しながらハンドルへはめ込む方法がです。金属用のボンドを使うことで、より強固にハンドルへ接着できますので、適量のボンドをハンドルに付けておきます。その上で、新しいグリップを回しながら挿入していきましょう。この方法で行うととても簡単に誰でも作業ができます。
工賃はいくらなの?
自転車ショップでパーツ交換をお願いする場合には工賃が発生します。交換する製品自体も購入しますが、その他に工賃300円程度かかります。時間にして15分程で交換作業が完了しますので、急いでいる間でもすぐに交換できます。
変速機がある場合はどうするの?
自転車によっては、変速機というギアチェンジの機構をハンドルに装備している車両があります。この場合、変速機ラバーと呼ばれるゴム製品も併せて交換することがです。グリップの経年で、こちらのパーツも劣化を生じていることでしょう。新調するついでに変速機への注油も行うことで、製品の交換後に一層快適な走行を実感できます。
エアガンを使って作業できるの?
DIYで自転車のグリップ交換をする場合、エアガンを使うことにより丁寧に作業をすることができます。まずは使い古した製品を外しましょう。その後、ハンドルに残った汚れをきれいにしておきます。これにより、新しい製品が接着しやすい状態にします。軽微な汚れであればエアガンで吹き飛ばすことができますので、よりきれいな作業ができます。
コンプレッサーを使って作業できるの?
使い古したパーツを外す際にコンプレッサーという機械を使うと便利です。こちらは、エアーを噴射する機械ですので、張り付いたゴムパーツを外す時はハンドルとの隙間へ噴射して使います。これにより、硬かった場合でも簡単に外せます。主に自転車店で行う作業ですが、家庭用のコンプレッサーを持っている場合は便利な作業ができます。
最適なグリップをご紹介!
自転車のグリップを交換するには、各ハンドルに適した製品を使うことが重要です。ブレーキレバーと干渉しないサイズの製品を選ぶことが賢明です。各メーカーより、さまざまな製品を購入できますので、使い勝手のよいものを装着しましょう。
サイズはどうするの?
国産の自転車であれば、サイズは一律で決まっています。ですので、自転車店にて好みのデザインを購入しましょう。グリップとひとくちに言っても、その種類は豊富にあります。細目のものや太いものまでありますので、実際に握ってみてから使いやすい製品を購入することが最善です。
中でも中央が盛り上がったタル型の製品ですと、ちょうど手の平の形ににフィットするのでできます。細いサイズですと握力を必要としますので、グローブを着用するなどして対策することで一層運転しやすくなりますのでです。
長さはどうするの?
製品自体の長さはおおむね均一化されていますが、メーカーによっては1~2㎝ほど長さが異なるものがあります。自転車の雰囲気に合ったものが一番よいのですが、やはり自分の手の大きさとマッチしたものが運転しやすくて最善です。手元のパーツは操作性に影響しますので、長さが短すぎると運転しにくくなりますので、できません。
やはり、短いよりは長めのものがベストです。今まで短いグリップであった場合、次からは長めのものへ交換してみてください。操作性が格段に上がりますので、交換した効果が実感できます。
値段はいくらなの?
自転車用の製品であれば300円~2,000円ほどが相場の価格です。デザインやメーカーによって価格の幅がありますので、好みのスタイルを実際に握ってみてから購入することがです。安いものの場合、ゴムの品質が悪い製品もあります。「安かろう悪かろう」と言うように、あまりに安いものはできません。
なぜなら、すぐに劣化してひび割れしてしまったり、ゴムが硬化して操作性能が低下してしまうためです。1度交換すると使用状況によっては約6ヶ月~3年間ほど使用できますので、少し高いと感じていても好みの製品を購入しておきましょう。
子供用もあるの?
子供の自転車のグリップ交換に最適なものは、やはり柔らかい製品です。子供の場合、自転車で転倒する場合が多々あり、その際にハンドルの先端で怪我をすることがあります。こういった状況の中、やはり硬い製品ですと大きな怪我に繋がることがあります。転んでも軽い怪我で済むようにするには、少しでも柔らかいものへ交換しましょう。
ゴム製品ですので、各製造メーカーによって製品の成分が異なります。そのため、それぞれの製品は握り心地や質感もすべて異なります。実際に自転車店にて握ってみて、その柔らかさを実感してから子供用の製品を購入しましょう。
自転車のグリップ交換でのトラブルとは?
グリップを換える際、些細なトラブルが起こることがあります。DIYで行う場合ですと起こりやすい現象ですので、その中でも2パターンに絞ってご紹介していきます。これから作業を行う場合には注意しておくべきポイントです。ぜひ参考にしてください。
入らない場合はどうするの?
新しいグリップを購入してDIYで交換する場合、ハンドルに入らないということがあります。ただ、この場合でも簡単に挿入する方法があります。それは製品の差込口へ水を少量入れる方法です。これにより滑りがよくなりますので、入りにくい場合の対策となります。
もしくは、パーツクリーナーというスプレー式のケミカルを使用することでも対応可能です。濡れた製品を回しながらハンドルへ差し込んでみましょう。とても簡単にグリップが差し込めますのでDIYでも簡単な方法です。
ゆるい場合はどうするの?
ゆるくて抜けてしまうという場合、そもそもサイズが合っていません。国産の自転車のハンドルは、一般的な車両であれば22.2ミリという径で統一されています。そのため、海外用のグリップですとサイズが合いません。購入時に自分の自転車のハンドルサイズを測ってみましょう。そして、製品を購入する際には、その数値がマッチしているか確認を行いましょう。
自転車店サイクルベースあさひでの交換費用は?
グリップを換えるのみですと300円ほどで作業してくれます。これに消費税が加わりますが、リーズナブルな工賃です。もちろん、新しい製品代は別途かかりますので合計額はケースバイケースです。お好みのスタイルで愛車のイメージチェンジをしてみましょう。
快適な走りを体感しよう!
自転車に乗る場合、とても重要な役割をするのがグリップです。消耗品ですので「経年で必ず劣化する部品」の1つです。毎日乗っていて、すでにボロボロになっていることもあるでしょう。小さなゴムパーツですが、新しくすることにより全体が引き締まって見えます。乗りやすくなった自転車で安全な走行をして、これからの暖かい季節の中、素敵なひと時をごしてみませんか。
初回公開日:2018年04月10日
記載されている内容は2018年04月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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