ワイパーブレードの交換方法/時期/目安・車種別交換方法
更新日:2024年09月30日
ワイパーブレードの交換方法
ワイパーは、雨の日にしか使用しないものなので雨が降って初めて「あれ?」と気づくことがあります。
この「あれ?」の原因は、夏の暑い日差しでゴムが熱と乾燥からヘタってしまったり、長い間使用したためゴムの劣化が原因でひび割れや溝から裂けてしまったり、そうなったワイパーブレードではワイパーとしての役目を果たせず、フロントウインドウの雨をすっきりと弾けないため視界が確保できず、運転にも支障が出てしまいます。
必要な時に役に立たないことが無いように、日頃のチェックしておきたいワイパーブレードですが、しょっちゅう替えるものでもないので価格や工賃などは実際交換してみないと分からないことだらけです。そこで、ワイパーブレードを交換するにあたり色々調べてみました。
ワイパーブレードの価格相場
ワイパーブレードの価格は車種や形状、効果、サイズなどにもよりまちまちあり、メーカーなどによっても様々な価格設定になっています。ワイパーブレードを交換する時は、自分の乗っているクルマの車種や年式などから決まっているサイズと型番のものを選んで交換するのが一般的です。
ワイパーブレードの平均価格は4000円~6000円程度ですが、中には10000円以上する高価なものもあります。愛車メーカーの純正タイプでも、5000円前後の目安と考えておけば間違いありません。
ワイパーブレード交換目安
◆ワイパー使用の際にフロントウインドウに筋が入り、ウインドウに付いた雨水がスッキリ拭えない。
◆ワイパーの“ビビり”がおこる。ワイパー使用の際にゴムとガラスの擦れる音がしたり、ワイパーがガラスに引っかかるように跳ねて拭き取れない現象です。
◆ワイパー使用直後に、ガラスに水分が付着したままガラスに雨水がにじんでいる場合。
◆ワイパー使用直後に拭われた部分と拭われない部分のムラがある。
◆ワイパーのゴム自体バリバリと乾燥して割れている。
◆ワイパーゴムを抑えるブレード部分に錆や白く粉がふくように色焼けしている。
いつも運転している本人しか気づかないことが多いワイパーブレードの劣化目安になります。こんな状態が1つでもあったら、なるべく早い交換をした方が良いです。このままにしておくと、雨の日に全くワイパーが効かない事態が起こりかねません。
ワイパーブレード交換時期
ワイパーブレードのメーカーが推奨する交換時期は、殆どが1年に1回の交換が良いとされています。車検の時に取り換えればよいのでは、と思っている方も多いと思いますが、1年に1度の交換が推奨されている理由には、1年を通して暑い日差しの真夏での熱による劣化や寒い冬の季節の雪などによるゴムの劣化を考えての判断と言えるでしょう。
ただし、1年に1度の交換を推奨されていますが、環境によっては半年で交換した方が良い場合もあります。オイル交換を半年に一回する時にワイパーブレードも一緒に交換することが目安となり忘れずに交換できるタイミングとも言えます。
ワイパーブレード交換工賃
自分でワイパーブレードを購入して交換することも可能ですが、車のメンテナンスに自信がない方や女性や年配の方など、どうやって交換すればよいか分からない方も多くいらっしゃいます。
そんな場合は、安心して任せられるプロに交換してもらいしましょう。ディーラーで交換することも可能ですし、自動車部品などが販売されている大型カー用品ショップや行きつけのガソリンスタンドでも交換は可能です。
それぞれの工賃は違いますが、ディーラーの場合は一番高く約2000円~3000円の工賃がかかることもあります。その点カー用品店では工賃のみで200円~などと、とってもリーズナブルな料金設定です。
ガソリンスタンドの場合は交換工賃はなんと無料なんて店舗も多く、お得さをアピールしていますが、その分ワイパーブレード自体が一般より割高になっている場合が多いので気を付けましょう。
ワイパーブレード交換の必要性
ワイパーブレードは消耗品です。交換しないでそのままにしておくと、ヘアラインと言われる筋のような細かい傷がガラスについてしまったり、油膜がガラスにこびりつき雨の日の夜などはキラキラしたガラスの油膜で運転が出来ないなんてことも起こります。
ガラスの為にも、安全な運転の為にもワイパーブレードの交換は必要なのです。一度傷がついてしまったガラスは綺麗な状態にするのに時間も費用も掛かることになります。そうなる前の早い時点でのワイパーブレード交換が必要なのです。
車種別ワイパーブレードの交換方法
ここではいくつかの車別のワイパーブレード交換方法をまとめてみましょう。国産車や外国種などでも交換方法は少し違う場合があります。また、同じメーカーでも車種によっては違う場合もあるのです。
エスティマ
エスティマはエアロワイパーと呼ばれる大きなタイプのワイパーが使用されています。ゴムだけの交換は社外での販売が少ないのでブレードごと交換することをお勧めします。
エスティマ交換方法は、
①ワイパーアームに固定されている、ワイパーブレードの留め金を引上げる。
②ワイパーアームのフック部分がブレードに引っかけてある形状なので横にずらしてワイパーブレードを外します。
③新しいものを今の手順の逆の作業で取り付けて完了。
フィット3
2013年からフルモデルチェンジで3代目フィットとなり大きく変わったフェイスラインが特徴的なフィット3です。コンパクトカーと言えば、フィットやヴィッツの名前が挙がるほどの車種と言えます。
フィット3のワイパーブレード交換方法
①ワイパーブレードとワイパーアームが固定されているストッパーをつまみながら、アームの根元方向へずらしてフックを外します。
②新しいワイパーブレードのストッパーを上げ、その部分にアームの先端を入れます。
③アームのフック部分をワイパーブレードに引っかける。
④ワイパーブレードのストッパーをカチッと閉めて完了。
mini(ミニ)
昔のミニに比べて車体も排気量も大きくなって、決して小さいからミニとは言えなくなりましたね。クロスオーバーやクラブマンなどは5枚ドアでアウトドア派にものグレードとなっています。
ミニのワイパーブレード交換方法
①ワイパーアームとワイパーブレードの接点にあるフックの舌の爪を抑える。
②抑えたまま古いワイパーブレードをワイパーアームの根元側へずらす。
③ずらして取れる場合もありますが、知恵の輪状に引っかけてあるタイプもあるのでワイパブレードを何度かずらすことで外れます。
④新しいワイパーブレードにワイパーアームのフックを掛け、はめることで完了。
ノア
ヤングファミリーカーとしてが高いミニバンの中でも上位車種として名前が挙がるトヨタのノアです。この夏にマイナーチェンジされ一層のある車となりました。
ノアのワイパーブレード交換方法
①ワイパーアームとワイパーブレードの接点付近にあるレバーを押す。
②レバーを押した状態のままワイパーアーム根元方向へワイパーブレードを押すと、ワイパーアームの先のフックが外れます。
③新しいワイパーアームを外した時と逆の手順で、アームのフックを引っかけてカチッとはめることで完了。
オデッセイ
1994年に発売されたオデッセイも現行モデルで5代目となる長寿車種になりました。発売当初はミニバンのはしりとも言われ、乗り降りし易いことや大きすぎず小さすぎない車体の大きさなどに老若男女から大車種になりました。現在ではハイブリッドも加わりホンダを代表する1車種といっても良いほどでしょう。
オデッセイのワイパーブレード交換方法
①オデッセイも他の国産と同じようにワイパーアームとワイパーブレードのストッパーを押しながらずらすことでワイパーブレードを外します。
②新しいワイパーブレードを逆の手順でワイパーアームのフックに引っかけ、カチッとなるまではめて完了となります。
ここで、オデッセイのワイパーブレードを交換する際の注意があります。オデッセイのワイパーアームは一般的な国産車などの9×3のサイズと違い12×4というサイズになります。ちゃんと適合車種に合うワイパーブレードを使用しないと付けれない場合もあるので気を付けましょう。
CX5
新しく生まれ変わったマツダを代表するCX5は滑らかな走りとパワフルな走行性能が魅力的な車で、一度乗ると虜になると言われているほどです。匠塗装のお陰ともいえるビカビカ光ったボディもがあります。
CX5のワイパーブレード交換方法
①古いわばーブレードの外し方は、ブレードをずらすことで簡単に取り外すことが出来ます。
②新しいワイパーブレードの蓋を開け、ワイパーアームを奥まで挿入し蓋を閉めれば完了です。
BMW E90
BMWのスモールラグジュアリーカーとしての3シリーズの5代目に当たるE90は、3シリーズとは思えないボディサイズを持ち、BMW独特のフロントマスクであるライトも切れ長のイメージになったE90です。
E90のワイパーブレード交換方法
①ワイパーカバーのつまみを指で押しながらワイパーブレードのカバーを外します。
②ワイパアームを立てた状態でフロントガラス側にワイパーブレードをずらすと外すことが出来ます。
③新しいワイパーブレードの中心部分の穴にワイパーアームの棒状の部分を入れ、ワイパーカバーを装着することで完了。
BMW E46
BMWの3シリーズでもとてもがあり、今でも愛好者が多いE46です。前代の3代目の四角張ったフロントライトを本来のBMWの丸目が生き返りつつある波打ったライトデザインにBMWのを再浮上させる要因にもなりました。
E46のワイパーブレード交換方法
①ワイパーアームを立てた状態で、ブレードを固定しているフックのロックをウインドウガラス方面に持ち上げて解除します。
②解除するとアームのフック部分の固定が外れワイパーブレードに引っかけてあるワイパーアームのフックを斜め並行に並ぶようにずらして外すことが出来ます。
③新しいワイパーブレードのカバーを開け、ワイパーアームの先端をはめ込み牟田を占めることで完了。
ワイパーブレードの交換は簡単
ワイパーブレードの交換が簡単なことはお分かりいただけたでしょうか。 「これなら自分で出来るかも」と思っていただけたら嬉しいです。
一般的なワイパーブレードの交換はワイパーアームとの固定金具をはめるだけの作業なので、慣れている方なら5分、慣れていない方でも15分程度あれば楽に交換出来てしまいます。
必要に迫られないと、なかなか交換することがないワイパーブレードですが、6ヵ月もしくは1年周期で交換しましょう。大型のショッピングモールのカー用品売り場などでもワイパーブレードは購入できます。ちゃんと適合できるかどうかの適合本も備えてあるので、是非、次のお休みあたりに交換してみてはいかがでしょう。
初回公開日:2017年09月25日
記載されている内容は2017年09月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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