Search

検索したいワードを入力してください

兼用できるチャイルドシートとジュニアシート・それぞれの違い

更新日:2024年06月20日

子どもとのドライブに欠かせないチャイルドシートには、ベビーシートやジュニアシートなどの種類があり、子どもの成長に応じて使い分ける必要があります。ここではチャイルドシートやジュニアシートの違いや切り替え時期、チャイルドシートをご紹介します

兼用できるチャイルドシートとジュニアシート・それぞれの違い

チャイルドシートとジュニアシートって何が違うの?

一般的にチャイルドシートと呼ばれているのは、乳幼児がつける「ベビーシート」、幼児がつける「チャイルドシート」、学童がつける「ジュニアシート」の総称です。では、それらのチャイルドシートをどのように使い分ければ良いのでしょうか。

ベビーシート

チャイルドシートのなかでも、新生児~1歳前後までの乳児を対象としたものをベビーシートと呼びます。後ろ向きに取り付けることが特徴で、赤ちゃんの柔らかい頭や身体を、事故の衝撃からしっかりと守れる構造になっています。

チャイルドシート

1歳~4歳ごろの幼児を対象にしているのがチャイルドシートです。5点式のハーネスで身体を固定することで、万一の事故から子どもを守ってくれます。前向きに取り付けられるようになるので、運転席から子どもの様子を見られるようになり安心です。

ジュニアシート

3~4歳の学童を対象にしているのがジュニアシートです。ベビーシート・チャイルドシートと違い、車のシートベルトを使うための補助イスのように使用することが特徴です。ジュニアシートには、背もたれがあるものと座面だけのものがあるので、子どもの体格に合わせて選ぶと良いでしょう。

兼用できるチャイルドシートとジュニアシート

3つのシートを、子どもの成長ごとに買い替えるのは大変です。メーカーによっては、チャイルドシートとジュニアシートを兼用で使用できるものが販売されていますので、ものをいくつかご紹介します。

コンビ マルゴット

こちらのチャイルドシートは、新生児~7歳頃まで使用できます。これ一台で着用義務期間をカバーできるので、買い替える必要がありません。13段階に調節できるヘッドレストで、子どもの頭をしっかりと支えてくれます。

新生児誕生の為、今回この商品を購入しました。ポイントとしては末長く使用出来るという点と価格に魅力を感じ購入しました。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3JT03H7NH35... |

アップリカ エアグルーヴ

こちらのチャイルドシートは、1歳頃~11歳頃まで使用できます。シートベルトの位置を変えられたり、背もたれも取り外しが可能であったりと、体形に合わせて細かく調節できます。子どもが寝てしまっても頭がグラグラしにくいところもです。

軽くて取り付けも簡単にできて扱いやすいです。女性でも簡単に持ち上げことができます。
1歳の子供に使用してますが、安定感がありがっしりしてます。
カップホルダーもあるので便利ですよ。
値段も手頃なので1歳以上の子供には最適じゃないかなと思いました。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3DDPCK8X339... |

法律でのチャイルドシート・ジュニアシートの使用義務は?

道路交通法では、6歳未満の子どもにはチャイルドシートやジュニアシートを着用するよう義務付けられています。しかし、子どもの体形によっては6歳以上でもジュニアシートを使用するほうが良い場合があります。

車のシートベルトは、身長140cm前後以上の体形に合わせて作られていますので、小柄な子どもの場合、シートベルトの効果が十分に発揮できない可能性があります。身長140cmは10~11歳の子どもの平均身長と言われていますので、着用義務期間は過ぎていても身長が140cm以上になるまではジュニアシートを使用したほうが良いとされています。

ベビーシートからチャイルドシート、チャイルドシートからジュニアシートへの移行についての法律上の決まりはありません。既定の体重と、子どもの様子を見ながら移行していくと良いでしょう。

チャイルドシートとベビーシートの切り替えっていつ?

ベビーシートからチャイルドシート、チャイルドシートからジュニアシートの切り替えのタイミングがわからず、困ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ベビーシートからチャイルドシート

ベビーシートからチャイルドシートへの切り替えの目安のひとつが、取り扱い説明書に記載されている体重になったタイミングです。チャイルドシートは基本的に、子どもの月齢ではなく体重を基準に考えます。メーカーによって多少の違いはありますが、9kgになったころから前向きのチャイルドシートとして使えるものが多いです。

しかしチャイルドシートは、後ろ向きに設置しているほうが子どもの身体に負担が少なく安全と言われています。9kgを超えていても、子どもが嫌がったり窮屈そうでなければ、後ろ向きのベビーシートの状態で長く使うのも良いでしょう。

チャイルドシートからジュニアシート

チャイルドシートからジュニアシートへの切り替えも、説明書に記載の体重になったタイミングがひとつの目安になります。体重が15kg以上になるとジュニアシートにできる場合が多いです。

また、ジュニアシートはしっかりとホールドされるチャイルドシートとは違い、子どもの意思でシートベルトから抜け出すことができてしまいます。子どもが大人しく座っていられるかも、ジュニアシートへの切り替えの判断基準のひとつと言えます。

のチャイルドシート・ジュニアシートの特徴は?

のチャイルドシートやジュニアシートに共通するのは、安全性が高いという点です。また、近年ではISOFIX適応のチャイルドシートがになっています。ISOFIXとは、シートベルトを使わずにチャイルドシートを取り付ける新しい方法です。

車とチャイルドシートをコネクタで接合するので、シートベルトで取り付けるものよりも簡単に取り付けることができます。取り付けにあたってのミスが少ないので女性でも作業しやすく、使用しているうちにシートベルトが緩くなってチャイルドシートがぐらぐらすることもないので安心して使用できます。

2012年7月以降に発売された新車はISOFIX適応になっています。それ以前の車の場合は購入前に確認が必要です。

チャイルドシートやジュニアシートの設置位置は?

チャイルドシートやジュニアシートの設置位置に対する法律上の規則はありませんので、保護者の好きな位置に設置することができます。しかし、子どもの安全を考えるのであれば設置位置はしっかりと考慮する必要があります。

チャイルドシートやジュニアシートの設置に一番なのは後部座席です。後部座席は車の中央に位置するため、前方・後方どちらからの事故の場合でも衝撃を緩和してくれる効果があります。3列シートの場合でも考え方は同じで、2列目のシートが中央に位置するためより安全と言えます。

助手席に設置してもいい?

助手席にチャイルドシートやジュニアシートを取り付けることは、安全上の理由でできません。まずはエアバッグの問題です。命を守るために存在するエアバッグですが、子どもにとっては衝撃が強すぎるため、逆に危険になることがあります。また、助手席の子どもに気を取られ、思わぬ事故に発展する場合もあります。

子どもの様子がわかる安心感から、チャイルドシートやジュニアシートを助手席に取り付けたいと考える方は多いですが、メリット以上にリスクが高いです。やむを得ない場合を除いては避けたほうが良いでしょう。

助手席にチャイルドシートを設置する際には、エアバッグの衝撃を少しでも減らすため、助手席のシートを一番後ろまで下げます。エアバッグの作動を一時的に止める方法がないか、ディーラーに確認するのも良いでしょう。

チャイルドシート・ジュニアシートの安全性って大丈夫?

大切な子どもの命を預けるチャイルドシートですが、本当に安全なのか心配されている方も多いのではないでしょうか。

現在、日本で販売されているチャイルドシートやジュニアシートには、「安全基準マーク」が表示されています。これは国土交通省の安全基準をクリアしたチャイルドシートである証なので、このマークが表示されているものであれば安心です。通販で購入する場合や、あまりにも安価な製品は、安全基準マークの有無を必ず確認してから購入しましょう。

チャイルドシートやジュニアシートの安産性については、メーカー側も拘っている場合が多く、独自の技術や安全基準を持っている会社も多いです。チャイルドシートを購入する場合には各社を比較して、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

必要性を理解して、正しく使用して

チャイルドシートやジュニアシートの着用は法律で義務付けられていますが、「義務だから着用する」のではなく、「着用することが大切だから義務になっている」ということを認識することが大切です。そして、チャイルドシートの指定体重や使い方などにも、それぞれ理由があります。

その理由をしっかりと理解することが、チャイルドシートをより効果的に使用することにつながります。チャイルドシートを正しく使って、大切なお子さんを守ってあげましょう。

初回公開日:2017年11月30日

記載されている内容は2017年11月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related