タイヤの溝の測り方・車検で確認されるのか・ゲージの見方
更新日：2024年08月07日
タイヤの溝の測り方とは
今回は「タイヤの溝の測り方」や車検で確認されて、「車検に通らなくなる溝」などをわかりやすくご紹介して行きます。他にも、タイヤの溝を測る際に必要な製品などの紹介や、測り方なども具体的に紹介していくので、あなたのタイヤの溝を確認して危険性が無いかを確認して行きましょう。
そして、タイヤの溝は一体どのくらいあると安全なのか、新品タイヤの溝なども詳しくご紹介して行きます。
エーモン タイヤ摩耗計
最初にご紹介する大切な製品がこの「タイヤの磨耗計」です。このタイヤゲージと呼ばれる製品があれば、すぐにタイヤの溝を正確に測ることができますので、あなたの車のタイヤがどのくらいの溝なのかを瞬時に確認することが可能です。
このタイヤゲージは、タイヤの中央に垂直に立てて使用することで簡単にタイヤの溝の残溝を測ることができる優れた製品となっております。
手軽にタイヤの溝を測れる製品で、一つ用意しておけばあなたの車のタイヤの溝を瞬時に測れるので、ぜひ一つ用意しておきましょう。
やはりこれが有るのと無いのでは全然違うということが今更ながら分かりました。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%8... |
安全運転を心がける人には必携でしょう。
測り方について
タイヤ摩耗計の使い方はいたって簡単で、タイヤ磨耗計をタイヤに垂直に当てるのみの操作で完了です。上記の画像のようにタイヤの溝に当てて使用し「青色から黄色、赤色」のように溝の深さによって変化します。
そして、タイヤゲージを利用して測った際に「青色であれば安全」「黄色であれば注意」「赤色であれば危険」のようにわかりやすく表示されていますので、女性の方でも1分ほどの時間で正確に測ることが可能です。
左側の項目には「タイヤの溝の車検基準が書かれている」ので、車検を受ける前の方ならとても役に立つ表示とも言えます。
車検でタイヤの溝は確認されるのか
車検でタイヤをあまり気にしない方もおられるでしょう。しかし、車検にてタイヤの溝の基準がありますので、先ほどにご紹介したタイヤゲージで「危険と表示されている」タイヤは車検に通らない可能性が高くあります。
ですので、車検前にもタイヤゲージなどを利用してタイヤの溝を確認しておけば、車検時に焦ることなく車検に挑むことができます。
車検に規定がある
具体的に車検の際のタイヤの基準は「スリップサインの出た残り溝1.6mm以下」のタイヤは車検に合格することはできません。スリップサインという上記の画像に出ている縦の線がスリップサインであり、このスリップサインがタイヤの表面と同じ高さになっている場合は、雨の日などの走行がとても危険なものとなります。
タイヤの溝は、水分を通す溝でありこの溝がすくなると排水できなくなり、グリップ力が激減します。
主にブレーキが効きにくいことや、曲がりにくいことなどが多くあり、災厄の場合はスリップする危険性もありますので、もしスリップサインが出ている場合は早急にタイヤを交換しましょう。
タイヤの溝のゲージの見方
次にご紹介していくのは「タイヤに溝のゲージ見方について」詳しく触れていこます。タイヤゲージをタイヤの溝に垂直に立てた時に、目盛りがありまして、その目盛りが示す位置が残溝となります。
そして、このタイヤゲージの目盛りの0の位置が「安全、注意、危険」を判断できる見方の基準です。あくまで、タイヤの溝の深さを測定するものでありますので、タイヤの安全性があるというわけではありません。
タイヤの状態にも、ひび割れやタイヤの硬化などもありますので、これらの要因があるとタイヤが滑りやすくなることもありますので注意しましょう。
新品のタイヤの溝
次にみなさんの中で「新品のタイヤの溝はどのくらいあるんだろう」と感じる方もおられるでしょう。新品タイヤは初期の溝で「おおよそ8mm程度」あり、タイヤメーカーによってタイヤの減り具合が違ったりしますし、タイヤの表面が硬いものはタイヤが減りにくかったり、タイヤの表面が柔らかいものはタイヤが減りやすいという特徴もありますので、参考にしてみてください。
ちなみに、新品タイヤが8mm程度でスリップサインが1.6mmですので驚いた方もおられるでしょう。「新品でも8mmしかないの」と感じた方も居るでしょう。
しかしこれには大きな理由があり、あまりにも溝が深くなるとタイヤのバランスや燃費などに大きく影響するために、この溝の深さが適切だとタイヤメーカーが導き出した結果と言われております。
タイヤの溝はどのくらいで交換するべきか
次に「タイヤの溝の測り方はわかったし、溝の残溝もわかったけども、どのくらいの溝でタイヤを交換すべき」なのかをご紹介して行きましょう。タイヤの溝は走行することによって少しずつ磨耗して行きますが、近年のタイヤは「低燃費と減りにくいタイヤ」を重視したコストパフォーマンスに優れたタイヤになっております。
なので、昔のタイヤよりは燃費も良くなり、タイヤは減りにくくなったために、ある程度溝が減っていても長く走行することもできますので、車検に合格できない1.6mmの手前までは使用することもできるとタイヤメーカーは推奨していたりします。
しかし、実際は大きな分岐点と呼ばれる「3mmと5mm」のタイヤの交換時期のおすすめな期間がありますので、この溝の基準について詳しくご紹介して行きましょう。
3mm
タイヤの溝が3mm以下になっていると「整備工場やガソリンスタンド」などの販売店にておすすめされることもありますし、おすすめされた方もおられるでしょう。実際に3mm以下の溝のタイヤであればタイヤの交換時期であると判断した方が良いと言われております。
理由は、保安基準が1.6mmと基準が設けられておりますが、実際に3mmまで溝が磨耗すると雨の日の走行に影響が出てくる恐れがあるからであり、急な「ブレーキやハンドル操作が必要な場合」にスリップする危険性が高まってきます。
これをハイドロプレーニング現象と言い、雨の日などの路面で水が溜まった場所にタイヤを乗り入れると、タイヤの排水性能が上回らずにコントロールが効かなくなる現象です。
これが高速道路であった場合などは、重大な事故につながる可能性が高いので「タイヤ交換時期は3mm」程度と覚えておきましょう。
5mm
タイヤの溝が5mm程度に減った場合は、新品のタイヤに比べてブレーキが効きにくくなったりする現象が出やすくなります。これは大きな問題とも言えて、ブレーキが効きにくいのは「止まるまでの距離が長い」ことにもつながりますので、もし急ブレーキが必要な状況になった場合に、危険性が高まるので注意したシュチュエーションとも言えます。
これは雨の日の走行での危険性でありますので、普通の乾いた路面であればこの問題はなく通常運転が可能です。ですので、タイヤの溝が減り5mm程度であれば危険性は少ないと言えますので、雨の日に実際に走行をして「ブレーキが効きにくかったり、ハンドル操作をしても曲がりにくいと」感じた方は、タイヤを交換する時期だと感じていただけたらよいでしょう。
タイヤの溝がひび割れしている場合
タイヤの表面や溝にひび割れがあるタイヤを見つけてしまった方もおられるでしょう。このタイヤの経年劣化が要因であり、このひび割れを起こしたタイヤは一つ危険性がありますのでこの点について詳しくご紹介して行きます。
もし、中古車を購入する際に注意したい点とも言えて、タイヤにひび割れがある場合は「バーストする危険性や破裂する危険性」もありますので注意したい点です。
それでは、なぜこのように「バーストしたり、破裂したり」する可能性があるのかについて詳しく触れて行きますので、一緒に見て行きましょう。
タイヤ内部に水分が入り込む可能性がある
タイヤにひび割れがあると、このひび割れの部分からあらゆる要因によって「水分が侵入する」ことが多くあります。なぜ「タイヤの内部に水分が入ると危険なのか」と疑問に感じる方もおられるでしょう。
タイヤの内部に水分が侵入すると、タイヤのサイドウォールという部分のワイヤーにサビを発生させる危険性があり、このワイヤーはタイヤの形状を維持する役目を果たしているために、もしこのワイヤーがサビによって裁断してしまった場合に「バーストや破裂」を起こす可能性があります。
タイヤの溝は見た目で判断できるので、まだ安心できるのですがタイヤの内部は実際に見ることができないために、ひび割れの方をよく観察することもおすすめします。
タイヤの溝がない場合
タイヤに溝がない場合に起こる現象などを次は詳しく触れて行きます。実際、タイヤに溝が無いタイヤは法律上で禁止されていますので、走行はできませんがこのようなことも知らずに走行している方もおられるでしょう。
タイヤに溝が無い状態で走行した場合に、どんな現象が起こるのかについて詳しくご紹介して行きます。
スリップする危険性が格段に高まる
タイヤの溝が無い場合は「ウェット路面」での排水ができないために、雨の日の走行がとても危険になります。ブレーキやハンドル操作に大きく影響が出るために、通常の走行をしていてもスリップしてしまうことが多くあります。
ですので、溝のないタイヤで走行することはあまりにも危険性の高いことだと覚えておきましょう。
ちなみに、スタッドレスタイヤにも三角のような目印が刻印されており、スリップサインとなる「雪道でのグリップが確保できる限界」の目印がありますので、こちらも覚えておきましょう。
スタッドレスタイヤであれば、溝が無いとスタッグしたりして走行できないことになるので、まだ安全ですが、ノーマルタイヤは溝が無くても走行できるので、危険性がとても高い傾向にあります。
タイヤの溝を測って安全に走行しよう
今回は「タイヤの溝の測り方や車検に適合する溝の深さ」について詳しくご紹介してきましたが、溝を測るのはいたって簡単なことで専用のタイヤゲージを使用することで、女性であっても簡単に溝を測ることができます。
そして、日々タイヤに溝を測るようにしておけば、よりタイヤの溝がこのくらい減ったら、このぐらい影響が出ると認識できるので、よりタイヤに交換時期を見定めることができるようにもなります。
タイヤは車とって大変重要な製品の一つでありますので、タイヤの溝を常に把握しておくことで、より安全なドライビングを実現でき、安心して走行することができますので、タイヤゲージを利用してタイヤの溝を今すぐに確認してみましょう。
初回公開日：2017年12月27日
記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。