タイヤの窒素ガスの補充期間と料金・メリットとデメリット
更新日：2024年08月18日
タイヤの窒素ガス
今回は、タイヤの窒素ガスについてそれぞれ項目をわけてご紹介していきます。車に詳しい人なら窒素ガスをご存知でしょう。ですが、ほとんどの方が窒素ガスをタイヤに入れるというのを知りません。では、実際に車のタイヤに窒素ガスを入れるとどうなるのでしょう。
項目毎に、窒素ガスについてまとめていきます。この記事を読んで頂き、興味を持たれましたら実際に窒素ガスを入れてみても良いでしょう。それでは行ってみましょう。
車のタイヤに窒素ガスを入れたときの効果
車のタイヤに窒素ガスを入れたときの効果をご紹介します。まずは「空気が減りにくい」と言われています。次に空気が減りにくいと何に繋がるのかを説明します。空気圧が著しく低下している状態での走行はタイヤがバーストしてしまう危険性がとても高くなります。空気圧の低下を窒素ガスで補うことができます。
空気圧が低下してしまうと、地面との抵抗が大きくなりハンドル操作が重く感じるようになります。窒素ガスはタイヤ内圧の変化を起こしにくくするため、走行性能低下の防止に繋がる大きな役割をします。
静か
窒素ガスを入れて走行した時の音はどうなのか。音に関しては、空気を入れた状態のタイヤと大きくは変わりません。地面の上を早いスピードで走行しているときの、抵抗でどうしても音は出てしまいます。なので、よく聞く窒素ガスを入れると静かになるというのは、感覚の問題なので、大きくは変わりません。
タイヤに窒素ガスと空気は混ぜても問題ないのか
タイヤに窒素ガスと空気は混ぜても問題ないのかをご紹介します。結論から言いますと、問題ありません。
空気中にも窒素が含まれているためタイヤ内部で窒素ガスと空気が混合しても化学反応は起きません。そこで問題となるのが、空気圧が低下してきたときに空気を入れると、始めにタイヤ内部を窒素ガス100%にしたのに、空気を入れてしまうと窒素ガス%が低下します。
空気を補充しても問題はないのですが、空気を入れれば入れるほど、窒素ガス濃度が下がりますので、走行性能低下は窒素ガス100%と比べて早くなります。緊急時に空気を入れても問題はないのですが、窒素ガス100%にしたい場合に一度タイヤ内の空気を全部抜かないといけなくなり、手間も掛かってしまいます。
タイヤの窒素ガスの補充期間
タイヤの窒素ガスの補充期間をご紹介します。今までご自身でガソリンスタンドや、カーショップなどで空気圧をチェックされている事でしょう。2～3ヶ月に1度補充をするとしたら、窒素ガスを入れることでプラス1ヵ月足した、4ヵ月に1度の補充が目安になります。
空気圧チェックは今までと同じく、2～3ヵ月で行えば安心して運転する事ができます。窒素ガスを入れたからと言って、空気圧チェックを疎かにしてはいけません。空気圧が減ってしまった状態で走行してしまうと、燃費に大きく影響し、余計にお金が掛かって来てしまいます。
タイヤの窒素ガスの補充にかかる料金
タイヤの窒素ガスの補充にかかる料金をご紹介します。窒素ガスはタイヤ1本あたり500円程で補充する事ができますので、車1台分だと2000円程です。もちろん、空気を入れるならお金は掛からないで済みますが、窒素ガスに比べると空気圧の低下は断然早いです。
空気圧の低下だけではなく、走行性能向上の役割も果たすので、燃費が良い状態を保てるという事もあります。空気圧が低下してしまうと、地面に対して抵抗が大きくなってしまい、タイヤの転がる力にブレーキを掛けてしまう現象が起こります。
そうなると、結果的に燃費は悪くなる一方で、余計にガソリン代など掛かって来てしまいます。空気圧低下を起こしにくいのが窒素ガスです。結果的には、車の乗り方も大きく関係してきますが、乗り方次第では良くなる事でしょう。
タイヤへの窒素ガスのメリット・デメリット
タイヤへの窒素ガスのメリット・デメリットをご紹介します。まず始めにメリットは、上で書いた走行性能向上の他に、乗り心地が良くなる、タイヤのバースト時に燃えないなど、多くのメリットがあります。窒素ガスのメリット部分の性能」は街中の公道より、高速道路の方が感じられるでしょう。
次にデメリットです。一番感じられるのは、窒素ガスを入れることによるコストでしょう。空気中には80%の窒素が含まれており、残りの20%を埋めるために1台分窒素を入れます。タイヤ内部比率窒素ガス80%、酸素20%の部分のこの20%を窒素ガスに変えるのに掛かるお金が車1台分で約2000円です。
タイヤの窒素ガスの空気圧のかけ方
タイヤの窒素ガスの空気圧のかけ方をご紹介します。窒素ガスの空気圧の掛け方は、通常の空気圧の掛け方と同じです。窒素ガスを入れられる方は、カーショップやガソリンスタンドで作業依頼される方が多いでしょう。
店頭スタッフにお願いすれば全部やってもらえるので問題はありません。窒素ガスだからと言っても、特別な方法は行いません。
タイヤの窒素ガスの点検方法
タイヤの窒素ガスの点検方法をご紹介します。車の空気圧チェックは圧力計が付いたエアーホースから空気を送り出し、そこから圧力のチェックを行います。ですが、窒素ガスの設備の無いお店だと断られる場合もあります。
その理由として、チェック時に多少の空気が抜けてしまうので、抜けた分の窒素ガスを補充できないと、クレームに繋がってしまう可能性もあるためです。窒素ガスの点検をする時は、始めに窒素ガスを入れてもらったお店でしてもらう方が良いでしょう。
タイヤの窒素ガスはパンクしにくいのか
タイヤの窒素ガスはパンクしにくいのかについてご紹介します。
タイヤに窒素ガスを入れることによって、タイヤ内圧の変化を起こしにくくしているため、普通の空気を入れているよりかは空気圧の乱れによるパンクは起こりにくくなります。そして何より、窒素ガスの分子は大きく、タイヤのゴムの隙間から空気が抜けにくく、タイヤ内の空気の減る速さが普通の空気よりも遅いことがとても大きいです。
タイヤの窒素ガスの交換方法
タイヤの窒素ガスの交換方法をご紹介します。基本的には、空気圧が減るまでは補充交換をしなくても大丈夫です。しかし空気圧が減ってきている場合には、窒素ガスを取り扱っている店舗で補充交換をします。ガソリンスタンドでも、窒素ガスの設備があるところもありますが、全店あるというわけでもありません。
上の方で普通の空気を入れても大丈夫と言いましたが、仮にここで空気を入れてしまった場合、窒素ガス100%にするためには、一度タイヤ内部の空気を全部抜かないといけないという、手間が掛かります。空気と窒素ガスは混ぜても問題はありませんが、100%にしたい時の作業が少し大変になるというデメリットもあります。
窒素ガス100%にしたい方は、空気圧が減ってきた時には必ず、始めに窒素ガスを入れてもらった店舗に行くのが早いでしょう。
空気圧チェックをしっかりと！
今回は、窒素ガスについて細かくまとめてみました。窒素ガスによるメリット・デメリットをしっかりと把握することによって、車の燃費向上やパンクの危険性を抑えるなど、毎日運転する車の事なので、今まで以上の配慮も欲しい所です。この記事を読まれる前は、窒素ガスについて知らなかった方も居るでしょう。
目に見えるものでは無いので、効果が分からず窒素ガスを入れないでいた。という方も居る事でしょう。しかし、項目毎に紹介した事を知った上で、今まで分からなかった窒素ガスについて細かく知ることができ、興味を持たれた方も居る事でしょう。
普通の空気を入れていた今までとは違い、維持をするのにもお金が掛かってしまいます。しかし、走行性向上は運転手にとって、とても大事なことです。この記事を読まれた方全員がより良いカーライフを送ってください。
初回公開日：2018年03月30日
記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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