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追加メーターのメーカー・取り付け方法・種類一覧

更新日:2024年09月11日

車のコンディションを見るためにはメーター類は欠かせません。しかし近年の車にはメーター類がほとんどついていないことが多くなりました。そこで追加メーターを今回はご紹介していきます。追加メーターには様々な種類があり、何から選んでいいかわからない方は必見です。

追加メーターのメーカー・取り付け方法・種類一覧

追加メーターのメーカー

車に追加メーターが並んでいると、なんだか速い車に見えてきます。ブースト計が付いていれば過給圧の状態を見ながらアクセル調整できるので燃費向上にも一役かいます。

その中でおススメの追加メーターは手軽に取り付けられるPivotやDefiのメーターでしょう。国産品で精度や作りがしっかりしています。安い物でしたら台湾製のオートゲージがお勧めです。センサーは日本製を使っているので精度もあります。

追加メーターの取り付け方法

追加メーターは何を測定するかでセンサーを取り付ける方法が変わってきます。一番簡単な取り付けは、ODB2のコネクターに接続する方法です。ODB2は故障診断コネクターで2010年前後にフルモデルチェンジしている車種であれば、ほぼすべてのデータを取り込むことができます。

取り込めるデータとしては、車速、回転数、水温、アクセル開度、吸気圧、吸気温度、バッテリー電圧です。しかし油温の油圧は直接センサーを取り付ける必要があります。

ODB2対応ではない機種は、センサーをそれぞれの場所に取り付けて車内のメーターまで配線をする必要があります。

追加メーター

追加メーターは一昔前とは格段に進歩し、今は取り付けも個人レベルでできるものや既存のカーナビやスマホにまで表示させることができるものまで登場してきました。デジタル表示させたり、メーターをダッシュボードに埋め込むことですっきりさせるものなど多様です。

デジタル

デジタル表示させる追加メーターは視認性も良いでしょう。例えば電圧計であれば今のバッテリー電圧が瞬時に見て取れるので便利です。しかし常に数値の動きに幅がある吸気圧はめまぐるしく数字が動くので、デジタル表示には不向きと感じる人も多いです。

デジタル式の追加メーターは、電圧計、水温計、油温計がよいでしょう。特に水温計は水温表示がランプのみの車種がほとんどなので、デジタル式の水温計を付ける事で車のコンディションが瞬時に把握でき、故障を未然に察知できます。

時計

最近の車には時計が付いていなことが多くなりました。カーナビに表示されているせいもありますが、あと何分で到着できるなどの情報はアナログ式の時計のほうが読み取りやすいでしょう。

そこで時計は貼り付けするタイプなどをカー用品店で売られていますから、好みにあわせて設置することができます。写真のような時計と温度計、湿度計がセットになった物もあり、しかも配線不要で何処にでも取りつけられるのでドレスアップにも最適です。

埋め込み型など

埋め込み型の追加メーターは、それなりの加工技術と知識が必要になります。もっとも多い埋め込み場所はグローブボックスでしょう。

グローブボックスに穴をあけてメーターを取り付けますが、運転席からは見ずらいという難点があります。その他には、丸型のエアコン吹き出し口でしたら、そこに追加メーターを取り付ける方法もあります。

写真のようなサンバイザーにデジタル式の追加メーターを取り付ける方法は、斬新でよいですが、サンバイザーをメーターを取り付けても落ちないように工夫したりメーターはタブレット端末で表示させるなどコストもかかります。

追加メーターの種類一覧

追加メーターには車からの情報をドライバーに知らせるものが主流ですが、そのほかにも時計や車内温度や湿度を表示するものもあります。

水温計

水温計は、現代の水冷式エンジンには欠かせない計器の一つです。最近の車は、温度計表示がランプに変更されている事が多く、今のエンジンの水温がどのくらいなのか把握できません。そこで追加メーターで水温計を付ければ、エンジンのコンディションがわかります。

暑い夏などで、渋滞時にエアコンを効かせているとエンジン水温が上がってきます。そんな時に水温計があればオーバーヒートの予兆をとらえることができ、適切に対処することができます。

電圧計

電圧計は、バッテリーへの充電状況を見るのに非常に都合の良いアイテムです。バッテリーへの充電は通常14Vから15Vですから、それより下回っていたり上回っているとオルタネーターの不調と考えられます。

このようにオルタネーターからの充電状況も追加メーターとして電圧計を設置すれば一目でわかるようになります。この他にもエアコンを入れたりオーディオを入れた時のバッテリーへの負荷具合も見る事もでき、バッテリーへの負荷を和らげる電装系の操作をすることができます。

ブースト計

ブースト計はターボ車に取り付ける追加メーターです。純正でも昔のターボ車には装着されていた車種もありますが、最近のダウンサイジングターボエンジンには装着されていません。

ターボ車は排気ガスの力を利用して圧縮空気をエンジンにより多く取りこむことで大きなパワーが出せるエンジンですが、その圧縮空気の量を見るのがブースト計です。

ガソリン車はターボが効く前は負圧から正圧(0)の間ですが、ターボが効くと0より上に針が上がっていきます。この時にターボが過給している事を意味しますが、ターボシステムに異常があればその動きが通常より異常な数値を示すので、大きな故障を未然に防ぐこともできます。

この他にブースト計を見ながら正圧の状態をなるべく維持しないようにして走る事で燃費向上に繋がります。

ディーゼル車の場合は、負圧が機構上発生しないのでブースト計は0から上の動きとなります。

油温計

油温計は、エンジン適正温度の水温で80℃を示す時には、それより10℃高い90℃を示します。実際には誤差もありますが80℃から100℃の間でしたら問題ありません。このように追加メーターで油温計を付ければ、エンジンに最適な油温管理ができます。もし130℃近辺を差すようでしたら、オイルクーラーが必要になります。

このようにエンジンオイルとエンジンの管理ができるのも油温計の良い所です。しかし油温計は、センサーをオイルラインに取り付ける必要があるので、取り付けには知識と技術が必要になります。

油圧計

エンジンは車の心臓部であり、エンジンオイルはエンジンの血液です。エンジンオイルの状態を探るには追加メーターで油圧計を取り付けると良いでしょう。

しかし正しい位置にセンサーを取り付けなければ正確な油圧を表示しません。信頼できる整備工場で取り付ける必要があります。

レーシングカーではタコメーターの次に重要なのが油圧計です。このことから油圧計がいかに重要かわかるでしょう。

排気温度計

排気温度計は、エンジンから排出される排気温度を測定して適切な燃料の混合比で燃焼されているかを見る温度計です。

この追加メーターは、おもにチューニングカーにおいてECUのセッティングを行うときに重宝します。エンジンの仕様変更をしたときに適切な燃料噴射や点火時期タイミングを見るのに欠かせないメーターでしょう。

ターボ車ならエキマニのタービンよりエンジンに近い位置、NA車ならエキマニの集合部というのが一般的なセンサー取り付けポイントです。

取り付けには信頼置けるチューニングショップにお願いしましょう。豊富なデータがありこだわりの取り付け位置やセッティング方法があるので、車をより快適にチューニングしてもらえます。

回転計

タコメーター(回転計)が付いていない車には、追加メーターとして回転計を付けるとエンジンの状態が把握できたり、むやみに高回転まで回すことなくエコな走りにもなります。

タコメーターには機械式と電子式とがありますが、現在主流は電子式となっています。電子式であればOBD2からも接続することができるので、お手軽に設置が可能です。

スピードメーター

車のスピードメーターは、アナログ式で視認性としては意外に見ずらいことがあります。最近の車には、マルチインフォメーションディスプレイにデジタルでスピード表示される車種もありますが、まだまだ台数は少ないでしょう。

そこでデジタルスピードメーターを追加メーターで取り付ければ視認性もよく瞬時に現在のスピードがわかるので安全性も向上するでしょう。特にヘッドアップディスプレイの追加メーターであれば視線をそのままにフロントガラスにスピード表示されるので便利です。

obdなど

ODBとは、車の自己診断機能でODB1とODB2があります。ODB1は車メーカーによってコネクターの形状やそこから読み取る信号も違っていました。しかし日本の国土交通省は、2008年10月以降に型式認定された車は全て装着を義務付けるようにしました。これはアメリカが端を発し、ヨーロッパそして日本に広まりました。

現在販売されている車はすべてODB2が搭載されているので、ODB2対応の追加メーターであれば簡単取り付けができます。ODB2に接続する最大の利点は、室内にあるカプラーに差して使用できるので配線が非常に簡単なことです。

Defi

Defiは日本精機株式会社のブランドで、自動車メーターを販売する日本精機(株)がアフターマーケット用に開発した商品です。ですからその精度や品質は非常に素晴らしく、アフターパーツの中ではクラスでしょう。

スモークガラスによってイグニッションをオンにするまではメーターの表示が見えないBFメーターはDefiが開発しました。この他にメーターを数珠繋ぎにするリンクメーターは他のメーカーにも採用されています。

予算が許すのであれば、機能、美しさ、使いやすさ、見やすさで選ぶならDefiの追加メーターがでしょう。

スマホに接続

ODB2にアダプターを接続して、スマホに専用のアプリをダウンロードしてからBluetoothでペアリングさせて使用します。

ODB2アダプターで油温と油圧以外の車の情報を表示させることができます。アプリも有料と無料がありますが全て英語表記となります。安く追加メーターとして表示させることができる便利な商品です。

この他にもエンジンコンピューターのトラブルコードの読み出しもできるので、外出先でエンジンチェックランプが付いたときなどは、何処が壊れているのかを把握するのに非常に優れた機能です。

追加メーターの取り付けにかかる平均工賃

追加メーターの取り付け工賃は、付けるメーターによって料金が異なってきます。OBD2は取り付けに特別な技術が要らないので、ここではセンサーを取り付けて追加メーターを室内に設置する場合の平均料金をご紹介します。

タコメーター、ブースト計の取り付けは8000円~となっている店舗が多くなっています。水温計、油温計、油圧計は電子式であれば12,000円前後~が最も多い工賃です。また機械式だと室内まで配管するので15,000円以上する店舗が多くなります。油圧計や油温計はオイルブロックを取り付けるので、別途料金が加算されるでしょう。

ディーラー

ディーラーでも車検に問題ない商品でしたら取り付けを行ってもらえるでしょう。しかしいきなり持ち込んで取り付けてほしいと言ってもディーラーでも予定がありますから、あらかじめ打ち合わせをする必要があります。

ディーラーでは純正部品を主に扱っていますから、アフターパーツを取り付けるのに必要な部品はすべて用意して持っていく必要があります。料金は意外に他で取り付けするより安い事が多いようですから一度相談しても良いでしょう。

追加メーターの取り付け位置の決め方

追加メーターを取り付ける場合、取り付け位置が悩みどころです。いかにも追加メーターと見せるのも嫌だと感じる方もいますし、むしろ追加メーターらしさを追求される方もいます。視認性や見た目も大事ですが、一番重要なのは運転に妨げにならない場所を選ぶことです。

余りにも運転操作の妨げになる場所に取り付けると車検にアウトとなりますし、自分が運転していても邪魔になるだけでしょう。

サーキットを走られる方は視認性を重要視されるでしょうから、必要最低限の追加メーターで見やすい場所の設置となり意外にゴテゴテとした取り付けになるはずです。ショーカーのような取り付け方法は見た目はきれいですが、実用性はあまり良いとは言えない取り付け方法が多いです。

トラブルシューティングにもなる追加メーター

追加メーターは車からの情報を知るうえで有効なパーツです。最近の車にはスピードメーターと燃料計しかない車も存在し、あとはワーニングランプで知らせる仕組みを取っています。仮にメーターがあっても燃費に関する事ばかりで、エンジンコンディションはそこから知ることができません。

追加メーターなんて大げさすぎて取り付けるのをためらっていた人も、車のトラブルシューティングにもなり、無駄な修理費を抑える事にもつながるでしょう。まずは取り付け簡単なOBD2から始めるとよいでしょう。

初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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