エンジン音がうるさい原因・対策|おかしい/オイル交換
更新日:2024年08月12日
エンジン音がうるさくなるのは何が原因なの?
初めは異音もなく、快調に走行できていた車でも、経年やその他の理由で異音が発生したり、以前より音がうるさくなることがあります。
エンジンはとても複雑な機械で、無数の金属パーツが精密に組み込まれています。一般的には10万キロで寿命と言われていますが、それ以前でも異音などの弊害を発生するケースがあります。とても重篤なケースもありますが、簡単に直る症状もあります。
今回は、車のエンジン音についてご紹介して参ります。長年乗っている車から変な音が聞こえている場合は、この機会にぜひチェックしてみてください。
おかしいエンジン音とはどんな音なの?
いつもは違和感がなく、とても静かでスムーズなエンジン音であった車でも、何かを境に異音を発するケースは多々あります。
エンジンは複雑な機構ですので、メンテナンス不足や乗り方など、扱い方によっても異音を発生するケースがあります。
カラカラ音が聞こえたときはどういうサインなの?
エンジンから「カラカラ」といった音が聞こえてきた時は、タペット音といってバルブが開閉する時の音であるケースが多いです。
エンジンはピストンによって圧縮された混合気を爆発し、その排気をバルブを通じて行っています。しかも、この一連の動きを1分間に数千回転行います。
そうして、長期間走行してきた車はバルブガイドという部位に摩耗を生じたり、劣化がはじまり、クリアランスが広がってしまい、バルブがカラカラと音を生じるケースがあります。
音の大きさにもよりますが、エンジンに耳を近付けなければ聞こえない場合はメカノイズといって、エンジンが発する最低限の機械音です。この場合はトラブルではないので問題ありません。
ですが、カラカラ音がかなり大きく聞こえる場合、バルブ周りの劣化が激しいことが多いです。1度エンジンを開けて、点検やバルブ交換を検討する必要がありますので、ディーラーまで相談しましょう。
キュルキュル音が聞こえたときはどういうサインなの?
または、「キュルキュル」といった音が聞こえてきた場合についてご紹介いたしましょう。
エンジンルームから激しく音が鳴る原因は、主にファンベルトやパワーステアリングベルト、エアコンベルトといったゴム製のベルト類が劣化したり磨耗をしているため、たるむために起こります。
エンジンをかけてエンジンルームを開けると、高速で回転しているゴムのベルトがあり、このベルトはエンジンの動力をエアコンや発電機などへ伝える役割をしています。
車種によっては、系統ごとにそれぞれベルトが独立していることもありますし、1本のベルトで全ての系統を連動している車種もあります。
高速で回転しているベルトは経年によってどうしても劣化してきます。それにより、ベルトに亀裂が入ったり、磨耗して滑りやすくなり、ゴムが硬化したり伸びてたるんでしまい、キュルキュルという異音を生じています。やはり、早めの修理を必要とします。
エンジン音がいい車をご紹介
車の種類は多岐にわたってありますが、その中でもエンジンの音が良い車があります。車は車種によって排気量や構造が異なります。またエンジンの型式も異なるため、エンジン音も異なります。
エンジン音の良し悪しには人それぞれ好みがありますが、一般的に誰が聞いても良いエンジン音というものもあります。
車の醍醐味とは、走行性をはじめ、利便性、外観、そしてエンジンの音ということが言えます。先進的な外装やクラシックな雰囲気の車があり、やはり、その外装に見合ったエンジン音を奏でますので、車愛好家にとっては大きな楽しみの1つです。
それでは、いくつかの車種を例に挙げて、そのエンジン音についてご紹介して参ります。
ハイエースはどんな音なの?
ハイエースといえば、大きな四角い車体です。大人数が乗れる車ですので、商業用やプライベートでも大活躍する存在感のある1台です。
排気量も2,500ccを超える車種もありますので、エンジンの音も大きいです。やはり、排気量が大きいということは、エンジン内での爆発音が大きいということです。
車の外観に見合った、迫力のあるエンジン音を奏でるのがハイエースの魅力です。アクセルを踏み込むと、エンジン内の鼓動が感じられる車両です。
とても良い音ですので安定した走行性に加え、迫力ある走行性が楽しめる1台ということが言えます。
ミニクーパーはどんな音なの?
ミニクーパーというクラシカルな車の音も良いです。こちらは、ロンドンが発祥の車ですので、デザイン性も高く、街中では目を引く車です。
とてもオシャレなカラーリングで丸みを帯びた外装のように、軽快なサウンドでありながら重低音も奏でる車です。
やはり、「外装デザインとマッチしているエンジン音」はドライバーの気持ちも高揚します。アクセルを踏み、高回転域でも乱れることがない軽快なリズムのエンジン音ですので、乗り心地も抜群に良いです。
とても良い雰囲気で味わいのあるエンジン音を楽しめる車両です。きっと、ロングドライブでも疲れることがないでしょう。
ハリアーはどんな音なの?
外装は新鋭的な装いで、車体も適度な大きさがあります。大きな車ですと、エンジン音も大きくなる印象がありますが、ハリアーは違います。
大きさとは反比例した繊細な良いエンジン音がする車両です。外装のごつさからは想像ができないほど、ハンドリングも軽く、斬新な車両ということが言えます。
素直なハンドリングに伴い、「エンジン音は静かながらもトルク感を感じさせる車両」です。
エンジン音がうるさい時はどうすればいいの?
エンジンの音がうるさくなってしまうことがあります。これにも原因があります。やはり、車はメンテナンスをしなければ各所が劣化して、最初の万全な状態からは遠ざかっていきます。
それでは、音がうるさい時の対策をご紹介して参りましょう。
オイル交換
エンジンのタペット音や、メカノイズがうるさく感じる音です。カラカラ・カチカチ・カタカタといった音が大きくなってきたら、エンジンオイルを交換しましょう。
高性能なエンジンオイルが販売されていますので、試しに入れてみてください。きっと、うるさい音が軽減されて、本来の静寂さを取り戻すことでしょう。
オーバーホールをする
エンジンオイルを交換してもうるさい音が消えない場合、エンジン内のパーツ劣化が考えられます。
この場合、エンジンオイルを何度交換しても時間経過で再度メカノイズが発生します。最大の対策はエンジンのオーバーホールです。
エンジン内を全て綺麗にして各部品を新調しますので、エンジン音も静かになり、なおかつ快適な走行性を実感できます。
たとえば、10万キロ以上走ってきた車や、粗雑な運転ばかりしてきた車両には効果てき面ですので、ぜひオーバーホールをおすすめいたします。
DIYからメンテナンスをはじめると一層愛着がわく!
今回ご紹介したように最新モデルの車でも機械である以上、やがて劣化をして寿命をむかえるパーツがあります。
良い音を奏でていた車でもうるさい音を発生するようになったり、異音を生じます。これは、機械であるエンジンにいずれ訪れることです。
ですが、日々の「メンテナンスをしっかりと行っている車両とそうでない車両」ではエンジン音も異なってきます。
2年に1度の車検時ではまかなえない整備も車には必要です。簡単な整備から難しい専門的な整備まで内容は幅広くあります。
簡単な整備もあり、DIYでできる内容もたくさんありますので、この機会に愛車の整備をしてみるのはいかがでしょうか。
きっと、いままでよりも車への愛着がわき、故障する前に壊れる箇所がわかるようになってきます。そうすれば、維持費の削減にもなりますし、長期間大切な愛車と楽しい時間を過ごせることとなります。できることから初めてみましょう。
初回公開日:2018年01月27日
記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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