サイドウォールの傷の修復方法と膨らみの原因|えぐれ/ヒビ
更新日:2024年08月18日
サイドウォールとは?
サイドウォールは車のタイヤの側面にある部分でカーカスを保護してタイヤの形を作ったり、路面の凸凹を吸収したり、横方向に引っ張られる力を吸収したりする役目を持っています。サイドウォールは、薄い構造になっているので傷や空気圧不足でパンクやバーストを引き起こしてしまうので気をつけなければなりません。
ここでは、サイドウォールの傷の修復方法や傷がつく原因などを紹介していくので、サイドウォールが傷ついた時の対処や予防の参考にしてみてください。
サイドウォールの傷の補修方法
サイドウォールは、傷がついてしまうとバーストやパンクを引き起こしてしまうので車が走れなくなってしまう恐れがあります。その危険性を防ぐためにもサイドウォールに傷が付いた場合の対処法を紹介していきます。
えぐれ
サイドウォールが縁石や何かにぶつかったことによってえぐれてしまうことがあります。えぐれてしまった部分が深ければ修理は難しく交換を勧められることが多いでしょう。安全面からも修理を行うよりも交換のほうが安全なので整備工場やカーショップなどへ行って相談してみるのが良いでしょう。
サイドウォールは、傷の具合によっては「焼付け修理」が可能ですが、傷の状態が限られているので難しい場合が多いでしょう。自分で修理を行うのは特殊な機械や道具が必要でしっかりと修復できていないと走行時に危険なのでなるべくプロに任せるようにしましょう。
ヒビ
タイヤのサイドウォールは、使っている期間が長くなることやワックスなどを使用することによってひび割れが起こりパンクなどを引き起こしてしまう可能性があります。ヒビによってすぐにバーストやパンクといったことになるのは少ないですが、危険性もあるので対処しておく必要があるでしょう。
ヒビは、範囲も広い場合も多く修理が難しい場合が多く交換を勧められるでしょう。サイドウォールのヒビを修復するのは危険な場合も多いので交換が良いでしょう。
修復を行ってもらうには
サイドウォールの傷は状況によって修復を行うことができますが、ほとんどの修理工場などがタイヤの交換を勧めているでしょう。安全のためにも修復より交換が良いのですが、どうしても修復したいと考えている方は焼付け修理を行っている工場などを探してお願いするのが良いでしょう。
修理工場の中でも焼付け修理を行っているところもあるので修復をお願いしたい場合は、そちらでお願いしましょう。修復を行える傷の具合もあるので焼付け修理を行ってくれる工場でも断られることもあるので交換も考えておきましょう。
サイドウォールの傷の原因
タイヤがパンクしたときなどの原因にトレッド部分に釘が刺さったなどの要因はよく聞くことですが、サイドウォールは、釘などが刺さることによって傷ができることは少なく、縁石や段差などで擦ってしまったり、乗り上げてしまったりして傷がつくことが多いでしょう。
他にもタイヤに合わないホイールをつけることによって起こる傷や経年劣化によるヒビ割れなどが原因になることもあるでしょう。これらの状況が考えられるようであれば点検を行って対処しておく必要があるでしょう。
タイヤのサイドウォールの膨らみの原因
タイヤのサイドウォールは、縁石などに激しくぶつけてしまうことが原因でタイヤの内側にあるカーカスコードという部分が切れてサイドウォールに膨らみができてしまいます。この膨らみは危険でタイヤに異常がでている証拠でそのまま放置しているとタイヤがバーストしてしまう危険性があります。
タイヤを激しくぶつけてしまった場合は、タイヤに膨らみがないか確認をして膨らみがある場合は、直ちに走行をやめてタイヤの交換を行っておきましょう。
硬いタイヤのサイドウォール
サイドウォールは基本的に柔らかく傷などに弱いものが多いですが、サイドウォールが硬いタイヤもあります。柔らかいサイドウォールのタイヤは乗り心地を重視したもので、硬いサイドウォールのタイヤはスポーツタイプに合ったものになっています。
傷に強くするためにサイドウォールが硬いタイヤを選んでも乗り心地が違って走行中に違和感を感じてしまうこともあるでしょう。傷に強いから選ぶのではなく自分の乗っている車や乗り心地などを重視してサイドウォールの硬さを考えておく方が良いでしょう。
サイドウォールはパンクの原因になるのか
サイドウォールに傷がつくことによってパンクの原因になります。サイドウォールがえぐれたり、ヒビ割れた状態で走り続ければ空気も抜けてしまうのでタイヤパンクしてしまいます。気づかない間にパンクをしている場合は、サイドウォールに長年使用したことによるヒビ割れや衝撃を与えたことによるえぐれなどが原因になっているでしょう。
サイドウォールは傷がつきやすい部分なのでタイヤを長年使用している場合や縁石などにぶつけたなどの衝撃を与えた場合は、点検を行ってタイヤがパンクしないか確認ことも大切です。
おすすめのサイドウォール
タイヤのサイドウォールは硬さが違っているものもあり、メーカーによってもさまざまになっています。ここでは、メーカー別によっておすすめのサイドウォールのタイヤを紹介していきます。
ミシュラン
ミシュランのタイヤのサイドウォールは柔らかくなっており、そのおかげで乗り心地も良く、路面からの衝撃吸収も良くなっています。静粛性が高いタイヤになっているのが特徴です。高速道路走行でも安定感があるので運転もリラックスできるおすすめのタイヤになっています。
サイドウォールが他のメーカーのタイヤより薄くてしなやかになっているので安定感のある乗り心地のよさを追求するならミシュランのタイヤを装着するのもおすすめでしょう。
ブリヂストン
ブリヂストンは国内のメーカーでタイヤはスポーツタイプと一般タイプの2種類があります。一般タイプのサイドウォールは柔らかく乗り心地も良く静粛性も高いバランスの取れた設計のタイヤになっています。
バンやトラックに使用されているブリヂストンのタイヤにはサイドウォールを保護しているので擦れなどによるダメージから保護しているという点も魅力的です。縁石などで擦りやすいトラックやバンなどにはおすすめでしょう。
ダンロップ
イギリス発祥のメーカーでタイヤのサイドウォールは、クッション性のを高めて柔軟性をあげて快適性を高めており乗り心地も静粛性も高いタイヤになっています。なので走行時の快適さ静かさはよいおすすめのタイヤです。
高速走行でのブレなども少なくなっているので安定した走りをすることができます。低燃費やロングランを考えた設計のものも多いので魅力的です。
サイドウォールの傷をついたままにしたら?
サイドウォールは、負担や衝撃を吸収しますが、傷ついてしまうと吸収できなくなり負担に耐え切れずにバーストやパンクしてしまう恐れがあります。傷が付いてすぐに走行不能になればよいですが、気づかない間に負担が大きくなって高速道路などで走行中にバーストしてしまうと他の車などを巻き込む大きな事故になってしまう恐れがあります。
サイドウォールは、乗用車であれば柔らかく傷がつきやすいものが多いので衝撃などを与えてしまった場合や長年使っている場合は、必ず点検を行い交換などの対処をしておきましょう。
サイドウォールの傷を対処しよう
ここまでサイドウォールの修復方法や膨らみの原因などを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。サイドウォールは、タイヤの負担や衝撃を吸収する大切な場所でありますが、傷や擦れなどに弱い部分でもあります。
傷がつきやすいですが、放置してしまうとバーストやパンクなど危険な状態に陥ってしまうので早めに対処する必要があるでしょう。ここで紹介したようにサイドウォールを知って、傷がついたときの対処などを参考に行いましょう。
初回公開日:2018年04月19日
記載されている内容は2018年04月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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