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ウォッシャー液の補充や交換方法・水を使用しても良いのか

更新日:2024年01月08日

車のウォッシャー液はあまり気にすることは少ないですが、車の視界を確保する上では非常に重要な機能です。ウォッシャー液には多くの種類があり、適切なものを選ぶ必要があります。こちらではウォッシャー液の入れ方や種類などについて紹介していきます。

ウォッシャー液の補充や交換方法・水を使用しても良いのか

ウォッシャー液とはいったい何を指すのか

車の免許を取り立ての場合や新車を買ったときには、車のどこに何の機能があるのかわからないことがあります。車を安全に運転するためには、車の運転スキルだけではなく、車の機能をしっかりと理解する必要があります。

特に、天候が悪い場合には、視界を確保するためにワイパーを使う必要が出てきます。特に窓が汚れてしまった場合には、ウォッシャー液という液体を使用することが求められます。この液体は、車の窓を洗い視界を確保するうえでも最も重要なものの一つです。

しかしながら、どうして車の場合にはウォッシャー液という特殊な液体を使う必要があるのでしょうか。そしてそもそもウォッシャー液というものはどういった物質などかについても明らかではありません。

そこでこちらではまず、ウォッシャー液がどのようなものであるのかについて紹介し、車との関係性についても明らかにしていきましょう。

ウォッシャー液の成分

ウォッシャー液はいったいどのような物質のことを指すのでしょうか。この物質はウインドウォッシャー液とも呼ばれています。

ウインドウォッシャー液の主成分としては、主にエタノールなどのアルコール成分と界面活性剤と呼ばれる成分によって構成されています。では界面活性剤とはいったい何を指すのでしょうか。界面活性剤はいわゆる石鹸などの成分のことを指しており、ヌルヌルした液体になるのが特徴と言えるでしょう。

界面活性剤はなぜウォッシャー液に入っているのか

界面活性剤といえば、石鹸などの成分や台所用の洗剤などがイメージされます。ではどうしてウインドウォッシャー液には界面活性剤が含まれているのでしょうか。それには界面活性剤の主な役割を知る必要があります。

界面活性剤の主な役割には、物質と物質との間に作用して、その性質を変化させる働きがあります。例えば、水と油は通常では混じりあうことはありませんが、界面活性剤が含まれると混じってしまうことがあります。

この普段混じりあわない物質同士を混ぜる作用というのは、洗浄効果で非常に役に立ちます。特にウインドウォッシャー液が活躍する車のフロントガラスなどでは、汚れは泥などの水由来の汚れだけではなく、鳥のふんや油、埃といったさまざまな性質を持つ汚れが付くことが予測されます。

そういったいろいろな種類の汚れに対応するためにも、ウインドウォッシャー液に界面活性剤が必要になるといえるでしょう。

ウォッシャー液を使う場面

ウォッシャー液はワイパーのところに主についているところから出すことができます。では具体的には、どういった場面でウォッシャー液を使うことが多いのでしょうか。

ウォッシャー液は別名では、ウインドウォッシャー液と呼ばれることがあります。そのためその単語の名前が示すとおり、窓が汚れた場面の際にワイパーと一緒に使用されることが一般的です。

ウォッシャー液の出し方

ウォッシャー液を実際に出す操作というのは、車に初めて乗った人であれば、あまり詳しくはわかりません。特に不意に鳥のフンがフロントガラスに付着した場合には、早急な対処が必要になります。こちらでは、ウォッシャー液が実際にどのような操作で出すことができるかについて簡単に紹介していきましょう。

多くの車の場合には、ウォッシャー液を出す場合には、ハンドル左側にあるワイパーのレバーを手前に引くことによって行うことができます。またこのレバーはワイパーの操作にも関係するので併せて覚えておきましょう。

ワイパーの操作については、レバーを下に入れることによってワイパーを動かすことが可能になります。また下に動かす程度によってワイパーが動く頻度が変化するので、天気などの状況に応じて使い分けるようにしましょう。

ウォッシャー液の補充方法

車の操作にも慣れて、車に乗る機会が多くなると必然的に車のフロントガラスが汚れてしまうことがあります。そのためその度にウォッシャー液を使用する機会が増えてきます。

しかしながら、あまりにもウォッシャー液を使うと、そのうちウォッシャー液がなくなってしまうことは自明です。ウォッシャー液を補充しないでいると、本当に必要な場面になった時に、ウォッシャー液が使えなくなってしまうという事態が発生しまうので、注意が必要です。

特に車の初心者の人だと、どこにウォッシャー液が保管されているかがわからず、補充することも難しい場合があります。そこでこちらでは、ウォッシャー液の補充方法について簡単に紹介してきましょう。

どこにウォッシャー液が入っているか

そもそもの前提として、ウォッシャー液を補充するためには、ウォッシャー液がどこにあるのかを把握しておく必要があります。

大抵の国産車の場合には、ウォッシャー液はボンネット内にあります。そのため、ウォッシャー液を補充するためには、まず車の運転席付近にあるボンネットを空けるスイッチを押す必要があります。

入れ方

ボンネットを開くと、フロントドアの水の絵が付いた蓋があります。基本的にはそのタンクの部分ウォッシャー液が入っていることがほとんどです。そのためまずはボンネット内のタンクを探すところから始めましょう。

そのタンクを見つけた後には、蓋を開けてウォッシャー液を補充することができれば完了です。この時に注意しなければならないことが一つあります。それは、現在すでに入っているウォッシャー液とこれから補充するウォッシャー液の種類を変えないという点です。

なぜなら、ウォッシャー液の成分は、主にアルコール成分と界面活性剤ではありますが、その配分量や界面活性剤の種類については、メーカーによって異なる場合があります。違うメーカー同士のウォッシャー液を混ぜ合わせてしまうと、ウォッシャー液を供給する管が詰まってしまうことがあるので注意しましょう。

ウォッシャー液の交換方法について

ウォッシャー液を補充するだけであれば、先ほどの項にあったとおり、ボンネットを開けてウォッシャー液にあるタンクにウォッシャー液を補充するだけで行うことが可能です。しかしながら、この方法の場合には、既にタンクに入っているウォッシャー液と同じメーカーのウォッシャー液を補充する必要があります。

常に同じメーカーのウォッシャー液が手に入るのであれば問題はないのですが、時には違うメーカーのウォッシャー液を補充しなければならない場面があるともいえるでしょう。そういった場合には、タンクの中のウォッシャー液の中身をすべて入れかえる必要があります。

タンクの中のウォッシャー液を入れ替える場合には、ウォッシャー液を補充する場合と比べて難易度が少し高いといえます。こちらでは、タンクの中のウォッシャー液の入れ替え方法について簡単に紹介していきましょう。

ウォッシャー液の交換の特徴

ウォッシャー液の交換の場合には、ウォッシャー液の補充の場合とは異なり、ウォッシャー液の貯蔵タンクの中の液体を一回すべて抜く必要があるのが特徴の一つです。

タンク内のウォッシャー液の抜き方

それでは、どのようにして、タンク内のウォッシャー液を抜いたらよいのでしょうか。ウォッシャー液のタンク内を空にする場合には、タンク内をすべて水で満たす必要があります。

ではタンクの中を空にするのにどうしてタンク内を水で満たす必要があるのでしょうか。それには、タンク内に残ったウォッシャー液をすべて取り除く必要があるからです。タンク内を水で満たすのには、タンク内のウォッシャー液の洗浄を兼ねているといえるでしょう。

水で満たした後は流しっぱなしにする

ウォッシャー液のタンクの中を水で満たした後は、その中身を空にする必要があります。それには管の中を水で満たしたホースとバケツを用意します。水を入れたホースをウォッシャー液のタンクに入れもう一方のホースの端をバケツに入れることにより、タンク内の水を空にすることができます。

この排水が終わった後に、新しいウォッシャー液を補充することで、交換は完了です。

レバーを引いて流すのはモータが痛むのでダメ

ウォッシャー液の貯蔵タンクを空にする方法として、ハンドルの左レバーを手前に引いて、ウォッシャーを液を出し続けるという方法もあります。簡単な方法であると最初は考えますが、実はこの方法にはリスクがあるので、避けた方が良いです。

その理由としては、ウォッシャー液を連続で出すことによって、ウォッシャー液を外に出すためのモーターが痛んでしまう場合があるからです。モーターの痛みは最終的に、ワイパーやウォッシャー液を出す機構の故障にもつながってしまうので、基本的には行わないことが望ましいでしょう。

ウォッシャー液を入れる場所

これまでの説明により、ウォッシャー液をどこに入れるかについて分かりました。これらを確実に遂行するためのポイントとして、ウォッシャー液を入れる場所をしっかりと把握しておく必要があります。

こちらでは、ウォッシャー液を入れるための貯蔵タンクがどこにあるかについて再確認していきましょう。

ウォッシャー液を入れる場所は基本的にはボンネット内の近くに存在します。そしてボンネットを開ける際には、車の運転席から遠隔で可能です。ボンネットを開けると、ボンネットを開けたまま保持するための棒があるので、積極的に利用しましょう。

それではどこにウォッシャー液のタンクはあるのでしょうか。ウォッシャー液のタンクについては、タンクの蓋につけられたマークによって判別することが可能です。大抵の場合は、フロントガラスに水を噴射しているマークがついているので、それを目印にしましょう。

ウォッシャー液として水を使用しても良いのか

車にたくさん乗る機会がある人であれば、必然的にウォッシャー液の使用頻度も増えてきます。車にあまり興味がない場合には、ウォッシャー液をわざわざ買ったりするのは面倒くさいと感じるでしょう。

そういった人が良く考えることとして、ウォッシャー液の代用として水は使用することができるのかという点についてです。これに関しては、水の性質をしっかりと知る必要があるといえるでしょう。水が持つ性質とそれが車に与える影響を考えることによっておのずと答えが出てきます。

こちらでは、ウォッシャー液に水を使用することができるかという点について簡単に紹介していきましょう。

基本的にはウォッシャー液に水はNG

基本的には、ウインドウォッシャー液として水を用いるのは、好ましくありません。時に窓にウォッシャー液の跡がついてしまうのを嫌がり、水を使用してしまうことがあります。これは車にとって基本的には良いことではありません。

水道水でもNG

ウォッシャー液にいれる水は、たとえ水道水であっても、ミネラルウォーターであっても、水を使用することのよるウォッシャー液タンクへの影響はあります。

例えばウォッシャー液として水道水を使用した場合、水道水には水だけではなく、塩素成分が含まれていることから、長時間放置することによりタンクや管が腐食してしまいます。加えて、水道水をウォッシャー液のタンクの中に放置しておくと、水道水そのものが腐ったり、カビが生えてしまうことにより、タンクや管が劣化してしまいます。

ミネラルウォーターもNG

ミネラルウォーターの場合には、水道水よりもウォッシャー液のタンクに対してよりひどく悪影響を与えるといわれています。

ミネラルウォーターは水道水よりも、腐りやすく、カビが生えやすいといわれているため、ウォッシャー液の貯蔵タンクを一気にダメにしてしまうリスクがあります。

冬場には水が凍ってしまう

ウォッシャー液として水道水やミネラルウォーターを使用してはいけない理由が他にもあります。それは、水道水やミネラルウォーターをウォッシャー液として使用してしまうと、タンクの中で凍ってしまう点が挙げられます。

貯蔵タンクの中で水が凍ってしまうと、管の中で水が詰まってしまい、ウォッシャー液の詰まりにも直結します。また冬の場合には、たとえウォッシャー液として水がフロントガラスから噴出できたとしても、噴出した後の水がフロントガラスで凍ってしまうことで視界を妨げてしまうので、非常に危険です。

以上のことから、ウォッシャー液を水で代用するのは、非常に危険かつ車の寿命を短くしてしまうので、基本的には行わないようにしましょう。

ウォッシャー液の作り方

これまでの紹介で、ウォッシャー液として水を使うことができないことがわかりました。しかしながら、どうしても専用のウォッシャー液を使いたくない人であれば、ウォッシャー液の自作を考えるといえるでしょう。

こちらでは、ウォッシャー液を自分で作ることができるのかについて簡単に紹介していきましょう。

成分はアルコールと界面活性剤

ウォッシャー液がどういった物質で構成されるいるかについて再度確認していきましょう。これまでの説明したとおり、ウォッシャー液の主な成分は、エタノールなどのアルコール性成分と洗剤などに含まれる界面活性剤によって構成されています。

そのためこれら二つの素材を用いることで、ウォッシャー液を作ることは可能です。

希釈の割合

それでは、ウォッシャー液を作る時には、アルコール成分と界面活性剤をどのような割合で入れれば良いのでしょうか。

特に冬場であれば、アルコールと界面活性剤は原液で一対一の割合で問題ないといえるでしょう。

しかしながら、ウォッシャー液の自作は、自分でさまざまな材料を集める必要があり、かつトータルのコストとしては市販の専用のウォッシャー液を購入したほうがお得であるということが多いので、あまりお勧めはされません。

ウォッシャー液の凍結対策

寒冷地の場合には、ウォッシャー液を出そうとしても出ないことがあります。その原因として挙げられるのは、タンクの中にあるウォッシャー液が凍ってしまったことが原因として第一に考えられます。

とくに冬場であれば、視界を良くするためにウォッシャー液を使うことが多くあります。そのため、ウォッシャー液は常に使えるようにメンテナンスしておく必要があります。

こちらでは、ウォッシャー液が凍らないための対策について簡単に紹介していきましょう。

エタノール濃度を上げるのが最適

そもそもウォッシャー液はどうして凍ってしまうのでしょうか。それはウォッシャー液は水で希釈して用いられるのが一般的であるからです。水による希釈が多ければ多いほど、冬場にウォッシャー液が凍りやすくなってしまいます。

したがって、冬場のウォッシャー液の対策としては、水での希釈を減らすことが対策の第一として挙げられます。また住んでいるところが寒冷地の場合には、あらかじめウォッシャー液が凍結しない濃度の商品が売られているので、自信が無い場合には、こういった商品を購入をすることもです。

ウォッシャー液の値段

これまでの紹介のとおり、ウォッシャー液については、自作や代用品を使わずに、正規の商品を購入するのが効率的であるということがわかりました。

では実際にウォッシャー液はどれくらいの値段がかかるのでしょうか。こちらではウォッシャー液の購入にかかる値段について簡単に紹介していきましょう。

ウォッシャー液の値段の範囲としては200円から500円の範囲であるといえるでしょう。この価格はウォッシャー液の内容量やタイプによっても微妙に変わります。またガソリンスタンドなどのウォッシャー液を追加する場合には、その工賃が上乗せされるため、これらの価格よりは少し高くなります。

ウォッシャー液について

ウォッシャー液には、いくつかの種類が存在します。これらはそれぞれ利点があり、個人の用途に合わせて使い分けられます。こちらでは、ウォッシャー液の種類について紹介していきましょう。

撥水効果付き

ウォッシャー液には、通常の洗浄効果の他にも、撥水効果のあるものがあります。撥水効果があるウォッシャー液を使用することで、比較的良好な視界が保たれるので雨などが降りやすい地域で運転する場合にはです。

虫取り効果付き

ウォッシャー液には通常の洗浄効果に加えて、虫取り効果のあるウォッシャー液もあります。高速道路などを通行すると車のフロントガラスに虫がついてしまうことが多くあります。そういった場合には、こういったタイプのウォッシャー液を使用することがです。

油膜取り効果付き

油膜を除去するのに特化したウォッシャー液も存在します。このウォッシャー液を使用することによって、ワイパーのふき取り効率を上げることが可能になります。

寒冷地向け

先ほどの紹介にもあったとおり、寒冷地では、ウォッシャー液が凍ってしまい、上手くウォッシャー液を噴出することが困難になる場合があります。そういった場合には、寒冷地に特化したウォッシャー液を使用することも一つの手であるといえるでしょう。

ウォッシャー液が出ない時の対処法

時には、使いたい場面でウォッシャー液が出ないということがあります。これにはいくつかの原因がありますが、簡単なものであれば個人で対処も可能です。こちらでは、ウォッシャー液が出なくなったときの対処法について紹介していきましょう。

ウォッシャー液が少ない時

タンク内のウォッシャー液が少ない時には、ボタンを押しても出ない場合があります。そういった際には、ボンネットを開けて、ウォッシャー液を補充することで対処することが可能です。

ウォッシャー液が凍結している時

この場合には、エンジンをかけてウォッシャー液のタンクが温まるのを待つ必要があります。またノズルなどが凍っている場合には、こちらで氷を溶かす必要があることもあります。

ウォッシャー液の液漏れの対処法

ウォッシャー液のタンクから液が漏れてしまい、タイヤがびしゃびしゃになってしまうことがあります。こういった場合には、ノズルやホース部分からウォッシャー液が漏れていることがあります。

こういった場合では原因は所有者にはわからないことがほとんどですので、ディーラに相談して、指示を仰ぐと良いでしょう。また車検が近い場合には、その旨を相談するのも手です。

ウォッシャー液を使って快適な視界を

ウォッシャー液を使用することで、車の視界は非常に良くなります。このことは交通事故の予防のためにも必ず必要なことなので、常にメンテナンスやウォッシャー液の補充を行うように心がけましょう。

初回公開日:2018年05月02日

記載されている内容は2018年05月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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