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キーレスエントリーの仕組み・後付けの仕方・取り付け方法

更新日:2024年01月16日

「キーレスエントリーの仕組み・後付けの仕方・取り付け方法」と題して、「キーレスエントリーの仕組み・後付けの仕方・取り付け方法」をはじめ、「キーレスエントリー」に関するさまざまな詳細情報についてご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。

キーレスエントリーの仕組み・後付けの仕方・取り付け方法

キーレスエントリーとは

キーレスエントリーというのは「自動車のドアのカギをロックするときに、カギをカギ穴に差し込まなくてもリモートコントロールでロックできる自動式のロックシステム」のことを言い、遠隔操作で車のドアロックが可能なことから従来のロック開閉を行なう際にはとても便利になりました。

買い物などへ行った際でも、手荷物が多いときにはキーに設定されたリモコンボタンを押すだけでドアロックの開閉が可能になるため、わざわざ荷物を地面やボンネットなどに置いて開閉する必要がもうありません。

「キーレスエントリー」という言葉ですが、「キー」というのはもちろん「カギ」のことを指し、「レス」というのは英語でいう「less」のことで「○○なしで」の意味となり、「エントリー」というのは「登録」や「設定」のことを指すため、「キーレスエントリー」という言葉「キーなしで(開閉できるように)登録されたカギ」という意味合いになります。

キーレスエントリーが流行った理由

先述しましたように、従来のようにいちいちキーを指し込んでドアロックの開閉をする必要がなくなったことによって、買い物へ行くとき・レジャーに行くときなどには非常に「便利になったドアロックの開閉」がとなり、その上で「キーなしでドアをロックできる」というデザイン上のシステムもかなりのを博しました。

このシステムの利便性とデザイン上の斬新性を伴って「キーレスエントリー」は登場した当初からを博し、現在では男性オーナー(車の所有者)・女性オーナーを問わずに、非常に多くのオーナーが所有している「キーを必要としない車所有」の傾向が流行を呼びました。

キーレスエントリーのメリット

先でもご紹介しましたように、「キーなしでドアロックの開閉ができる」というのはキーレスエントリーの最大の魅力でもあり、この「キーを必要としないロック解除・ドアの開閉」を行なう際には、日常生活におけるあらゆる点でその利便性を発揮してくれます。

「キーが電波を発信し、その電波によってドアの開閉ができる」というポイントは、特に手荷物が多いときや他の用事などで忙しい場合に想定以上の便利を発揮してくれ、さらにドアロックをし忘れた際でもリモートコントロールでロックができることから、ドアロックのし忘れが極力なくなるメリットが見受けられます。

また先述しましたように、その「キーレスエントリーならではのデザイン上の特典」なども付いてきて、従来の車の状態から見た場合に「次世代型の自動車」というニュアンスが暗黙に立ち込め、それによって所有者は一定した満足感にも浸ることができます。

キーレスエントリーのデメリット

キーレスエントリーのデメリットについては後述しますが、まず簡単に言うと「キーレスエントリーを設定していることによって確かにリモートコントロールでドアの開閉ができるけれども、一度そのリモートコントロールできるキーをどこかで紛失した場合には、従来の合鍵などではなかなか開けることがむずかしい」というデメリットが生まれます。

車に乗っているとき、どこかで買い物などしてそのままキーを置き忘れてしまった場合には、これはキーレスエントリーでも従来型のキーでも困惑することには違いないですが、特にキーレスエントリーの場合は「あらかじめキーレスエントリー用に設定されたドアロックシステムが搭載されていること」によって、合鍵の活用が困難となります。

キーレスエントリーの仕組み

一般的によく言われるのが「キーレスエントリーの仕組みはテレビやラジコンのリモコン操作に似ている」というもので、あらかじめ内蔵されたカギについているリモコン電波を利用してドアロック・開閉を行ない、その電波もあらかじめ設定された国内信号を使っています。

日本の場合は315MHzという電波周波数によってこのリモートコントロールが行なわれ、北欧などではそれよりも周波数が高い415MHz(から868MHz)という周波数が設定されています。

またこのキーレスエントリー用の電波を発信するための電源としては電池が使用されており、この電池はキーレスエントリー用に特殊に造られている電池であることから、もし電池切れなどでリモコンが利かなくなった場合には「専用の電池」を買い求めるために奔走することになります。

キーレスエントリーの後付けの仕方

キーレスエントリーの後付けの仕方についてですが、一度車を購入した後、その車がキーレスエントリー用に設定されていない車だったとした場合に「後付けの形でキーレスエントリーを設定しよう」と言う際、「果たしてそれができるのか」という疑問が湧くことでしょう。

結論から言えば、キーレスエントリーは後付けでも十分取り付けることが可能です。ただしこの「キーレスエントリーを後付けする場合」の注意点として1点だけ留意する必要があり、それは「集中ドアロック機能が初めから設定されてあるかどうか」についてです。

集中ドアロックが設定されてある車であれば、キーレスエントリーを後付けで設定する際にもスムーズに行なうことができるでしょう。しかし、集中ドアロックが装備されていない車であれば、キーレスエントリーによってリモートコントロールでドアの開閉を行なった際、「1つのドアしか開閉できない」という状態に陥ります。

集中ドアロックの効果

先述で少しご紹介しましたが、集中ドアロックの効果(システム)というのは皆さんご存知のとおり、「1つのドアをロックした場合、他の1つないし3つのドアもすべてロックできる」という、「1つのドアロックから連動してロックできるシステム」のことを指します。

この集中ドアロックが初めから搭載されている車であれば、キーレスエントリーを後付けする場合でも「1つのドアロック用にキーレスエントリーを設定した場合、他のドアも連動してロック・開閉することが可能になる」という状態になりますが、集中ドアロックが取り付けられていなければ、この「連動してロック・開閉すること」ができません。

この場合には、まずこの集中ドアロックの搭載を終えた後でキーレスエントリーを設定する必要があり、この2段階の施工によって「従来の車から、キーレスエントリーを設定された車の装備」へと変更することができます。

キーレスエントリーの後付けの費用

さて、これまでご紹介してきました「キーレスエントリー設定」についてですが、一番気になるところは「キーレスエントリー用に車の設定変更する際、いったいどれくらい費用がかかるか」ということでしょうか。

キーレスエントリーを設定する場合にかかる費用は実にさまざまであり、安価の場合であれば「5,000円から6,000円程度」で、それなりに効果な設定にする場合(ドアロックシステムの大まかな変更などを含めて)であれば「20,000円から30,000円程度」になります(工賃込みの値段です)。

しかし、車両用オプション機能に関するあらゆる他の機材に掛かる価格を見てみると、そう「高額過ぎる」というほどでもないため、車所有者は現在でも多くの人がキーレスエントリーを設定する傾向が見られています。

キーレスエントリーの取り付け方法

キーレスエントリーの取り付け方法についてですが、これは素人がするには少し専門的な知識が必要になるため、可能であればオートバックスやディーラーなどの車専門業者に依頼することをします。

まず先述のように「キーレスエントリーを設定する前に集中ドアロック機能が付いているかどうか」を確認しておき、集中ドアロック機能が付いていない場合はまず「集中ドアロック機能を設定すること」が必須条件となります。しかしこれを回避する方法もあり、「ドアロックモーター(アクチュエーター)」を搭載すれば問題ないです。

具体的な取り付け方法は、「車内にリモコンの受信機を設定するため、ヒューズボックスから電源を引くこと」が必要で、さらに「アクチュエーターを運転席に設置し、キーレスエントリーと連動(同期)させること」が必要になります。

キーレスエントリーの電池交換の仕方

キーレスエントリーを設定する場合、その電波発信機となるカギにはあらかじめ「専用電池」が内蔵されており、この電池は車種部品メーカーなどをはじめ、オートバックスやあるいはガソリンスタンドなどでも市販されている場合があります。

この電池交換はとても簡単で、(一般的に)マイナスドライバーと新しい交換鵜用電池さえあればすぐに行なうことができます。マイナスドライバー用のキーレスエントリーが基本的に多くありますが、場合によってはプラスドライバー用の物もあるため、それは前もって確認しておきましょう。

キーレスエントリーの場合、事前に「あと電池残量がどれくらいあるか」を確認するサインがないため、単純に「リモコンの効きが悪くなった時点」で電池交換の検討をする形になります。

電池切れ

キーレスエントリー設定された車は、カギにあらかじめ内蔵された電池を使用して電波を飛ばし、それによってドアロック・開閉を行なうために当然「電池残量が消耗していく」という状況経過が見られます。

先述しましたように、キー用の電池が切れた場合には「新しい電池を用意しておき、マイナスドライバー(かプラスドライバー)でキーの電池交換用ボックスを開いて交換する」という作業が必要になり、この作業はテレビリモコンの電池を交換するのと同じくらい簡単にできるでしょう。

しかし問題点としては「出先で電池切れしてしまい、最寄りに新しい電池を購入できるお店がないとき」で、この場合はJAFなどの協力を求めることになります。そのため電池残量には常に注意することが大切で、必ず「予備の交換用電池」は持っておくようにしましょう。

キーレスエントリーの故障の際の症状と修理方法

キーレスエントリーの故障の際の症状と修理方法についてですが、キーレスエントリーの設計は実に精巧に造られているため、滅多なことで破損することはありません。しかし、外部からの刺激や、ずっと継続使用していることによって寿命などはあるため、その際の修理対応について知っておくことは大切です。

まずキーレスエントリーが破損したと考えられる場合は、「電池残量の確認」を行ないましょう。たいていリモコンが利かなくなる場合は電池がなくなった場合が多いです。電池残量がしっかり場合に故障と想定できる場合は、車自体のバッテリーの干上がりです。

車に設計された電子機器というのはすべて「バッテリーから引いた電源を元に使用している物」から、このキーレスエントリーの効きが悪くなった場合も車のバッテリーに問題があることになります。キーレスの電池交換、車のバッテリー交換、この2つがまず修理のステップとなります。

反応が悪い

先述に引き続き、キーレスエントリーそのものの設定が破損する場合もやはりあります。この場合は「キーレスエントリーの設定を確認し、そのシステム自体の修繕が必要」となるため、ディーラーや専門業者に修理を依頼するのがベターでしょう。

キーレスエントリー自体の送信機能が破損している場合の修理費用ですが、これは一般的に「10,000円から20,000円の間」で必ずできます。

しかし一般的に「キーレスエントリーの送信の反応が悪い」という場合は「電池残量が乏しい場合」がほとんですので、まず電池交換を検討するのがよいでしょう。また周囲の環境において「電波が飛び交っている地域」というのは「キーレスエントリーから送信される電波が妨害されること」もあるため、環境に配慮する必要もあります。

反応しないなど

「キーレスエントリーからの送信がまったく反応しなくなった」という場合のほとんどは、先述しましたように「電池残量が不足している場合」か「車のバッテリー交換が必要な場合」の2つに1つです。

それでもキーレスエントリーに取り付けられている送信機そのものが破損している場合もあるため、まず「電池交換しても直らない・バッテリー交換しても直らない」という状況を確認した上で、それでも直らない(送信機が反応しない)場合はディーラーや車専門店に行って「キーレスエントリーに設定されている送信機の確認・修理」を依頼しましょう。

キーレスエントリーを紛失した場合の対処法

これは従来型の車のキーをなくした場合と同じですが、とにかく「心当たりがある場所は、これまでたどってきた軌跡をもう一度たどって確認すること」が大事です。どうしても見付からない場合は、まず掛かり付けのディーラーがある場合はそのディーラーに連絡し、事情を説明した上で「新しいキーレスエントリーを設定してもらうこと」が必要です。

つまり、キーレスエントリー用のキーの合鍵を作ってもらうことになり、その合鍵を他に2~3本用意しておくことで、今後の紛失時の対処は間に合うでしょう。

掛かり付けのディーラーがない場合は、JAFなどに連絡して車をけん引してもらい、最寄りのオートバックスや専門店に車を持参し、そこで新しいキーレスエントリーを用意してもらうとよいでしょう。

キーレスエントリーの注意点

先述しましたように、まずキーレスエントリーを設定する際に注意すべき点は「必ず1つのキーだけではなく、2~3本くらいの予備キーを絶えず常備しておくこと」が大切で、1本のキーが破損したからと言って困ることのないよう配慮することが大事になります。

そしてこれも従来型の車の場合と同じですが、「インロックしてしまった場合(車のキーを車内に置き忘れたままでドアをロックしてしまった場合)」ですが、この場合にも合鍵を作っておき、それを絶えず常備しておくことで困窮を回避することができます。

さらに車のバッテリー状態を常に確認しておき、キーレスエントリー用の交換用電池も常備しておくことが大切で、いざと言うときのために常日頃からメンテナンスに配慮することが重要になります。

ドアロックした気分になる

またキーレスエントリーを設定した場合に実に多いのが、リモートコントロールでドアの開閉をした際に「ロックした気分になってしまう」ということです。従来のキーのように「確実にドアにキーを差し込んで回し、しっかりロックした」という確認ができないため、ただボタンを押してランプ点灯のサインだけで「ロックの確認」を行なうことになります。

このため、「機械の誤作動なども含め、本当にロックできたのかどうか」という確認の心を忘れてはいけません。理想的なキー・ロックの方法は「なるべく車を降りた時点でロックし、開閉しながらロックを確認した後で車を離れる」という方法になります。

キーを紛失したら大変

先でもご紹介しましたが、キーレスエントリーを設定した車の場合、そのキーを紛失してしまったら大変です。基本的にその場合のドアロック・開閉は「あらかじめ設定されている適合した周波数によってしか開閉できないようになっている」ため、必ずキーレスエントリーを設定された合鍵しか使用することはできません。

この場合もキーレスエントリーを設定されたキーの合鍵を作っておくことで、紛失時の困窮を回避することができますのでぜひ「合鍵の検討」をしておきましょう。バッテリー交換の必要よりもこの「キーを紛失した」という場合の方が非常に多いため、常に気を配っておくことが大切です。

合鍵を作るときの費用

キーレスエントリー用のキーの合鍵(スペアキー)の作成費用ですが、従来のキーであればかなり安価で作ることができますが(一般的に400円から500円程度で作成できます)、このキーレスエントリー用の合鍵となるとそれ以上にかなり高額となります。

このキーレスエントリー用のキーというのは「あらかじめ設定されるべき電子情報の設定や再登録に掛かる費用」などが含まれるため、安価の場合でも10,000円から15,000円、さらに高い場合は50,000円ほど掛かることもあります。

しかし、紛失時のことを想定するとやはりスペアキーの必要性は歴然ですので、ぜひこのスペアキー(予備キー)を常備しておくことは必要です。特に後付けでキーレスエントリー設定する場合には、この「スペアキーの購入費用」も検討視野に入れることをぜひ忘れないようにしましょう。

キーレスエントリーについて正確に理解しましょう

いかがでしたか。今回は「キーレスエントリーの仕組み・後付けの仕方・取り付け方法」と題して、「キーレスエントリーの仕組み・後付けの仕方・取り付け方法」をはじめ、「キーレスエントリー」に関するさまざまな詳細情報についてご紹介しました。

キーレスエントリーというのは「車のドアロック・開閉をリモートコントロールで行なうことができる」という次世代型の車両オプションとして認められていましたが、現代ではすでに多くの人が所有・利用している「日常的なオプション機能」となっています。

キーレスエントリーを設定するためには「車の内装を変更し、バッテリーから電源を引いてキーからの電波の送受信を設定し直すこと」になるため、しっかりとした専門的知識を取得することが大切です。

初回公開日:2018年05月16日

記載されている内容は2018年05月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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