九州のスキー場3|子供/安い
更新日:2024年09月16日
九州のスキー場3とは
九州というと温暖な気候の土地というイメージですが、実は九州にも3箇所もスキー場があるのをご存じでしょうか。こちらの記事では、九州にある3箇所のスキー場の中から、リーズナブルにスキーを楽しめるスキー場、近くに温泉がある九州のスキー場、お子様連れでも楽しめるスキー場などをご案内します。
まずは九州のスキー場の3をご紹介します。
九州のスキー場第3位 天山スキー場(佐賀県)
天山スキー場は佐賀県の中心部に位置する佐賀県佐賀市にあり、長崎自動車道の佐賀大和インターや多久インターから車で約30分、福岡市内からも約1時間でアクセス可能な九州のスキー場です。
コースは2本、リフトも2基とコンパクトなスキー場ですが、「スーパーレッドコース」は全長1,000m、最大斜度は22度と中級者〜上級者の方まで楽しむことができるコースとなっています。もう1つのコースである「オレンジコース」は全長600m、最大斜度は17度で、初級者〜中級者の方向けのコースです。
その他、ゲレンデの麓にはゲレンデデビューをされた方向けの「ブルーコース」があり、ボーゲンやキックターンの練習をすることができます。そり遊びもできますので、小さなお子様連れの方も安心して利用できます。
また、毎週土曜日限定となりますが、ナイター営業を実施しているのもポイントです。
九州のスキー場第2位 五ヶ瀬ハイランドスキー場(宮崎県)
熊本県との県境に近い宮崎県の西臼杵郡五ケ瀬町にある五ヶ瀬ハイランドスキー場は、九州随一のゲレンデを誇る天然雪のスキー場です。晴天時には阿蘇五岳や九重山をはじめ、祖母山・傾山といった九州の中央山地の大パノラマを楽しみながらスキーやスノーボードができる絶好のロケーションもポイントの1つです。
こちらもコース数は2つ、リフトは3基とコンパクトなスキー場ですが、初級者〜中級者の傾けのコース「パラダイスコース」内に、初めてスキーやスノーボードをされる方でも安心な初心者コースが新設され、早く滑りを上達したいという方にスキー場となっています。
幻のコース
また、五ヶ瀬ハイランドスキー場には、最長650m、最大斜度30度の変化に富んだ「幻のコース」がありますが、シーズン中、数日間のみ開放予定であることから、このようなユニークなコース名が付いています。そりや雪遊びができるファミリーゲレンデも併設されており、お子様やゲレンデデビューされる方から上級者の方まで、幅広い層の方が楽しめるスキー場です。
なお、こちらのスキー場は、福岡市内からは九州自動車道と一般道路を利用して約2時間20分、宮崎市内からも九州自動車道と一般道路を利用して約2時間半と、九州の主要都市からスキー場までのアクセスはあまり良くありません。
ただし、福岡・熊本・宮崎・鹿児島などといった九州各地発着で、往復のバス代とリフト1日券の料金込みで3,900円から利用できるバスツアーがありますので、長距離の運転を負担に感じる方はこうしたツアーを利用するのも良いでしょう。
九州のスキー場第1位 九重森林公園スキー場(大分県)
九重森林公園スキー場は、大分県と熊本県の県境に近い大分県玖珠郡九重町にある、約10万平方メートルの敷地を誇る九州最大級のスキー場です。
3基の通常のリフトの他、初心者の方でも安心して利用できる動く歩道タイプのリフトも備わっており、初心者の方から中級者、上級者の方まで楽しむことができる6本のコースがあります。1番のコースである「パノラマゲレンデ」からが標高1,300mの大パノラマを楽しむことができます。そり遊び専用の「なかよし広場」もあり、小学生未満は無料で利用可能です。
福岡市内からは大分自動車道と一般道を利用して約2時間程の場所にありますが、大分市内からは大分自動車道と一般道を利用して約1時間と比較的アクセスの良い場所にあるのもポイントです。
特徴別九州のスキー場とは
ここまで九州のスキー場3をご紹介しましたが、ここからは特徴別の九州のスキー場をご紹介します。
リーズナブルに楽しめる九州のスキー場とは
スキーやスノーボードを楽しむ上で、必ず発生するのがリフト代です。また、板やウエアを持っていない場合は、そのレンタル料金も発生します。
そこで、九州にある3箇所のスキー場のうち、リフト代が安いスキー場、レンタル料金が安いスキー場をそれぞれご紹介します。
リフト券の料金が一番安い九州のスキー場
上記でご紹介したスキー場のうち、最もリフト券の料金が安いのが五ヶ瀬ハイランドスキー場で、こちらは平日の1日券が大人4,000円で販売されています。土日祝日は大人5,000円と値上がりしますが、九州のスキー場の中では安い料金設定になっています。
ちなみに天山スキー場は、9時〜17時まで使用できる大人用の平日リフト1日券が5,000円、土日祝祭日は5,500円となっており、九重森林公園スキー場は大人の1日券が5,000円、土日祝祭日は7,500円です。
各スキー場ともに、回数券や4時間券などの販売も行っていますので、初心者の方や3〜4時間程度の滞在時間を予定されている方は、自分に合ったリフト券を購入されるのがです。
レンタル料金が一番安い九州のスキー場
スキー板やウエアなどのレンタル料金は、各スキー場ともに大きな差はありませんが、比較的安い価格設定となっているのが五ヶ瀬ハイランドスキー場です。
五ヶ瀬ハイランドスキー場でのレンタル料金の一例として、例えばスキーセット(板・ブーツ・ストック)とウエアのセットが大人で5,000円、スノーボードの場合もウエア込みで大人5,000円です。
九重森林公園スキー場の場合、スキーセットとウエアのセットが大人6,500円と高めの料金設定となっています。また、天山スキー場はウエアとのセット料金の設定がありませんが、大人用のスキーレンタルを利用する場合、スキーセットが3,500円、ウエア上下セットが2,200円となっていますので、計5,700円掛かります。
なお、各スキー場とも、グローブや帽子、ヘルメットは別料金となっていますので、レンタルを検討されている方は、料金ページをよく確認しておきましょう。
最南端にある九州のスキー場とは
最南端にある九州のスキー場といえば、九州のほぼ真ん中の位置にある宮崎県の五ヶ瀬ハイランドスキー場です。
九州、そして日本の最南端のスキー場とはいえ、最上部の標高は1,610mもあり、天然雪を楽しめるスキー場となります。また、最新の造雪機も導入しており、常にゲレンデのグッドコンディションをキープしている点も魅力的です。
なお、2018年は3月4日がゲレンデのクローズ予定日となっていますので、九州最南端にあるスキー場でスキーを楽しみたいという方は、お早めに計画を立てられることをします。
阿蘇にあるスキー場とは
九州の観光名所として有名な熊本県の阿蘇にも、以前は「阿蘇山スキー場」というスキー場が存在しました。今からちょうど50年前にあたる1968年に開業しましたが、慢性的な雪不足や、五ヶ瀬ハイランドスキー場などの開業により、業績が悪化し、2002年に閉鎖しています。
そのため、現在、阿蘇から最も近いスキー場は、有料道路経由で約1時間20分、一般道で行っても1時間半程度の距離にある九重森林公園スキー場です。
また、五ヶ瀬ハイランドスキー場も比較的阿蘇から近い場所にあり、有料道路を経由した場合で約1時間40分、一般道のみで行く場合でも約2時間でアクセス可能です。
冬でも観光が楽しめる
阿蘇といえば新緑のシーズンの草千里が特に有名ですが、冬の草千里は、標高の高い場所でしか見ることのできない樹氷を見られたり、「古閑の滝」という氷の滝も近くにあり、冬でも十分に観光を楽しむことができます。ぜひ、スキー場からお帰りの際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
九州のスキー場の近くにある温泉とは
九州には別府温泉をはじめ、数多くの温泉があります。スキー場併設の温泉はないものの、今回ご紹介している3箇所の九州のスキー場は、いずれも近くに温泉地があります。そこで、九州のスキー場の近くにある温泉をご紹介しましょう。
五ヶ瀬ハイランドスキー場(ごかせ温泉・高千穂温泉)
九州にある3箇所のスキー場の中で、温泉地からは比較的離れた場所にあるのが五ヶ瀬ハイランドスキー場です。
こちらのスキー場から一番近いのが「ごかせ温泉」という温泉で、九州にあるスキー場の中では、比較的温泉地まで離れているとご紹介しましたが、スキー場からは車で約40分の場所にあります。
また、九州の有名な観光スポットの1つである高千穂にも温泉がありますが、五ヶ瀬ハイランドスキー場から高千穂温泉までは車で1時間程度でアクセス可能です。
スキーをした後はゆっくり温泉を楽しむか、高千穂方面までもう少し足を伸ばしてみるか、行き先を考えるのも良いでしょう。
天山スキー場(古湯温泉・熊の川温泉)
天山スキー場からは車で30分も掛からない程近い場所に、「古湯温泉」「熊の川温泉」という温泉地があります。どちらの温泉も、天山スキー場のある佐賀市富士町という同じ町内にあり、約38度と温めの泉温と、とろっとした心地良い肌触りが特徴の温泉です。
宿泊施設の他、日帰り温泉を受け付けている施設もあります。
古湯温泉と熊の川温泉の2箇所の温泉地は、車であれば10分程で行き来できますので、スキー帰りに温泉巡りをしてみるのもです。
九重森林公園スキー場(筋湯温泉)
九重森林公園スキー場からは車で5分程と、九州にあるスキー場では一番近い場所にあるのが「筋湯温泉」です。
筋湯温泉は開湯から1,000年以上と長い歴史を誇る温泉です。温泉地の中心部にある共同浴場「うたせ大浴場」には、2mの高さから湯が落ちる18本のうたせ湯があることから、「日本でのうたせ湯」の異名を持つ温泉でもあります。
「筋湯」の名の由来は、筋肉の凝りをほぐす効能を持つことから来ており、スキーやスノーボードで凝った筋肉をほぐし、冷えた体を温めるのに最適な温泉となっています。
こちらの温泉も古湯温泉や熊の川温泉と同様に、日帰り入浴も可能です。
子供に九州のスキー場とは
子供がリーズナブルに楽しめる九州のスキー場
関東や甲信越エリアなどのスキー場と比べ、九州のスキー場は子供のリフト料金も高めの設定となっています。その中でも比較的リフト料金が安めに設定されているのが天山スキー場です。天山スキー場では、小学生未満の幼児は昼間に限りリフト料金が無料となっており、また、小学生・中学生は平日でも土日祝祭日でも3,000円で1日リフトを利用できます。
料金は事前の確認が必要
五ヶ瀬ハイランドスキー場では、平日であれば子供は2,800円と、天山スキー場より若干安いリフト料金となっていますが、3歳以上〜小学生までが対象のため、未就学児でも3歳以上であれば子供料金が発生し、中学生は大人料金が適用されることになります。
九重森林公園スキー場の場合、リフトを使用しない未就学児に限り、入場料は無料となっていますが、リフトを使用する場合は、未就学児・小学生とそれぞれ料金設定があり、また、五ヶ瀬ハイランドスキー場と同じく、中学生からは大人料金です。
お子様連れで九州にあるスキー場へ行かれる際は、ご自分の家族の場合、3箇所のスキー場ごとに、子供料金がどれくらいになるのか、事前に確認されることをします。
子供向けのサービスや設備が充実している九州のスキー場
九州にある3つのスキー場すべてに、家族で雪遊びやそり遊びを楽しむことができるファミリーゲレンデが設置されています。その中でも特徴があるのが五ヶ瀬ハイランドスキー場です。
九州にあるスキー場に限らず、ファミリーゲレンデはゲレンデの麓に設置されていることが多いですが、こちらのスキー場ではリフトで登った先にファミリーゲレンデがあり、スキーやスノーボードをされないお子様でも、絶景のパノラマを楽しむことができるのが大きなポイントです。
また、スキーやスノーボードを練習したいが、リフトの乗り降りが苦手、というお子様には、動く歩道のある九重森林公園スキー場がです。リフトのような高さがないので、高いところが怖いというお子様も安心できます。
九州でスキーを楽しもう!
九州のスキー場3をはじめ、特徴別の九州のスキー場や、子供にスキー場をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
スキー場の数は3つと少ないですが、素晴らしい景色を楽しめるコースがあるスキー場や、初心者の方が練習しやすいコースを増設したスキー場など、スキー場ごとにさまざまなポイントがあります。
また、近いところでスキー場から車で5分、遠いところでも約40分のところに温泉があり、スキー場帰りに温泉でのんびりできるのも、九州のスキー場のポイントです。
今シーズンは九州でスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
初回公開日:2018年01月06日
記載されている内容は2018年01月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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