Search

検索したいワードを入力してください

世界での最強の戦車3|日本軍/世界二次大戦

更新日:2024年01月18日

最近では、アニメ「ガールズアンドパンツァー」略して「ガルパン」で一気に認知層が増えたジャンル「戦車」。世界中古今東西さまざまな戦車がありますが、ミリタリー好きとしてもガルパンから入った人としても、「戦車の最強」気になりませんか?

世界での最強の戦車3|日本軍/世界二次大戦

世界最強戦車3

そもそも戦車とは、いわゆる装甲戦闘車両にあたります。戦線を突破することなどを目的とし、高い戦闘力を持っています。一般的に、攻撃面として代表されるのが、敵戦車を破壊できる火砲を搭載した旋回砲塔の装備です。そして、防御面として、大口径火砲をもってしても簡単に破壊されない装甲と、高い不整地走破能力を持っているのが特徴です。

そんな戦車の世界には、さまざまな種類がありますが、どの戦車が一番強いか、つまり「最強」なのか、という議題をミリタリー好きなら一度は考えたことがあるはずです。

最新の戦車も踏まえ、実地投入はされていないものの、性能だけでみれば過去の戦車にも引けをとらないであろう、近年の世界最強戦車3をご紹介します。

3位:アメリカ「M1エイブラムス」

アメリカ合衆国が開発した主力戦車です。

動力機関には、ガスタービンエンジンを採用していています。主砲に、51口径105mm ライフル砲M68A1を採用し、当時の最先端機器を使った高度な射撃管制装置を採用した事で、命より中率を高めています。この51口径105mm ライフル砲M68A1は、西側第2世代主力戦車の標準的な装備となっていたモノです。

従来のアメリカ産戦車と同じように、将来の改良を見込んだ余裕のある設計になっています。制式化後の仕様変更によって、44口径120mm滑腔砲M256をのせた「M1A1」や、更に改修を加えた第3.5世代主力戦車に分類される「M1A2」が現在でも運用されています。

湾岸戦争やイラク戦争などの実戦も経験している世界最高水準の戦車として、評価されています。

2位:韓国「K2ブラックパンサー」

大韓民国が「K1」の後継として開発中の、次期第3・5世代主力戦車です。「ブラックパンサー」のとおり「黒豹」という愛称で有名です。

2011年に配備する予定でありましたが、国産開発する予定だったエンジンと、トランスミッションに欠陥が次々見つかり、戦力化が長く遅れました。妥協の末、2014年3月から戦力化する予定とした一次生産分100両には、ドイツのMTU社製のエンジンと、こちらもドイツのRenk社製のトランスミッションを組み合わせた、ユーロパワーパックを採用することを決定しました。

1次生産以降の車両への搭載を目指して、国産エンジンの開発完了を引き続き目指す事を決定しています。

その将来性の高さから、最強「2位」となっています。

1位:ドイツ「レオパルト2」

西ドイツが開発した第3世代主力戦車です。

製造には、クラウス=マッファイ社を中心に複数の企業が携わっています。レオパルト2は、KFORとしてコソボに派遣されるのですが、実戦投入の機会がありませんでした。他の、実戦投入の機会がなかった戦車と同じく、実力は未知数とされています。ですが、改良型の「レオパルト2A6」の能力は、同世代の戦車の中でも高い水準にあるとされ、期待されています。

現時点で、この「レオパルド2」が性能だけで見た戦車の「最強」と位置付けられています。

日本陸上自衛隊の最強戦車「10式戦車TK-X」

日本の主力戦車で、10式戦車(ひとまるしきせんしゃ)と呼称します。TK-Xは「TanK-X」の省略です。装備化年度が「平成22年度(2010年度)」になることから「10式戦車」という名称が定められました。

日本陸上自衛隊が運用する国産戦車としては4代目となる戦車です。開発したのは、防衛省技術研究本部、試作・生産は三菱重工業が担当しました。戦闘力の総合化とともに、火力・機動力・防護力の向上、戦車自体の小型・軽量化などを達成しています。

2009年12月に実施された、防衛省装備審査会議において出動部隊の使用を認める評価がなされました。

戦争別最強戦車

第一次世界大戦から、使われ始めた戦車。じつは、第一次世界大戦前より各国で戦車と呼ばれる車輌の構想が持たれるようになっていました。技術的限界から実現されることはなかったのですが、戦争は技術と医療を躍進させるものでもあります。

例えば、巧妙に作られた塹壕線、機関銃陣地、有刺鉄線などによる「鉄条網」が施されることとなり、防御側の絶対優位の状況です。

例えば、生身で進撃する歩兵の損害は激しく、戦闘は膠着し、対峙する両軍は、互いに激しい砲撃を行ったため、両軍の陣地間にある無人地帯は土が荒れ果て、砲弾跡があちらこちらに残る不整地と化していて、初期の装甲車である装輪式車両の前進を阻んで進めない状況です。

さまざまな膠着状態の戦況を打破するべく、歩兵と機関銃を敵の塹壕の向こう側に送り込むために、新たな装甲車両が求められ、技術の進歩は加速しました。

注目したい戦車達

各戦場、各世代により「最強」という戦車は更新されていきます。その各世代、戦場において活躍した戦車もご紹介します。

第一次世界大戦での最強戦車

第一次世界大戦では、あくまでも「機関銃と塹壕の陣地を突破するための兵器」という側面が強いので、それを踏まえてご覧ください。

まず、代表的なのは、ゾウリムシのような造形の「マークⅠ型」と呼ばれる戦車です。オス型とメス型があり、状況により投入されていました。そのマークⅠ型から改良されたのが「マーク.Aホイペット」。改良され、いかにも戦車といわんばかりのゴテゴテした装備が特徴です。戦車というか、タンクと表現したほうがいい装備っぷりです。

「A7V」という盾のような見た目の戦車も活躍しました。十分に機関銃の弾を弾いていたそうです。「サン シャモン突撃戦車」も有名です。この辺から、前面装甲に傾斜をつけて、砲弾を逸らすなどのー的要素が加わってきます。

ちなみに、中身の構造は今でいう農業用トラクターのようなもので動いていました。初期から考え10年で物凄い進歩のスピードです。

戦車の基本形「ルノーFT-17」

そして第一次世界大戦で「戦車」としての基本形を整え、「最強」という地位に相応しいのは、末期に登場したフランスの「ルノーFT-17」という軽戦車が妥当です。塹壕突破用の戦車なので、第二次世界大戦ではその影は薄れてしまうのですが、歩兵支援用の戦車として改良を重ねながら活躍しました。

第二次世界大戦での最強戦車

第二次世界大戦で戦車は進化し過ぎたといったも過言ではありません。一次と二次では戦車の役割も運用も全然違うものになっています。一次は歩兵支援のみ重視されましたが、二次は多種多様で、巡航戦車、多砲塔戦車、豆戦車、歩兵戦車、軽戦車、中戦車、重戦車など駆逐戦車も開発され、素早く装甲貫徹能力を重視した大砲を積むのが標準化しました。

ドイツ製戦車「ティーガー戦車」

なかでも第二次世界大戦期の最強戦車として圧倒的な地位を持っているのが、ドイツの「ティーガー戦車」です。ナチス・ドイツで開発された重戦車です。制式名称は何度か変更されていて、最終的には「VI号戦車ティーガーE型」と呼ばれていました。

この戦車最大の特徴は主砲の「88mm高射砲」です。元々対空用に作られた砲なのですが、空へではなく、水平射撃による貫通力が評価されてたものなのですが、「有益なら、これを戦車に積んでしまおう」という発想により搭載された強力無比な代物です。

ドイツの戦車らしく、コストはかかるし、機動性は低いと問題はあったのですが、このティーガー戦車を恐れて連合国側は、「タイガー戦車を相手どる場合は、必ず3輌以上の戦車で迎撃する事」と警告を出していた程です。正面からの一対一で、この戦車に勝る戦車は当時存在しませんでした。

タイマンで戦うのだったら「最強」この「ティーガー2型」で、間違いありません。

ロシア製戦車「T-34」

そんなティーガー戦車を打ち破ったという戦車もまた、最強に近いといえます。

それが、独ソ戦において最も働きだった戦車「T-34」です。ティーガー戦車に砲撃戦で勝つことは難しかったようですが、ドイツ軍の中核を務めた4号戦車に対して、優位を保つことのできた戦車です。

この戦車の特徴は、簡単に量産ができ、また機動性に優れていたことです。一対一で勝てなくい、ならば多対一で勝てばいいという考え方を地で行く戦車です。当時、ソ連は人的資源が豊富でした。なので、損害数で上回っても戦術・戦略的な勝利を収めることは簡単でした。

劣悪な地形の下、ティーガー戦車が足を取られている中、多数のT-34が襲撃をかけるという局面も多々あった事でしょう。

「数で攻める」という戦い方で最強なのは「T-34」だといえます。

戦況を支えた特殊な戦車達

また、用途に応じた戦車として、偵察戦車、指揮戦車、火炎放射戦車、対空戦車、空挺戦車、架橋戦車、水陸両用戦車、地雷処理戦車、回収戦車、などが開発されました。これらのほとんどは、既存の戦車の車体や走行装置を利用して作られ、戦争に貢献しました。

最強ではありませんが、これらの戦車の活躍で「最強」の戦車達が心置きなく活躍できた、ということも忘れてはなりません。

国別最強戦車

色んな世代の戦車を紹介しましたが、各国にも特筆すべき戦車はあります、最強というには1歩劣るけれど、それでもその国で最強なのは確かであると自負されている戦車もご紹介します。

ドイツが誇る戦車達

第二次世界大戦で最強の名を欲しいままにした「ティーガー戦車」ですが、その他にもドイツには最強に届かないけれども強力な戦車があります。

当時ドイツ軍は、ソ連のT-34に対抗する新型戦車の開発に迫られていました。その結果、生まれたのが「パンター戦車」です。T-34と同様、傾斜装甲で防御力はより強化され、主砲は75ミリ70口の長大な径砲が採用されました。その結果、パンターの75ミリ長身砲は、1km離れたT34の装甲を撃ち抜くことができました。

しかし、何から何までドイツ式だったパンター戦車。スペックはいいのですが、複雑で量産がきかず、すぐに故障するというトラブルが発生します。歴史上最大の戦車戦「クルスクの戦い」でデビューしたパンター戦車ですが、故障が頻発し、ドイツ兵の信頼を失いました。

韓国軍の戦車

韓国が最強だと言っているのが、最強にも上がった「K2」という戦車です。

重量55tで55口径120mm滑腔砲で重量戦車とされる「K2」ですが、実はその改良前の「K1」が、当時なかなか活躍しきれませんでした。そこでK2の開発を始めたのが、1995年になります。最初の頃は、2011年に600輌くらいできているつもりだったのですが、上記の最強産キングにもあるように製作段階でトラブル続きでぐだぐだ状態になってしまいました。

性能では「最強」となっていますが、実際コンセプトが古く、ドイツ製のパワーパックを応急処置でつけている戦車です。

ソ連の戦車

ソ連の戦車開発は、菱形戦車、ルノーFTのコピーから始まり、かのドイツを震撼させた「T-34」にたどり着くのですが、そのなかでもソ連内で最強に近い戦車は登場します。

米国のクリスティー戦車を基に発展した、初期の主力「BT-5中戦車」。そのBT-5の性能をアップさせた「BT-7中戦車」も良い戦績を残しています。BT-7は、1930年代におけるソ連の主力戦車として、多くの戦場に姿を表しています。

また、既存の重戦車をベースにして、経験をもとに、新たに設計された「KV-1重戦車」も最強ではありませんが、強い戦車でした。

戦車は当時の最高技術の結晶!

最強の定義はいろいろあります。性能での最強はもちろんですが、戦術においての最強や、コスト面での最強という見方もできます。この以外でも、自分なりの最強を作ってみましょう。

初回公開日:2018年02月18日

記載されている内容は2018年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related