青森のスキー場5|レンタル
更新日:2024年09月19日
北国青森のスキー場のここが凄い!
夏は「ねぶた祭り」が有名な青森ですが、冬は本州最北の地ということで雪の多いところでもあります。また、雪質は気温が低いことから、北海道に負けず劣らずサラサラのパウダースノーで、ウインタースポーツを楽しむ人たちに喜ばれるスキー場がたくさんあります。
青森にあるスキー場は、主なところをあげると14か所、小さい所も入れると県内各地に24か所あります。それだけ青森に住む人たちにとっては、スキー場というのは身近な存在であり、子どもの頃から慣れ親しんできた場所でもあります。
地域によっては、小学校から冬にはスキー教室が行われていて、冬の体育の授業に組み込まれているところもあります。こういった恵まれた環境などによって、アルペンスキーやクロスカントリーなどの競技では、オリンピック選手を数多く輩出しています。
今回は、そんな青森の数あるスキー場の中で、ゲレンデ情報はもちろんアフタースキーや食の青森らしい美味しいものなどの情報も含めて、特徴別と総合的にみて特に5に入るスキー場をご紹介していきます。
まずは特徴別青森のスキー場情報!
スキーは、生涯を通じてできるスポーツであるということをご存知でしょうか。青森が誇るプロスキーヤーの三浦雄一郎さんの父親である三浦敬三さんは、99歳でモンブランのヴァレブランシュ氷河からスキー滑降をして、内閣総理大臣表彰を受けました。
スキーは、小さな子どもからご高齢の方まで、幅広く楽しめるスポーツです。そういったことからも、スキー場には初心者に優しい斜面があったり、上級者には満足できるスピードやスリル、雪質を味わえるといった要素が必要です。
そんな要素を兼ね備えた青森のスキー場はどこなのか、特徴別にスキー場をご紹介します。
世界も認めた雪質「八甲田スキー場」!
青森の雪質のいいスキー場といえば、まずここ「八甲田スキー場」でしょう。オーストラリアのスキー雑誌「Snow Action(スノーアクション)」の編集長オーウェン・プライスは、八甲田は世界の10にも入るくらいの雪質だと高く評価しています。
〈八甲田スキー場の基本情報〉
・住所:青森県青森市荒川字寒水沢1-12
・電話:017-738-0343
・営業期間:例年12月上旬~5月中旬(一部サマースキー可)
・営業時間:9:00 ~ 15:40
・コース:初級~中級2コース、中級~上級3コース
・リフト数:2
・駐車場:350台 無料
・アクセス(車):東北自動車黒石ICから35分、青森自動車道青森中央IC→国道103号を十和田湖方面へ19km
・その他:ゴンドラあり
コースは、ロープウェイ山頂駅が基本となっていて、地形を生かしたダイナミックなスキーと樹氷を楽しむことができます。もちろん初心者用のコースもありますが、中級~上級者クラスの人に特にしたいスキー場です。ロープウェー山頂駅にあるレストランの自家製カレーの『山頂カレー』が美味しいと評判です。
初心者にスキー場!
初心者から超初心者と、スキーをするのが初めてというキッズにしたいスキー場を2つご紹介します。
超初心者には「そうまロマントピアスキー場」
斜度が10~25度というなだらかな斜面のそうまロマントピアスキー場は、初心者用と中級者用の二つのコースがあります。宿泊施設の目の前にゲレンデがあり、コースの幅も広いことから、周りに気を遣わず滑れることも初心者にとっては嬉しいことでしょう。
〈基本情報〉
・住所:青森県弘前市水木在家字桜井44
・電話:0172-84-2020
・営業期間:12月23日~3月20日(予定)
・営業時間:平日10:00 ~ 17:00、土日祝・冬休み9:00~17:00、ナイター月水金土17:00~21:00
・コース:2コース⇒初級「コスモコース」、中級「アドベンチャーコース」
・リフト数:1(ペアリフト)
・駐車場:80台 無料
・アクセス(車):大鰐・弘前ICからアップルロードを経て約30分
・その他:スキー・ボード・ウエアなどのレンタルあり
初めての人には嬉しいスキー一式セットのレンタルや、緊張してガチガチになった筋肉をほぐしてくれる温泉施設もすぐ目の前ということで、初心者には特にしたいスキー場です。
スキー初めてのキッズには「岩木山百沢スキー場」
スキーに触ったことも履いたこともないといったお子さんにスキー場は、岩木山百沢スキー場です。スキーの装着から転んでも起き上がる、滑って止まるといったスキーの初歩を教えてくれる雪遊び体験やスクールなども開催しています。
〈基本情報〉
・住所:青森県弘前市百沢字東岩木山国有林32林班
・電話:0172-83-2224
・営業期間:12月23日~3月中旬頃(予定)
・営業時間:平日10:00~16:00、ナイター月木金土17:00~21:00(土日祝9:00からの時もあり)
・コース:5コース
・リフト数:4⇒ペアリフト3、ポニーリフト1
・駐車場:550台 無料
・アクセス(車):大鰐・弘前ICからアップルロード経由25km、弘前市内から県道3号線経由約15km、青森市内から国道7号線経由55km
・その他:スキー・ボード・ウエアなどのレンタルあり(シニア50歳以上はレンタル無料)
もちろん、大人の方用のスクールなども開催されています。また、シニア(50歳以上)の方はレンタルが無料になっています。スキーは、年齢を気にせず始められるスポーツです。この機会にぜひ始められてはいかがでしょうか。
ポニーリフトとは
モーターが付いた円盤と滑車の間にロープを渡したものをロープトゥといいますが、ポニーリフトはこれにT字の持ち手をつけたものをいいます。これにつかまって登り、滑って降りてきます。主に初心者用で、短い距離を滑るときに用いられています。
手ぶらでOK!レンタルできるスキー場は?
ウインタースポーツをするためには、まず準備しなければならないものが数多くあります。スキー板やスノーボード、靴やウエアなど一度に全部揃えるのはなかなか大変です。上級者ならまだしも、滑れるかどうかもわからないという初心者の方は、まずは用具からウエアまで初めは全てレンタルしてみるのもです。
初心者にスキー場で紹介した「そうまロマントピアスキー場」と「岩木山百沢スキー場」もレンタルできるスキー場でしたが、その他のところにもレンタルできるスキー場がありますので、主なところをあげて料金を比較しながらご紹介します。
主なスキー場のレンタル料金(一日)を比較!
スキー場名 | スキーセットおとな | スキーセットこども | スノーボードセット | ウエアおとな |
---|---|---|---|---|
まかど温泉 | 3,100円 | 2,600円 | 3,100円 | 3,100円 |
モヤヒルズ | 3,500円 | 2,000円 | 5,000円 | 4,000円 |
十和田湖温泉 | 3,500円 | 3,500円 | 3,500円 | 3,500円 |
大鰐温泉 | 3,500円 | 2,500円 | 4,000円 | 3,000円 |
八甲田 | 3,700円 | 2,700円 | 3,700円 | 3,700円 |
青森スプリング | 4,200円 | 2,500円 | 4,200円 | 3,200円 |
昨シーズンの主なレンタル料金はこのようになっていました。各スキー場によって、スキーだけウエアだけといったレンタルのしかたもあります。先にご紹介したそうまロマントピアスキー場のレンタル料金は、大人のスキー・スノーボードセットは2,300円、子どもは1,500円、ウエアの料金は大人2,500円、子どもは2,000円でした。
岩木山百沢スキー場は、大人のスキーセットは3,500円、スノーボードセットは4,000円、子どもはスキーセットは2,500円、スノーボードセットは3,000円、ウエアは大人3,500円、子ども2,500円となっていました。
もやがかかっていないスキー場は?
スキー場は、山の上に作られているところもあり、天候によってもやがかかって滑れないということもあります。青森のスキー場でそんな心配のあるスキー場といえば、八甲田スキー場でしょう。八甲田スキー場は、ロープウエイ山頂から滑るコースもあり、標高は1,324mあります。
八甲田スキー場以外のスキー場は、標高約500mぐらいのところがほどんどです。その結果、もやがかかっていないスキー場は、八甲田スキー場以外のスキー場ということになるでしょう。
青森のスキー場ならここが絶対!5のご紹介!
青森のスキー場は、それぞれに特徴もあってしたいスキー場ばかりですが、その中でも総合的に判断して特にスキー場5をお伝えします。
第5位 家族全員が楽しめる「まかど温泉スキー場」
青森のスキー場第5位は「まかど温泉スキー場」です。シニア&レディースDAYや、ファミリーDAYといった曜日ごとの割引リフト券があるという嬉しいサービスも充実しています。ここは、青森でも北の方に位置し、上質のパウダースノーが味わえます。さまざまな大会なども行われるコンディションのいいスキー場です。
また、小さな子どもが滑れるゲレンデや2kmに渡る林間コースは、中級や上級者にもがあります。天候のいい日には、陸奥湾の大パノラマを見ながら滑ることができる気持ちのいいスキー場です。
スキーの後は、近くにある温泉ホテルのヒバづくりの大浴場と露天風呂がです。雪に囲まれながら入る温泉は格別で、スキーで疲れた身体をほぐしてくれます。滑らなかった見守り組のお母さんにもきっと満足してもらえる温泉です。ぜひ、家族みんなでまかど温泉スキー場を訪れて、スキーと温泉を楽しんでください。
まかど温泉スキー場の基本情報
・住所:青森県上北郡野辺地町地続山1-1
・電話:0175-64-3138
・営業期間:12月中旬頃~3月中旬頃(予定)
・営業時間:9:00~21:00
・コース:5コース
・リフト数:4
・駐車場:800台 無料
・アクセス(車):東北道青森東ICから60分、JR野辺地駅から10分、三沢空港から60分
第4位 アクセス便利!青森市からも近い「モヤヒルズ」
市街から30分で行けるというアクセスのいいスキー場「モヤヒルズ」が、第4位のスキー場です。6つあるコースは、初心者から上級者まで楽しめるようになっています。
特にする点は、施設が充実していることがあげられます。場内には、ケビンハウス(宿泊施設)や温水プールなどもあります。建物「ヒルズクラブ」には、キッズルームやレストランなどもあり、小さなお子さん連れでも楽しめるスキー場です。
また、ナイタースキーもで、青森市の夜景を眺めながら滑るスキーは、ロマンチックな雰囲気を味わうことができます。
モヤヒルズの基本情報
・住所:青森県青森市雲谷字梨野木63
・電話:017-764-1110
・営業期間:12月上旬~3月末頃(予定)
・営業時間:通常9:00~17:00、ナイター16:30~21:00
・コース:6コース
・リフト数:6⇒ペア3、クワッド1、ロープトゥ2
・駐車場:800台 無料
・アクセス(車): 東北自動車道青森ICから約10km
・その他:託児所あり
第3位 樹氷が美しい「八甲田スキー場」
第3位は、世界に誇る雪質を持つ「八甲田スキー場」です。スキー場としては、初心者も楽しめるコースもありますが、中級から上級の腕前を持つスキーヤーやスノーボーダーには、きっと満足してもらえる一度は訪れて欲しいスキー場です。
雪質もさることながら、樹氷を間近に見ながら滑れるスキー場はそう多くはありません。標高が高いことから、ゴールデンウイークや一部の場所によってはサマースキーも楽しめるところも、他のスキー場にはあまりないことでしょう。青森が世界に誇れる八甲田スキー場に、ぜひ一度足を運んでみてください。
第2位 全国レベルの「大鰐温泉スキー場」
第2位は、全国レベルの大会が行われることもある「大鰐温泉スキー場」です。雪質は、スノーパウダーであることはもちろん、ファミリーから超上級者まで満足できる多彩なコースを兼ね備えたスキー場です。
コース整備もきちんとされていて滑りやすく、レンタルなどそのほかの設備も整っていて、初心者も本格派にもきっと満足してもらえるスキー場です。
スキー場の麓には、日帰り温泉施設もたくさんあり、温泉を利用して作られている「大鰐温泉もやし」は、シャキシャキした歯ごたえと味の良さで定評があります。スキーの後は、温泉と温泉もやしを使った大鰐ならではの味を楽しむことができるでしょう。
大鰐温泉スキー場の基本情報
・住所:青森県南津軽郡大鰐町大字虹貝字清川48-1
・電話:0172-49-1023
・営業期間:12月中旬頃~3月中旬頃(予定)
・営業時間:8:30~16:45
・コース:9コース
・リフト数:3
・駐車場:500台 無料
・アクセス(車): 東北自動車道大鰐弘前ICから約15分
第1位 本格的スキーリゾート「青森スプリング・スキーリゾート」
青森のするスキー場栄えある1位は「青森スプリングスキーリゾート」です。ここは、ウインタースポーツが盛んなニュージーランドのスノーボーダーマガジンにも掲載されているスキー場でもあります。
岩木山の北斜面にあるため、安定した降雪量と雪質の良さにも定評があり、深いパウダースノーを求める本格派たちも多く訪れるスキー場でもあります。ゲレンデの目の前には、リゾートホテル「ロックウッド・ホテル&スパ」があり、大浴場もあるこのホテルでアフタースキーも楽しむことができます。
それぞれに合ったコースで楽しむことができ、充実したアフタースキーも楽しめるという環境や設備共に整っているという点からみても、青森のスキー場の一番のは、ここ「青森スプリングスキーリゾート」だといえるでしょう。
※「青森スプリングスキーリゾート」は、運営する会社が変わったことにより2015年12月に「ナクア白神スキーリゾート」から現在の名称に改名されています。
青森スプリングスキーリゾートの基本情報
・住所:青森県西津軽郡鰺ヶ沢町高原
・電話:0173-72-1011
・営業期間:12月中旬頃~4月上旬頃(予定)
・営業時間:日中8:30~17:00、ナイター16:30~21:00
・コース:15コース
・リフト数:5⇒ペア2、クワッド2、ゴンドラ1
・駐車場:2,000台 無料
・アクセス(車): 東北自動車道大鰐弘前ICから60分、JR弘前駅から50分
ミリタリー好きに絶対したいスキー場!
最後に全国的にも珍しいスキー場をひとつご紹介します。それは、青森県下北半島にある「釜臥山(かまふせやま)スキー場」です。このスキー場は、釜臥山の斜面に作られたスキー場で、海からおよそ2kmしか離れていないことから、滑っているとまるで真下にある陸奥湾に飛び込むような感覚を味わうことができます。
また、その陸奥湾には護衛艦が停泊しているのを見ることができます。スキー場の真下は、海上自衛隊の基地になっています。そして、釜臥山山頂にある建物は、航空自衛隊の警戒管制レーダー、通称「ガメラレーダー」です。
「釜臥山(かまふせやま)スキー場」
このスキー場は、第1ゲレンデは上級者用、第2ゲレンデは初級者用になっています。そして、センターハウスの下にソリなどで遊べるキッズパークがあります。
〈基本情報〉
・住所:青森県むつ市大湊大川守44‐5
・電話:0175-24-1881
・営業期間:12月中旬頃~3月中旬頃(予定)
・営業時間:平日9:00~21:00(ナイターは16:00) 定休日なし
・コース:3コース
・リフト数:2
・駐車場:500台 無料
・アクセス(車):青森自動車道青森ICから約120分、八戸自動車道八戸ICから約150分
・その他:キッズパークあり(床が動くリフトあり)
ミリタリー好きには、きっとたまらないスキー場となることでしょう。近くにある「安渡館」ではミリタリーグッズを購入することもできます。趣味とスキーを一緒に味わいたい人には、スキー場です。
安渡館(あんどかん)のご紹介
釜臥山スキー場のすぐ近くに、明治や大正時代を感じさせる建物「安渡館(あんどかん)」という観光交流センターがあり、海軍グッズや海上自衛隊グッズなどを買うことができます。
また、館内のカフェテリア「憩(いこい)」では、数量限定の『大湊海自カレー』を食べることができます。海自カレーとは、海上自衛隊大湊地方隊所属の10部隊・艦船のカレーのことで、むつ市では市内10箇所でこのご当地カレーが食べられるようになっています。
ここ憩の海自カレーは「護衛艦はまぎり」のカレーとなっています。実際に護衛艦はまぎりの乗員が食べているのと同じものを味わうことができます。
青森のスキー場で滑れば上達間違いなし!
青森のスキー場の他と違うところは、ほとんどのスキー場で最高の雪質のパウダースノーが味わえるということでしょう。雪煙をあげながら滑ると、まるで自分がとても上手くなったようにさえ感じます。
コンディションのいいゲレンデで滑れば、きっと上達も早くなります。上級者はもちろん、スキーやスノーボードは初めてという人も、ぜひ自分に合いそうなスキー場を見つけて一度青森へ足を運んでみてください。
スキーを楽しんだ後のアフタースキーには、どこも温かい温泉と青森の美味しい食べ物がきっとみなさんを待っていることでしょう。
初回公開日:2017年11月18日
記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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